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美容コラム

クマ取り後の左右差は治せる?原因・修正方法・予防策を徹底解説

クマ取り手術は、目元の悩みを根本から改善できる人気の美容施術ですが、術後に「左右差」が生じるケースも少なくありません。
目の高さや脂肪のボリューム、腫れの程度に微妙な違いが出ると、仕上がりに不満を感じる方もいます。
この記事では、クマ取り後に起こる左右差の種類や原因、見た目への影響、そして修正が可能なケースとその方法について詳しく解説します。

1. クマ取り後に起こる左右差とは?

クマ取りは、下まぶたの脂肪を除去または移動することで、目の下の影やくぼみを改善する施術です。
しかし術後、「左右差」が生じることがあり、仕上がりに不満を感じる原因になることもあります。
左右差とは、片目だけクマが残って見えたり、まぶたのラインに高低差が出る状態です。
これはクマの除去量の差や、皮膚・脂肪の凹凸に偏りが出ることで起こります。わずかな差でも、顔全体の印象に影響します。
一方で、骨格や脂肪の量、筋肉の動きに由来する生まれつきの非対称性もあるため、完全な左右対称が難しいこともあります。
まずはどんな左右差があるのかを知り、見た目への影響を理解することが重要です。

どんな左右差があるのか?具体的な例

左右差の現れ方はさまざまです。たとえば、片方だけ目の下がくぼんでクマが目立つ、逆に膨らんで見えるなどが挙げられます。
これは脂肪の除去量や腫れ・むくみの左右差が原因となるケースです。
また、皮膚のたるみ具合に差があると、シワや引きつれが片方だけ目立つこともあります。
さらに、笑ったときや表情を動かしたときだけ差が際立つ場合もあります。
表情筋の癖により片側だけまぶたが持ち上がると、たるみやクマの見え方が変わってくるのです。
こうした具体的な左右差を知ることが、修正や対策の第一歩になります。

左右差による見た目への影響

左右差は他人からは気づかれにくい場合もありますが、本人にとっては「片方だけクマが濃い」「腫れて見える」など大きな悩みになることがあります。
見た目の改善を目的に手術を受けているだけに、わずかな差でも「失敗では?」と不安になることも。
また、写真や鏡で繰り返し気になり、精神的な負担から修正施術を検討する人もいます。
ただし、術後の腫れやむくみが引くにつれて自然と改善するケースも多いため、まずは経過観察が大切です。
とはいえ、一定期間経っても違和感が残る場合は、医師に相談し、必要に応じて再施術を検討しましょう。

2. なぜクマ取り後に左右差が生じるのか?原因を解説

クマ取り後に左右差が出る原因は一つではありません。
骨格や筋肉、皮膚・脂肪の状態に加え、施術方法や医師の技術、術後の回復の仕方など、複数の要素が関係します。
もともと左右差がある場合は、手術によってそれが目立つケースも。原因を知ることで、事前・事後の対策がしやすくなります。

もともとの骨格・筋肉バランスの非対称

人の顔は左右対称ではなく、骨格のズレや筋肉の付き方により目の形や大きさに差があります。
クマ取りでは下まぶたの脂肪を調整しますが、骨格や筋肉のアンバランスまでは完全に整えられない場合があります。
たとえば、眼窩の深さに差があると、同じ量の脂肪を除去しても見た目に差が出ることがあります。
また、表情筋の動き方によって、片側だけまぶたが大きく動く人もいます。
術後、腫れが引くにつれ、こうした左右差が目立つこともあるため、術前の説明と理解が重要です。

脂肪の取りすぎ・残しすぎ

クマ取りでは脂肪の除去や移動を行いますが、その加減は非常に繊細です。
左右で同じように処置しても、皮膚や血流の違いで仕上がりに差が出ることがあります。
片側だけ脂肪を多く取りすぎると、くぼみが強調されてクマが深く見える一方、反対側に脂肪を残しすぎると膨らみが目立ちます。
脂肪を扱う施術は特に微調整が重要で、医師の経験が仕上がりに直結します。

術後の腫れや内出血による一時的な左右差

美容施術では術後に腫れや内出血が起こるのが一般的です。
ただし、これらが左右で均等に起きるとは限らず、血管やリンパの流れの違い、施術時の操作によって差が出ることがあります。
このような一時的な左右差は、多くの場合、時間の経過とともに自然に改善します。
腫れは1週間〜1か月程度で引き、3〜6か月で最終的な状態に落ち着くため、焦らず経過を見守ることが大切です。

