以前はなかった頬のゆるみやフェイスラインのぼやけに気づくと、ショックを受けてしまうものです。
頬のたるみはほうれい線やマリオネットラインを目立たせ、実年齢よりも疲れて見えたり、老けた印象を与えたりする大きな原因の一つです。
マッサージやエイジングケア化粧品を試しても、なかなか思うような変化を感じられないと悩む方も少なくありません。
この記事では、頬のたるみに悩む方へ向けて、その原因からセルフケアの限界、そして美容医療による効果的なリフトアップ術まで、専門的な観点から詳しく解説します。
頬のたるみが気になる瞬間
多くの方は、鏡を見た時、マスクを外した時、写真写りが変わったと感じた時、または「疲れてる?」と聞かれた時などにご自身の頬のたるみを意識し始めます。
鏡の中の自分にため息
朝の洗顔時やメイク中にふと鏡に映る自分の顔を見て、頬の位置が下がったように感じたり、口元の影が濃くなったように見えたりすると、気分が落ち込むことがあります。
特に、照明の当たり方によっては、たるみがより強調されて見える場合もあります。
マスクを外すことへの抵抗感
マスク生活が長くなったため、マスクで隠れている部分のケアを怠りがちになったり、表情筋を使う機会が減ったりしました。
その結果、マスクを外したときの自分の顔と、マスクをしているときのイメージとのギャップに驚き、「マスクを外したくない」と感じる人も増えています。
写真写りの変化
昔の写真と今の写真を見比べたとき、フェイスラインのシャープさや頬の高さが明らかに違うと感じる場合があります。
また、集合写真などで無防備な笑顔を撮られた際に、自分の頬のたるみ具合に愕然とするときもあるでしょう。写真という客観的な記録は、変化をシビアに映し出します。
「疲れてる?」と聞かれることが増えた
十分な睡眠を取り、体調は悪くないはずなのに、周りから「疲れているの?」「何かあった?」と心配されることが増えたなら、それは頬のたるみが原因かもしれません。
たるみによって生まれる影が、疲労感や不機嫌さを印象付けてしまうのです。
なぜ頬はたるむの?主な3つの原因
頬のたるみは単一の原因ではなく、複数の要因が複雑に絡み合って起こります。
主に「皮膚」「筋膜(SMAS)」「筋肉・脂肪」という、顔の異なる層で同時に進行する老化現象が原因です。
皮膚の弾力低下(コラーゲン・エラスチン)
皮膚の真皮層には、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンといった線維が存在します。
しかし、加齢や紫外線の影響(光老化)によって、これらの線維は質が低下したり減少したりします。弾力を失った皮膚は重力に逆らえなくなり、徐々に下垂していきます。
これが皮膚表面のゆるみ、つまり「たるみ」として現れます。
支える土台(SMAS筋膜)のゆるみ
皮膚の下には、皮下脂肪と筋肉の間にある「SMAS(スマス)筋膜」という薄い膜状の組織があります。
SMAS筋膜は、皮膚と筋肉をつなぎとめ、顔の組織全体をハンモックのように支える重要な土台です。このSMAS筋膜も加齢とともにゆるんで伸びてしまいます。
土台がゆるむと、その上にある皮下脂肪や皮膚も一緒に支えを失い、頬全体が大きく下垂する原因となります。
表情筋の衰えと皮下脂肪の変化
顔の筋肉(表情筋)も体の筋肉と同じように、使わなければ衰えていきます。表情筋が衰えると、その上にある皮下脂肪や皮膚を支える力が弱まります。
また、加齢によって皮下脂肪は、こめかみや頬の上部などでは減少し、頬の下部やあご下などでは増えたり重力で下がってきたりします。
この脂肪の分布バランスの変化も、頬のたるみを悪化させる要因です。
たるみの主な原因と特徴
| 原因の層 | 主な要因 | 現れやすい変化 |
|---|---|---|
| 皮膚(表皮・真皮) | コラーゲン・エラスチンの減少、質の低下(加齢・紫外線) | 肌のハリ不足、小じわ、毛穴の開き |
