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ヒアルロン酸注射のダウンタイムは何日?部位別の症状や長引かせないポイントを解説

ヒアルロン酸注射は、シワの改善やボリュームアップを目的とした人気の美容施術ですが、施術後のダウンタイムが気になる方も多いでしょう。ダウンタイムの長さや症状は、注入部位や体質によって異なりますが、適切なケアを行うことで早く回復させることが可能です。

本記事では、ヒアルロン酸注射のダウンタイムについて、部位ごとの症状や回復期間の目安を詳しく解説します。また、腫れや内出血を最小限に抑え、ダウンタイムを短縮するポイントについても紹介するので、これから施術を受ける方はぜひ参考にしてください。

1. ヒアルロン酸注射とは

ヒアルロン酸注射は、肌のハリや弾力を高めたり、シワやたるみを改善したりする美容医療の一つです。ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分であり、高い保水力を持つため、肌にふっくらとしたボリュームを与えることができます。

施術は短時間で完了し、メスを使わないため、ダウンタイムが比較的少ないのが特徴です。年齢による変化が気になり始めた人や、顔のバランスを整えたい人にとって、手軽に試せる方法の一つとして人気を集めています。

ここでは、ヒアルロン酸注射の効果や、どのような人におすすめなのかを見ていきましょう。

施術の効果

ヒアルロン酸注射の効果は、シワやたるみの改善、フェイスラインの補正、肌のハリや潤いの向上など多岐にわたります皮膚の内側からボリュームを補うことで、若々しい印象を演出することが可能です。加齢とともに減少するヒアルロン酸を補填することで、ハリを取り戻し、滑らかな肌を維持しやすくなります。

顔の部位ごとに異なる効果が期待できます。例えば、ほうれい線や口元のシワには、深い溝を埋めるように注入することで、自然な若返り効果を実現できるでしょう。また、頬やこめかみのくぼみを補うことで、顔全体のバランスを整え、立体感のある仕上がりになります。さらに、涙袋や唇に注入すると、ふっくらとした印象を作ることも可能です。

施術を受けることで、肌の若々しさを維持しやすくなり、顔のバランスを整えられます。ヒアルロン酸は徐々に体内に吸収されるため、定期的な施術を行うことで、効果を持続させることが可能です。

こんな人におすすめ

ヒアルロン酸注射は、顔の印象を自然に若返らせたい人や、メスを使わずに手軽に美容施術を受けたい人に向いています肌のハリや潤いが減少し、シワやたるみが気になる場合、注入によってボリュームを補うことで、滑らかな仕上がりを実現できます。

特に、ほうれい線やゴルゴラインなど、深く刻まれたシワが気になる人に適しているでしょう。また、目の下のくぼみや頬のコケが目立つ人は、ふっくらとした仕上がりにすることで、顔の印象を和らげることができます。さらに、唇をボリュームアップさせたい人や、涙袋を作りたい人にも効果的です。

この施術は、ダウンタイムが短く、比較的手軽に受けられる点も魅力です。即効性があり、施術直後から変化を実感しやすいため、忙しい人にも向いています。自然な若返りやバランスの取れた顔立ちを目指したい人にとって、適した美容施術の一つです。

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2. ヒアルロン酸注射のダウンタイムの症状

ヒアルロン酸注射は、手軽に美容効果を得られる人気の施術ですが、ダウンタイム中に様々な症状が現れる可能性があります。これらの症状は、注入部位や個人の体質によって異なり、程度や期間も様々です。

ここからは、ヒアルロン酸注射後に起こりうる代表的な症状である、赤み、腫れ、内出血、むくみ、痛み、しこりそれぞれを解説します。それぞれの症状の原因や対処法を知っておくことで、ダウンタイム中の不安を軽減し、安心して過ごせるようにしましょう。

1.赤み・腫れ

ヒアルロン酸注射後には、赤みや腫れが生じることがあります。施術時に針を使用するため、皮膚が刺激を受け、一時的に炎症が起こるのが主な原因です。また、ヒアルロン酸の注入によって皮膚が内部から持ち上がるため、軽度の腫れが発生しやすくなります。

