目尻のシワ・たるみはボトックスで消える?失敗しない注入場所と量

目尻のボトックスが主に和らげるのは、笑うたびに眼輪筋が縮んで刻まれる表情ジワです。真顔でも残る線や皮膚のゆるみには別の要因が重なるため、注射だけで完全に消えると決めつけず、動きと皮膚の状態を分けて評価します。
注入場所は目尻の外側へ扇状に広がる筋肉に合わせ、量は製剤、筋力、笑顔、左右差などから調整します。同じ本数を一律に打つと、笑いにくさや下まぶたの違和感につながるため、初回は表情を残す設計も大切です。
公表された単位数は診療の固定値ではなく、効果判定の時期や次回量も表情の変化に合わせて決めます。注射の位置や量を自己判断せず、希望する笑顔と不安な症状を診察時に具体的に伝えるための知識が大切です。
目尻のシワにボトックスが作用する仕組み
ボツリヌストキシンAは、神経から筋肉へ届く収縮の合図を一時的に弱めます。眼輪筋の動きが穏やかになると、笑顔や目を細めた際に寄る線が浅くなりますが、作用するのは筋肉の収縮であり、皮膚量を変える治療とは異なります。
| 評価する対象 | ボトックスの主な働き | 残りやすい変化 |
|---|---|---|
| 笑顔で出る線 | 眼輪筋の収縮を弱める | 表情を保つ量では一部残る |
| 真顔でも見える線 | 動作による折れ込みを減らす | 皮膚に定着した溝 |
| 皮膚のゆるみ | 新たな折れ込みを抑える | 余った皮膚や弾力低下 |
神経から眼輪筋へ届く収縮の合図を一時的に弱める
目の周囲を輪のように囲む眼輪筋は、まぶたを閉じるほか、笑顔やまぶしさで目を細める動作にも関わります。筋肉が縮むたびに皮膚が同じ方向へ折れ、外側へ放射状に見える線が目尻の表情ジワです。
薬剤は神経筋接合部という神経と筋肉のつなぎ目で、アセチルコリンの放出を抑えます。収縮が完全に止まる必要はなく、線を作る力を適度に弱めれば、笑顔を保ちながら折れ込みを軽減できる余地が生まれます。
作用は永続せず、神経の働きが回復するにつれて表情も戻ります。Cochraneレビューでは顔面シワの65試験を検討し、製剤、用量、治療部位が多様だったため、すべての人に同じ経過を当てはめる難しさも示されました。
笑った瞬間の折れ込みほど筋肉を弱める効果が届きやすい
真顔では目立たず、力いっぱい笑ったときに扇状の線が現れるなら、筋収縮の関与が大きい状態です。このような動的な線は治療の狙いと一致しやすく、施術前後も同じ強さの笑顔で比較すると変化を捉えられます。
一方、目尻を動かさなくても溝が残る場合は、長年の折れ癖や紫外線による弾力低下などが重なっています。筋肉の動きを抑えれば折れ込みは減りますが、すでに定着した皮膚の線まで同じ程度に薄くなるとは限りません。
「せっかく受けるなら一本も見えない状態にしたい」という気持ちも分かりますが、量を増やすほど自然になるわけではないでしょう。表情を残す価値と、静止時の線が残る限界を先に共有すると、治療後の納得につながります。
皮膚のたるみや深い溝は筋収縮だけでは説明できない
目尻の皮膚が細かく縮れて見える、真顔でも線が連続する、指で皮膚を寄せなくても余りを感じるといった変化は、筋肉以外の影響を含みます。乾燥や光老化、皮膚の薄さも見た目を左右するため、診察では表面の質感も確認します。
ボトックスが作用するのは筋肉の収縮で、皮膚量、頬の位置、骨格は治療対象外です。
笑ったときなど動きに伴う目尻の線は和らぐ余地がありますが、真顔でも残る静的な溝や皮膚のゆるみは、筋肉以外の要因を含むため残る場合があります。
この区別が曖昧なまま量だけ増やすと、残っている原因へ治療が届かず、表情の動きだけが弱くなる結果を招きます。施術前には真顔、軽い笑顔、最大の笑顔を順に作り、どの時点で線が現れるかを医師と確認するのが要点です。
動く目尻のシワと皮膚のたるみを分けるサイン
見分ける軸は、表情を止めると線が戻るか、真顔でも溝が残るか、頬や下まぶたの動きまで連動するかの3点です。一つだけで断定せず、同じ照明と顔の向きで段階的な表情を比べます。
