「顎のたるみがひどい」「たるみを何とかなくしたい」と、クリニックに相談にいらっしゃる方が少なくありません。
原因は皮膚の衰えだけでなく、無意識の生活習慣や骨格の変化にまで及ぶことがあります。
この記事では、ご自身のたるみの状態を正しく見極める方法、セルフケアの効果と限界、美容医療だからこそできる即効性のある改善策まで、専門的な視点から詳しく解説します。
「ひどい顎のたるみ」の正体とセルフチェック
まずはご自身の顎の状態を客観的に把握することが、改善への第一歩です。
多くの人が悩む「顎のたるみ」とは具体的にどのような状態を指すのか、そしてどのレベルから「ひどい」と感じるのかを解説します。
そもそも「顎のたるみ」とは何か
顎のたるみとは、フェイスラインから首にかけての皮膚や皮下組織が、重力の影響で下方に垂れ下がった状態を指します。
顔と首の境界線が曖昧になり、二重あご(ダブルチン)や、ブルドッグのように頬が垂れ下がるマリオネットラインが目立つようになります。
本来シャープであるはずの輪郭がぼやけるため、実年齢よりも老けて見えたり、不機嫌そうな印象を与えたりするときがあります。
「ひどい」と感じるたるみのレベル
たるみの進行度は人それぞれですが、一般的に「ひどい」と感じる状態にはいくつかの段階があります。
初期段階ではフェイスラインが少しぼやける程度ですが、進行すると明らかに二重あごが形成され、最終的には安静時でも頬から顎にかけての皮膚が波打つように垂れ下がってしまいます。
たるみの進行度レベル
レベル | 状態 | 主な悩み |
---|---|---|
軽度 | 少し下を向くと顎下に肉がたまる。フェイスラインがややぼんやりしてきた。 | 写真写りが悪くなった。 |
中等度 | 正面を向いていても二重あごがわかる。マリオネットラインが目立つ。 | 疲れているように見られる。 |
重度 | 常に顎下の皮膚が垂れ下がっている。輪郭が完全に崩れている。 | 実年齢よりかなり上に見られる。 |
自宅でできる簡単セルフチェック
ご自身のたるみがどの程度進行しているか、簡単な方法で確認してみましょう。
以下の項目にいくつ当てはまるか、指で軽く触れながらチェックしてみてください。
- 指で顎下の肉をつまむと、2cm以上つまめる
- フェイスラインの骨(下顎骨)の輪郭がはっきりしない
- 口角が下がり、「への字口」が常態化している
- 昔の写真と比べて、明らかに顔が大きくなった、または四角くなった
これらの項目に複数当てはまる場合、たるみが進行している可能性があります。
特に、つまめる脂肪の量だけでなく、輪郭の不鮮明さや顔全体の形の変化は、皮膚以外の原因も関わっているサインです。
放置するリスクと将来の顔貌予測
顎のたるみは一度始まると自然に改善することはほとんどなく、放置すれば進行の一途をたどります。
たるみが進行すると見た目の問題だけでなく、肩こりや頭痛の原因となるケースもあります。
将来的にはさらに皮膚が伸び、脂肪が下垂してより深いシワやほうれい線が刻まれ、顔全体の印象が大きく変わってしまう可能性があります。
そのため、早期に対策を始めることが重要です。
たるみが悪化する複合的な原因
顎のたるみは単一の原因ではなく、複数の要因が複雑に絡み合って発生します。加齢による自然な変化に加え、日々の生活習慣が大きく影響しています。
加齢によるコラーゲン・エラスチンの減少
肌のハリや弾力は、真皮層に存在するコラーゲンやエラスチンといった線維状のタンパク質によって支えられています。
しかし、20代をピークにこれらの生成能力は衰え始め、質も低下していきます。
建物の鉄骨が錆びて弱くなるように肌の土台が脆くなるため、皮膚は重力に抗えなくなり、たるみとして現れます。
たるみの主な原因
原因カテゴリ | 具体的な要因 | 肌への影響 |
---|---|---|
内的要因(加齢) | コラーゲン・エラスチンの減少・変性 | ハリ・弾力の低下 |
外的要因(環境) | 紫外線、乾燥 | 弾力線維の破壊、水分不足 |
生活的要因(習慣) | 姿勢の悪さ、食いしばり、食生活の乱れ | 筋肉の緊張、血行不良、脂肪増加 |
紫外線が肌の弾力に与える影響
紫外線のなかでもUVA(紫外線A波)は肌の奥深く真皮層にまで到達し、エラスチンを変性させ、コラーゲンを破壊する酵素の働きを活性化させます。
これを「光老化」と呼び、加齢による自然な老化よりも、たるみやシワの形成に大きな影響を与えます。
