目の下のクマ、気になりますよね。「コンシーラーで隠してもすぐに浮いてくる」「疲れていないのに『疲れてる?』と聞かれる」など、クマがあるだけで顔の印象は大きく変わってしまいます。
クマ取り治療に興味はあるけれど、具体的な値段や費用がわからず、一歩踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
この記事では、クマ取り治療の種類ごとの詳しい費用相場から、保険が適用されるケース、そして気になる費用を賢く抑える方法まで、網羅的に解説します。
目の下のクマの種類と原因
一口に「クマ」と言っても、実はいくつかの種類があり、それぞれ原因が異なります。自分のクマがどのタイプかを知ることが、適切な治療法を選ぶための第一歩です。
ここでは、代表的な3種類のクマの特徴と、セルフケアの限界について解説します。
青クマの原因と見分け方
青クマは、目の下の皮膚が薄いために、その下にある血管(静脈)が透けて青黒く見える状態です。主な原因は血行不良で、睡眠不足、疲労、ストレス、体の冷えなどが引き金となります。
スマートフォンやパソコンの長時間利用による眼精疲労も、目の周りの血流を滞らせる大きな要因です。見分け方としては、目の下の皮膚を軽く引っ張ると色が薄くなる、または消えるのが特徴です。
日によって色の濃さが変わることもあります。
茶クマの原因と見分け方
茶クマの正体は、メラニン色素の沈着です。目をこする癖、メイクを落とす際の強い摩擦、紫外線ダメージなどが原因で、皮膚が炎症を起こし、メラニンが過剰に生成されてしまいます。
アトピー性皮膚炎などで目の周りにかゆみが出やすい方も、茶クマになりやすい傾向があります。皮膚を引っ張ってもクマの色が薄くならず、皮膚そのものに色がついているように見えるのが特徴です。
シミやくすみと似た性質を持っています。
黒クマの原因と見分け方
黒クマは、加齢によって目の周りの皮膚や筋肉(眼輪筋)がたるむことで生じます。
皮膚がたるむと、その下に影ができたり、本来は奥にあるはずの眼窩脂肪(がんかしぼう)が前に突き出してきて、そのふくらみが影を作ったりします。
これが黒クマの正体です。上を向いて鏡を見るとクマが薄くなる、または消える場合は黒クマの可能性が高いです。これは、上を向くと重力の影響が変わり、たるみが一時的に目立たなくなるためです。
主なクマの種類の比較
クマの種類 | 主な原因 | 見分け方のポイント |
---|---|---|
青クマ | 血行不良、睡眠不足 | 皮膚を引っ張ると薄くなる |
茶クマ | 色素沈着、摩擦 | 皮膚を引っ張っても変化しない |
黒クマ | たるみ、脂肪の突出 | 上を向くと薄くなる |
自分でできるセルフケアの限界
青クマであれば、ホットタオルで目元を温めたり、マッサージで血行を促進したりすることで、ある程度の改善が期待できます。茶クマには、美白成分配合のアイクリームや、紫外線対策が有効です。
しかし、黒クマの原因であるたるみや脂肪のふくらみを、化粧品やマッサージだけで根本的に解消するのは非常に困難です。また、間違ったセルフケアはかえって症状を悪化させる危険性もあります。
根本的な改善を目指すのであれば、美容クリニックでの治療を検討することが重要です。
【治療法別】クマ取りの値段相場一覧
クマ取り治療の値段は、治療法やクリニックによって大きく異なります。ここでは、代表的な治療法の費用相場を「切らない治療」と「切る治療」に分けて紹介します。
自分の予算や希望に合った治療法を見つける参考にしてください。
切らない治療法の値段
皮膚表面にメスを入れない「切らない治療」は、ダウンタイムが短く、手軽に受けやすいのが特徴です。
ヒアルロン酸注入やレーザー治療、そしてまぶたの裏側から脂肪を取り除く経結膜脱脂法などが含まれます。費用は比較的安価なものから、複数回の施術が必要なものまで様々です。
切る治療法の値段
皮膚を切開してたるみや脂肪を根本的に改善する「切る治療」は、より効果が高く、持続性も期待できます。下まつげの際などを切開する下眼瞼切開法(ハムラ法)などが代表的です。
手術であるため、値段は高くなる傾向にあり、ダウンタイムも長めに必要です。
主なクマ取り治療の費用相場
治療法 | 分類 | 費用相場(税込) |
---|---|---|
ヒアルロン酸注入 | 切らない治療 | 5万円~15万円 |
経結膜脱脂法 | 切らない治療 | 20万円~40万円 |
脂肪注入 | 切らない治療 | 25万円~50万円 |
下眼瞼切開法(ハムラ法) | 切る治療 | 35万円~60万円 |
裏ハムラ法 | 切る治療 | 40万円~70万円 |
なぜクリニックによって値段が違うのか
