ハイフの種類を比較!効果・値段・特徴で選ぶあなたに適した方法とは

ハイフの種類を比較!効果・値段・特徴で選ぶあなたに適した方法とは

「たるみを改善したい」とハイフ(HIFU)治療を調べ始めたものの、種類の多さに驚き、どれが自分に合うのか分からずお困りの方も多いようです。

ハイフは機種によって効果の現れ方や得意な部位、痛みの感じ方や費用が異なります。間違った選択をして後悔しないためには、それぞれの特徴を正しく理解することが重要です。

この記事では、医療ハイフの基本的な知識から主要な機種の比較、そしてあなたのたるみのタイプに合わせた選び方まで、専門的な観点から分かりやすく解説します。

目次

ハイフ(HIFU)とはどんな治療法か

ハイフ(HIFU)とは、超音波の熱エネルギーを皮膚の深層部に集中させて照射し、メスを使わずにたるみを引き上げる治療法です。

「高密度焦点式超音波」を意味し、その技術は虫眼鏡で太陽光を集める原理に似ています。この熱エネルギーを利用して、たるみの根本原因であるSMAS筋膜に働きかけます。

皮膚の土台「SMAS筋膜」に直接働きかける

顔のたるみは皮膚だけでなく、その下にある皮下脂肪やSMAS(スマス)筋膜と呼ばれる組織がゆるむために生じます。

SMAS筋膜は皮膚の土台ともいえる重要な部分で、ここがゆるむと皮膚全体が下垂してしまいます。

ハイフは従来の手術でしかアプローチできなかったこのSMAS筋膜に、メスを使わずに熱エネルギーを届け、引き締められます。

熱によってダメージを受けた組織は、修復しようとする創傷治癒の働きでコラーゲン生成を活発にし、肌にハリと弾力を与えます。

コラーゲン生成を促しハリのある肌へ

ハイフの熱エネルギーはSMAS筋膜だけでなく、真皮層にも作用します。

真皮層には肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンが存在しますが、加齢とともにこれらは減少・変性します。

ハイフで真皮層に熱を加えると、熱変性を起こしたコラーゲンが収縮し、即時的な引き締め効果をもたらします。

さらに、その後の創傷治癒過程で新しいコラーゲンが長期間にわたって生成されるため、肌の内側からハリが生まれ、たるみの改善や予防につながります。

メスを使わない手軽なたるみ治療

ハイフ治療の大きな魅力は、外科的な手術をしなくてもたるみを引き上げられる点です。

皮膚の表面を傷つけないためダウンタイムがほとんどなく、施術後すぐにメイクをして帰宅できます。

効果の実感には個人差がありますが、多くの方が施術直後から引き締まりを感じ、約1〜3ヶ月かけてコラーゲンが再構築されるため、さらにリフトアップ効果が高まります。

手軽に本格的なたるみケアを始めたい方に適した治療法です。

なぜハイフには種類があるのか?目的とターゲット層の違い

ハイフに多くの種類が存在するのは、機種ごとに超音波の照射方式やエネルギーを届ける深さが異なり、様々な肌の悩みや治療目的に対応するためです。

例えば、リフトアップに特化したものや、脂肪減少を得意とするものなどがあります。

照射方式による効果の違い

ハイフの超音波の照射方式は、主に「ドット式」と「リニア式」の2種類に分けられます。それぞれ熱の加え方が異なり、得意とする効果も変わってきます。

多くの機種では、これらの照射方式を切り替えられます。

照射方式による特徴の違い

照射方式特徴主な効果
ドット式点状にピンポイントで高い熱エネルギーを照射する。SMAS筋膜の引き締め、リフトアップ
リニア式線状(リニア)に広範囲へ熱を加え続ける。脂肪細胞の溶解、ボリュームダウン