たるみやシワ、シミなどの原因になっているのは、加齢による老化が2割、光老化が8割と言われていて、肌の弾力のためには毎日の紫外線対策が重要です。
姿勢の悪さが引き起こす「スマホ首」とたるみ
長時間スマートフォンやパソコンを操作する際、頭が前に突き出た姿勢(ストレートネック、通称スマホ首)になりがちです。
この姿勢は、首から顎にかけての広頚筋という筋肉を常に緊張させ、逆に顎下の筋肉を緩ませます。
このアンバランスが血行不良を招き、フェイスラインのもたつきや二重あごを直接的に引き起こす原因となります。
食いしばりや歯ぎしりの隠れた関係
日中の集中時や就寝中に無意識に行っている食いしばりや歯ぎしりは、咬筋(エラの部分の筋肉)を異常に発達させます。
発達した咬筋は顔を大きく見せるだけでなく、その周辺の皮膚を下に引っ張る力が働き、結果として頬や顎のたるみに繋がります。
寝ているときの様子は自分では分かりにくいですが、朝起きた時に顎が疲れている感覚がある方は注意が必要です。
たるみは脂肪だけが原因?骨格と筋肉の見過ごされた罠
顎のたるみ対策として、多くの人が皮膚のケアや脂肪を減らすことに注目します。
しかし、より深刻なたるみの背景には、自分では気づきにくい「土台」そのものの変化が隠れている場合があります。
加齢による頭蓋骨の萎縮とたるみの関係
意外に知られていませんが、骨も肌と同じように新陳代謝を繰り返し、年齢とともに密度が低下して萎縮していきます。
特に、頬骨や下顎骨が痩せて小さくなると、その上の皮膚や脂肪を支える土台が失われます。
テントの骨組みが縮めばテントの布がたるむのと同じ原理で、皮膚が余ってしまい、深刻なたるみとして現れるのです。
これは、いくら皮膚表面をケアしても解決が難しい、根本的な問題です。
表情筋の「コリ」がたるみを固定化する
筋肉は使わなければ衰えますが、逆に特定の表情の癖や食いしばりなどで過度に緊張が続くと、硬く「凝り固まった」状態になります。
この筋肉のコリは周辺の血流やリンパの流れを阻害し、老廃物の蓄積を招きます。
さらに、凝り固まった筋肉は柔軟性を失い、皮膚を常に下方向へ引っ張り続けるため、たるみが改善しにくい状態を作り出してしまいます。
土台の変化チェックリスト
チェック項目 | 考えられる問題 |
---|---|
若い頃より顔が平面的になった、またはゴツゴツしてきた | 骨の萎縮 |
エラの部分やこめかみを押すと痛みを感じる | 筋肉のコリ |
無意識の時、口がポカンと開いていることが多い | 舌位の低下 |
舌の位置が二重あごを作る
リラックスしている時、舌はどこにあるか確認してみましょう。
本来、舌の正しいポジションは、舌先が上の前歯の少し後ろに触れ、舌全体が上顎にぴったりと吸い付いている状態です。この位置にあることで、顎周りの筋肉が適切にサポートされます。
しかし、舌が下がって口呼吸が習慣化していると、舌の重みで顎下の筋肉が常に緩んだ状態になり、二重あごやフェイスラインの崩れを直接的に引き起こします。
見落とされがちなリンパの滞り
顔や首周りには、老廃物や余分な水分を回収するリンパ管やリンパ節が集中しています。
ストレスや筋肉のコリ、血行不良などによってこのリンパの流れが滞ると、排出されるべき水分や老廃物が顔に溜まり、むくみが生じます。
このむくみによる重みが皮膚をさらに下へと引っ張り、たるみを助長する一因となります。
セルフケアの可能性と限界
顎のたるみがひどいときに、自宅でのケアでどこまで対抗できるのでしょうか。ここでは、代表的なセルフケアの効果と、知っておくべき注意点や限界について解説します。
マッサージで期待できる効果と注意点
顔や首周りのマッサージは滞ったリンパの流れや血行を促進し、一時的にむくみを解消してフェイスラインをすっきりさせる効果が期待できます。
しかし、やり方を間違えると、たるみを悪化させる原因にもなりかねません。
摩擦は肌にダメージを与え、シミやさらなるたるみを引き起こす可能性があります。
- 必ず滑りの良いクリームやオイルを使用する
- 皮膚を強く引っ張ったり、こすったりしない
- 骨に向かって優しく圧をかけるイメージで行う
表情筋トレーニングは逆効果になることも
顔の筋肉を鍛えるトレーニングは、正しく行えば筋肉の衰えを防ぎ、たるみ予防に繋がります。
しかし、自己流でやみくもに行うと意図しない部分の筋肉に力が入り、新たなシワを作ってしまったり、既存の筋肉のコリを悪化させたりする危険性があります。
