筋トレで理想のフェイスラインへ!効果的な顔痩せトレーニング方法

筋トレで理想のフェイスラインへ!効果的な顔痩せトレーニング方法

顔の筋トレは、衰えやすい表情筋に刺激を与え、口もとや頬の張りを保つのに役立つセルフケアです。一方で、フェイスラインのゆるみは筋肉の衰えだけが原因ではありません。

皮下脂肪のつき方や骨格の変化、肌のハリ低下なども深く関わるため、トレーニングだけで輪郭のすべてが整うとはいえないのが正直なところです。

この記事では、自宅で取り組める具体的なやり方や続ける頻度の目安、やってしまいがちなNGな動かし方までを、診察での実感を交えながら丁寧に紹介します。

力任せにならず、毎日の習慣と上手に重ねながら気長に続けること。それが、すっきりとした横顔へ近づくための無理のない道筋になるでしょう。

目次

フェイスラインがぼやける原因は表情筋の衰えだけではない

「たるみは筋肉の衰えのせい」と思われがちですが、それは半分だけ正解です。フェイスラインのもたつきには、表情筋に加えて脂肪や骨格、肌のハリといった要素が重なっています。だからこそ、原因の切り分けが対策の第一歩になります。

顔の輪郭に影響する代表的な要素を、それぞれの特徴と、筋トレで手が届くかどうかとともに並べてみます。

要素主な変化筋トレで届くか
表情筋加齢や動かさないことで弱る届きやすい
脂肪量が減り、位置が下がる届きにくい
骨格骨が痩せて支えが減る届かない
コラーゲンが減りゆるむほぼ届かない

この表からも分かるように、筋トレが効くのは限られた範囲です。だからこそ、ねらいどころを正しく知っておくことが大切になります。

顔には30以上の表情筋が重なっている

顔には数十の表情筋が層になって走り、笑う、話す、噛むといった日常の動きを生み出しています。これらの筋肉の多くは皮膚と直接つながっており、衰えると表面のハリも落ちやすくなります。

体を動かさない筋肉が細くなるのと同じように、表情の乏しい生活が続くと、頬や口もとを支える力もゆるんでいきます。

逆にいえば、適度に動かす習慣は張りの維持を後押ししてくれるでしょう。表情筋もまた、使うほど応えてくれる筋肉だからです。

なかでも口のまわりや頬の筋肉は、見た目の印象を大きく左右する場所です。ここがゆるむと、笑っていなくても口角が下がって見え、疲れた印象を与えやすくなります。

たるみを生むのは筋肉だけでなく脂肪と骨も

年齢を重ねると、頬の脂肪は量が減ったり、下方向へ移動したりします。さらに、顔を支える骨そのものもわずかに痩せ、土台の支えが弱くなっていきます。

画像を用いた研究でも、年齢とともに頬の軟部組織が薄くなる様子が示されています。筋肉を鍛えても、こうした脂肪や骨の変化までは取り戻せません。

そのため、筋トレは「できることの一つ」ととらえて取り組むのが、冷静で長続きする向き合い方といえます。

筋トレで届く部分と届かない部分

顔の筋トレで手応えを感じやすいのは、口角や頬を引き上げる動き、あご下の引き締めなど、筋肉が表情に直結する部分です。

反対に、深いほうれい線や、骨が痩せたことによる輪郭の落ち込みは、トレーニングだけでの改善が難しい領域になります。

自分の気になる部分がどちらに近いのかを先に見定めておくと、過度な期待で疲れずにすみます。これは遠回りに見えて、いちばん賢い始め方でしょう。

届く部分と届かない部分の感覚は、続けるうちに自然とつかめてきます。鏡の前で動かして張りを感じる場所は手応えが出やすく、反対に押しても引いても印象が変わらない部分は、筋肉以外のケアを考える目印になります。焦らず見分けていきましょう。

自宅でできる顔痩せ筋トレの具体的なやり方

特別な道具がなくても、顔の筋トレは鏡の前で今日から始められます。ねらう部位ごとに動きを分けると、効率よく表情筋へ刺激を届けられます。まずは代表的な動かし方を押さえましょう。

口角を引き上げる頬のトレーニング

口を軽く開いて「オ」の形をつくり、上唇を前歯にそっとかぶせます。その状態で頬の高い位置を意識しながら、笑うように頬を持ち上げてみてください。

持ち上げたところで数秒キープし、ゆっくり戻します。これを10回ほど繰り返すと、頬の筋肉に程よい疲れを感じるはずです。

鏡で左右差を見ながら、無理のない範囲で行うのがコツになります。片側だけがうまく動かない場合は、動かしにくいほうを少し多めにすると整いやすくなります。

あご下と首をすっきりさせる動き

あご下のもたつきが気になる方は、舌と首の動きを組み合わせると効きやすくなります。背すじを伸ばして軽く上を向き、舌を上あごへ押し当てたまま、ごくんと飲み込む動作をしてみましょう。