施術部位によって赤みや腫れの程度は異なります。特に皮膚が薄い部分や血流が豊富な箇所では、症状が目立ちやすい傾向があるでしょう。ほとんどの場合、数時間から1日程度で赤みは落ち着き、腫れも数日以内に引いていきます。冷却や摩擦を避けることで、症状を早く抑えられます。

軽度の赤みや腫れは自然に治まるため、特別な治療を必要とすることは少ないです。ダウンタイムを最小限にするためには、施術後の適切なケアが欠かせません。

2.内出血

ヒアルロン酸注射では、内出血が起こることがあります。針を刺す際に血管が傷つくことで、皮下に血液が滲み出し、青紫色や赤紫色のあざのような状態になります。血流が豊富な部分では特に発生しやすく、症状が目立つことが少なくありません。

内出血の程度は個人差があり、小さな点状のものから広範囲に広がるものまで様々です。目の周りや唇などは血管が集中しているため、発生する確率が高くなります。症状が出た場合でも、通常は1~2週間程度で自然に吸収され、色が薄くなっていきます。

内出血を防ぐためには、施術後に強い刺激を避け、血行を促進する行為を控えることが効果的です。もし症状が気になる場合は、コンシーラーでカバーするなどの対策も可能です。

3.むくみ

ヒアルロン酸注射後には、一時的にむくみが生じることがあります。注入されたヒアルロン酸は水分を引き寄せる性質があるため、周囲の組織に影響を与え、軽度のむくみを引き起こすことがあります。また、施術による刺激でリンパの流れが滞ることも原因の一つです。

むくみは特に目元や口元など、皮膚がデリケートな部位で起こりやすく、朝起きたときに症状が強くなることが多いです。通常は数日以内に落ち着きますが、個人差によっては1週間程度続く場合もあります。冷却やマッサージを避け、適度に水分を摂取することで、早く回復しやすくなります。

むくみは一時的な症状であり、時間とともに解消されることがほとんどです。施術後のケアを適切に行うことで、むくみの影響を最小限に抑えることができます。

4.痛み

ヒアルロン酸注射後には、軽度の痛みを感じることがあります。施術時に針を刺すことによる刺激や、ヒアルロン酸が皮膚内に広がる際の圧力が原因です。また、施術部位がデリケートな場合は、痛みを感じやすくなることがあります。

痛みの程度は個人差があり、多くの場合は軽度で、時間の経過とともに自然に治まります。唇や目の周りなど、神経が集中している部位では、数日間違和感が残ることが少なくありません。施術後に腫れや内出血が伴う場合、それにより痛みが強くなることもあります。

強い痛みが続く場合は、施術部位の感染や血流障害の可能性もあるため、早めに医師に相談することが大切です。通常の痛みであれば、冷却や安静にすることで軽減できます。

5.しこり(硬さ)

ヒアルロン酸注射後には、しこりや硬さを感じることがあります。これは、注入直後にヒアルロン酸が皮膚内で均等に馴染んでいないために起こる現象です。特に粘度の高いヒアルロン酸を使用した場合や、一度に多くの量を注入した場合に発生しやすくなります。

しこりや硬さは、皮膚の浅い部分にヒアルロン酸を注入した際に目立つことがあります。また、施術直後に過度なマッサージや圧迫を行うと、ヒアルロン酸が偏って硬くなることがあるので注意が必要です。時間の経過とともに体内の水分と馴染み、柔らかくなることがほとんどですが、数週間かかることもあります。

通常は自然に解消されますが、長期間しこりが残る場合や、不自然なふくらみがある場合は、医師に相談することが肝心です。適切な施術とアフターケアを行うことで、しこりのリスクを抑えることができます。

3. 部位別のダウンタイムの特徴

ヒアルロン酸注射後のダウンタイムは、施術部位によって症状や期間が異なります。各部位の皮膚の厚さや血管の分布、神経の密集度などが影響するためです。

ここでは、涙袋、ほうれい線、鼻、唇、額(おでこ)といった人気の施術部位におけるダウンタイムの特徴を詳しく解説します。それぞれの部位で起こりやすい症状や、注意すべき点を知っておくことで、より安心して施術を受けることができるでしょう。