同じ治療法でも、クリニックによって値段に差があるのはなぜでしょうか。その理由は、医師の技術料、使用する機器や薬剤の品質、麻酔の種類、そして術後のアフターケアの内容などが異なるためです。
値段の安さだけで選ぶのではなく、サービスの内容や医師の実績などを総合的に見て、信頼できるクリニックを選ぶことが大切です。
切らないクマ取り治療の値段と詳細
ここでは、メスを使わない人気のクマ取り治療について、それぞれの費用相場、特徴、メリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
どの治療が自分のクマのタイプやライフスタイルに合っているかを考える材料にしてください。
経結膜脱脂法の費用相場と特徴
経結膜脱脂法は、主に黒クマの原因となる眼窩脂肪の突出を改善する治療です。下まぶたの裏側(結膜)を小さく切開し、そこから余分な脂肪を取り除きます。
皮膚の表面には傷が残らないため、傷跡が心配な方に人気です。費用相場は20万円から40万円程度です。脂肪の量や、必要に応じて行う脂肪注入などを組み合わせるかどうかで値段は変動します。
ヒアルロン酸注入の費用相場と特徴
ヒアルロン酸注入は、目の下のくぼみや影が原因のクマに有効です。ヒアルロン酸製剤を皮膚の下に注入し、くぼみを内側から持ち上げることで、クマを目立たなくします。
施術時間が短く、ダウンタイムもほとんどないのが大きなメリットです。
費用相場は1回あたり5万円から15万円程度ですが、ヒアルロン酸は時間とともに体内に吸収されるため、効果を維持するには定期的な再注入が必要です。
切らない治療の選択肢
治療法 | 適したクマの種類 | メリット |
---|---|---|
経結膜脱脂法 | 黒クマ(脂肪の突出) | 傷跡が残らない、効果が半永久的 |
ヒアルロン酸注入 | 黒クマ(くぼみ)、青クマ | 手軽、ダウンタイムが短い |
脂肪注入 | 黒クマ(くぼみ) | 定着すれば効果が長持ち、自然な仕上がり |
脂肪注入(自身の脂肪)の費用相場と特徴
脂肪注入は、太ももやお腹などから自身の脂肪を採取し、目の下のくぼんでいる部分に注入する治療法です。ヒアルロン酸と異なり、一度定着すれば効果は半永久的に持続します。
また、自分自身の組織を使うため、アレルギー反応のリスクが低いのも利点です。費用相場は25万円から50万円程度で、脱脂と同時に行うことが多い治療です。
レーザー治療の費用相場と特徴
レーザー治療は、主に青クマや茶クマの改善に用いられます。青クマに対しては、レーザーで血管に働きかけ、血行を促進します。
茶クマに対しては、色素沈着の原因であるメラニンに反応するレーザーを照射し、徐々に色を薄くしていきます。
1回あたりの費用は1万円から5万円程度と比較的安いですが、効果を実感するには複数回の治療が必要です。
切るクマ取り治療の値段と詳細
皮膚のたるみが強い場合や、より根本的な改善を望む場合には、切開を伴う外科的な治療が選択肢となります。ダウンタイムは長くなりますが、その分高い効果と持続性が期待できます。
ここでは代表的な2つの治療法を紹介します。
下眼瞼切開法(ハムラ法)の費用相場と特徴
下眼瞼切開法は、一般的に「ハムラ法」と呼ばれます。下まつげの生え際に沿って皮膚を切開し、突出している眼窩脂肪を、くぼんでいる部分へ移動させて固定する方法です。
脂肪をただ取り除くだけでなく、再配置することで目の下の凹凸を滑らかに整えます。同時に余分な皮膚を切除することも可能で、たるみと脂肪の両方を一度に改善できるのが大きな特徴です。
費用相場は35万円から60万円程度です。
裏ハムラ法の費用相場と特徴
裏ハムラ法は、経結膜脱脂法と同様に、下まぶたの裏側からアプローチする治療法です。結膜を切開し、そこから脂肪をくぼみへ移動させます。ハムラ法との大きな違いは、皮膚の表面に傷がつかない点です。
皮膚のたるみが少ないものの、脂肪の突出とくぼみが混在している方に適しています。費用相場は40万円から70万円程度と、ハムラ法より高額になる傾向があります。
切る治療法の比較
治療法 | アプローチ方法 | 費用相場(税込) |
---|---|---|
下眼瞼切開法(ハムラ法) | 皮膚側から切開 | 35万円~60万円 |
裏ハムラ法 | まぶたの裏側から切開 | 40万円~70万円 |
皮膚切除 | 皮膚側から切開 | 25万円~40万円 |
皮膚切除の費用相場と特徴
目の下のたるみが主で、脂肪の突出がそれほど問題ではない場合、余分な皮膚のみを切除する方法もあります。下まつげの際で皮膚を切開し、たるんだ皮膚を取り除いて縫合します。
ハムラ法のように脂肪の移動は行わないため、比較的シンプルな手術です。費用相場は25万円から40万円程度です。
クマ取り治療の値段は保険適用される?
