なぜ目の下の脂肪は前に出てくるの?眼球を支えるクッションの老化現象

なぜ目の下の脂肪は前に出てくるの?眼球を支えるクッションの老化現象

鏡を見るたびに気になる、目の下のふくらみ。「疲れている?」「老けて見える…」と感じるその原因は、実は目の下の脂肪が前に出てきているサインかもしれません。

この脂肪は、もともと眼球を守るクッションの役割を果たしています。しかし、加齢などの原因でその構造がゆるむと、前に押し出されてしまうのです。

この記事では、なぜ大切なクッションであるはずの脂肪が前に出てきてしまうのか、その詳しい原因と身体の中で起きている変化について、専門的な視点から分かりやすく解説していきます。

目次

鏡で気になる「目の下のふくらみ」の正体

ふと鏡を見たときや、写真に写った自分の顔を見て、目の下のふくらみが気になった経験はありませんか。

このふくらみは、単なるむくみや皮膚のたるみだと思われがちですが、多くの場合「眼窩脂肪(がんかしぼう)」という脂肪が原因です。

目の下のふくらみの正体は「眼窩脂肪」

目の下のふくらみ、通称「目袋」の正体は、眼球の周りにある眼窩脂肪です。

眼窩脂肪は、眼球が収まっている頭蓋骨のくぼみ(眼窩)の中に存在し、外部の衝撃から眼球を守るクッションのような役割を担っています。

この脂肪は、内側・中央・外側の3つの区画(コンパートメント)に分かれており、非常に柔らかい性質を持っています。

若々しく健康な目元では、この眼窩脂肪は奥に収まっていますが、何らかの原因で前方に押し出されると、皮膚の表面にふくらみとして現れます。

眼窩脂肪が果たす重要な役割

眼窩脂肪は、単にスペースを埋めているわけではありません。眼球という非常にデリケートな器官を、あらゆる方向からの衝撃から守るという重要な機能を持っています。

例えば、顔をぶつけたり、ボールが当たったりした際に、眼球に直接ダメージが及ばないように衝撃を吸収・分散させます。

また、眼球がスムーズに動くための潤滑油のような役割も果たしており、私たちの視機能を正常に保つために欠かせない組織の一つです。

眼窩脂肪の主な機能

機能役割詳細
保護機能衝撃吸収外部からの物理的な衝撃から眼球を守るクッション材となる。
支持機能位置保持眼球を正しい位置に安定させ、正常な眼球運動をサポートする。
潤滑機能円滑な動き眼球やまぶたの動きをスムーズにする働きを助ける。

なぜ本来あるべき位置から移動するのか

これほど重要な役割を持つ眼窩脂肪が、なぜ本来あるべき眼窩の奥から手前に押し出されてしまうのでしょうか。

その最大の原因は、眼窩脂肪を支えている周りの組織が、主に加齢によって衰えてしまうことにあります。

眼球の下には、眼窩脂肪をハンモックのように支える「ロックウッド靭帯」や、目の周りをドーナツ状に取り囲む「眼輪筋(がんりんきん)」という筋肉が存在します。

これらの組織がゆるんだり、衰えたりすると、柔らかい眼窩脂肪はその圧力に負けて、皮膚が薄い目の下へと押し出されてしまうのです。

目の下の脂肪が出てくる主な原因「加齢」

目の下の脂肪が前に出てくる最も大きな原因は、加齢による身体の変化です。年齢を重ねると、肌のハリが失われるだけでなく、身体の内部にある筋肉や靭帯といった支持組織も徐々に衰えていきます。