ターゲットの深さ(カートリッジ)の違い

ハイフは、カートリッジと呼ばれる先端部分を交換すると、超音波を届ける深さを調整できます。

皮膚の構造は表皮、真皮、皮下組織、そしてSMAS筋膜と層になっており、悩みの原因がある層に的確にエネルギーを届けるのが重要です。

例えば、1.5mmのカートリッジは浅いシワ、3.0mmはコラーゲン生成、4.5mmはSMAS筋膜の引き締めといったように深さに応じて役割が異なります。

機種による得意分野と痛みの差

各メーカーが開発するハイフ機種は、超音波の出力設定、焦点の正確性、冷却機能の有無など、独自の技術を搭載しています。

その結果、リフトアップ効果の持続期間や脂肪溶解の効果、そして施術中の痛みの感じ方に差が生まれます。

例えば、高いリフトアップ効果を追求する機種は痛みを伴いやすく、痛みを軽減する技術を搭載した機種はマイルドな効果になる傾向があります。

ご自身の優先順位に合わせて機種を選ぶと良いでしょう。

医療ハイフとエステハイフの決定的な3つの違い

医療ハイフとエステハイフの決定的な違いは、「出力パワー」「施術者の専門性」「安全性とトラブル対応」の3点です。

医療ハイフは高出力で効果を実感しやすく、有資格者が施術するため安全性が確保されていますが、エステハイフは低出力で効果が限定的です。

エステサロンで行われる「エステハイフ」は、2024年6月以降、厚生労働省の通達により事実上禁止されています。

出力パワーと効果の持続性

医療ハイフとエステハイフの最も大きな違いは、機械の出力パワーです。

医療機関で扱うハイフは医師や看護師といった医療資格者が施術を行うのを前提に、高い出力でSMAS筋膜までしっかりと熱エネルギーを届けられるように設計されています。

一方、エステハイフは資格がなくても扱えるよう、安全性を優先して出力を大幅に低く設定しています。そのため、SMAS筋膜までエネルギーが届かず、効果は限定的で持続期間も短くなります。

医療用とエステ用の比較

項目医療ハイフエステハイフ
出力高い(SMAS筋膜に到達可能)低い(SMAS筋膜には届かない)
施術者医師・看護師エステティシャン
効果の持続約半年~1年程度数週間程度

施術者の専門知識と技術力

ハイフは、顔の神経や血管の走行といった解剖学的な知識に基づいて施術を行う必要があります。不適切な部位に照射すると、神経損傷などの重篤な副作用を引き起こす危険性があります。

医療機関では専門知識を持つ医師が診察し、一人ひとりの骨格や脂肪のつき方に合わせて照射デザインを決定します。

万が一、皮膚にトラブルが起きた場合でも、迅速に医療的な処置が可能です。

安全性と万が一のトラブル対応

高いエネルギーを扱うハイフ治療には、やけどや神経損傷のリスクが伴います。

医療ハイフは安全性を確保するための機能が搭載されており、定期的なメンテナンスも行われています。前述の通り、医療機関ではトラブル発生時にすぐさま適切な治療を行えます。

エステサロンでは治療ができないため、万が一の際に十分な対応ができない可能性があります。

一部のエステサロンでは現在も施術が行われているようですが、ハイフは「医行為」とされていますので、確かな効果と安全性が確保された医療機関での施術を選択しましょう。

主要な医療ハイフ機種を徹底比較|特徴・効果・痛みの違い

主要な医療ハイフは、機種によってリフトアップ効果の強さや痛みの度合い、そして脂肪減少といった付加機能に違いがあります。

例えば「ウルセラ」は効果を実感しやすい分、痛みが強い傾向にあり、「ウルトラセルQ+」は痛みを抑えつつ多機能であるのが特徴です。

リフトアップ効果を重視するなら「ウルセラ」

ウルセラはハイフ治療の先駆けとして知られ、FDA(米国食品医薬品局)から「リフトアップ」の効果で唯一承認を受けている機種です。

超音波で皮膚の内部を可視化しながら照射できるため、SMAS筋膜を正確に狙い撃ちできます。

強力なリフトアップ効果と長い持続期間(約1年~1年半)が魅力ですが、その分、痛みを感じやすいという特徴もあります。

痛みを抑えつつ多機能性を求めるなら「ウルトラセルQ+」

ウルトラセルQ+は、痛みを大幅に軽減したことで知られる人気の機種です。照射スピードが速く、短時間で施術が完了するのも特徴です。

リフトアップ用のドット式カートリッジに加え、脂肪溶解に特化したリニア式のカートリッジも搭載しており、たるみ改善と同時にフェイスラインの引き締めや二重あごの改善も目指せます。

