ひどい目の下のたるみの原因は複合的だった。脂肪・皮膚・筋肉にアプローチする根本治療

ひどい目の下のたるみの原因は複合的だった。脂肪・皮膚・筋肉にアプローチする根本治療

鏡を見るたびに気になる、目の下のたるみ。「疲れているように見える」「実年齢より老けて見られる」など、深刻な悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。

コンシーラーで隠そうとしても影ができてしまい、メイクがうまくいかない日もあるかもしれません。

実は、そのひどい目の下のたるみは、単一の原因ではなく、「脂肪の突出」「皮膚のゆるみ」「筋肉の衰え」という3つの要素が複雑に絡み合って生じています。

この記事では、なぜ目の下のたるみがひどくなってしまうのか、その根本的な原因を詳しく解説し、表面的なケアではない、原因に直接アプローチする治療法についてご紹介します。

目次

なぜ?ひどい目の下のたるみが現れる3つの根本原因

目の下のたるみは、単に年齢を重ねたからという理由だけで片付けられるものではありません。

目元の構造的な問題が関係しており、複数の原因が重なることで、たるみが「ひどい」と感じるレベルまで進行します。主な原因は「脂肪」「皮膚」「筋肉」の3つに分けられます。

加齢だけではない目の下のたるみ

多くの方が目の下のたるみを加齢現象と捉えていますが、実際には20代や30代の若い世代でも悩んでいる方は少なくありません。

もちろん、加齢は大きな要因の一つですが、それ以外にも骨格の構造、遺伝的な要因、さらには生活習慣なども深く関わっています。

特にスマートフォンやPCの長時間利用による目の酷使は、目周りの筋肉の緊張や衰えを招き、たるみを助長する一因となり得ます。

そのため、年齢に関わらず、誰にでも起こりうる問題として理解することが大切です。原因を正しく知ることで、適切な対策への第一歩を踏み出せます。

原因①【脂肪】眼窩脂肪の突出

目の下のたるみの最も大きな原因の一つが、眼窩脂肪(がんかしぼう)の突出です。眼球は、クッションの役割を果たす眼窩脂肪によって保護されています。

この脂肪は、通常、眼輪筋(がんりんきん)という目の周りの筋肉と、ロックウッド靭帯という組織によって支えられています。

しかし、加齢や目の酷使によってこれらの支持組織がゆるむと、眼窩脂肪が前方に押し出され、目の下にふくらみとして現れます。これが、たるみや影クマの正体です。

もともとの脂肪量や骨格によって、突出の度合いには個人差があります。

原因②【皮膚】コラーゲン減少によるハリ低下

目の下の皮膚は、顔の中でも特に薄くデリケートな部分です。厚さは頬の皮膚の3分の1程度しかなく、皮脂腺も少ないため乾燥しやすい特徴があります。

若い頃は、皮膚の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンが網目状の構造を保ち、肌にハリと弾力を与えています。

しかし、加齢や紫外線の影響でこれらの成分が減少・変性すると、皮膚の弾力が失われ、紙風船がしぼむようにゆるんでしまいます。この皮膚自体のゆるみが、たるみをさらに強調させる原因となります。

原因③【筋肉】眼輪筋の衰え

眼輪筋は、目の周りをドーナツ状に取り囲む筋肉で、まばたきをしたり、涙の循環を助けたりする重要な役割を担っています。この眼輪筋は、先述の眼窩脂肪を支える役割も果たしています。

しかし、他の筋肉と同じように、使わなければ衰えていきます。加齢や表情の変化の乏しさ、PC作業などでまばたきの回数が減ることなどが、眼輪筋の衰えにつながります。

筋肉の支持力が弱まると、眼窩脂肪を支えきれなくなり、前方に突出しやすくなるのです。皮膚のゆるみと脂肪の突出が同時に起こることで、ひどい目の下のたるみが形成されます。

【セルフチェック】あなたの目の下のたるみはどのタイプ?