目元は特にその影響が現れやすい部分です。

眼球を支える組織のゆるみ

私たちの目元では、眼窩脂肪が前に飛び出してこないように、いくつかの組織が連携して支えています。その代表的なものが、眼輪筋とロックウッド靭帯です。

しかし、加齢に伴いこれらの組織の支持力が低下します。筋肉は徐々に衰えて薄くなり、靭帯は伸びて弾力を失っていきます。

この結果、ダムが決壊するように、今まで抑えられていた眼窩脂肪が前方に突出しやすくなります。これは自然な老化現象の一つであり、多くの人が経験する変化です。

肌のハリ・弾力の低下

加齢は、皮膚そのものにも大きな変化をもたらします。若々しい肌のハリや弾力は、真皮層に豊富に存在するコラーゲンやエラスチンによって保たれています。

しかし、年齢とともにこれらの成分は減少し、質も低下します。目の下の皮膚は顔の中でも特に薄くデリケートなため、この影響を非常に受けやすいのです。

ハリを失った皮膚は、内側から押し出される眼窩脂肪の圧力を支えきれず、ふくらみがより顕著に見えるようになります。

年齢による肌内部の変化

構成要素若い肌加齢した肌
コラーゲン豊富で規則正しい配列減少し、断片化・変性する
エラスチン弾力性に富む変性し、弾力を失う
ヒアルロン酸多く、水分を保持減少し、肌が乾燥しやすくなる

骨格の変化による影響

見落とされがちですが、加齢による骨格の変化も目の下の脂肪が目立つ原因になります。年齢を重ねると、骨密度が低下し、骨吸収が進むことで頭蓋骨も少しずつ縮小・変形します。

特に、眼球が収まっている眼窩は下方向や外側方向に拡大する傾向があります。眼窩が拡大すると、相対的に内部のスペースが広がり、眼球がやや下がり気味(眼球下垂)になります。

下がった眼球が眼窩脂肪を前方に押し出すため、ふくらみが助長されることがあります。

眼窩脂肪を支える仕組みと老化による変化

目の下の脂肪が前に出てくる現象を理解するためには、目元の内部構造と、老化によってそこで何が起こっているのかを詳しく知ることが大切です。

ここでは、眼窩脂肪を支える主要な組織に焦点を当てて解説します。

眼輪筋の衰えが脂肪を押し出す

眼輪筋は、目の周りを囲んでいる筋肉で、まばたきをしたり、目を閉じたりする際に使われます。この筋肉は、眼窩脂肪が前に出てこないように抑える「壁」のような役割も果たしています。

しかし、加齢やPC・スマホの長時間利用によるまばたきの減少などによって眼輪筋が衰えると、その筋力が低下します。

壁の強度が弱まると、内部からの圧力、つまり眼窩脂肪の圧力に耐えきれなくなり、脂肪が前方に押し出される原因となるのです。

ロックウッド靭帯のゆるみ

ロックウッド靭帯は、眼窩の下部で眼球と眼窩脂肪をハンモックのように支えている強靭な結合組織です。この靭帯がしっかりと張っていることで、眼球と脂肪は正しい位置に保たれます。

しかし、この靭帯も加齢によって徐々に伸び、ゆるんできます。

ハンモックの布が伸びてたるんでしまうと、上に乗っているものが沈み込むように、ロックウッド靭帯がゆるむと眼球が下がり、その結果として眼窩脂肪が前方に押し出されてしまいます。

目元の支持組織と加齢による変化

組織名主な役割加齢による主な変化
眼輪筋脂肪を抑える壁筋力低下、菲薄化
ロックウッド靭帯脂肪と眼球を支えるハンモック伸長、弾力性の低下(ゆるみ)
皮膚表面を覆いハリを保つ菲薄化、弾力性の低下

皮膚の菲薄化(ひはくか)