首の前側に張りを感じれば、正しく刺激が入っているサインです。1日5回ほどから始め、首に痛みが出る場合はすぐに中止してください。

あご下は普段ほとんど意識しない場所だけに、少し動かすだけでも変化を感じやすい部位です。ただし、首を反らしすぎると負担になります。痛みのない範囲で、ゆっくり数を数えながら行うのが安全です。

目もとと額をゆるめるケア

目もとや額は、力を入れて鍛えるよりも、こわばりをほぐす意識が向いています。眉間にシワを寄せるクセがある方は、額に手を添えて動きを抑えながら、目だけを大きく見開く練習が役立ちます。

強く動かしすぎると、かえって表情ジワを深める一因になりかねません。やさしく、ていねいに動かすように心がけましょう。

額の力を抜く感覚がつかみにくいときは、いったんぎゅっと力を入れてから、すとんとゆるめてみてください。緊張とゆるみの落差を体で覚えると、ふだんの無意識な力みにも気づきやすくなります。

舌を使ったインナートレーニング

口の中の動き、いわゆる舌のトレーニングは、外から見えないぶん見落とされがちな部分です。口を閉じたまま、舌先で歯ぐきの外側をなぞるように、左右へ大きく回します。

ほうれい線の内側や口まわりの筋肉に働きかけられるため、口角のゆるみが気になる方に向いています。20回ほどを目安に、ゆっくり回してみてください。

慣れてきたら、上下の歯ぐきに分けてなぞると刺激が広がります。口のなかが少し疲れる程度が、ちょうどよい目安になります。

今日紹介した動かし方を、覚えやすいように短くまとめておきます。

  • 頬を持ち上げる「オ」の口
  • 舌を上あごにつけて飲み込む首の動き
  • 目を見開く額のケア
  • 舌で歯ぐきをなぞる口内運動

どれも数分あればこなせるものばかりです。全部を一度にやろうとせず、続けやすい一つか二つから習慣にしていくほうが、結局は長く続けられます。

顔の筋トレはどのくらいの頻度で続けると効果的?

研究で用いられた顔の運動は、1回30分ほどを週に数回というものでした。とはいえ毎日長時間がんばる必要はなく、短い時間を続けるほうが現実的です。続ける仕組みづくりが、手応えを左右します。

1日に必要な時間は意外と短い

顔の筋トレにかける時間は、1日あたり5分から10分もあれば十分です。長く続けるほど効果が積み上がるわけではなく、むしろ短く区切ったほうが集中できます。

朝の洗顔後や入浴中など、生活の区切りに組み込むと忘れにくくなります。歯みがきとセットにするのも、忘れない工夫の一つです。

ねらう部位1回の回数1日の頻度
10回×2セット1〜2回
あご下・首5回1回
口まわり20回1〜2回

数字はあくまで出発点です。物足りなければ少しずつ増やし、疲れを感じたら減らす。その日の調子に合わせて調整してかまいません。

効果が出るまでどのくらいかかる?

正直なところ、数日で輪郭が変わることはありません。筋肉に変化が出るには、早くても数週間から数か月の積み重ねが必要です。

ある研究では、20週間続けた中高年の女性たちが、頬のふくらみの改善を実感したと報告されています。焦らず、季節が一つ変わるくらいの長い目で取り組むのが現実的でしょう。

とはいえ、見た目の変化を待つあいだも、動かすこと自体に意味があります。表情が豊かになり、顔まわりの印象が明るくなる方も少なくありません。

やりすぎがかえって逆効果になる場合

早く結果がほしいあまり、回数を一気に増やすのは考えものです。表情筋を酷使すると、こわばりや筋肉痛のような違和感が残る場合があります。

特に力みながら長時間続けると、シワのもとになる動きを強めてしまう恐れもあります。「ほどほど」を守ることが、遠回りのようでいて近道になります。

体が出すサインに耳を傾けるのも大切です。翌日まで強い疲れが残るようなら、それは少し張りきりすぎた合図かもしれません。回数を競うより、心地よく続けられる軽さを選んでください。

逆効果になることも?顔の筋トレでやりがちなNG習慣

良かれと思って続けた動きが、知らないうちにシワやクセを増やしていることがあります。顔の筋トレは、やり方を一つ間違えると逆効果になりかねません。つまずきやすい点を、先に押さえておきましょう。