幅広い悩みに対応できるバランスの取れた機種です。

ウルセラとウルトラセルQ+の比較

項目ウルセラウルトラセルQ+
特徴強力なリフトアップ効果、持続性が高い痛みが少ない、照射速度が速い、多機能
痛み強い傾向マイルド
持続期間の目安約1年~1年半約半年~1年

その他の代表的なハイフ機種

他にも、クリニックによって様々な機種が導入されています。

例えば「ダブロゴールド」は高密度な照射で効果を高めつつ、痛みを抑える工夫がされています。

「ソノクイーン」は目元や眉下など、皮膚が薄くデリケートな部位専用のカートリッジがあり、細かい部分のシワやたるみ治療を得意としています。

ダブロゴールドとソノクイーンの比較

機種名特徴得意な治療
ダブロゴールド高密度な照射で効果と痛みのバランスが良い顔全体の引き締め、ほうれい線改善
ソノクイーン細かい部位専用のカートリッジがある目元の小ジワ、眉下のたるみ改善

たるみタイプ別のおすすめハイフの見つけ方

自分に合うハイフを見つけるには、ご自身のたるみが「皮膚のゆるみ」によるものか、「脂肪の重み」によるものか、その原因を把握することが重要です。

たるみの原因によって適した働きかけが異なります。ご自身のタイプを理解し、それに合ったハイフを選ぶと満足できる施術へとつながるでしょう。

皮膚のゆるみが気になる「皮膚たるみタイプ」

加齢によりコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚そのものがハリを失ってゆるんでいるタイプです。

頬がこけている、または脂肪は少ないのにフェイスラインがぼやけてきたという方はこのタイプに当てはまる可能性があります。

この場合、SMAS筋膜を強力に引き上げる治療が効果的です。

多少痛みを伴っても、しっかりとリフトアップ効果を実感したい方には「ウルセラ」のような機種が向いています。

また、真皮層のコラーゲン生成を促す取り組みも重要なので、複数の深さに照射できる機種で総合的に働きかけると良いです。

脂肪の重みが原因の「脂肪たるみタイプ」

頬やあご下に脂肪が多く、その重みで全体が下がって見えるタイプです。ほうれい線やマリオネットラインが目立つ、二重あごが気になるという方に多いです。

このタイプにはSMAS筋膜の引き締めに加えて、脂肪を減らす方法が必要です。

脂肪溶解効果のあるリニア式照射ができる「ウルトラセルQ+」などが適しています。

不要な脂肪を減らしながらフェイスラインを引き締めると、すっきりとした印象を目指せます。

複合的な悩みを抱える「混合タイプ」

多くの方は、皮膚のゆるみと脂肪によるたるみの両方の要因を持っています。この混合タイプでは、画一的な治療では十分な効果が得られにくい場合があります。

医師が診察の上で、リフトアップ用のドット式照射と脂肪溶解用のリニア式照射を組み合わせたり、部位によって照射の深さやエネルギーを細かく調整したりするオーダーメイド治療が重要になります。

複数のカートリッジや照射モードを持つ機種を選ぶと良いでしょう。

たるみタイプ別のおすすめアプローチ

たるみタイプ主な原因おすすめのアプローチ
皮膚たるみタイプコラーゲン減少による皮膚のゆるみSMAS筋膜を強力に引き上げるドット式照射
脂肪たるみタイプ皮下脂肪の重みによる下垂脂肪を減らすリニア式照射と引き締めを組み合わせる
混合タイプ皮膚のゆるみと脂肪の両方照射方法や深さを組み合わせたオーダーメイド治療