ひどい目の下のたるみと一言でいっても、その原因によって見た目の特徴や適した対処法が異なります。

まずはご自身のたるみがどのタイプに当てはまるのかを把握することが、改善への近道です。簡単なセルフチェックで、主な原因を探ってみましょう。

鏡を使った簡単な見分け方

手鏡を用意し、顔を正面から見て、目の下の状態を確認します。次に、鏡を持ったまま顔を真上に向け、天井を見るようにしてください。

このとき、目の下のふくらみや影が目立たなくなった場合、そのたるみは「脂肪」が主な原因である可能性が高いです。脂肪が重力で元の位置に戻るため、ふくらみが軽減して見えます。

一方で、顔を上にしてもたるみの状態があまり変わらない、または細かなシワが目立つ場合は、「皮膚」のゆるみが主な原因と考えられます。多くの場合、これらの原因は複合しています。

脂肪が原因の「黒クマ・影クマ」タイプ

脂肪の突出が原因でできるたるみは、目の下にふくらみとその下の凹みが影を作り、「黒クマ」や「影クマ」と呼ばれます。このタイプは、ファンデーションやコンシーラーで色を隠すことが難しいのが特徴です。

照明の当たる角度によって目立ち方が変わり、特に上からの光の下では影が濃くなります。触ってみると、ふくらみに弾力があることが分かります。

年齢とともに支持組織がゆるむことで顕著になりますが、骨格によっては若い頃から目立つこともあります。

皮膚のゆるみが原因の「ちりめんジワ」タイプ

皮膚のハリが失われることが主な原因の場合、目の下に細かく乾燥したようなシワ、いわゆる「ちりめんジワ」が多数見られます。

ふくらみはそれほど目立たないか、もしくは脂肪によるふくらみと皮膚のゆるみが混在しています。

このタイプは、乾燥によって悪化しやすく、保湿ケアを徹底することで多少の改善が見られることもありますが、根本的な皮膚のゆるみをセルフケアだけで解消するのは難しいでしょう。

目を動かしたり、笑ったりした時にシワがより深くなる傾向があります。

目の下のたるみ タイプ別特徴

タイプ主な原因見た目の特徴
脂肪タイプ(影クマ)眼窩脂肪の突出ふくらみと凹みによる影、上を向くと目立たなくなる
皮膚タイプ(ちりめんジワ)皮膚のハリ・弾力低下細かいシワ、乾燥が目立つ、上を向いても変化が少ない
混合タイプ脂肪と皮膚の両方ふくらみと細かいシワが混在している状態

放置は危険?ひどい目の下のたるみがもたらす影響

目の下のたるみは、単なる美容上の問題だけでなく、人の印象を大きく左右し、放置することでさらに進行する可能性があります。

たるみがもたらす具体的な影響について理解しておきましょう。

見た目年齢が実年齢より上に見える

目の下のたるみやクマは、顔に疲れや老いの印象を与えてしまう最も大きな要因の一つです。

ハリのある目元は若々しさの象徴ですが、たるみによって影ができると、顔全体が暗く、重たい雰囲気になります。

その結果、自分では元気なつもりでも、周囲からは実年齢よりも年上に見られてしまうことが少なくありません。「5歳は老けて見える」と感じる方もいるほど、見た目年齢に与える影響は深刻です。

「疲れている?」「寝不足?」と誤解される

自分では体調が良く、十分に睡眠をとっているにも関わらず、職場や友人から「疲れてる?」「昨日寝てないの?」などと心配されることはありませんか。

これは、目の下のたるみが作る影が、疲労や寝不足のサインとして他人の目に映るためです。

こうした誤解が続くと、コミュニケーションにおいてストレスを感じたり、自分の容姿に自信が持てなくなったりすることもあります。

メイクでは隠しきれない影

たるみによる凹凸は、ファンデーションやコンシーラーを厚塗りしても、完全に隠すことは困難です。

むしろ、メイクを重ねることでシワの部分にファンデーションが溜まり、かえってたるみが目立ってしまうこともあります。

また、光の当たり方で影の濃さが変わるため、一時的に隠せたように見えても、場所や時間帯によってはすぐに目立ってしまいます。

メイクに時間と手間がかかるだけでなく、満足のいく仕上がりにならないことが、日々のストレスにつながります。

たるみが進行すると考えられる変化

現在の状態将来の予測考えられる影響
軽度のふくらみふくらみの増大、凹みの深化影が濃くなり、より疲れた印象に
ちりめんジワシワが深くなる、皮膚のゆるみが増すメイクがさらに困難になる
ふくらみとシワの混合たるみ全体の範囲が広がる顔全体の印象が大きく変わる