表情筋の使い方・癖による影響

日常の表情の癖も、術後の左右差に影響します。
たとえば、片側だけ強くまぶたを閉じる癖があると、筋肉の発達に偏りが出て、目元の印象に差が生じやすくなります。
術後の組織が不安定な時期にこうした癖があると、回復のスピードにも左右差が出ることがあります。
また将来的に片側だけシワが目立ちやすくなる可能性も。術後の生活習慣を見直し、医師の指導のもと適切なケアを行うことが左右差の予防につながります。

関連記事:切らないクマ取りとは?ダウンタイムや失敗例も解説

3. クマ取り後の左右差は修正できる?

クマ取り後に左右差が発生すると、患者さまにとっては大きな不安材料になりがちです。
しかし、すべての左右差が恒久的に残るわけではなく、時間経過とともに改善するケースも多いです。
一方で、骨格や筋肉、脂肪の取り方など根本的な要因によっては、再手術などでバランスを整える必要があります。
ここでは、一時的な左右差と恒久的な左右差の違いや、修正が可能なケース・難しいケースについて解説します。

一時的な左右差と恒久的な左右差の違い

一時的な左右差は、主に術後の腫れや内出血、むくみが原因となります。
手術直後から数週間、長くても数か月の間に起こるもので、体内の炎症反応が治まれば自然と改善する可能性が高いです。
この段階の左右差は、焦らず時間をかけて経過を観察することが重要になります。

一方、恒久的な左右差は、骨格や筋肉の構造的な非対称、脂肪の取りすぎ・残しすぎなど、術後の回復が落ち着いてからも残る差を指します。
こうしたケースでは、時間だけでは改善が難しいため、追加の施術や再手術を検討する場合が出てきます。
ただし、再手術はリスクを伴うため、メリットとデメリットをしっかり比較したうえで判断することが大切です。

修正が可能なケース

修正が比較的容易なケースとしては、脂肪の不足や過剰が明確な場合や、皮膚のたるみが片側のみ顕著な場合などが挙げられます。
これらは再手術や注入治療などでバランスを補正しやすい傾向があります。
また、術後の腫れが長引いているだけであれば、一定期間のフォローアップや内出血を軽減するケアによって、自然に左右差が軽減することもあります。

さらに、術後のケアや生活習慣の改善で解決が期待できるケースもあります。
たとえば、表情筋の使い方の癖を意識的に改善したり、冷却や温めなどの適切なアフターケアを行うことで、腫れやむくみが早期に落ち着き、左右差が目立ちにくくなることがあります。
医師やスタッフと相談しながら、まずは保存的な方法での対応を試みることが多いです。

修正が難しい・慎重な判断が必要なケース

一方で、もともとの骨格の非対称が大きい場合や、すでに皮膚や筋肉にダメージが蓄積している場合などは、修正が難しくなる傾向があります。
過度に脂肪を取りすぎてしまった場合も、単純に再注入すれば解決するとは限りません。
皮膚の弾力や下眼瞼の支持組織が弱くなっていると、追加の施術によってさらに状態を悪化させるリスクがあるためです。

また、患者さまの希望と現実的な修正可能範囲に乖離が大きい場合、カウンセリングで十分に話し合ったうえで、手術を再度行うかどうかを慎重に検討する必要があります。
左右差を完全にゼロにするのは、そもそも難しい場合があることを理解し、医師の提案やセカンドオピニオンを参考に総合的な判断を下すことが重要です。

4. 修正方法①再手術でバランスを整える

左右差が顕著で、自然回復が見込めない場合には、再手術が検討されます。脂肪の再調整や皮膚の切除により見た目のバランスを整えます。
施術内容はクリニックや症状により異なりますが、主な方法は以下の通りです。

脂肪再注入(脂肪注入法)

脂肪を取りすぎて片側がくぼんだ場合には、自己脂肪を注入してボリュームを補う方法が有効です。
お腹や太ももから採取した脂肪を注入するため、自然な仕上がりが期待でき、アレルギーリスクも少なめです。
ただし、注入脂肪の定着には個人差があり、多めに注入してから数か月後に最終的な状態を確認します。
また脂肪採取に別の部位の施術が必要となるため、ダウンタイムや費用が増える点は留意しましょう。