| SMAS筋膜 | 加齢による組織のゆるみ、伸び | 頬全体の大きな下垂、ほうれい線、フェイスラインの崩れ |
| 筋肉・脂肪 | 表情筋の衰え、皮下脂肪の減少・下垂・偏在 | 口角の下がり、マリオネットライン、頬のくぼみ |
放置しないで!頬のたるみが進行すると…
頬のたるみは一度始まると自然に元に戻るのは難しく、放置すると時間の経過とともに進行していきます。
初期の段階で対処しないと、見た目の印象はさらに大きく変わってしまいます。
ほうれい線が深くなる
頬のたるみが進行すると、まず目立ってくるのが「ほうれい線(鼻唇溝)」です。頬の脂肪(メーラーファット)が下垂し、口元の皮膚との境界線にくっきりと溝を作るためです。
最初は浅いシワでも、たるみが進むにつれて深く刻まれた「線」となり、元に戻らなくなります。
マリオネットラインの出現
さらにたるみが進行すると、口角からあご先に向かって伸びる「マリオネットライン」が現れます。
口角下の脂肪が下がり、フェイスラインの組織もゆるむと、まるで腹話術の人形の口元のような影ができてしまいます。これは、ほうれい線よりもさらに老けた印象を与えやすいサインです。
フェイスラインがぼやける
頬全体を支えていた組織がゆるみ、脂肪が下垂してあご周辺に溜まると、シャープだったフェイスラインがぼやけてきます。
あご下のたるみ(二重あご)と合わさって顔と首の境界が曖昧になり、顔全体が大きく、重たい印象になってしまいます。
たるみの進行ステップ
| 進行度 | 主な症状 | 印象 |
|---|---|---|
| 初期 | 毛穴が涙型に開く、浅いほうれい線 | 「少し疲れている?」と感じる程度 |
| 中期 | ほうれい線がくっきりする、頬が下がる | 疲労感、実年齢より上に見られる |
| 後期 | マリオネットライン出現、フェイスラインの崩れ | 不機嫌そう、老けた印象が定着 |
セルフケアで頬のたるみは改善できる?
マッサージや化粧品などのセルフケアは、たるみの「予防」や「悪化の抑制」には役立ちますが、すでにゆるんだSMAS筋膜や下垂した脂肪を持ち上げるのは難しく、根本的な改善には限界があります。
マッサージや美顔器の効果
顔のマッサージや美顔器は血行やリンパの流れを促進し、一時的にむくみを取る効果が期待できます。むくみが取れるとフェイスラインがすっきりし、たるみが改善したように感じるケースもあります。
しかし、これらは皮膚の表面的な働きかけであり、すでにゆるんでしまったSMAS筋膜や、減少したコラーゲンを根本的に元に戻すことはできません。
化粧品(エイジングケア)でできること
エイジングケアを目的とした化粧品には、レチノールやビタミンC誘導体、ペプチドなど、肌のハリをサポートする成分が含まれているものがあります。
これらの化粧品は主に「皮膚」の層に働きかけ、肌の潤いを保ち、コラーゲンの生成を助け、たるみの「予防」や「悪化のスピードを緩める」ことには役立ちます。
しかし、すでにたるんでしまった頬を、化粧品だけで持ち上げるのは困難です。
セルフケアの限界と注意点
セルフケアは、あくまで「予防」と「現状維持の補助」と考えるのが賢明です。
たるみの根本原因であるSMAS筋膜のゆるみや、表情筋の衰え、脂肪の下垂といった構造的な変化は、セルフケアで解決できません。
むしろ、誤ったセルフケアはたるみを悪化させる危険性もはらんでいます。
セルフケアの注意点
- 強すぎるマッサージ(皮膚を伸ばし、線維を傷つける)
- 長時間の美顔器使用(肌への負担)
- 保湿ケアの不足(乾燥による弾力低下)
間違った力の入れすぎは皮膚を無理に引っ張り、新たなシワやたるみの原因になりかねません。セルフケアを行う際は、肌を摩擦しないよう優しく行いましょう。
頬のたるみを美容医療で「取る」という選択肢
セルフケアでは満足のいく変化が得られない場合、美容医療による「たるみ治療」が効果的な選択肢となります。
