「切らないリフトアップ」として人気のハイフ(HIFU)治療。たるみを引き締める効果が期待できると注目されていますが、「その効果はいつまで続くの?」と疑問に思う方も多いでしょう。
ハイフの持続期間は、使用する機器や個人の肌状態によっても異なりますが、一般的に医療ハイフの場合は約半年から1年程度が目安とされています。
この記事では、ハイフの効果がいつから現れ、どれくらいの期間持続するのか、そして大切な効果をできるだけ長持ちさせるための秘訣について、詳しく解説します。
ハイフ(HIFU)とは?その基本的な仕組み
ハイフ(HIFU)は「高密度焦点式超音波(HighIntensityFocusedUltrasound)」の略称で、超音波エネルギーをピンポイントで集束させ、肌の深層部に熱エネルギーを届ける治療法です。
この技術の最大の特徴は、メスを使わずに肌の土台である「SMAS(スマス)筋膜」に直接働きかけられる点にあります。
たるみを引き上げる仕組み
ハイフの施術では、狙った深さに超音波の熱エネルギーを照射します。皮膚の内部、特にSMAS筋膜や皮下組織に60℃から70℃程度の熱を加えることで、組織内のタンパク質が凝固・収縮します。
この収縮によって、施術直後から肌の引き締まり(タイトニング)効果が生まれます。
さらに、熱によるダメージを受けた組織は、それを修復しようとする「創傷治癒」の働きが活発になります。
この過程で、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやエラスチンの生成が促進され、中長期的にリフトアップ効果が高まっていきます。
SMAS筋膜にアプローチする重要性
顔のたるみは、皮膚そのもののゆるみだけでなく、皮膚を支える土台であるSMAS筋膜のゆるみが大きな原因となっています。
SMAS筋膜は皮膚と筋肉の間にある薄い膜で、顔の表情筋と連動しています。従来の手術によるフェイスリフトでは、このSMAS筋膜を引き上げることが重要視されてきました。
ハイフは、手術をせずとも超音波でSMAS筋膜に熱を加えて収縮させられるため、たるみの根本的な原因にアプローチできる治療として注目されています。
医療ハイフとエステハイフの違い
ハイフには、美容クリニックなどの医療機関で受ける「医療ハイフ」と、エステサロンで受ける「エステハイフ」があります。
これらは使用する機器の出力パワーや、施術を行う資格者に大きな違いがあります。
医療ハイフは出力が高く、SMAS筋膜までしっかりと熱を届けられるため、効果の実感や持続期間が長い傾向にあります。
一方、エステハイフは医療行為ではないため出力が低く設定されており、主に浅い層への働きかけやリラクゼーション目的が中心となります。
医療ハイフとエステハイフの比較
| 項目 | 医療ハイフ | エステハイフ |
|---|---|---|
| 施術者 | 医師または看護師 | エステティシャン |
| 出力パワー | 高い(SMAS筋膜まで到達可能) | 低い(主に浅い層まで) |
| 持続期間目安 | 約半年~1年程度 | 約数週間~1ヶ月程度 |
ハイフの効果が実感できるのはいつから?
ハイフの効果の現れ方には2つの段階があります。施術直後に感じられる「即時的な引き締め効果」と、時間をかけて現れる「長期的なリフトアップ効果」です。
多くの場合、施術後1ヶ月から3ヶ月ほどかけて効果がピークに達します。
施術直後に感じる引き締まり感
ハイフの熱エネルギーによってSMAS筋膜や皮下組織のタンパク質が収縮するため、施術直後から「顔が引き締まった」「フェイスラインがすっきりした」と感じる方も少なくありません。
これは主に即時的なタイトニング効果によるものです。ただし、この時点ではまだコラーゲンの増生は始まっていません。
コラーゲン生成による効果のピーク
ハイフの本当の効果は、施術後の創傷治癒の過程で現れます。熱ダメージを受けた組織が修復される過程で、新しいコラーゲンやエラスチンが活発に生成されます。
このコラーゲン増生には時間がかかり、通常は施術後1ヶ月から3ヶ月ほどかけて徐々に肌のハリや弾力が高まり、リフトアップ効果が最大化されます。
つまり、ハイフは「施術直後も嬉しいが、1ヶ月後、2ヶ月後がさらに楽しみな治療」と言えます。
効果の現れ方には個人差がある
効果が実感できるタイミングやピークの時期には、個人差があります。もともとの肌質やたるみの進行度、年齢や骨格、さらには施術時のショット数や出力設定によっても変わってきます。
例えば、脂肪が比較的多い方は引き締まり感を実感しやすく、皮膚のゆるみが主な悩みの方はコラーゲン増生によるハリ感の変化を感じやすい、といった違いが出る場合があります。
ハイフの効果の持続期間はどれくらい?