間違いだらけのセルフケア 逆効果になる可能性も

目の下のたるみを改善しようと、自己流でマッサージや高価な化粧品を試している方も多いでしょう。

しかし、間違ったケアは効果がないばかりか、かえってたるみを悪化させる危険性もはらんでいます。セルフケアの限界とリスクを正しく理解することが重要です。

マッサージによる摩擦のリスク

たるみを解消しようと、目の周りを強くこすったり、引っ張ったりするマッサージは非常に危険です。

目の下の皮膚は非常に薄くデリケートなため、強い摩擦は皮膚にダメージを与え、色素沈着(茶クマ)の原因になります。

また、皮膚を支えている微細な線維を傷つけ、さらなる皮膚のゆるみを引き起こす可能性もあります。

マッサージを行う場合は、専用のクリームやオイルで滑りを良くし、決してこすらず、優しく押さえる程度にとどめる必要があります。

高価なアイクリームの効果の限界

保湿成分やハリを与える成分が配合されたアイクリームは、乾燥による小ジワを目立たなくさせたり、今後のたるみを予防したりする効果は期待できます。

しかし、すでに突出してしまった眼窩脂肪や、大きくゆるんでしまった皮膚構造を、化粧品だけで元に戻すことはできません。

アイクリームはあくまで「保湿」と「予防」が主な役割であり、できてしまったひどいたるみに対する根本的な治療法にはならないということを理解しておく必要があります。

トレーニング器具の誤った使用法

眼輪筋を鍛えるためのトレーニング器具なども市販されていますが、これも使い方には注意が必要です。過度なトレーニングや間違った力の入れ方は、目の周りや額に余計なシワを刻む原因になりかねません。

また、眼輪筋を鍛えることで脂肪を支える力は多少向上するかもしれませんが、突出した脂肪そのものがなくなるわけではありません。セルフケアは、あくまで補助的なものと捉えるのが賢明です。

セルフケアの評価

セルフケアの種類期待できる効果注意点・リスク
マッサージ血行促進摩擦による皮膚へのダメージ、色素沈着、たるみの悪化
アイクリーム乾燥小ジワの改善、保湿脂肪の突出や皮膚のゆるみに対する根本的な改善は難しい
表情筋トレーニング筋肉の衰え予防間違った方法は新たなシワの原因になる、効果は限定的

根本治療へ 脂肪にアプローチする美容医療

セルフケアでは改善が難しいひどい目の下のたるみに対して、美容医療では原因に直接アプローチする根本的な治療が可能です。

特に、たるみの最大の原因である眼窩脂肪の突出に対しては、外科的なアプローチが有効な選択肢となります。

眼窩脂肪を取り除く「経結膜脱脂法」

経結膜脱脂法は、下まぶたの裏側(結膜)を小さく切開し、そこからたるみの原因となっている余分な眼窩脂肪を取り除く手術です。

皮膚の表面には一切傷がつかないため、傷跡が外から見える心配がありません。局所麻酔で行い、手術時間も比較的短いのが特徴です。

脂肪の突出が主な原因で、皮膚のたるみが少ない若い世代から中年層の方に適しています。

  • 皮膚表面に傷が残らない
  • ダウンタイムが比較的短い
  • 根本的な原因である脂肪を除去できる

脂肪を再配置して凹凸をなくす「ハムラ法」

ハムラ法は、突出している眼窩脂肪を取り除くのではなく、その脂肪を目の下の凹んでいる部分(ゴルゴラインなど)に移動させて平らにならす手術です。

脂肪の突出と凹みが混在している場合に適しており、滑らかで自然な目元を作ることができます。

皮膚のたるみが強い場合は、下まつげの生え際で皮膚を切開する「表ハムラ法(切開ハムラ法)」が選択され、余分な皮膚も同時に切除します。

皮膚のたるみが少ない場合は、経結膜脱脂法と同様にまぶたの裏側から行う「裏ハムラ法(経結膜ハムラ法)」が選択されます。

主な脂肪治療法の比較

治療法アプローチ方法主な適応
経結膜脱脂法まぶたの裏から脂肪を除去脂肪の突出が主で、皮膚のたるみが少ない方
裏ハムラ法まぶたの裏から脂肪を凹みへ移動脂肪の突出と凹みが混在し、皮膚のたるみが少ない方
表ハムラ法下まつげの際を切開し脂肪を移動、余分な皮膚も切除脂肪、凹み、皮膚のたるみが全て顕著な方

皮膚と筋肉に働きかける複合的な治療法

脂肪へのアプローチだけでなく、皮膚のゆるみや筋肉の衰えといった他の原因にも同時に対応することで、より満足度の高い結果を得ることができます。

単一の治療法に固執せず、複数の治療法を組み合わせる「コンビネーション治療」が注目されています。

皮膚のたるみを引き締めるレーザー治療

皮膚のゆるみが気になる場合、レーザーや高周波(RF)、高密度焦点式超音波(HIFU)などを用いた照射治療が有効です。

これらの治療は、皮膚の真皮層に熱エネルギーを加え、コラーゲンの生成を促進することで、肌の内側からハリを取り戻し、引き締める効果が期待できます。

外科手術に抵抗がある方や、ダウンタイムを短くしたい方に適しています。脱脂手術後の仕上げとして、皮膚の引き締めを行うこともあります。

主な照射治療の種類

種類エネルギー源特徴
レーザー光エネルギー肌の質感改善やタイトニング効果
高周波(RF)電気エネルギー真皮層のコラーゲン生成を促進し、ハリを出す
HIFU超音波エネルギー皮膚の土台となるSMAS筋膜に作用し、リフトアップ効果