近年の美容医療は、より安全に、より自然な仕上がりを目指す治療が増えており、多くの方が頬のたるみを取り戻すために活用しています。
美容医療が注目される理由
美容医療が注目される最大の理由は、その「効果の明確さ」です。
たるみの根本原因である皮膚の奥深く、SMAS筋膜、あるいは皮下脂肪といった層に、医療機器や薬剤を用いて直接働きかけます。
セルフケアでは届かない領域に作用しながら、見た目にも明らかなリフトアップやハリの改善をもたらします。
「切る」治療と「切らない」治療
かつてのたるみ治療は、皮膚を切開して引き上げるフェイスリフト手術(切る治療)が主流でした。
しかし現在では、メスを使わずにリフトアップを目指す「切らない」治療が飛躍的に進歩しています。
HIFU(ハイフ)、糸リフト、注入治療、高周波(RF)治療など、ダウンタイム(施術後の回復期間)が短く、日常生活への影響が少ない治療が人気を集めています。
主な治療法の比較
| 治療法 | 主な特徴 | ダウンタイム |
|---|---|---|
| 切らない治療 | HIFU、糸、注入、高周波など。傷跡が残らない。 | ほぼ無い〜数日程度 |
| 切る治療(フェイスリフト) | 皮膚を切開し、SMAS筋膜を引き上げる。効果を実感しやすい。 | 数週間〜数ヶ月 |
自分に合う治療を見つけることが大切
切らないたるみ治療には多くの種類があり、それぞれ得意とする層やたるみの状態が異なります。
「HIFUが人気だから」といった理由だけで選ぶのではなく、ご自身のたるみの原因や程度、生活スタイル、予算などを考慮し、適した治療法を医師と相談して見つけることが満足のいく結果への近道です。
頬のたるみを取る代表的な美容医療
頬のたるみ治療には、土台を引き締める「HIFU(ハイフ)」、物理的に引き上げる「糸リフト」、ハリを出す「高周波(RF)」、ボリュームや肌質を改善する「注入治療」など、様々な切らない治療法があります。
HIFU(ハイフ)によるリフトアップ
HIFU(高密度焦点式超音波)は、超音波の熱エネルギーをピンポイントでSMAS筋膜に照射する治療です。熱によってSMAS筋膜を収縮させ、土台から頬のたるみを引き締めます。
また、真皮層にも熱を加えるため、コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を高める効果も期待できます。
皮膚の表面には傷をつけずに、深い層に働きかけられるのが最大の特長です。
HIFU(ハイフ)の概要
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 主な作用 | SMAS筋膜の熱収縮、コラーゲン増生 |
| 適したたるみ | SMAS筋膜のゆるみ、フェイスラインのもたつき |
| ダウンタイム | ほぼ無し(赤みや軽い腫れが出る場合あり) |
糸リフト(スレッドリフト)で引き上げる
糸リフト(スレッドリフト)は、コグ(トゲ)のついた医療用の溶ける糸を皮下に挿入し、たるんだ組織を物理的に引き上げる治療です。
メスを使わずに、下垂した頬の脂肪や皮膚を元の位置に戻せます。即時的なリフトアップ効果を実感しやすいのが特徴です。
また、挿入された糸の刺激によって周辺のコラーゲン生成が促され、長期的なハリ感アップにもつながります。
糸リフト(スレッドリフト)の概要
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 主な作用 | 組織の物理的な引き上げ、コラーゲン増生 |
| 適したたるみ | 頬全体の脂肪の下垂、ほうれい線、マリオネットライン |
| ダウンタイム | 数日〜1週間程度(腫れ、内出血、引きつれ感など) |
注入治療(ヒアルロン酸・プロファイロ)
注入治療は、薬剤を注射してたるみを改善する手軽な治療です。