前述の通り、目の周りの皮膚は非常に薄く、その厚さは頬の3分の1程度しかありません。

加齢によって真皮層のコラーゲンなどが減少すると、この薄い皮膚はさらに薄く(菲薄化)、ペラペラな状態に近くなります。

皮膚自体のハリや厚みが失われると、たとえ内部の脂肪の突出が軽度であっても、そのふくらみが表面に現れやすくなります。

支持組織の衰えと皮膚の菲薄化が同時に進行することで、目の下のふくらみはより目立つようになるのです。

加齢だけじゃない?目の下の脂肪を悪化させる要因

目の下の脂肪が前に出てくる主な原因は加齢ですが、それ以外にもいくつかの要因が関係しており、症状の現れ方や進行の速さに個人差を生んでいます。

生活習慣や遺伝的な要素も無視できません。

遺伝的な骨格の特徴

生まれつきの骨格も、目の下の脂肪の目立ちやすさに影響します。

例えば、頬骨の位置が低い、あるいは平坦な骨格の場合、目の下の脂肪を支える土台が少ないため、ふくらみが目立ちやすくなる傾向があります。

また、眼窩が浅い骨格の人も、脂肪が収まるスペースが元々少ないため、少し脂肪が出てきただけでも目立ちやすいと言えます。

こうした遺伝的要因は、若いうちから目の下のふくらみが気になる原因の一つです。

  • 頬骨が低い、または平坦
  • 眼窩が浅い
  • 比較的、彫りが浅い顔立ち

長時間のPC・スマホ作業による眼精疲労

現代人にとって切り離せないPCやスマートフォンの長時間利用は、目元に大きな負担をかけます。画面を凝視している間は、まばたきの回数が通常時の半分以下に減ることが知られています。

まばたきは眼輪筋の運動であり、その回数が減ることは、眼輪筋の衰えにつながります。また、目の周りの血行不良を招き、むくみやくすみの原因にもなります。

むくみが加わると、脂肪のふくらみは一時的にさらに大きく見えることがあります。

眼精疲労が目元に与える影響

要因目元への影響結果
まばたきの減少眼輪筋の運動不足筋力の低下を助長する
同じ距離の凝視ピント調節筋の緊張目の周りの血行不良を招く
ブルーライト目への刺激、乾燥ドライアイや疲れの原因となる

睡眠不足や不規則な生活

睡眠不足やストレス、栄養バランスの偏りといった不規則な生活習慣は、全身の血行を悪化させ、肌のターンオーバーを乱す原因となります。特に目元は血行不良の影響が「クマ」として現れやすい部分です。

脂肪によるふくらみ(黒クマ)に、血行不良による青クマや色素沈着による茶クマが混在すると、より一層疲れた印象や老けた印象を与えてしまいます。

健康的な生活習慣は、目の下の悩みを深刻化させないための基本的な対策として重要です。

目をこする癖や間違ったスキンケア

花粉症やアレルギー、あるいは無意識の癖で目をゴシゴシとこする行為は、目元にとって大きなダメージとなります。

強い摩擦は、薄い皮膚を傷つけ、色素沈着(茶クマ)の原因になるだけでなく、皮膚を支えるコラーゲン線維にダメージを与え、たるみを助長します。

また、アイメイクを落とす際に力を入れすぎたり、保湿を怠ったりする間違ったスキンケアも同様に、目元の老化を早める原因となるため注意が必要です。

自分でできる?目の下の脂肪セルフチェック

ご自身の目の下のクマやふくらみが、脂肪によるものなのか、それとも他の原因(むくみ、色素沈着など)によるものなのか、簡単に見分ける方法があります。

原因を正しく知ることは、適切な対策を考える第一歩です。

上を向くとふくらみはどうなる?

最も簡単なセルフチェック方法の一つです。まず、顔を正面に向けた状態で鏡を見て、目の下のふくらみを確認します。

次に、顔は動かさずに、目線だけをゆっくりと真上に向け、天井を見るようにします。この時、目の下のふくらみが目立たなくなったり、平坦に近くなったりした場合は、そのふくらみが眼窩脂肪によるものである可能性が高いです。

眼球が上を向くと、脂肪が眼窩の奥に引っ込むために起こる現象です。

指で軽く押さえて確認する方法

もう一つの方法は、指で優しくふくらみを確認する方法です。目を閉じて、人差し指で下まぶたの骨の縁あたりを、ごく軽い力で圧迫します。

この時、ふくらみが一時的に引っ込んだり、ぷにぷにとした感触があったりすれば、それは脂肪であると考えられます。

ただし、この方法は非常にデリケートな目元を触るため、絶対に強く押さないように注意してください。あくまでも優しく触れる程度に留めましょう。

クマの種類と見分け方

クマの種類主な原因簡単な見分け方
黒クマ脂肪の突出・たるみ上を向くと薄くなる。影なので色はない。
青クマ血行不良皮膚を引っ張ると色が薄くなる。日によって濃さが違う。
茶クマ色素沈着皮膚を引っ張っても色が変わらない。