「目の下のクマ取り治療に保険は使えるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。結論から言うと、ほとんどのケースで保険は適用されません。
しかし、例外的に適用となる場合もあります。ここでは、保険適用の可否について詳しく解説します。
美容目的の治療と保険適用
目の下のクマ取りは、一般的に「見た目をより良くする」ことを目的とした美容医療に分類されます。
日本の健康保険制度は、病気やケガの治療を対象としているため、美容目的の施術は保険適用外となり、費用は全額自己負担(自由診療)となります。
これは、クマがあることで直接的に健康が害されるわけではない、という考え方に基づいています。
眼瞼下垂など病気と判断される場合
ただし、目の下のたるみやふくらみが原因で、視野が狭くなる、まつげが眼球に当たる(逆さまつげ)などの機能的な問題が生じている場合は、話が別です。
例えば、上まぶたが垂れ下がる「眼瞼下垂」の治療は、視野障害という機能的な問題を改善するため、保険が適用されます。
同様に、目の下の状態が「眼瞼内反症」や「眼瞼外反症」といった病気と診断された場合には、その治療に保険が適用される可能性があります。
保険適用になるかの判断基準
保険適用になるかどうかは、医師が診察した上で、「日常生活に支障をきたす医学的な問題があるか」を判断基準とします。単に「見た目が気になる」という理由だけでは、保険適用は認められません。
医師の診断書が必要となる場合もあります。
保険適用の判断ポイント
分類 | 目的 | 保険適用の可否 |
---|---|---|
自由診療 | 美容(見た目の改善) | 不可 |
保険診療 | 病気の治療(機能の改善) | 可能(医師の診断による) |
まずはクリニックで相談を
自分の症状が保険適用の対象になるか気になる場合は、まず形成外科や眼科、あるいは保険診療も行っている美容クリニックで相談してみましょう。診察を受けなければ、正確な判断はできません。
ただし、多くの美容クリニックは自由診療のみを扱っているため、事前に保険診療に対応しているか確認することをおすすめします。
クマ取り治療の費用を安く抑える方法
全額自己負担となることが多いクマ取り治療。できるだけ費用を抑えたいと考えるのは当然です。
ここでは、正規の治療を受けながらも、費用負担を軽減するための具体的な方法をいくつか紹介します。
クリニックのモニター制度を活用する
多くの美容クリニックでは、施術前後の写真や動画、体験談などを広告やウェブサイトで使用させてもらう代わりに、通常よりも安い値段で治療を受けられる「モニター制度」を設けています。
割引率はクリニックや公開範囲によって異なりますが、30%~50%引き、場合によっては半額以上になることもあります。
顔の一部または全体が公開されることに抵抗がなければ、費用を大幅に抑えられる有効な手段です。
キャンペーンや割引を利用する
クリニックによっては、期間限定のキャンペーンや、特定の条件を満たすことで適用される割引(初回限定、友達紹介、SNS割引など)を用意している場合があります。
クリニックの公式サイトやSNSを定期的にチェックして、お得な情報を見逃さないようにしましょう。カウンセリング予約の際に、利用できるキャンペーンがないか問い合わせてみるのも良い方法です。
費用を抑える方法のメリット・デメリット
方法 | メリット | デメリット・注意点 |
---|---|---|
モニター制度 | 費用を大幅に削減できる | 写真等の公開が必要、審査がある |
キャンペーン | 手軽に割引を受けられる | 期間限定、対象施術が限られる |
複数院での比較 | 適正価格を把握できる | カウンセリング料がかかる場合がある |
複数のクリニックでカウンセリングを受ける
一つのクリニックだけですぐに決めてしまうのではなく、いくつかのクリニックでカウンセリングを受けることを強くおすすめします。
それぞれのクリニックで提示される治療法や見積もりを比較検討することで、自分の症状に対する適正な値段を把握できます。また、医師との相性やクリニックの雰囲気を確認する上でも重要です。
トータルコストで判断する重要性
提示された施術料金だけでなく、診察料、麻酔代、薬代、そして術後の検診やケアにかかる費用など、すべてを含んだ「トータルコスト」で判断することが大切です。
一見、施術料金が安くても、追加費用が次々とかさんで、結果的に高額になってしまうケースもあります。見積もりをもらう際には、どこまでの費用が含まれているのかを必ず確認しましょう。