多くの方がやってしまいがちなつまずきを、まとめて挙げておきます。

  • 力みすぎてシワを刻む
  • 自己流で表情のクセを強める
  • スキンケアを忘れた摩擦
  • 痛みを我慢して続ける

いずれも「がんばりすぎ」から生まれる失敗です。一つずつ見ていきましょう。

力みすぎてシワを刻んでしまう

筋トレと聞くと、つい全力で動かしたくなるものです。けれど顔の場合、強く動かすほど良いわけではありません。

眉間や額に力を込めると、その動きのクセがそのままシワとして定着しやすくなります。鏡を見ながら、余計な部分に力が入っていないか確かめる習慣をつけましょう。

目安は、動かしている筋肉だけに軽く力が入る感覚です。歯を食いしばったり、首や肩に力がこもったりするなら、それは入れすぎのサインだと考えてください。

自己流で表情のクセを強める

動画や本を参考に始める方は多いものの、見よう見まねの自己流には落とし穴があります。左右どちらかに偏った動かし方を続けると、表情の非対称が目立つこともあります。

気になる場合は、専門家に一度フォームを見てもらうと安心です。クセは早めに直すほど、後の手直しが楽になります。

正しいフォームは、一度身につければ自分の財産になります。最初の数回だけでも見てもらう値打ちは、十分にあるでしょう。

スキンケアを忘れた摩擦の負担

顔に直接触れて行う動きでは、肌へのこすれが思いのほか負担になります。乾いた肌を強くこすると、刺激が積み重なってハリの低下につながりかねません。

触れる前に手を清潔にし、必要なら保湿をしてからにしましょう。肌をいたわる一手間が、たるみ対策とも相性よく働きます。

フェイスラインを引き締める筋トレと毎日の生活習慣

筋トレだけに頼るのは、もったいないです。フェイスラインは、噛み方や姿勢、睡眠、紫外線対策といった日々の習慣からも大きな影響を受けます。トレーニングと組み合わせてこそ、土台が整っていきます。

噛む力と姿勢がフェイスラインを左右する

食事のときに片側ばかりで噛むクセは、顔の筋肉の使い方を左右で偏らせます。両側でバランスよく噛むだけでも、あごまわりの引き締まり方は変わってきます。

スマートフォンを見るうつむき姿勢も要注意です。首の前側がたるみ、あご下のもたつきを招きやすくなるため、ときどき目線を上げる意識を持ちましょう。

ガムを左右交互に噛むのも、手軽なバランス調整になります。ただし噛みすぎはあごの負担につながるため、ほどほどにとどめてください。

睡眠とむくみ対策で輪郭は変わる

朝起きたときの顔のむくみは、輪郭をぼんやり見せる大きな原因です。睡眠不足や塩分の取りすぎは、余分な水分をため込みやすくします。

寝る前の飲みすぎを控え、ぬるめの入浴で巡りを促すだけでも、翌朝のすっきり感は違ってきます。むくみと本当のたるみを取り違えないことも大切です。

紫外線対策と保湿で土台を守る

肌のハリを支えるコラーゲンは、紫外線によって少しずつ壊されていきます。日焼け止めをこまめに塗る習慣は、たるみの進行を遅らせる、地味ながら確かな対策です。

あわせて保湿を続け、肌の水分量を保ちましょう。筋肉という内側の支えと、肌という外側の支え。その両方をいたわることが、輪郭の維持につながります。

輪郭に関わる生活習慣を、心がけたい点とともに並べます。

習慣輪郭への影響心がけたいこと
噛み方偏りで筋肉が不均一に両側でバランスよく
姿勢うつむきであご下がたるむ目線を上げる
睡眠不足でむくみやすい十分な休息をとる
紫外線ハリを支える線維が壊れる日焼け止めを習慣に

どれも特別なことではありません。小さな習慣の積み重ねが、トレーニングの手応えを静かに下支えしてくれます。

顔の筋トレで改善しにくいたるみと専門的なケア

続けても変化が乏しいと感じるなら、それは筋肉以外に原因があるサインかもしれません。深いたるみや骨格由来の落ち込みは、セルフケアだけでの改善が難しい領域です。無理に一人で抱え込まないことも、立派な選択といえます。

筋トレで変わりにくい深いたるみのサイン

口もとから下へ伸びる深い溝や、フェイスラインに沿って垂れ下がるもたつきは、筋肉の衰えだけでは説明しきれません。こうした変化には、脂肪の移動や、支える組織のゆるみが関わっています。