セルフチェック時の注意点

これらのセルフチェックはあくまで簡易的な目安です。実際には、黒クマ、青クマ、茶クマが複合的に現れているケースも少なくありません。

例えば、脂肪の突出(黒クマ)があり、その部分が血行不良(青クマ)を起こしている、あるいは長年の摩擦で色素沈着(茶クマ)も合併している、といった状態です。

正確な診断を求める場合は、自己判断に頼らず、専門の医療機関で医師の診察を受けることが大切です。

目の下の脂肪に対するセルフケアと限界

目の下の脂肪によるふくらみに対して、日々のセルフケアで何かできることはないかと考える方は多いでしょう。

いくつかのケアは症状の悪化を防いだり、見た目を一時的に和らげたりする助けになりますが、根本的な解決には至らないのが現実です。

血行促進でむくみをケアする

目元を温めることは、血行を促進し、むくみや青クマの改善に役立ちます。

蒸しタオルや市販のホットアイマスクを利用して、目の周りを優しく温めることで、筋肉の緊張がほぐれ、血流が良くなります。

これにより、目元の印象がすっきりとし、脂肪によるふくらみが少しだけ目立ちにくく感じられることがあります。

ただし、これはあくまでむくみに対するアプローチであり、脂肪そのものが減少するわけではありません。

眼輪筋トレーニングの効果

眼輪筋の衰えが原因の一つであるため、意識的に眼輪筋を動かすトレーニングも試みられています。

例えば、目を大きく見開いたり、強く閉じたり、あるいは目線を上下左右に動かすといった運動です。

これにより眼輪筋の衰えの進行を緩やかにする効果は期待できますが、一度前に出てしまった脂肪を元の位置に戻すほどの筋力を取り戻すことは非常に困難です。継続は力になりますが、過度な期待は禁物です。

  • 目をぎゅっと閉じて5秒キープ、その後ぱっと開く
  • 下まぶただけを意識して上に持ち上げる
  • 目線をゆっくりと大きく回す(右回り・左回り)

ハリを与えるスキンケア

レチノールやナイアシンアミド、ビタミンC誘導体など、肌のコラーゲン産生をサポートし、ハリを与える効果が期待できる成分を配合したアイクリームなどを使用することも有効です。

スキンケアによって皮膚のハリが向上すれば、脂肪のふくらみによる段差が多少なめらかに見える可能性があります。

しかし、これも皮膚表面からのアプローチであり、内部構造の変化によって突出した脂肪を根本的に解決するものではありません。

セルフケアと美容医療の比較

アプローチ目的限界
セルフケア悪化予防、一時的な緩和突出した脂肪自体はなくせない
美容医療原因の根本的解決費用やダウンタイムが必要

なぜセルフケアだけでは改善が難しいのか

セルフケアには限界があります。その理由は、目の下の脂肪の突出が、化粧品やマッサージでは届かない、皮膚の奥深くにある筋肉や靭帯といった「構造」の問題だからです。

一度伸びてしまった靭帯や、前に出てきてしまった脂肪は、外部からのケアだけで元の状態に戻ることはありません。

セルフケアは、あくまで現状維持や悪化のスピードを緩やかにするための補助的な手段と理解することが重要です。

根本的な改善を望むのであれば、その構造自体にアプローチできる美容医療を検討する必要があります。

根本的な解決を目指す美容医療という選択肢

セルフケアでの改善に限界を感じた場合、次なる選択肢として美容医療があります。

美容医療では、目の下の脂肪が突出している原因である内部構造に直接アプローチし、根本的な解決を目指します。どのような治療法があるのか、基本的な情報を知っておきましょう。