医療ハイフの効果の持続期間は、一般的に約半年から1年程度とされています。ただし、これはあくまで目安であり、複数の要因によって変動します。
平均的な持続期間の目安
多くの場合、施術後1ヶ月から3ヶ月で効果がピークに達し、その後は生成されたコラーゲンが維持される期間が続きます。
一般的には6ヶ月から12ヶ月程度、効果の持続を実感できるケースが多いです。
使用する機器や施術内容によっては、1年半程度持続すると説明される場合もあります。
なぜ効果は永久ではないのか
ハイフによって新しく作られたコラーゲンも、時間の経過とともに徐々に分解・減少し、再び老化が進んでいきます。
また、ハイフはあくまで「現在のたるみを改善し、老化のスピードを遅らせる」治療であり、加齢そのものは止められません。
そのため、効果を維持するためには定期的なメンテナンス(追加施術)が必要になります。
持続期間に影響を与える要因
ハイフの持続期間は、様々な要因に左右されます。年齢(若い方の方がコラーゲン生成能力が高い)、肌質、たるみの程度はもちろん、施術後のケアや生活習慣も大きく影響します。
また、使用する機器の特性や、施術時に照射するショット数(エネルギー量)も持続期間に関わる重要なポイントです。
持続期間に影響する主な要素
| 要因 | 影響 |
|---|---|
| 年齢・肌状態 | コラーゲン生成能力やたるみの程度で変わる |
| 使用機器・設定 | 機器の特性やショット数、出力で変動する |
| 生活習慣 | 紫外線対策、喫煙、食生活、睡眠などが影響する |
ハイフの機種別に見る持続期間の違い
「ハイフ」と一口に言っても、様々な種類の医療機器が存在します。それぞれの機器には特徴があり、期待できる効果の強さや持続期間の目安も異なります。
どの機器を選ぶかは、ご自身の悩みや予算、痛みの感じ方などを考慮して医師と相談しましょう。
ウルセラ(ウルセラピー)
ウルセラはハイフ治療の中でも比較的古くからあり、世界的に広く使用されている機器の一つです。FDA(アメリカ食品医薬品局)の認可をリフトアップ治療で受けている点が特徴です。
超音波画像でSMAS筋膜などの深部を確認しながら照射できるため、正確な照射が可能です。
パワーが比較的強く、その分、持続期間も約1年から1年半と長めであると言われる場合が多いですが、施術時の痛みを感じやすいという側面もあります。
ダブロ(ダブロゴールドなど)
ダブロは、ウルセラに比べて痛みの軽減を目指して開発された機器として知られています。
エネルギーを均一に照射して、熱だまりによる痛みを抑える工夫がされています。痛みが心配な方にも選ばれやすい機器です。
効果の持続期間は、約半年から1年程度が目安とされています。
その他の主要なハイフ機器
ほかにも、ソノクイーン(目元などの細かい部位への照射が得意)、ウルトラフォーマー3(ハイフシャワーと呼ばれる浅い層への照射も可能)など、多様な機器が登場しています。
それぞれターゲットとする層や得意とする部位が異なる場合があります。
主要ハイフ機器の持続期間目安
| 機器名(例) | 持続期間の目安 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| ウルセラ | 約1年~1年半 | パワーが比較的強く、深部を確認しながら照射可能 |
| ダブロ | 約半年~1年 | 痛みを比較的抑え、均一な照射を目指す |
| ウルトラフォーマー3 | 約半年~1年 | 複数の深さに対応し、ハイフシャワーも可能 |
機種選びと持続期間の関係
持続期間が長い機器ほど優れている、というわけではありません。パワーが強い機器は痛みが強かったり、費用が高額になったりする傾向があります。
また、ご自身のたるみの状態に合わない機器を選んでも、期待した効果は得られにくいでしょう。
持続期間だけでなく、安全性や痛み、費用、そして何よりご自身の肌状態に合っているかを、カウンセリングで医師としっかり相談して決めることが大切です。
ハイフの効果を長持ちさせるための5つの秘訣
ハイフの効果をできるだけ長く維持するためには、施術後のセルフケアや生活習慣が非常に重要です。施術で得られた良い状態をキープするために、日々の積み重ねを意識しましょう。
適切な施術間隔を守る
「効果を長持ちさせたい」と思うあまり、短期間に何度も施術を受けるのは逆効果です。
ハイフは創傷治癒の働きを利用する治療であり、肌には回復期間が必要です。施術間隔が短すぎると、肌に過度な負担がかかり、かえって肌トラブルの原因になるケースもあります。