ヒアルロン酸注入では、たるみによってくぼんだ部分(頬の上部やこめかみなど)にボリュームを補ったり、リフトアップに必要なポイントに注入したりして顔全体のバランスを整え、たるみを目立たなくさせます。
一方、プロファイロのような次世代型のヒアルロン酸製剤は、皮膚自体を再構築(リモデリング)させ、肌のハリや弾力を根本から改善して自然なたるみ改善を目指します。
主な注入治療
- ヒアルロン酸(ボリュームアップ、リフトアップ)
- プロファイロ(皮膚の再構築、ハリ改善)
- ボツリヌストキシン(広頚筋の緊張緩和によるフェイスライン引き締め)
高周波(RF)治療
高周波(RF)治療は高周波の電磁波を皮膚に流し、その抵抗熱によって真皮層のコラーゲンを収縮させ、即時的な引き締め効果をもたらす治療です。
また、熱刺激による創傷治癒の反応を利用して、長期的にコラーゲンの新生を促します。
HIFUよりも浅い層(主に真皮層)に働きかけるため、皮膚表面のゆるみやハリ不足が気になる方に適しています。
あなたの「たるみタイプ」は?自己診断と治療のミスマッチを防ぐ
美容医療で頬のたるみを取りたいと思っても、やみくもに治療を受けるのはおすすめできません。
なぜなら、たるみの原因は人それぞれ異なり、その原因に合った治療を選ばなければ期待した効果が得られない場合があるからです。
チェック1|皮膚のゆるみタイプ
皮膚そのものの弾力が失われているタイプです。紫外線ダメージを多く受けてきた方や、乾燥肌の方に多く見られます。
このタイプは、皮膚のハリを取り戻す治療が中心となります。
チェック2|脂肪の下垂タイプ
もともと頬に脂肪がつきやすい方や、加齢で脂肪が下垂してきたタイプです。頬が重力に負けて下に落ち、ほうれい線やマリオネットラインが目立ちます。
このタイプは、脂肪を引き上げる、あるいは減らす取り組みが必要です。
チェック3|筋肉・筋膜の衰えタイプ
表情筋の衰えや、土台であるSMAS筋膜がゆるんでいるタイプです。顔全体が締まりなく、ぼんやりとした印象になります。
このタイプは、土台となる深い層からの引き締めが重要です。
たるみタイプ別セルフチェック
| チェック項目 | 皮膚ゆるみタイプ | 脂肪下垂タイプ |
|---|---|---|
| 指で頬をつまむ | 皮膚だけが薄く伸びる | 厚みのある脂肪が一緒につまめる |
| 鏡で顔を傾ける | 顔を傾けると皮膚がたるむ | 傾けてもあまり変わらない |
| 主な悩み | 小じわ、毛穴の開き | ほうれい線、ブルドッグ顔 |
※上記は一例です。実際には「筋肉・筋膜の衰えタイプ」はセルフチェックが難しく、専門医の診断が必要です。
混合タイプと治療の組み合わせ
実際には、これらの原因が一つだけという方は稀で、多くが複数の要因を併せ持つ「混合タイプ」です。
混合タイプの例
- 皮膚のゆるみ + SMAS筋膜のゆるみ
- 脂肪の下垂 + 皮膚のゆるみ
例えば、「皮膚のゆるみ」と「SMAS筋膜のゆるみ」が混在している場合、HIFUで土台を引き締めつつ、高周波(RF)治療やプロファイロで皮膚のハリも改善するといった、コンビネーション治療が非常に効果的です。
自分のたるみがどのタイプで、どのような治療の組み合わせが適しているのかを知るためには、たるみ治療の経験が豊富な医師による正確な診断が何よりも大切です。
施術を受ける前に知っておきたいこと
たるみ治療を受ける前には、期待できる効果と持続期間、ダウンタイムやリスク、そして信頼できるクリニックの選び方について事前にしっかりと確認しておきましょう。
期待できる効果と持続期間
選ぶ治療法によって、期待できる効果の現れ方や持続期間は異なります。例えば、糸リフトは直後からリフトアップを実感しやすいですが、HIFUは効果が最大になるまでに1〜3ヶ月程度かかります。
また、どの治療も永久に効果が続くわけではありません。持続期間の目安(例:HIFUは半年〜1年、糸リフトは1〜2年など)を理解し、定期的なメンテナンスが必要な場合があることも承知しておきましょう。