笑顔のときだけ線が出て真顔で戻る動的なタイプ
口角を上げた瞬間に目尻から外側へ線が広がり、表情を戻すと目立たなくなるなら、眼輪筋の収縮が中心です。軽いほほ笑みと最大の笑顔で線の本数や方向が変わるかを見ると、日常表情に必要な動きも把握できます。
最大収縮だけで注入点を決めると、普段の笑顔では使わない範囲まで治療するおそれがあります。最大収縮時と自然な笑顔では扇状パターンの分布が一様でないため、複数の表情を比べる観察が位置決めの根拠になります。
自宅で記録するなら、正面と斜めから真顔、軽い笑顔、大きな笑顔を撮り分けると診察時の手掛かりになります。撮影距離や照明を変えると線の見え方まで変わるため、比較条件をそろえる工夫が有用です。
真顔でも細い溝と縮れが残る静的なタイプ
笑顔を戻して数秒たっても線が残り、皮膚表面に細かな凹凸が見える場合は、静的な成分を含みます。ボトックスで新しい折れ込みを減らしても、治療前からある溝の深さや皮膚の質感は別に評価する必要があります。
朝夕で乾燥の程度が違えば、同じ線でも強さが変わって見えるでしょう。洗顔直後や保湿後だけの印象で判断せず、普段に近い状態を医師へ示すと、筋肉へ働きかける治療で得られる範囲を話し合いやすくなります。
指で皮膚を強く引っ張る自己確認だけで治療適応を決めず、診察で判断します。皮膚の余り、細い溝、色調の違いを分けて言葉にすると、「シワ」という一語だけよりも悩みが正確に伝わります。
頬の持ち上がりと下まぶたのふくらみが重なる複合タイプ
笑うと頬が高く持ち上がり、下まぶたの外側も一緒にふくらむ人では、笑顔の動きを含む観察が必要です。頬から押し上げる力と眼輪筋の収縮が重なるため、下向きや斜め方向の線も現れます。
このタイプへ下側まで広く注入すると、笑顔の支えが変わったり、下まぶたに重さを感じたりする余地があります。目尻の線だけを減らす目標と、頬を含む普段の笑顔を保つ目標のどちらを優先するかは、施術前に共有しておくとよいでしょう。
3つのタイプは重なり合い、動的な線と静的な溝が同じ場所へ現れるケースもあります。次の整理は、診察で何を見てもらうかを明確にするための目安であり、注入量は自己診断ではなく医師の診察で決めます。
| 見え方 | 関与が大きい要因 | 診察で確かめる点 |
|---|---|---|
| 笑顔だけで扇状に出る | 眼輪筋の収縮 | 軽い笑顔と最大笑顔の差 |
| 真顔でも溝が残る | 折れ癖や皮膚の質感 | 静止時の深さと表面 |
| 下まぶたも動く | 頬の挙上と眼輪筋 | 下側の線と笑顔の形 |
目尻のシワの注入点は眼輪筋の広がりに合わせる
注入点は「目尻から何ミリ」という一律の図ではなく、笑ったときに線が広がる方向と眼輪筋の外側部分に合わせます。眼窩縁という目のくぼみを囲む骨のふちや、下まぶたとの距離も安全性に関わる指標です。
- 真顔と軽い笑顔の正面
- 最大笑顔の正面と斜め
- 左右それぞれの線の方向
診察では線の本数だけでなく、上向き、横向き、下向きのどこへ扇が開くかを確認します。同じ人でも左右で分布が違うため、左右対称の点と量を機械的に置くより、表情の観察を設計へ反映するほうが自然です。
外側へ扇状に広がる線へ複数点を分散する
眼輪筋の外側部分は広がりを持つため、一点へ量を集中させるより、線の分布に沿って複数点へ分ける設計が一般的です。Speywood Unitで表す製剤の国際合意には、片側3点という枠組みが示されています。
ただし、3点という数だけをまねても、位置や深さが違えば結果も変わります。上向きの線が中心なら上側の広がりを、横方向が中心なら外側の収縮を確認し、下側へ及ぶ線ではまぶたの閉じ方も含めて慎重に判断します。
| 線の広がり | 位置決めで見る範囲 | 避けたい一律設計 |
|---|---|---|
| 上向き中心 | 目尻上側の収縮 | 下側まで同量を置く |
| 横向き中心 | 外側の扇状範囲 | 一点へ集中する |
| 下向きも強い | 下まぶたと頬の連動 | 左右同じ位置へ広く打つ |