すでにたるみが進行している場合は、トレーニングだけで皮膚の余りを引き上げるのは困難です。
セルフケアのメリット・デメリット
ケア方法 | 期待できる効果(メリット) | 注意点(デメリット) |
---|---|---|
マッサージ | むくみ解消、血行促進 | 摩擦による肌ダメージ、たるみ悪化のリスク |
表情筋トレーニング | 筋肉の衰え予防 | 新たなシワの形成、やり方が難しい |
たるみケア化粧品 | 肌のハリ感向上、乾燥予防 | 根本的なたるみの構造改善はできない |
化粧品選びで注目すべき成分
たるみケアを謳う化粧品は数多くありますが、化粧品はあくまで肌の表面(角質層)に働きかけるものです。
肌にハリや潤いを与え、乾燥による小ジワを目立たなくさせる効果は期待できますが、伸びてしまった皮膚や下垂した脂肪を持ち上げられません。
選ぶ際は、保湿成分に加え、肌のハリをサポートする成分が含まれているかに注目すると良いでしょう。
たるみケア化粧品で注目の成分
成分名 | 期待される働き |
---|---|
レチノール | 肌のターンオーバーを促し、コラーゲン生成をサポートする |
ビタミンC誘導体 | 抗酸化作用があり、コラーゲンの生成を助ける |
ナイアシンアミド | コラーゲン生成を促進し、バリア機能をサポートする |
美顔器は正しく使わないと意味がない
EMSやRF(ラジオ波)などを搭載した家庭用美顔器は、電気刺激で筋肉に働きかけたり、肌を温めて血行を促進したりする効果が期待できます。
しかし、医療用に比べて出力が弱く設定されており、効果は穏やかです。
また、効果を実感するには継続的な使用が必要であり、正しい使い方をしないと効果が得られないばかりか、肌トラブルの原因になるケースもあります。
美容クリニックでの即効性が期待できる改善策
セルフケアでは改善が難しい「ひどい顎のたるみ」に対して、美容クリニックでは医学的根拠に基づいた様々な取り組みが可能です。
HIFU(ハイフ)による土台からのリフトアップ
HIFU(高密度焦点式超音波)は、皮膚の深い層にあるSMAS(スマス)筋膜という、たるみの根本原因となる層にピンポイントで熱エネルギーを届けます。
熱によってSMAS筋膜が収縮し、コラーゲンの生成が促進されて、肌の土台から強力にリフトアップします。
メスを使わずに、将来のたるみ予防にも繋がる効果が期待できる人気の治療です。
糸リフト(スレッドリフト)で物理的に引き上げる
糸リフトは、コグ(トゲ)の付いた特殊な医療用の糸を皮下に挿入し、たるんだ組織を物理的に引っ張り上げる治療です。
下垂した脂肪や皮膚を直接持ち上げられるため、施術直後からリフトアップ効果を実感しやすいのが特徴です。
また、挿入した糸が周辺組織を刺激し、コラーゲン生成を促す効果もあります。
ヒアルロン酸注入による輪郭形成
たるみの原因が加齢による骨の萎縮やボリュームロスにある場合、ヒアルロン酸注入が有効です。
顎先やフェイスライン、頬など、ボリュームが失われた部分にヒアルロン酸を注入し、土台を補強して輪郭をシャープに整え、リフトアップ効果を生み出します。
たるみを持ち上げるだけでなく、美しいフェイスラインをデザインする治療です。
脂肪溶解注射で部分的な脂肪を減らす
顎下やフェイスラインに脂肪が多く付いているのがたるみの原因である場合、脂肪溶解注射が適しています。
脂肪細胞を破壊・溶解する薬剤を注入して部分的なボリュームを減らし、フェイスラインをすっきりとさせます。
破壊された脂肪細胞は再生しないため、リバウンドしにくいのが特徴です。
自分に合った施術を選ぶためのポイント
美容医療には様々な選択肢があるため、どの治療が自分に最も合っているのか迷う方も多いでしょう。
ここでは、施術を選ぶ際に考慮すべきポイントを確認していきましょう。
たるみの原因別に見るおすすめの施術
自分のたるみがどのタイプかによって、効果的な方法が異なります。まずは原因を正しく見極めましょう。。
たるみの原因と推奨される施術
たるみの主な原因 | 推奨される施術の例 |
---|---|
皮膚のゆるみ・SMAS筋膜の緩み | HIFU(ハイフ)、高周波(RF)治療 |
脂肪の下垂・組織の移動 | 糸リフト(スレッドリフト) |
骨格の萎縮・ボリュームロス | ヒアルロン酸注入 |
顎下の脂肪 | 脂肪溶解注射、冷却脂肪融解 |
ダウンタイムや痛みの比較
施術を受ける上で、日常生活への影響は気になる点です。施術によって、痛みや腫れ、内出血などのダウンタイムは異なります。