涙袋

涙袋へのヒアルロン酸注射では、腫れやむくみが起こりやすい傾向があります。目元の皮膚は特に薄く、繊細なため、注入後に軽い膨らみが生じることが多いです。施術直後はやや不自然に見えることがありますが、時間の経過とともに馴染んでいきます。

涙袋は血管が集中しているため、内出血が起こりやすい部位でもあります。特に目の下は皮膚が薄いため、わずかな内出血でも目立ちやすくなることが少なくありません。施術後に冷却を行うことで、腫れや内出血を軽減できます。

ダウンタイムは比較的短く、多くの場合、数日から1週間程度で落ち着きます。症状を最小限に抑えるためには、施術後の過度な刺激を避けることが大切です。

ほうれい線

ほうれい線へのヒアルロン酸注射では、軽度の腫れや内出血が起こることがあります。皮膚の厚みがある部位のため、涙袋ほど目立つことは少ないですが、施術直後はやや膨らんだ印象になることがあります。

ほうれい線は表情の動きが多い部分であり、注入したヒアルロン酸が馴染むまでに数日かかることが少なくありません。また、血流が豊富なため、施術後に内出血が発生する可能性もあります。症状が出た場合でも、通常1〜2週間ほどで自然に吸収され、徐々に目立たなくなります。

ダウンタイムが短く、日常生活に支障をきたすことは少ないですが、施術直後は強くこすったり、マッサージを行ったりしないよう注意が必要です。

鼻へのヒアルロン酸注射は、腫れや内出血が発生しにくい部位ですが、施術後の圧迫や刺激には注意が必要です。鼻は皮膚が比較的厚く、血管も少ないため、大きな腫れが起こることは少ないですが、注入した直後は若干の違和感を感じることがあります。

施術後に鼻を強く押したり、メガネをかけたりすると、ヒアルロン酸が移動しやすくなります。そのため、形を整えた後は、一定期間圧迫を避けることが欠かせません。また、鼻の施術では感染リスクを抑えるために、衛生管理を徹底する必要があります。

ダウンタイムは比較的短く、多くの場合1週間以内には違和感が軽減されます。理想的な仕上がりを維持するためには、施術後の取り扱いに注意を払うことが大切です。

唇へのヒアルロン酸注射では、腫れやむくみが顕著に現れやすい傾向があります。唇は血流が豊富で、動きが多いため、他の部位と比べて腫れが長引くことがあります。特に施術直後は、通常よりも大きく膨らんで見えることがありますが、数日かけて落ち着いていくでしょう。

内出血が発生することもあり、小さな点状のあざができることがあります。食事や会話の際に違和感を感じることがありますが、時間とともに解消されます。冷却を適切に行うことで、腫れや痛みを和らげることが可能です。

ダウンタイムは1週間ほどで落ち着くことが多く、施術後は刺激の強い食べ物を避けるなどのケアを行うことで、症状を最小限に抑えられます。

額(おでこ)

額へのヒアルロン酸注射では、軽度の腫れやむくみが生じることがあります。額の皮膚は比較的厚く、血流が豊富なため、施術後に腫れが目立つことがあるでしょう。特に広範囲に注入する場合、一時的に不自然な膨らみが見られることがありますが、時間の経過とともに馴染んできます。

内出血が起こる可能性もありますが、額は比較的目立ちにくい部位です。ただし、施術後の圧迫には注意が必要で、寝るときにうつ伏せにならないよう気をつけることが推奨されます。また、前髪が額に触れることで摩擦が生じ、腫れやむくみが長引くことがあるため、清潔に保つことも肝要です。

ダウンタイムは1週間程度で落ち着くことが多く、施術後の刺激を避けることで、より自然な仕上がりに整えることができます。

4. ダウンタイムを長引かせないための4つのポイント

ヒアルロン酸注射のダウンタイムは、適切な対策を取ることで短縮することが可能です。施術直後のケアや生活習慣によって、腫れや内出血の程度、回復のスピードに差が生じることがあります。