表の区分は診察時の観察軸であり、安全な注射位置を患者さん自身で再現する図ではありません。眼球に近く筋肉が小さい領域なので、解剖を理解した医師が骨のふちと表情を触診し、必要な範囲だけを選びます。
目のくぼみを囲む骨のふちと安全な距離
目尻の外側には眼球を囲む骨の境界があり、その内側にはまぶたを閉じる働きへ強く関わる筋線維が続きます。注入が内側やまぶた寄りへ及ぶほど、閉じにくさ、乾燥感、複視など望まない作用を考慮する必要が高まります。
まぶた寄りの眼輪筋へ注入した後、涙液量が低下した一症例が確認されています。一例から発生頻度は判断できませんが、線の近くへ打つ発想ではなく、筋肉の部位と役割を区別する重要性を示す情報です。
ドライアイ、コンタクトレンズの使用、眼科手術歴、まぶたを閉じた際の隙間などは、施術前に医師へ伝えてください。目の表面を守る働きが弱い場合には、注入範囲を狭めるか、治療を見送る判断も安全性を支えます。
左右の線が違えば注入点の高さと数も別々に検討する
左右差は治療後に初めて生まれるとは限らず、利き目、頬の上がり方、片側だけ目を細める癖などで施術前から存在します。最大笑顔の写真だけでなく、会話中に近い軽い笑顔も比べると、普段気になる側を特定しやすいです。
片側の線が多い場合も、左右への配分は筋肉の強さ、皮膚に残る溝、反対側の笑顔の大きさによって変わります。医師はこうした違いを確認し、位置と量を別々の軸として組み立てます。
治療前写真にすでに差があれば、施術後の評価でも同じ条件の画像が基準になります。完全な左右対称を目標にするより、両側の動きが不自然にならない範囲で、目立つ差を小さくする目標が現実的でしょう。
ボトックス量を控えめに調整したい顔立ちと表情の特徴
控えめな量から検討しやすいのは、下まぶたと頬が大きく連動する人、左右の筋力差が目立つ人、表情を十分に残したい人です。初回は反応が読みにくいため、追加の余地を残す考え方が安全性と自然さを両立させます。
| 表情や背景の特徴 | 控えめに考える理由 | 診察時の確認 |
|---|---|---|
| 頬と下まぶたが強く上がる | 笑顔の支えへ影響し得る | 軽い笑顔と最大笑顔 |
| 左右差が施術前からある | 同量でも見え方が違う | 左右別の線と筋力 |
| 初回または製剤変更 | 個人の反応が未確認 | 既往歴と希望する動き |
笑うと下まぶたと頬が大きく持ち上がる人
笑顔で下まぶたが厚く見え、頬の頂点が目尻近くまで上がる人では、眼輪筋が目元の印象を支えています。下向きの線だけを追って広く弱めると、目が小さく見える、笑顔が平坦に感じるといった変化につながり得ます。
この特徴があっても治療を一律に避ける必要はなく、外側の線へ範囲を絞り、表情の動きを残す選択肢があります。目尻を滑らかにする希望と、笑った際の目の形を守る希望を比べ、優先順位を決めるのが大切です。
診察では目を強く閉じる動作だけでなく、自然な会話に近い笑い方も確認します。強い収縮を基準にすると必要量を多く見積もりやすいため、普段の表情で困っている線を中心に伝えると設計が具体化します。
左右で線の本数や目の閉じ方に差がある人
片側だけ線が深い人では、同じ単位を左右へ配っても、効き方が同じになる保証はありません。線の深さが筋力差によるのか、静的な溝の差なのかを分け、筋収縮が弱い側へ過剰に注入しない配慮が求められます。
目を閉じたときの力や下まぶたの高さにも差があれば、その状態を治療前の基準として記録します。左右の点数を変える場合も、単に見た目の線を数えるのではなく、各点がどの動きへ働くかを医師が判断します。
顔には元から小さな左右差があり、治療で完全な鏡像へ変えるのは現実的ではないでしょう。気になる差を一つか二つに絞り、笑顔全体の調和を崩さない範囲を目標にすると、追加調整の要否も評価しやすくなります。
初回治療や自然な笑顔を優先したい人
初めて受ける人では、同じ量に対する筋肉の反応や持続期間が未知です。片側6、12、18単位を検討した左右比較試験では、全用量がプラセボより有効だった一方、明瞭な用量反応関係は確認されませんでした。