自分の生活スタイルに合わせて、許容できる範囲の施術を選ぶと良いです。
主要なたるみ治療のダウンタイム比較
施術名 | 痛み | 主なダウンタイム |
---|---|---|
HIFU(ハイフ) | 骨に響くような鈍痛 | ほぼ無し。赤みや筋肉痛のような痛みが数日出ることがある。 |
糸リフト | 麻酔をするため施術中は少ない。術後に引きつれ感や痛み。 | 腫れや内出血が1〜2週間程度。 |
ヒアルロン酸注入 | 針を刺す痛み。麻酔クリームを使用。 | 内出血や腫れが数日〜1週間程度。 |
期待できる効果の持続期間
一度の施術で永久に効果が続くわけではありません。施術ごとに、期待できる効果のピークや持続期間は異なります。
HIFUは半年〜1年、糸リフトは1年〜2年、ヒアルロン酸は半年〜2年が一つの目安です。
医師と相談しながら、長期的な視点でメンテナンス計画を立てていきましょう。
費用相場とクリニック選びの注意点
たるみ治療は自由診療のため、クリニックによって費用は大きく異なります。
単純な価格の安さだけで選ぶのではなく、医師の経験や技術力、カウンセリングの丁寧さ、アフターフォローの体制などを総合的に判断して信頼できるクリニックを選びましょう。
- カウンセリングで悩みを親身に聞いてくれるか
- 複数の治療選択肢と、そのメリット・デメリットを説明してくれるか
- リスクや副作用についても隠さず説明してくれるか
- 料金体系が明確であるか
治療効果を高め、たるませないための生活習慣
美容医療でたるみを改善した後も、その効果を長持ちさせて新たな悩みを生まないためには、生活習慣の見直しが重要です。美しさを維持するための予防策を心がけましょう。
睡眠の質が肌再生に与える影響
肌の細胞は、睡眠中に分泌される成長ホルモンによって修復・再生されます。睡眠不足や質の低い睡眠は、この重要な時間を奪い、肌の回復を妨げます。
毎日決まった時間に就寝して十分な睡眠時間を確保すると、肌の再生能力を高め、たるみにくい健やかな肌を育みます。
たるみを防ぐ食事と栄養素
私たちの体は、食べたもので作られています。
肌の材料となるタンパク質や、コラーゲンの生成を助けるビタミンC、抗酸化作用のあるビタミンA・Eなどをバランス良く摂取する工夫が、内側からのたるみケアに繋がります。
たるみ予防に役立つ栄養素と食品例
栄養素 | 働き | 多く含まれる食品 |
---|---|---|
タンパク質 | 肌や筋肉の材料となる | 肉、魚、卵、大豆製品 |
ビタミンC | コラーゲンの生成を助ける、抗酸化作用 | パプリカ、ブロッコリー、キウイ |
ビタミンA/E | 強い抗酸化作用で肌を守る | 緑黄色野菜、ナッツ類、アボカド |
正しい姿勢を維持する意識
特にデスクワークやスマートフォン操作中は意識的に背筋を伸ばし、顎を引くように心がけましょう。
定期的に立ち上がってストレッチをする、モニターの高さを目線に合わせるなどの工夫で首や肩への負担を減らし、たるみの原因となる姿勢の癖を改善します。
ストレス管理とホルモンバランス
過度なストレスは活性酸素を発生させて肌の老化を促進するだけでなく、ホルモンバランスを乱し、肌のコンディションを悪化させます。
自分なりのリラックス方法を見つけ、心身ともに健やかな状態を保つ心がけが、巡り巡ってたるみのない若々しい印象を守ることに繋がります。
よくある質問
顎のたるみがひどいと感じると、鏡をみたときに気になるのはもちろん、日中も顎やフェイスラインを無意識に触ってしまう方が多いです。
美容を気にする女性にとって、顎のたるみは精神的な負担になってしまいます。
「気のせいだと思いたい」「そのうち改善すると思いたい」という気持ちも分かりますが、放置するより早めに対策を行うほうが効果を実感しやすいです。
初期であれば、正しい方法でセルフケアを行うとある程度の改善が見込める方もいます。ただ、進行してしまった場合には美容医療が良い選択肢となります。
即効性を求める方、ひどいたるみを効果的に改善したい方は、いちどクリニックのカウンセリングを受けてみると良いでしょう。
- 施術はどのくらいの頻度で受ける必要がありますか?
-
施術の種類や個人の状態によって異なります。例えばHIFUであれば半年に1回〜1年に1回、糸リフトは1年〜2年程度が目安となります。ヒアルロン酸も種類によりますが、半年〜2年程度です。
カウンセリングの際に、医師があなたの状態に合わせた治療計画を提案します。