一般的に推奨される「半年に1回」や「1年に1回」といった施術間隔を守り、焦らずに肌の再生を待ちましょう。
紫外線対策を徹底する
紫外線は肌のコラーゲンやエラスチンを破壊し、たるみやシワを促進する「光老化」の最大の原因です。
せっかくハイフでコラーゲンを増やしても、紫外線を浴び続けていては効果が損なわれてしまいます。
季節や天候に関わらず、日焼け止めを毎日塗る、日傘や帽子を活用するなど、徹底した紫外線対策を習慣にしてください。
保湿ケアで肌の土台を整える
肌が乾燥しているとバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなります。また、乾燥は小じわやハリの低下にもつながります。
ハイフ施術後の肌は、一時的に乾燥しやすくなる傾向があるため、特に保湿ケアが重要です。
化粧水で水分を与えた後、乳液やクリームでしっかりと蓋をして、肌の水分を保ち、健やかな肌環境を維持しましょう。
バランスの取れた食事と生活習慣
肌は食べたもので作られます。コラーゲンの材料となるタンパク質や、その生成を助けるビタミンC、抗酸化作用のあるビタミンA・Eなどを、バランス良く食事から摂取するのが理想です。
また、十分な睡眠時間は肌のターンオーバーや修復に必要です。質の良い睡眠を心がけ、健やかな生活習慣を送りましょう。
肌のハリをサポートする栄養素
| 栄養素 | 含まれる主な食材 | 期待される役割 |
|---|---|---|
| タンパク質 | 肉、魚、卵、大豆製品 | コラーゲンなどの材料になる |
| ビタミンC | ピーマン、ブロッコリー、キウイ、柑橘類 | コラーゲンの生成をサポートする |
| ビタミンA/E | 緑黄色野菜、ナッツ類、うなぎ | 肌の健康維持や抗酸化作用 |
他の美容医療との併用
ハイフはSMAS筋膜という深い層に作用する治療ですが、たるみの原因は一つではありません。皮膚の浅い層のゆるみ、ボリュームの減少(こけ)など、他の原因が複合的に関わっているケースも多いです。
ハイフとは異なる層や原因に働きかける他の治療(高周波治療、ヒアルロン酸注入、糸リフトなど)を組み合わせると、より満足度の高い結果や持続につながる場合があります。
ただし、併用には適切なタイミングがあるため、必ず医師の診断のもとで行ってください。
ハイフと併用される施術
| 施術名 | 主なアプローチ | 期待できる相乗効果 |
|---|---|---|
| 高周波(RF)治療 | 皮膚の浅い層(真皮)の引き締め | 肌表面のハリ感アップ、毛穴改善 |
| ヒアルロン酸注入 | ボリュームの補充、形の調整 | こけや深いシワの改善、リフト感の補強 |
| 糸リフト(スレッドリフト) | 物理的な引き上げ、コラーゲン増生 | 即時的なリフトアップ効果の強化 |
ハイフの持続期間を短くするNG行動
ハイフの効果を長持ちさせる努力も大切ですが、同時に「効果を短くしてしまう行動」を避けるのも重要です。無意識のうちにハイフの効果を妨げる行動をとっていないか、チェックしてみましょう。
過度なマッサージや摩擦
施術後の肌は、内部でコラーゲン生成が活発になっているデリケートな状態です。この時期に顔を強くこすったり、ゴリゴリと力を入れたマッサージを行ったりすると、肌への負担となる可能性があります。
洗顔やスキンケアは優しく触れるように行い、美顔器などの使用も、いつから再開できるか医師に確認しましょう。
急激な体重変動
短期間での大幅なダイエットや、その後のリバウンドは、肌のハリにも影響します。
急激に痩せると皮膚が余ってしまい、たるんで見えやすいです。逆に急に太ると皮膚が伸ばされます。
体重の変動はできるだけ緩やかに安定させる心がけが、フェイスラインを維持する上でも大切です。健康的な体重管理を心がけましょう。
喫煙や過度な飲酒
喫煙は、肌の老化を早める大きな要因です。タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、肌への酸素や栄養の供給を妨げます。また、活性酸素を発生させ、コラーゲンを破壊するとも言われています。
過度な飲酒も、むくみや脱水を引き起こし、肌のコンディションを悪化させる可能性があります。
喫煙や飲酒が肌に与える影響
- 喫煙による血行不良と栄養不足
- コラーゲン破壊の促進(活性酸素)
- 過度な飲酒によるむくみや肌の乾燥
ハイフの持続期間が切れたらどうなる?