この結果は、多く打てば比例して良くなるわけではない点を示します。ただし、この単位数は特定製剤の値であり、別製剤へ数字だけを置き換えるのは不適切です。単位の強さや表示体系は製品ごとに異なります。
Speywood Unitを用いる製剤について、国際的な合意による目安は片側3点、各5〜10単位という範囲ですが、この数値は他製剤への換算値とは別です。公表値は診察で量の根拠を尋ねる材料とし、自分に必要な単位数は製剤名とともに確認します。
- 使用する製剤の正式名称
- 片側ごとの点数と合計単位
- 残したい笑顔と許容できる線
- 次回へ残す施術記録と写真
診療明細や施術記録には、製剤名、希釈後の単位、左右の配分が分かる情報を残すと役立ちます。次回は記憶だけで量を決めず、効き方と表情の変化を同じ記録へ結びつけて検討できます。
笑いにくさ・左右差・下まぶたの変化への対応
施術後に笑いにくさや左右差を感じても、効き方が固まる前の早い追加注入は避け、表情と症状を記録して施術医へ相談します。目の乾燥、閉じにくさ、痛み、見え方の異常を伴う場合は、評価時期を待たず連絡が必要です。
| 施術後の変化 | まず確認する点 | 取るべき対応 |
|---|---|---|
| 笑顔のこわばり | 発症日と左右の動き | 表情写真を添えて相談 |
| 目尻の左右差 | 治療前写真との違い | 効果判定後に調整を検討 |
| 乾燥や閉じにくさ | 痛みと見え方の異常 | 早めに施術医へ連絡 |
笑顔が作りにくい感覚は発症日と動く範囲を記録する
笑った際に目尻が動かない、頬だけが持ち上がる、下まぶたに重さを感じるといった変化は、眼輪筋の働きが想定より広く弱まった可能性を含みます。真顔だけでは伝わりにくいため、軽い笑顔と最大笑顔を動画でも残します。
ボツリヌストキシンの作用をその場で消す一般的な薬はなく、局所の筋力が戻る経過を見ながら判断する場面があります。自己判断で強くマッサージしたり、別の医療機関で直ちに追加注入を重ねたりせず、まず施術内容を確認しましょう。
顔面のシワ治療を受けた1678人分の安全性データでは、治療関連の有害事象は主に注射そのものか局所の薬理作用に関連していました。
重篤な有害事象は治療との関連なしと評価されましたが、対象や用量が限られるため、個別症状は別に評価が必要です。
片側だけ強く効いたときは治療前の差と照らし合わせる
片側だけ線が減り、反対側が残ると、すぐに残った側へ足したくなる人もいるでしょう。しかし初期には左右で効き始めがずれるケースもあり、治療前からの差を含めて最大効果の時期まで観察するほうが判断しやすいです。
評価では同じ照明、距離、表情で撮った画像を使い、線の深さだけでなく目の開きや頬の高さも比較します。残った線が筋収縮によると確認でき、笑顔への影響が小さいと医師が判断した場合は、少量の追加が候補です。
反対に、強く効いた側へ合わせて両側の動きを減らすと、表情全体が硬くなる余地があります。次回の施術では追加した量だけでなく、最初の点の高さや下側への広がりも記録から見直すと、同じ差の再発を避けやすくなります。
乾燥・閉じにくさ・見え方の異常は早めに施術医へ伝える
目尻の注射後には一時的な赤み、腫れ、内出血などが起こり得ます。目尻治療では注射部位の血腫がプラセボより増えた一方、全有害事象の明確な増加は示されておらず、軽い反応と眼症状を分けて捉える必要があります。
30人を3か月にわたり前向きに追跡した評価では、涙の膜の安定性やマイボーム腺という涙の油分を出す組織に一時的な変化がみられました。対象数が少なく頻度は未確定ですが、乾燥感を単なる違和感として放置しない理由になります。
目が閉じにくい、強い痛みがある、物が二重に見える、視界がかすむなどの症状は、効果判定日を待たず施術医へ連絡してください。必要に応じて眼科で角膜や涙液を評価し、目の表面を保護する対応を受けます。
目尻のシワはいつ判定し、次回の量をどう決める?