医療機関で受けられる治療法

目の下の脂肪に対する代表的な治療法には、脂肪を除去する方法や、脂肪を移動させて窪みを埋める方法などがあります。

どの治療法が適しているかは、個人の脂肪の突出度合い、皮膚のたるみ、骨格などによって異なります。医師が診察の上で、一人ひとりの状態に合わせた最適な治療法を提案します。

これらの治療は、原因となっている脂肪に直接働きかけるため、セルフケアでは得られない高い改善効果が期待できます。

クリニック選びで大切なこと

目の下の治療は非常に繊細な技術を要するため、クリニック選びは極めて重要です。まず、カウンセリングを丁寧に行い、こちらの悩みや希望を親身に聞いてくれる医師がいるかどうかを確認しましょう。

また、治療のメリットだけでなく、リスクやダウンタイムについてもきちんと説明してくれる誠実さも大切なポイントです。

症例写真などを参考にしつつ、そのクリニックや医師の経験と実績を十分に確認し、信頼できると感じた場所で相談することが、満足のいく結果につながります。

目の下の脂肪に関するよくある質問

目の下の脂肪は若い人でも出ますか?

はい、出ることがあります。主な原因は加齢ですが、遺伝的な骨格の特徴(頬骨が低い、眼窩が浅いなど)によって、10代や20代といった若い年齢から目の下の脂肪が目立つ方もいます。

また、長時間のスマホ利用やコンタクトレンズの長期装用などが、若年層における目元の老化を早める一因となる可能性も指摘されています。

目の下の脂肪と涙袋の違いは何ですか?

涙袋は、下まぶたのまつ毛のすぐ下にある、ぷっくりとしたふくらみです。これは眼輪筋という筋肉の一部が盛り上がってできるもので、笑顔の時などに特に顕著になります。

一方、目の下の脂肪(目袋)は、涙袋よりもさらに下方にできるふくらみで、眼窩脂肪が前に出てきたものです。

涙袋は若々しく魅力的な印象を与えるのに対し、目袋は疲れた印象や老けた印象を与えることが多いという違いがあります。

マッサージで脂肪をなくすことはできますか?

いいえ、マッサージで目の下の脂肪をなくしたり、元の位置に戻したりすることはできません。

目の下の皮膚は非常に薄くデリケートなため、強いマッサージは逆効果になる可能性があります。

摩擦によって色素沈着(茶クマ)を引き起こしたり、皮膚やそれを支える組織にダメージを与えてたるみを悪化させたりする危険性があります。

マッサージを行う際は、あくまで血行促進を目的とした、ごく優しい圧にとどめるべきです。

一度治療すれば再発しませんか?

適切に治療を行えば、長期的に良好な状態を維持することが期待できます。

治療では原因となっている脂肪を直接除去したり移動させたりするため、簡単に元の状態に戻ることは考えにくいです。

しかし、治療後も加齢による変化は続いていきます。

残った脂肪を支える組織がさらにゆるんだり、皮膚のたるみが進行したりすることで、将来的に再びふくらみが気になってくる可能性はゼロではありませんが、治療前の状態に完全に戻ってしまうことは稀です。

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この記事を書いた人

Dr.寺井美佐栄のアバター Dr.寺井美佐栄 ミサクリニック 六本木本院 院長

日本抗加齢医学会認定専門医。日本美容皮膚科学会、日本レーザー医学会、日本産業衛生学会専門医。
複数の大手美容皮膚科で10年以上の院長経験を経て、2022年9月にMiSA Clinic(ミサクリニック)を開業。YouTube等でも発信してきた、メスを使わずに”ナチュラルなキレイ”を引き出す技術には定評があり、ありがたいことに「SNSを見ました!」という方や、紹介・口コミ経由でたくさんのご相談を頂いてきました。皆様と共に、MiSA Clinicスタッフ一同、共に年を重ね、末永くお付き合いできる関係を目指して参ります。

資格
アラガン社ボトックスビスタ認定医
アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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