- 痛みはどの程度ですか?
-
痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの施術で麻酔クリームや局所麻酔を使用するため、我慢できないほどの痛みを感じることは稀です。
HIFUは骨に響くような熱感や鈍痛、注入治療はチクッとした痛みを感じる場合があります。不安な方は遠慮なく医師に相談しましょう。
- 施術後すぐにメイクはできますか?
-
HIFUのように肌表面に傷をつけない治療は、施術直後からメイクが可能です。糸リフトや注入治療など、針を使用する施術の場合は感染予防のため当日は避け、翌日から可能となるのが一般的です。
詳細は施術ごと、クリニックの方針ごとに確認が必要です。
- 男性でも治療を受けられますか?
-
もちろん可能です。近年、男性の美容意識も高まっており、ビジネスシーンでの印象アップなどを目的に、たるみ治療を受けられる男性は非常に増えています。
男性特有の骨格や肌質を考慮した治療を提案しているクリニックも多いので、気軽に相談してみましょう。
参考文献
CAKMAK, Ozcan; EMRE, Ismet Emrah; ÖZÜCER, Berke. Surgical Approach to the Thick Nasolabial Folds, Jowls and Heavy Neck—How to Approach and Suspend the Facial Ligaments. Facial Plastic Surgery, 2018, 34.01: 059-065.
KIM, Nancy M. Procedure for Lifting Cheeks and Jowls with Barbed Threads. In: Non-Surgical Thread Procedures: The Future of Aesthetic Medicine. Cham: Springer International Publishing, 2023. p. 33-41.
REECE, Edward M.; ROHRICH, Rod J. The aesthetic jaw line: management of the aging jowl. Aesthetic surgery journal, 2008, 28.6: 668-674.
RYU, Min-Hee, et al. Reframing the etiology of facial sagging from a facelift perspective. Plastic and Reconstructive Surgery–Global Open, 2018, 6.7: e1831.
BELLITY, Philippe, et al. The facial rejuvenation enhancing cheek lift (FRENCH LIFT), a facelift technique that treats sagging of the anterior column of the face: a single surgeon’s 10-year experience with 1100 operated patients. Aesthetic Plastic Surgery, 2024, 1-10.
M. SMITH, Abigail, et al. Non-traditional and non-invasive approaches in facial rejuvenation: a brief review. Cosmetics, 2020, 7.1: 10.
VAN BORSEL, John, et al. The effectiveness of facial exercises for facial rejuvenation: a systematic review. Aesthetic surgery journal, 2014, 34.1: 22-27.
FURLAN, Andreza Sonego, et al. Facial Exercises: Enhancing Facial Structure and Reducing Signs of Aging-A Comprehensive Review. Current Cosmetic Science, 2024, 3.1: E181223224616.