できるだけ早く自然な仕上がりを得るためには、医師の選び方や施術後の過ごし方がポイントです。ここでは、ダウンタイムを長引かせないための具体的なポイントを紹介します。適切なケアを行い、施術後の経過をスムーズに整えましょう。

1.実績のある信頼できる医師を選ぶ

ヒアルロン酸注射のダウンタイムを最小限に抑えるためには、経験豊富な医師を選ぶことが不可欠です。技術力の高い医師であれば、適切な層に適量を注入できるため、施術後の腫れや内出血のリスクを低減できます。注入の仕方によっては、血管に負担がかかり、不要なダウンタイムが長引くこともあります。

信頼できる医師を選ぶためには、過去の症例や口コミを確認し、実績を把握することが役立つでしょう。また、事前のカウンセリングで、リスクやダウンタイムについて詳細に説明してくれる医師であれば、施術後のトラブルを防ぎやすくなります。

医師の技術によって仕上がりだけでなく、ダウンタイムの長さも左右されます。安心して施術を受けるためにも、実績のあるクリニックを選ぶことが大切です。

2.患部は冷やす

施術後に患部を冷やすことで、腫れや内出血を抑えることができます。ヒアルロン酸注射は針を使用するため、皮膚や血管に刺激が加わり、炎症反応が起こることがあります。冷却することで血管が収縮し、不要な腫れを防ぐことが可能です。

冷却する際は、氷や保冷剤を直接肌に当てるのではなく、タオルなどで包んで優しく当てることが肝心です。施術後すぐに冷やすことで、症状を軽減しやすくなりますが、長時間行うと逆に血行が悪くなり回復を妨げる可能性もあるため、適度な時間で行うことが推奨されます。

腫れや内出血を抑えることで、施術後の仕上がりをよりスムーズに整えることができます。適切な冷却を行い、ダウンタイムを短縮させましょう。

3.患部にはできるだけ触れない

施術後の患部に不必要に触れることは、腫れや内出血を悪化させる原因になります。ヒアルロン酸は注入直後はまだ馴染んでおらず、強い圧力を加えると形が変わることがあります。また、手には細菌が付着しているため、触ることで感染リスクが高まる可能性も否めません。

特に施術当日は、マッサージやメイク時の摩擦を避けることが大切です。施術後に違和感があったとしても、むやみに触れたり、押したりしないように意識することで、ヒアルロン酸が適切な位置で定着しやすくなります。

触らないことで、施術後の腫れや内出血が悪化するリスクを防ぎ、自然な仕上がりを維持できます。できるだけ患部には手を触れず、安静に過ごすことを心がけましょう。

4.血行促進をする行動は控える

施術後は血行が促進される行動を避けることで、腫れや内出血の悪化を防ぐことができます。血流が活発になると、注入部位の炎症が長引くことがあり、ダウンタイムが伸びる原因となることが少なくありません。

特に入浴やサウナ、激しい運動、アルコールの摂取などは、血流を促進しやすい行動です。施術当日はシャワー程度にとどめ、長時間の入浴は控えることが推奨されます。また、アルコールは血管を拡張し、内出血を悪化させる可能性があるため、施術後数日は避けることが望ましいです。

血行を落ち着かせることで、不要な腫れや内出血を防ぎ、ダウンタイムを短縮できます。施術後はできるだけ安静に過ごし、体への負担を最小限に抑えることを意識しましょう。

5. まとめ

ヒアルロン酸注射のダウンタイムは、部位や体質によって異なりますが、多くの場合は数日から1週間ほどで落ち着きます。施術後は、適切なケアを行うことで腫れや内出血を軽減し、スムーズな回復が可能です。

施術当日は激しい運動やアルコールを避け、冷却や保湿を心がけることが肝心です。不安な症状が続く場合は、施術を受けたクリニックに相談しましょう。

事前にダウンタイムの特徴や対策を知っておくことで、安心して施術を受けることができます。美しく自然な仕上がりを目指すために、適切なアフターケアを実践しましょう。

ヒアルロン酸注射の検討をお考えなら、まずはミサクリニックの無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。

監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

当院ではお客さまのお悩みや体質に合わせて
最良のご提案をお約束いたします。

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