ヒアルロン酸注入による凹みの改善

脱脂手術によって脂肪を取り除いた後や、加齢によって目の下の凹みが目立つ場合に、ヒアルロン酸を注入してボリュームを補う治療法があります。

凹んでいる部分をふっくらさせることで、目の下の段差を滑らかにし、影を目立たなくさせます。手軽に行える治療ですが、持続期間には限りがあり、定期的なメンテナンスが必要です。

また、注入する医師の技術力が仕上がりに大きく影響するため、経験豊富な医師を選ぶことが重要です。

筋肉の衰えに対するアプローチ

眼輪筋の衰えに対しては、直接的に筋肉を増強する医療行為は限られますが、複合的な治療によって間接的にサポートすることが可能です。

例えば、皮膚の引き締め治療は、皮膚と筋肉の間の結合を強化する助けになります。また、外科手術でたるみが改善されると、目元の筋肉が正常に働きやすくなることもあります。

日々のケアとして、意識的なまばたきや、目元に負担をかけない生活習慣を心がけることも、長期的な効果を維持するために大切です。

美容クリニック選びで失敗しないための重要ポイント

ひどい目の下のたるみ治療は、専門的な知識と高い技術を要します。満足のいく結果を得るためには、信頼できるクリニックと医師を選ぶことが何よりも重要です。

クリニックを選ぶ際に確認すべきポイントをいくつかご紹介します。

専門医のカウンセリングを受ける

まず、カウンセリングでは必ず医師が直接診察し、丁寧に説明してくれるクリニックを選びましょう。

カウンセラーやスタッフだけでなく、担当する医師自らがあなたの目元の状態を正確に診断し、どのような治療法が適しているのか、その理由を具体的に説明してくれるかが重要です。

あなたの疑問や不安に対して、真摯に耳を傾け、納得できるまで説明してくれる医師であれば、安心して治療を任せられるでしょう。

治療法の選択肢と説明の丁寧さ

目の下のたるみ治療には、これまで見てきたように様々な選択肢があります。

一つの治療法だけを強く勧めるのではなく、あなたのたるみの原因や状態、ライフスタイル、予算に合わせて、複数の治療法をメリット・デメリットを含めて公平に提示してくれるクリニックが理想的です。

治療によって期待できる効果だけでなく、起こりうるリスクやダウンタイムについても、隠さずにきちんと説明してくれる誠実な姿勢があるかを見極めましょう。

アフターケアと保証制度の確認

治療後の経過観察や万が一のトラブルに備えたアフターケア体制が整っているかどうかも、必ず確認してください。

治療後の診察は無料か、痛みや腫れに対する薬は処方されるか、緊急時の連絡先はあるかなど、具体的なサポート内容を事前に聞いておくと安心です。

また、クリニックによっては保証制度を設けている場合もあります。どのような場合に保証が適用されるのか、その範囲と期間についても確認しておきましょう。

クリニック選びのチェックリスト

チェック項目確認するポイント
カウンセリング医師が直接診察し、十分な説明時間があるか
治療法の提案複数の選択肢を提示し、リスク説明も丁寧か
医師の実績・専門性症例数は豊富か、専門医資格などを保有しているか
アフターケア体制術後の診察や緊急時の対応は整っているか

ひどい目の下のたるみ治療に関するよくある質問

治療中の痛みはありますか?

外科手術の場合は、局所麻酔や静脈麻酔を使用するため、手術中に痛みを感じることはほとんどありません。麻酔の注射の際にチクッとした痛みを感じる程度です。

術後は、処方される痛み止めでコントロールできる程度の鈍い痛みが出ることがあります。

レーザーや注入治療の場合は、麻酔クリームを使用したり、冷却しながら施術したりすることで、痛みを最小限に抑えます。

ダウンタイムはどのくらいですか?