最初の効果判定は、効き方がそろいやすい施術後2週間前後が一つの目安です。次回量はその時点の線だけで決めず、笑顔の自然さ、左右差、下まぶたの感覚、動きが戻り始めた時期まで記録して調整します。
施術直後ではなく2週間前後の表情で効果を確かめる
注射直後のふくらみや赤みは薬の最終効果を示すものとは異なり、左右差を判断するには早い時期です。筋収縮は徐々に弱まって評価時期へ近づくため、毎日何度も表情を比べるより、決めた日に同じ条件で記録します。
2週間前後には、真顔、軽い笑顔、最大笑顔の3段階を撮り、治療前画像と並べます。線が何本減ったかだけでなく、笑いやすさ、目の閉じ方、左右の頬の高さも確認すると、効果と負担を一緒に評価しやすいでしょう。
まだ動きが残っていても、希望した自然さを保てていれば、追加せず経過を見る選択があります。静的な溝だけが残る場合も、量を足す前に筋肉由来か皮膚由来かを見直すと、過剰な調整を避けられます。
3〜4か月を中心に動きが戻る時期には個人差が出る
持続は製剤、用量、筋力、治療歴などで異なり、一般には数か月単位で考えます。両製剤を左右で比較し、2週間、1か月、3〜5か月に追跡した結果、4か月時点でも改善を保った参加者がいました。
この結果は対象範囲が限られ、持続月数の個人差や製剤間の単純な優劣とは分けて解釈します。複数回治療と持続期間には根拠の不足も残るため、自分の経過を施術ごとに記録する意味があります。
動きが少し戻っただけで直ちに再注入すると、予定より短い間隔で治療を重ねる結果になります。線が再び気になり始めた時期と、表情が自然に戻った時期を別々に記録し、次回相談の材料にするとよいでしょう。
次回は残った線より笑顔と左右差の記録を量へ反映する
次回量を増やす判断には、十分な期間をおいても筋収縮による線が強く残り、笑顔や下まぶたへの負担が小さかったという情報が必要です。反対にこわばりや乾燥を感じたなら、量、点数、位置、製剤をまとめて見直します。
初回と同じ単位を繰り返す場合も、年齢や表情の使い方によって線の分布は変わります。毎回同じ位置へ自動的に打つのではなく、施術前に新しい笑顔を観察し、過去の反応と照らして調整する姿勢が重要です。
記録には施術日、製剤名、左右の単位、注入点、2週間前後の写真、動きが戻った日を残します。目標を完全に線が消える量へ固定せず、許容できる線と保ちたい表情の均衡を探すと、次回は数字以外の要素も含めて判断できます。
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よくある質問
- 目尻のシワはボトックスで完全に消えますか?
-
笑ったときに出る目尻のシワは浅くなる余地がありますが、完全に消えるとは限りません。真顔でも残る溝や皮膚のゆるみは筋肉以外の要因を含むため、表情ジワと分けて治療目標を決めます。
- 目尻ボトックスは片側に何単位が必要ですか?
-
必要な単位は製剤、筋力、線の広がり、残したい表情によって変わります。片側6、12、18単位を比較したデータもありますが、別製剤では単位の対応が異なり、自分に必要な量は診察で決めます。
施術前には製剤名、左右それぞれの合計単位、点数を確認し、診療記録として残します。初回や笑顔を保ちたい場合は、追加の余地を残して控えめに始める考え方もあります。
- 目尻のシワへ打ったボトックスはいつから効き、どのくらい続きますか?
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変化は施術直後に完成するものではなく、2週間前後で一度評価するのが目安です。持続は個人差がありますが数か月単位で、3〜4か月ごろの動きや線を記録すると、次回時期を相談しやすくなります。
- 目尻ボトックスで笑顔が不自然になることはありますか?
-
眼輪筋の広い範囲へ強く作用すると、笑いにくさや下まぶたの重さを感じる場合があります。頬と下まぶたが大きく動く人では、自然な笑顔を残したい希望を施術前に伝え、範囲と量を相談します。
- 目尻ボトックス後に目が乾いたらどうすればよいですか?
-
乾燥が続く場合は施術医へ連絡し、目の閉じ方や角膜、涙液の状態を確認します。強い痛み、見え方の異常、目を閉じにくい症状があれば、予定した効果判定日を待たず早めの診察が必要です。
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