ハイフの効果を最大限に引き出すために知っておきたいこと

ハイフの効果を最大限に引き出すには、「適切なショット数で受ける」「推奨される施術間隔を守る」「他の治療と組み合わせる」といった点が重要です。

これらのポイントを押さえると、治療効果を高めてより長く持続させることが期待できます。

適切なショット数で施術を受ける

ハイフの効果は、照射するショット数(エネルギーを加える回数)に大きく影響されます。

ショット数が少なすぎると十分な効果が得られず、多すぎても効果が頭打ちになるだけで費用がかさみます。

クリニックでは、お顔の状態や希望する効果に合わせて適切なショット数を提案します。

安さだけで選ぶのではなく、ご自身の状態に必要なショット数で施術を受けるのが重要です。

部位別のショット数と料金の目安

施術部位ショット数の目安料金の目安
全顔400~600ショット100,000円~200,000円
頬+あご下300~400ショット70,000円~150,000円
目元100~200ショット30,000円~60,000円

※上記は一般的な目安であり、機種やクリニックによって異なります。

推奨される施術間隔を守る

ハイフの効果を持続させるためには、定期的なメンテナンスが推奨されます。

効果の持続期間は機種によって異なりますが、一般的には半年に1回から1年に1回程度のペースで施術を受けると、良好な状態を維持しやすくなります。

短期間に何度も施術を受けるとかえって組織に負担をかける可能性があります。医師が提案する適切な施術間隔を守りましょう。

他の治療との組み合わせ

ハイフは他の美容医療と組み合わせれば、相乗効果を期待できます。

例えば、ヒアルロン酸注入を併用して、ハイフで引き上げた上でボリュームの足りない部分を補ったり、糸リフトと組み合わせてより強力なリフトアップを目指したりすることも可能です。

ご自身の悩みに合わせて、どのような組み合わせが考えられるか、カウンセリングで相談してみるのも良いでしょう。

  • ヒアルロン酸注入
  • ボツリヌス注射
  • 糸リフト(スレッドリフト)
  • 高周波(RF)治療

施術を受ける前に確認したいハイフのダウンタイムと注意点

ハイフのダウンタイムはほとんどありませんが、施術後に赤みや腫れ、筋肉痛のような痛みが数日から数週間続く場合があります。

また、妊娠中の方や施術部位に金属プレートが入っている方などは治療を受けられないため、事前の確認が必要です。

施術後の一般的な経過

施術直後は照射部位に赤みやほてり、軽い腫れが出るケースがありますが、通常は数時間から数日で治まります。

また、筋肉痛のような鈍い痛みや、触った時の違和感が数週間続く場合があります。

これらは熱エネルギーが深層部に作用したために起こる正常な反応であり、効果が出ている証拠ともいえます。症状は日常生活に支障をきたすほどではありません。

ダウンタイムの主な症状と期間

症状期間の目安対処法
赤み・ほてり数時間~1日程度自然に軽快。冷やすと楽になる場合がある。
腫れ・むくみ数日~1週間程度時間の経過とともに治まる。
筋肉痛のような痛み数日~数週間程度自然に軽快するのを待つ。

施術後のアフターケア

施術後の肌は、熱の影響で乾燥しやすくなっています。紫外線によるダメージも受けやすいため、保湿と紫外線対策をいつも以上に徹底することが大切です。

こうしたケアによって、肌の回復を助け、治療効果を高められます。

また、施術当日の長時間の入浴や激しい運動、飲酒などの血行を促進する行為は、赤みや腫れを長引かせる可能性があるため控えましょう。

ハイフを受けられない方

安全性のため、以下に該当する方はハイフ治療を受けられません。カウンセリングの際に必ず医師に申告してください。

  • 妊娠中、授乳中の方
  • ペースメーカーなど埋め込み式の医療機器を使用している方
  • 施術部位に金属プレートやシリコン、金の糸などを入れている方
  • 重度の皮膚疾患やケロイド体質の方
  • 糖尿病や心臓疾患などの重篤な持病がある方

