1. ハイフとは?
ハイフ=HIFU(High-Intensity Focused Ultrasound)は、高密度の超音波を使って肌の深部にまでエネルギーを届ける施術で、皮膚を切らずにたるみを改善する治療法です。超音波が皮膚のSMAS層(筋膜層)に作用し、コラーゲン生成を促進することで、リフトアップ効果を得られます。手術の必要がなく、短時間で施術が完了するため、人気の高いアンチエイジング施術のひとつです。
ミサクリニックではウルトラセルZiという最新機種を使っています。
特徴は1.5mm~6mmの間を0.5mm間隔で、超音波を照射できることです。
性別や体形によってターゲットにしたい深さは変わります。ウルトラセルZiは個々に最適の照射深度に超音波を照射できることで、効果を高めることができます。
2. ドットハイフ、ハイフリニア、ハイフシャワーの違い
ハイフの施術には3の種類があり、それぞれ効果や適応部位が異なります。
ドットハイフ
ハイフと言われたときに真っ先に思い浮かぶ定番の施術です。
点状に超音波を集中させ、深層部までエネルギーを届ける施術です。深い層から持続的にリフトアップ効果を狙うため、顕著なたるみに最適です。特にフェイスラインや頬のたるみが気になる方におすすめです。
ハイフリニア
線状に超音波を照射し、脂肪除去に特化した施術です。広範囲の脂肪を溶解、排泄します。フェイスラインのたるみやもたつき、アゴ周りの脂肪や顔が大きいなどでお悩みの方におすすめです。
ハイフシャワー
表皮に近い層にエネルギーを届け、浅い層の引き締めを行う施術です。肌の質感を改善し、軽度のたるみを引き締める効果があります。特に、軽い引き締めやトーンアップを求める方におすすめです。また、ダウンタイムがほとんどないので、初めてのHIFU施術を考えている方にも向いています。
3.ハイフと類似の機械施術
ハイフに似たたるみ治療法として、ラジオ波(RF)を利用した施術があります。ミサクリニックではサーマジェンを導入しております。
皮膚の浅い層から深い層まで温めてコラーゲンの生成を促進し、肌のたるみやしわを改善します。ハイフと異なる点は、超音波ではなく高周波を使用し、表皮から真皮まで幅広く作用するため、肌全体のハリ感を出しやすいところです。ハイフと同様に非侵襲的であり、ダウンタイムが少ないのも魅力です。
ドットハイフとRF施術はアプローチする層が異なるため、コンビネーションで両方の施術を行うのもおすすめできます。
4. ハイフにおすすめのコンビネーション施術
ハイフは他の施術と組み合わせることでさらに効果的になります。
- サーマジェンのようなRF施術と組み合わせ皮膚全層を引き締める
- ハイフリニアで脂肪を全体的に溶解させた上で、脂肪溶解注射で特定部位の脂肪をさらに減らす
- スネコスやプロファイロの注入で、ハイフによるリフトアップ効果をサポートし、肌の内部から保湿力と弾力を向上させる。
ハイフは他にも様々な施術とのコンビネーションの可能性があります。ただしお一人おひとりのお悩みや状態に合わせた最適な組み合わせを導き出すには、医師の豊かな知識と経験が必要になります。
5. ハイフの症例紹介
ハイフ(医師施術)400ショット
- ハイフ(医師施術)400ショット¥112,200
- 効能:リフトアップ、フェイスラインのもたつき、脂肪燃焼による小顔、たるみ改善、痩身など
- リスク、合併症:ひりつき、痛み、赤み、腫れ、火傷、水疱、色素沈着、神経障害
- 持続効果:ドットハイフ約3ヶ月 ハイフリニア恒久的(排泄した脂肪は戻りませんが、食生活や生活習慣により脂肪が再度つくことはあります)
たるみの要因がどの層にあるかを見極め、最適のモード、最適のショット数、最適の出力でハイフをあてることで、頬のたるみが改善し、ほうれい線も目立たなくなりました。
6. まとめ
ハイフはたるみを改善し、若々しさを取り戻すための非侵襲的治療法です。たるみ治療としての認知度が高く、最初のたるみ治療として選ばれることが多い施術です。反面、出力が弱いエステハイフでほとんど効果が出ないケース、診察が不十分なため、適応がないのにハイフを受けて効果が出ないケース、施術者の技術不足で火傷や神経損傷といった事故が起きるケースなど、期待した結果が出ない事例もよくあります。症例や口コミなどをしっかりと調べ、信頼できるクリニック・医師を見つけ、診察を受けて下さい。
ミサクリニックでは同じたるみにお悩みでも、たるみの原因や種類に応じて最適な施術プランをご提案いたします。たるみにお悩みの方は是非当クリニックの経験豊かな医師にご相談ください。