ダウンタイムやリスクの確認
「切らない」治療であっても、ダウンタイムやリスクがゼロではありません。
HIFUであれば赤みや鈍痛、糸リフトであれば腫れや内出血、引きつれ感、注入治療であれば内出血などが起こる可能性があります。
どの程度の期間、どのような症状が出る可能性があるのか、万が一、強い症状が出た場合のクリニックの対応なども事前にしっかり確認すると安心につながります。
信頼できるクリニックの選び方
満足のいくたるみ治療を受けるためには、技術と知識を持った医師がいる、信頼できるクリニックを選ぶことが最も重要です。
価格の安さだけで選ぶのではなく、以下の点をチェックしましょう。
クリニック選びで重視したいポイント
| チェック項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 医師の経験・実績 | たるみ治療の症例数は豊富か、専門知識を持っているか |
| カウンセリング | 医師が直接診察し、丁寧に悩みを聞き、治療法を提案してくれるか |
| リスク説明 | 良いことばかりでなく、リスクやデメリットもきちんと説明してくれるか |
| 費用 | 料金体系が明確で、見積もり以外の追加費用が発生しないか |
特に重要なのはカウンセリングです。ご自身の希望をしっかり伝え、医師の説明に納得できるかどうかを見極めてください。
頬のたるみ治療に関するよくある質問
頬のたるみを取るためには、HIFUや糸リフト、注入療法などが効果的です。より進行してしまったたるみには、フェイスリフトが良い選択肢となるでしょう。
ただし、フェイスリフトのような切る治療はダウンタイムも長くなりがちです。
まずは切らない治療を検討し、医師と相談しながら自分の原因に合った方法でたるみを改善していきましょう。
- 痛みはありますか?
-
治療法によりますが、痛みを最小限にする工夫をしています。
例えば、HIFUはチクチクとした熱感や骨に響くような感覚、糸リフトや注入治療は局所麻酔を使用しますので、針を刺す際の痛みはあります。
痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの方が我慢できる範囲です。
痛みに弱い方には、麻酔クリームや笑気麻酔など、痛みを和らげる方法も用意していますので、カウンセリング時にご相談ください。
- 1回で効果は出ますか?
-
多くの治療で1回でも変化を実感いただけます。特に糸リフトは、施術直後から物理的に引き上がっているのを確認できます。
HIFUや高周波、プロファイロなどは施術直後の引き締め効果に加え、そこから時間をかけてコラーゲンが増えていくため、1〜3ヶ月後に効果のピークを感じる方が多いです。
たるみの程度やご希望の仕上がりによっては、複数回の治療や、他の治療との組み合わせをおすすめする場合もあります。
- 施術後すぐにメイクはできますか?
-
治療内容によって異なります。HIFUや高周波治療は皮膚の表面に傷ができないため、施術直後からメイクが可能です。
糸リフトや注入治療は注射針の跡が残るため、当日はメイクを控えていただくか、針穴を避けてメイクしていただくようお願いしています。詳しい内容は、施術ごとにお伝えします。
- 効果はどれくらい続きますか?
-
効果の持続期間は、治療法や使用する機器、薬剤、そして個人の体質や生活習慣によって差があります。
目安として、HIFUは半年〜1年、糸リフトは1〜2年程度、ヒアルロン酸は種類によりますが半年〜2年程度です。
これらの治療は効果が完全に消える前に定期的にメンテナンスとして受けていただくと、より良いたるみ予防につながり、良い状態を維持しやすくなります。
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