鏡の前で頬を軽く引き上げてみて、それで気になる溝が消えるようなら、自力では戻しにくいたるみの可能性があります。

セルフケアで手応えを感じやすい変化と、そうでない変化を整理しておきます。

気になる変化主な原因セルフケアの相性
口角の下がり表情筋のゆるみ比較的よい
あご下のもたつき筋肉とむくみある程度よい
深いほうれい線脂肪移動・骨の変化届きにくい
たるんだ輪郭組織のゆるみ専門的なケア向き

もちろん、線引きはあいまいで個人差もあります。気になる点があれば、自己判断で決めつけないことが安心につながります。

受診をすすめたいのはどんな状態?

セルフケアを数か月続けても変化が感じられない、左右差が急に目立ってきた、痛みやしびれを伴う。こうした場合は、一度専門の医療機関へ相談することをおすすめします。

たるみの背景に、ほかの要因が隠れている場合もあります。気になる症状があるなら、早めに診てもらうほうが安心でしょう。

受診といっても、大げさに身構える必要はありません。今の顔の状態をスマートフォンで撮っておき、いつごろから気になり始めたかを伝えれば、医師は変化の手がかりをつかみやすくなります。気になることは遠慮なく尋ねてください。

専門家と相談しながら選ぶ

美容医療には、肌のハリを補う方法から輪郭を引き上げる方法まで、さまざまな選択肢があります。どれが自分の状態に合うかは、原因の見立てによって変わります。

大切なのは、宣伝の言葉だけで飛びつかないことです。複数の選択肢の長所と短所をよく聞いたうえで、納得して選びましょう。

顔の筋トレは、あくまで土台を整える日々の習慣です。できる範囲を見定め、必要なときは専門家の手も借りる。その柔軟さが、すっきりした輪郭への確かな一歩になります。

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よくある質問

顔の筋トレは毎日続けても問題ありませんか?

軽い動きであれば、毎日続けても大きな問題はありません。ただし筋肉に強い疲れや違和感が残るときは、1日おきにするなど間隔をあけてください。

大切なのは強さよりも継続です。物足りないくらいの軽さで長く習慣にするほうが、結果として輪郭の維持につながります。

表情筋トレーニングで二重あごは解消できますか?

あご下のもたつきが筋肉のゆるみやむくみによるものなら、表情筋トレーニングである程度すっきり見せられる可能性があります。舌や首を使う動きが向いています。

一方で、脂肪の蓄積が主な原因の場合は、トレーニングだけでの解消は難しくなります。気になるときは原因の見立てから相談すると確実でしょう。

顔の筋トレで小顔やフェイスラインの引き締めは本当に期待できますか?

過度な期待は禁物ですが、まったく無意味というわけでもありません。表情筋が引き締まると、口もとや頬の張りが保たれ、輪郭が引き締まって見えることはあります。

ただし骨格そのものが小さくなるわけではありません。あくまで印象の変化として、ゆるやかに受け止めておくのがよいでしょう。

顔の筋トレはどのくらいの期間で効果を感じられますか?

早い方でも数週間、多くは数か月単位での変化と考えてください。研究でも、20週間ほど続けた人たちが頬の張りの改善を実感したと報告されています。

数日で見た目が変わることはありません。焦らず、毎日の歯みがきのように淡々と続けることが、変化への近道になります。

顔の筋トレでほうれい線やシワが悪化することはありますか?

やり方を誤ると、その心配はあります。眉間や額に力を込めたまま動かすクセがつくと、その動きがシワとして残りやすくなります。

防ぐには、余計な力を抜き、こすりすぎないことです。鏡で表情を確かめながらやさしく動かす意識を持てば、悪化の心配は小さくできます。

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この記事を書いた人

Dr.寺井美佐栄のアバター Dr.寺井美佐栄 ミサクリニック 六本木本院 院長

日本抗加齢医学会認定専門医。日本美容皮膚科学会、日本レーザー医学会、日本産業衛生学会専門医。
複数の大手美容皮膚科で10年以上の院長経験を経て、2022年9月にMiSA Clinic(ミサクリニック)を開業。YouTube等でも発信してきた、メスを使わずに”ナチュラルなキレイ”を引き出す技術には定評があり、ありがたいことに「SNSを見ました!」という方や、紹介・口コミ経由でたくさんのご相談を頂いてきました。皆様と共に、MiSA Clinicスタッフ一同、共に年を重ね、末永くお付き合いできる関係を目指して参ります。

資格
アラガン社ボトックスビスタ認定医
アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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