ハイフの効果の持続期間である「半年から1年」が過ぎたら、急にたるんでしまうのではないかと心配になるかもしれません。しかし、効果が切れても、施術前より状態が悪化するわけではありません。
徐々に元の状態に戻っていく
ハイフの効果がなくなるというのは、「生成されたコラーゲンが減少し、再び加齢による自然な変化(たるみ)がゆっくりと進行し始める」ということです。
施術によって得られたリフトアップ感が薄れ、徐々に施術前の状態に近づいていきます。急激に「たるむ」わけではなく、あくまで自然な老化のスピードに戻るイメージです。
施術前より悪化することはない
「ハイフを止めると、前よりひどいたるみになる」というわけではありません。むしろ、ハイフを定期的に受けると、たるみの進行を遅らせる「予防」や「貯金」のような役割を果たします。
施術を受けた分だけ、数年後の肌状態は、何もケアしなかった場合と比べて良い状態を保てている可能性が高いです。
次の施術を受けるタイミング
効果を維持したい場合、次の施術を受けるタイミングが重要です。一般的には、効果が完全になくなる前、つまり前回の施術から半年後から1年後を目安に、次の施術を計画することが推奨されます。
たるみが気になり始める前にメンテナンスを行うと、良い状態を継続的にキープしやすくなります。
施術間隔の目安
| 目的 | 推奨される間隔 |
|---|---|
| 効果の維持・継続 | 約半年~1年に1回 |
| 初回の集中ケア | 医師の診断により3~6ヶ月後(機器による) |
よくある質問
ハイフの持続期間は半年~1年程度が目安です。ただ、効果の現れ方や持続期間には個人差があります。
せっかくハイフを受けるのであれば、効果を最大限に引き出して長持ちさせたいものです。そのためには、施術後のスキンケアや生活習慣にも気を配りましょう。
また、良い状態を維持するために、半年や1年に1回のメンテナンス治療を行うのもおすすめです。
- ハイフは何回受けるのが理想的ですか?
-
回数に明確な決まりはありませんが、多くの場合、効果を維持するためには半年に1回から1年に1回程度の頻度で継続して受けることを推奨するクリニックが多いです。
ご自身の肌状態や、どの程度の引き締め感を維持したいかという目標に合わせて、医師と相談しながら施術計画を立てましょう。
- 施術後に気をつけることはありますか?
-
施術当日は、飲酒や激しい運動、サウナや長時間の入浴など、血行が良くなりすぎる行動は控えてください。赤みやほてりが強くなる可能性があります。
また、肌はデリケートな状態ですので、保湿ケアをいつも以上に丁寧に行い、紫外線対策も徹底してください。
- 痛みはどれくらいありますか?
-
痛みの感じ方には個人差が大きいです。一般的には「骨に響くような鈍い痛み」「チクチクする熱感」と表現される場合が多いです。
特にフェイスラインや額など、骨に近い部分は痛みを感じやすい傾向があります。
多くの場合は麻酔なしで耐えられる程度ですが、痛みが不安な場合は、麻酔クリームなどを使用できるか事前に相談しましょう。
- 持続期間が人より短い気がするのはなぜですか?
-
効果の持続期間には個人差があります。
考えられる要因としては、元々のたるみの程度が強い場合、年齢によるコラーゲン生成能力の違い、骨格や脂肪のつき方、喫煙習慣や紫外線対策の有無といった生活習慣などが挙げられます。
また、施術時の出力設定やショット数が適切であったかも影響する場合があります。
- ハイフを受けられない人はいますか?
-
安全に施術を受けていただくため、いくつか禁忌事項があります。
妊娠中・授乳中の方、施術部位に金属製のプレートや糸(金の糸など)が入っている方、重度の皮膚疾患や感染症がある部位、ケロイド体質の方は受けられない場合が多いです。
持病がある方や服用中の薬がある方は、必ずカウンセリングで医師に申告してください。
ハイフを受けられない人はいますか?
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