再切開・再調整手術(下眼瞼除皺術など)

切開を伴うクマ取り後や、皮膚のたるみが強い場合には、再度の切開手術で修正を行います。
下眼瞼除皺術では余分な皮膚や筋膜の除去、脂肪の再配置などで左右差やシワを整えます。
切開手術は腫れや内出血が出やすく、ダウンタイムも長めですが、目視で確認しながら調整できるため、確実な修正を求める方に適しています。施術前には十分な説明と納得が必要です。

5. 修正方法②注入治療によるバランス補正

切開を伴わず、左右差を緩和したい場合には、ヒアルロン酸やベビーコラーゲンによる注入治療が選択肢となります。
手軽でダウンタイムも短めですが、定期的なメンテナンスが必要です。

ヒアルロン酸

保水力に優れ、ボリュームアップ効果の高いヒアルロン酸は、片側のくぼみを整えるのに有効です。
短時間で施術でき、比較的早く回復しますが、効果は半年〜1年で吸収されるため継続的な治療が必要です。
目元はデリケートな部位のため、医師の技術と経験が仕上がりに大きく影響します。

ベビーコラーゲン

III型コラーゲンが豊富に含まれた製剤で、ふっくらとしたハリのある仕上がりが特徴です。
目元の繊細な調整に向いており、自然な質感が得られます。
ただし、体内に吸収されるため効果は永続的ではなく、継続的なケアが必要になる場合も。
アレルギーリスクがある製剤もあるため、事前のカウンセリングと検査が重要です。

6. 修正方法③非注入系で肌の再構築を図る方法

たるみや肌質の低下により左右差が目立つ場合には、非注入のリフトアップ施術も有効です。
切開を伴わず、エネルギーや糸を用いてコラーゲン生成や肌の引き締めを促します。

サーマニードル

極細針でRF(高周波)を真皮層へ照射し、肌のハリやコラーゲン生成を促進します。
左右差が気になる部位に集中施術が可能で、ダウンタイムも比較的軽めです。施術後に赤みや痛みが出ることもありますが、繰り返すことで効果が高まります。

サーマジェン

高周波で皮膚深部を温め、コラーゲンとエラスチンの生成を促進する施術です。
クマ取り後のたるみを非切開でケアできます。効果は数か月かけて徐々に実感でき、即時的な引き締めも感じられます。
皮膚が薄い目元ではリスク管理が重要なため、施術は経験豊富な医師に依頼しましょう。

ハイフ(HIFU)

超音波で筋膜(SMAS層)に熱を与え、たるみを引き締める施術です。
目元専用アタッチメントを使用すれば、下まぶたへの照射も可能です。
短時間の施術でダウンタイムも少なく、クマ取り後の左右差調整に向いています。
ただし、脂肪の凹凸が強い場合には効果が限定的なこともあるため、事前に適応の有無を確認しましょう。

ショッピングリフト

溶ける糸(PDO)を皮下に挿入し、コラーゲン生成を促して肌を引き締める施術です。
細い糸を複数本使うことで、目元の左右差をピンポイントで改善できます。

切開せずに行えるため傷跡の心配は少ないですが、内出血や腫れが出る場合もあるため、スケジュールには余裕を持ちましょう。
効果は半年〜1年ほど持続し、必要に応じて再施術で維持します。

7. クマ取り修正手術を受ける際の注意点

クマ取りの修正は、最初の手術以上に慎重な判断と高度な技術が求められます。
場合によっては新たなリスクが伴うこともあり、期待する効果を得られない可能性も否定できません。
ここでは、修正手術を検討する際に押さえておきたい注意点をまとめます。

修正は「タイミング」が大切

クマ取り後、すぐに左右差が気になるからといって、早急に修正手術を行うのはリスクが高いです。
術後の腫れや内出血が完全に落ち着いていない状態で再度施術を行うと、さらに炎症が広がったり、正確な状態を把握できなかったりする可能性があります。

多くの場合、クマ取り後は最低でも3か月から半年程度、長ければ1年ほど経過を見て、左右差が自然と改善するかどうかを確認してから再手術を検討するのが一般的です。
無駄な手術を避けるためにも、経過観察の期間をしっかりとりながら主治医と相談しましょ