治療法によって大きく異なります。経結膜脱脂法の場合、大きな腫れや内出血は1〜2週間程度で落ち着くことが多いです。完全に馴染むまでには1〜3ヶ月ほどかかります。

切開を伴うハムラ法の場合は、もう少し長いダウンタイムが必要です。

レーザーや注入治療は、ダウンタイムがほとんどないか、あっても数日程度の赤みや腫れで済む場合がほとんどです。

治療費用はどのくらいかかりますか?

目の下のたるみ治療は自由診療のため、クリニックや治療内容によって費用は様々です。一般的に、経結膜脱脂法で20〜40万円、ハムラ法で40〜70万円程度が目安となります。

レーザー治療やヒアルロン酸注入は、それよりも安価ですが、継続的な治療が必要な場合があります。

カウンセリングの際に、総額でいくらかかるのか、追加料金が発生する可能性はないかなどを、しっかりと確認することが大切です。

一度治療すれば再発しませんか?

脱脂法などで一度取り除いた脂肪が元に戻ることはありませんので、再発の可能性は低いと言えます。

しかし、加齢によって残っている脂肪が前に出てきたり、皮膚のたるみが新たに進行したりすることで、将来的にたるみが再度気になってくる可能性はあります。

長期的に良い状態を保つためには、紫外線対策や保湿などの日々のケアも重要です。

男性でも治療を受けられますか?

はい、もちろん受けられます。目の下のたるみは性別に関係なく起こる悩みであり、近年は男性の患者様も非常に増えています。

男性の場合、皮膚の厚さや骨格が女性と異なるため、男性の症例経験が豊富な医師に相談することをお勧めします。

ビジネスシーンでの印象を改善したいという目的で治療を受けられる方も多くいらっしゃいます。

参考文献

LIPP, Michael; WEISS, Eduardo. Nonsurgical treatments for infraorbital rejuvenation: a review. Dermatologic surgery, 2019, 45.5: 700-710.

DABBOUS, H., et al. Aging of the Orbit and Rejuvenation Options. In: Periorbital Rejuvenation: A Practical Manual. Cham: Springer International Publishing, 2020. p. 35-50.

PARK, Kui Young, et al. Treatments of infra-orbital dark circles by various etiologies. Annals of dermatology, 2018, 30.5: 522-528.

ROBERTS, Wendy E.; CHENG, Tsing. Neck Aging and Rejuvenation: A Balanced Approach to Assessment and Treatment. Dermatological Reviews, 2024, 5.3: e238.

CELIK, Tuba, et al. Effectiveness of comprehensive approach in rejuvenating the aging lower periorbita. International Ophthalmology, 2024, 45.1: 19.

TAO, Brendan K., et al. Periocular Aging Across Populations and Esthetic Considerations: A Narrative Review. Journal of Clinical Medicine, 2025, 14.2: 535.

LEVIT, Eyal; RABINOVICH, Alexander. Contouring Procedures of the Face: Handling the SOOF, the Nasojugal Fold, and the Infraorbital Hollowness. Procedures in Cosmetic Dermatology Series: Surgical Lifting E-Book, 2023, 138.

SAMIZADEH, Souphiyeh. Anatomy and Pathophysiology of Facial Ageing. In: Thread Lifting Techniques for Facial Rejuvenation and Recontouring. Cham: Springer International Publishing, 2024. p. 61-89.

SHERRIS, David A.; OTLEY, Clark C.; BARTLEY, George B. Comprehensive treatment of the aging face—cutaneous and structural rejuvenation. In: Mayo Clinic Proceedings. Elsevier, 1998. p. 139-146.

RESCUE, Lower Lid Retraction; CREASE, Upper Eyelid; HARTSTEIN, Morris E. ADVANCES IN COSMETIC SURGERY. Advances in Cosmetic Surgery, 2024: Advances in Cosmetic Surgery, 2024, E-Book, 2024, 7.1: 99.

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Dr.寺井美佐栄のアバター Dr.寺井美佐栄 ミサクリニック 六本木本院 院長

日本抗加齢医学会認定専門医。日本美容皮膚科学会、日本レーザー医学会、日本産業衛生学会専門医。
複数の大手美容皮膚科で10年以上の院長経験を経て、2022年9月にMiSA Clinic(ミサクリニック)を開業。YouTube等でも発信してきた、メスを使わずに”ナチュラルなキレイ”を引き出す技術には定評があり、ありがたいことに「SNSを見ました!」という方や、紹介・口コミ経由でたくさんのご相談を頂いてきました。皆様と共に、MiSA Clinicスタッフ一同、共に年を重ね、末永くお付き合いできる関係を目指して参ります。

資格
アラガン社ボトックスビスタ認定医
アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

目次