後悔しないためのクリニック選び|3つの重要ポイント

後悔しないクリニック選びのポイントは、「医師による丁寧なカウンセリング」「豊富な症例と実績」「明確な料金体系」の3つです。

治療の結果は機種だけでなく、施術する医師の技術力にも大きく左右されるため、クリニック選びは慎重に行いましょう。

医師による丁寧なカウンセリング

カウンセラーだけでなく、必ず医師が診察を行い、肌の状態や骨格、たるみの原因を正確に診断してくれるクリニックを選びましょう。

その上で、ハイフ治療のメリットだけでなくリスクや副作用についてもきちんと説明し、あなたの質問に丁寧に答えてくれるかどうかが重要です。

流れ作業のようなカウンセリングではなく、一人ひとりに向き合ってくれる姿勢があるかを見極めてください。

豊富な症例と実績

ハイフは誰が施術しても同じ結果になるわけではありません。効果的かつ安全に施術を行うには、高い技術力と経験が必要です。

クリニックのウェブサイトなどで症例写真を確認し、そのクリニックの実績を確かめましょう。

多くの症例を経験している医師は、様々な肌質やたるみの状態に対応するノウハウを持っています。

明確で分かりやすい料金体系

提示された料金に、診察料や薬代など、施術に必要な費用がすべて含まれているかを確認しましょう。

「初回限定価格」などで安く見せかけても、実際には高額なコース契約が必要になるケースもあります。

ウェブサイトやカウンセリングで料金体系が明確に示されており、追加費用の可能性についても説明があるクリニックは信頼できます。見積もりをもらい、納得した上で契約しましょう。

ハイフの種類に関するよくある質問

「ハイフ」と一口にいっても、実際には様々な種類があります。

照射方式やターゲットとなる深さ、機種ごとの得意分野が異なりますので、満足のできる仕上がりを目指すためにはご自身に合ったものを選ぶことが大切です。

ただ、たるみの原因を自分で特定するのは難しいですし、どの種類が自分に合っているのかを見極めるのも簡単ではありません。

そのため、ハイフでのたるみ改善を検討中の方は、いちどクリニックに足を運んでみると良いでしょう。

施術中の痛みはどのくらいですか?

痛みの感じ方には個人差がありますが、一般的に「チクチクとした熱感」や「骨に響くような鈍い痛み」と表現されます。特に、あごや額など骨に近い部分は痛みを感じやすい傾向があります。

多くの機種は痛みを軽減する工夫がされており、我慢できないほどの強い痛みではありません。痛みが心配な方には、麻酔クリームを使用できるクリニックもありますので、カウンセリング時にご相談ください。

効果はいつから実感できて、どのくらい続きますか?

施術直後から、熱による収縮で引き締まりを感じる方が多いです。その後、1〜3ヶ月かけてゆっくりとコラーゲンが生成されるため、リフトアップ効果や肌のハリがさらに高まります。

効果のピークは施術後2〜3ヶ月頃です。持続期間は機種や個人差によりますが、医療ハイフの場合、一般的に半年から1年程度持続します。

何回くらい治療を受ける必要がありますか?

ハイフは1回の治療でも効果を実感しやすい治療ですが、効果を維持し、さらに高めていくためには、定期的な治療の継続をおすすめします。

推奨されるペースは使用する機種にもよりますが、半年に1回から1年に1回が目安です。たるみの進行を予防する目的で、早い段階からメンテナンスとして取り入れる方も増えています。

どの機種を選べば良いか、結局分かりません。

ご自身で機種を判断するのは難しいかもしれません。大切なのは、特定の機種にこだわるよりも、信頼できる医師に相談することです。

経験豊富な医師は複数の機種の特性を熟知しており、あなたのたるみのタイプや肌質、ご希望を総合的に判断して、適した治療法を提案してくれます。まずはカウンセリングを受けて、専門家の意見を聞いてみるのが良いでしょう。

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この記事を書いた人

Dr.寺井美佐栄のアバター Dr.寺井美佐栄 ミサクリニック 六本木本院 院長

日本抗加齢医学会認定専門医。日本美容皮膚科学会、日本レーザー医学会、日本産業衛生学会専門医。
複数の大手美容皮膚科で10年以上の院長経験を経て、2022年9月にMiSA Clinic(ミサクリニック)を開業。YouTube等でも発信してきた、メスを使わずに”ナチュラルなキレイ”を引き出す技術には定評があり、ありがたいことに「SNSを見ました!」という方や、紹介・口コミ経由でたくさんのご相談を頂いてきました。皆様と共に、MiSA Clinicスタッフ一同、共に年を重ね、末永くお付き合いできる関係を目指して参ります。

資格
アラガン社ボトックスビスタ認定医
アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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