- 施術料金
- 麻酔代
- 術後の薬代
後悔しないクリニック選びのポイント
クマ取り治療の値段や費用はもちろん重要ですが、それだけでクリニックを選ぶと後悔につながる可能性があります。
満足のいく結果を得るためには、信頼できる医師とクリニックを見つけることが何よりも大切です。ここでは、クリニック選びで失敗しないための重要なチェックポイントを解説します。
医師の実績と症例数を確認する
目の周りは非常にデリケートな部位であり、手術には繊細な技術が求められます。担当する医師が、クマ取り治療に関して十分な経験と実績を持っているかを確認しましょう。
クリニックのウェブサイトに掲載されている医師の経歴や、日本形成外科学会専門医などの資格の有無は一つの目安になります。また、症例写真が豊富に掲載されているかも重要な判断材料です。
自分と似たタイプのクマの症例を見て、仕上がりのイメージを確認しましょう。
カウンセリングの丁寧さで選ぶ
良いクリニックは、カウンセリングに時間をかけ、患者の悩みや希望をじっくりと聞いてくれます。
治療法のメリットだけでなく、デメリットやリスク、ダウンタイムについてもしっかりと説明してくれる医師は信頼できます。
こちらの質問に対して、専門用語を多用せず、分かりやすい言葉で丁寧に答えてくれるかどうかも見極めるポイントです。少しでも不安や疑問が残るようなら、その場ですぐに契約するのは避けましょう。
アフターフォロー体制が整っているか
施術が終わればそれで終わり、ではありません。
術後に何かトラブルがあった際や、不安なことが出てきた場合に、迅速かつ誠実に対応してくれるアフターフォロー体制が整っているかは非常に重要です。
術後の検診は無料か、24時間対応の緊急連絡先はあるか、保証制度はどのような内容かなど、具体的なサポート体制をカウンセリングの段階で必ず確認しておきましょう。
料金体系の明確さをチェックする
カウンセリングで提示された見積もりが明瞭であることは、信頼できるクリニックの条件です。
どの項目にいくらかかるのかが具体的に記載されており、後から不明瞭な追加料金を請求される心配がないかを確認します。
「〇〇一式」といった曖昧な表記ではなく、施術料、麻酔料、薬代などが個別に記載されている見積もりを提示してくれるクリニックを選びましょう。
クマ取りの値段に関するよくある質問
最後に、クマ取り治療の値段や費用に関して、多くの方が抱く疑問についてQ&A形式でお答えします。カウンセリングを受ける前の参考にしてください。
- 追加料金が発生することはありますか?
-
カウンセリング時に提示された見積もりに含まれていない費用が、後から追加で発生する可能性はあります。
例えば、当初予定していたよりも強い麻酔(静脈麻酔など)を希望した場合や、追加の薬が必要になった場合などです。
どのような場合に追加料金が発生する可能性があるのか、事前にしっかりと確認しておくことがトラブルを防ぐために重要です。
- カウンセリングだけでも費用はかかりますか?
-
多くの美容クリニックでは、初回のカウンセリングを無料で行っています。しかし、クリニックによってはカウンセリング料や初診料として数千円程度の費用がかかる場合もあります。
複数のクリニックを比較検討する際は、カウンセリングが有料か無料かを事前にウェブサイトなどで確認しておくと良いでしょう。
- 分割払いや医療ローンは利用できますか?
-
はい、ほとんどのクリニックでクレジットカードによる分割払いや、医療ローン(メディカルローン)の利用が可能です。
医療ローンは、信販会社が提供する医療費専用のローンで、通常のカードローンよりも金利が低い傾向にあります。
利用には審査が必要ですが、月々の負担を抑えながら治療を受けたい方にとっては有効な選択肢です。利用を検討している場合は、カウンセリング時に相談してみましょう。
- 安すぎるクリニックは避けるべきですか?
-
値段が相場よりも極端に安いクリニックには、注意が必要です。
安さの裏には、経験の浅い医師が執刀する、質の低い薬剤を使用している、アフターフォローが含まれていないなどの理由が隠れている可能性があります。
もちろん、企業努力によって低価格を実現している優良なクリニックも存在します。
値段だけで判断せず、本記事で紹介した「後悔しないクリニック選びのポイント」を参考に、医師の技術や実績、サポート体制などを総合的に評価して、慎重に決めることが大切です。
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