医師選びのポイント

修正手術を行う医師選びは、非常に重要です。
初回の施術を行ったクリニックとは別の施設で意見を求める方も多くいらっしゃいますが、いずれの場合でも「過去の手術歴を正確に伝える」「どのような不満があるかを明確に伝える」ことが必要です。

また、修正手術には繊細なテクニックが要求されるため、クマ取りを専門的に扱う医師や、修正事例の多い医師を選ぶのが望ましいです。
術後写真やビフォーアフターの症例を公開しているかどうか、カウンセリングの際に十分な時間をかけてくれるかなどもチェックポイントになります。

セカンドオピニオンの活用

修正手術を考える際は、一つのクリニックだけで判断せず、セカンドオピニオンを活用するのもおすすめです。
別の医師の意見を聞くことで、修正の必要性やリスク、ベストなタイミングについてより客観的に検討できるようになります。
セカンドオピニオンを受ける際には、術後の経過写真や手術内容の詳細を伝えられる資料を用意しておくとスムーズです。
施術に対する納得度を高めるためにも、複数の専門家の見解を聞いてから最終決定するのが良いでしょう。

関連記事:切らないクマ取りの効果は持続する?施術をするメリットも解説

8. クマ取りで左右差を防ぐためにできる3つの対策

クマ取り後の左右差を最小限に抑えるためには、手術を受ける前からしっかりと準備し、術後も適切なアフターケアを行うことが大切です。
ここでは、具体的にどのような対策ができるかを3つのポイントに分けて解説します。

術前にしっかりと情報収集を

クマ取りには、切開法や経結膜法、脂肪移動法など複数の施術方法があり、それぞれリスクや適応条件が異なります。
まずは、自分のクマのタイプ(青クマ、茶クマ、黒クマなど)や目元の状態を正確に把握し、どの方法が適切かを調べることが大切です。

また、ネット上の口コミや症例写真をチェックすることも有用ですが、情報の真偽を見極めることが必要です。
実際にカウンセリングを受けてみて、医師の説明が分かりやすいか、信頼できるかを判断しましょう。
事前に正確な情報を得ることで、術後の予想と現実のギャップが少なくなり、左右差が起きたときの対処法や覚悟も明確になります。

カウンセリング時に左右差の不安を相談

カウンセリングの段階で、左右差に対する不安があることを遠慮なく伝えることが重要です。
医師は、患者さまの骨格や脂肪、筋肉の状態を見ながら、左右差が起きる可能性や、その場合の対策について説明してくれるはずです。
また、もともとの左右差が大きい場合には「どの程度まで修正が可能か」「完全に対称にするのは難しいのか」など現実的な見通しを聞いておくと、術後の仕上がりに対する期待値を正しく設定できます。
カウンセリングで納得いくまで質問し、不安を解消した上で施術に臨むことで、トラブルを未然に防ぎやすくなります。

術後のアフターケアを徹底

クマ取りの効果を最大化し、左右差を軽減するためには、術後のアフターケアが欠かせません。
ダウンタイム中は特に、患部を強くこすったり、過度に表情を動かしたりしないように注意することが大切です。
また、冷却や安静にする時間を適切にとり、腫れや内出血を早めに引かせるよう心がけましょう。

さらに、術後しばらくは長時間の飲酒や喫煙、過度の運動を控えるなど、血行を乱さないようにすることもポイントです。
日常生活の中で無意識にしている癖を見直し、必要があれば医師やスタッフの指導のもと、簡単なマッサージや表情筋のストレッチを取り入れると、回復をスムーズにし、左右差の目立ちにくい仕上がりが期待できます。

9. まとめ

クマ取り後の左右差は、術後の腫れやむくみによる一時的なものから、骨格の違いや脂肪の調整ミスによる恒久的な原因まで多岐にわたります。
自然に改善する場合もありますが、状態によっては再手術や注入治療などで修正が必要になることも。
まずは経過を見守りつつ、必要に応じて専門医のカウンセリングを受けることが重要です。
術前の情報収集と丁寧なアフターケアが、理想的な仕上がりと左右差の軽減につながります。

「ミサクリニックでまるで魔法にかかったような実感を……。」クマ取りの左右差について気になるなら、まずはミサクリニックの無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。

監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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