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美容コラム

ベビーコラーゲンのダウンタイムと対策を徹底解説

ベビーコラーゲン注入は、目の下のクマやちりめんジワ、肌のハリ不足などに自然な若返り効果をもたらす注入治療です。
ヒアルロン酸では難しい繊細な凹凸の調整にも優れており、美容医療の現場で注目されています。
一方で、施術後には一定のダウンタイムが生じることもあるため、事前に内容と対策を把握しておくことが重要です。
本記事では、ベビーコラーゲン注入後に起こりうるダウンタイムの症状や回復の流れ、注意点、他の注入治療との違いまで詳しく解説します。

1. ベビーコラーゲンとは?

ベビーコラーゲンの特徴と効果

ベビーコラーゲンとは、正式には「I型およびIII型コラーゲン混合製剤」を指し、赤ちゃんの皮膚に多く含まれるIII型コラーゲンを主成分に持つ注入材です。
一般的なコラーゲン製剤と比較して、生理的ななじみがよく、注入後の肌質改善に高い効果を発揮します。
目の下や口元など、皮膚が薄く凹凸が出やすい部位にも自然にフィットし、ハリとツヤを取り戻すことができるため、「より繊細な修正が求められる部位」に適しています。
特に、クマやくぼみによって老けた印象になってしまう方にとっては、若返り効果を実感しやすい治療法といえるでしょう。
また、ベビーコラーゲンは自己由来のコラーゲン産生を促す側面もあり、即効性と長期的な肌改善の両方を期待できるのが特徴です。

(関連記事「【メンズのクマ取り】切らない若返り施術とは?自然な目元を叶えるベビーコラーゲンに注目!」はこちら

治療名:ベビーコラーゲン
料金:¥154,000〜/1cc(マイクロカニューレ ¥2,750)
リスク・合併症:内出血、腫れ、発疹、炎症、アレルギーなど

ヒアルロン酸との違い

ヒアルロン酸注入は、比較的硬さや弾力のあるジェルを使用してボリュームを出すのが主な目的であるのに対し、ベビーコラーゲンは肌そのものをふっくらと「育てていく」イメージの施術です。
ヒアルロン酸は、しっかりとした膨らみが欲しい深いほうれい線や額の凹みに適していますが、目の下の皮膚が薄い部位では表面が波打ったり青白く透けて見えたりするリスクもあります。
ベビーコラーゲンはそういった繊細な部位にもなじみやすく、仕上がりもよりナチュラルです。
また、ヒアルロン酸は比較的短期的な効果にとどまる一方で、ベビーコラーゲンは注入後に自らのコラーゲン産生が促進されることで、数か月かけて質感が高まるという特徴もあります。

(関連記事「切らないクマ取りはヒアルロン酸注入が効果的?メリット・デメリットも解説」はこちら

どんな人に向いている治療なのか

以下のようなお悩みを持つ方に、ベビーコラーゲンはとくにおすすめです。

 ・目の下のクマが気になるが、ヒアルロン酸の仕上がりに満足できなかった
 ・肌にハリがなくなってきたと感じる
 ・不自然な膨らみではなく“肌質”そのものを改善したい
 ・ダウンタイムは多少あっても、質の高い効果を得たい
 ・自然に若返った印象を手に入れたい

このようなニーズに対して、ベビーコラーゲンは医師からも高く評価されている治療法です。
ただし、繊細な施術になるため、医師の経験や注入技術によって結果に差が出やすい点には注意が必要です。

2. ベビーコラーゲンのダウンタイムとは?

ダウンタイム中に現れる症状とその期間

ベビーコラーゲン注入後には、個人差があるものの以下のような症状が一時的に現れることがあります。

 ・注入部位の軽い腫れ
 ・赤み
 ・内出血(青アザ)
 ・ツッパリ感や鈍い痛み
 ・皮膚表面のごくわずかな凹凸感

これらの症状は、通常数日~1週間程度で自然に軽快していきます。
特に目の下など皮膚の薄い部位は、他の部位よりも症状が出やすい傾向がありますが、丁寧に経過を観察しながら過ごすことで大きなトラブルになることはほとんどありません。

【YouTube】Dr.みさえの素敵になり隊「【切らないクマ取り】脱脂以外にも選択肢があります!ダウンタイムも激減するお手軽施術をご紹介」

腫れ・赤み・痛みの出現頻度と程度

腫れは注入当日〜翌日にかけてもっとも強く現れることが多く、翌日以降はゆるやかに引いていきます。
赤みも同様で、施術直後に目立つ場合でも、1~2日で目立たなくなるケースが大半です。
また、施術部位に鈍い痛みや違和感を覚える方もいますが、強い痛みを感じることはまれです。
冷やすことで緩和されることが多く、市販の鎮痛薬が必要になるケースはほとんどありません。

内出血や肌の違和感について

内出血は、注入時に毛細血管に針先が接触した場合に生じるもので、青アザのように見えることがあります。
特に目周りは血管が豊富なため、完全に防ぐことは難しいものの、極細の針やカニューレ(鈍針)を使用することでリスクを最小限に抑えることができます。
内出血が出た場合でも、2〜10日ほどで自然に吸収され、ファンデーションなどでカバーすれば外出も可能です。
また、注入後しばらくは皮膚の表面がわずかに硬く感じられることもありますが、これは異常ではなく、時間の経過とともになじんでいくものです。

3. ダウンタイムの経過と回復プロセス

注入直後から1日目の経過

ベビーコラーゲン注入直後は、注入部位にわずかな腫れや赤みが見られることが一般的です。
特に目の下や口元など皮膚の薄い部位では、注入による膨らみがやや強く出るケースもありますが、多くは時間とともに自然に引いていきます。
施術当日は血流が促進される行動(飲酒・長風呂・激しい運動)を避ける必要があり、メイクも基本的には控えた方が良いでしょう。
施術後の皮膚は一時的に敏感になっており、刺激を与えないように過ごすことが回復を早めるポイントです。

2日目~1週間目の肌の変化

2日目以降になると、腫れや赤みが徐々に落ち着き、内出血が出た場合も色が変化しながら吸収されていきます。
体質によっては黄色や紫がかった色味に変化することもありますが、これは正常な経過です。
この時期に肌のツッパリ感やごく軽い違和感を感じる方もいますが、炎症ではなく注入された製剤が馴染んでいく過程で起こる自然な反応です。
基本的には洗顔や軽めのスキンケアは可能になっており、医師の判断であればメイクも再開できる時期です。
ただし、肌をこする行為や強いマッサージはまだ控えたほうがよいタイミングです。
炎症の名残があるうちは、刺激により色素沈着や反応性のむくみを起こす可能性があるため注意が必要です。

完全回復までの期間と肌状態

多くの方が1週間〜10日ほどでダウンタイムをほぼ終え、見た目にも自然な肌質へと整っていきます。
完全に肌とコラーゲンがなじみ、理想的な質感に落ち着くまでにはおよそ2週間前後かかることが一般的です。
ベビーコラーゲンは時間とともに自身のコラーゲン産生を促す働きがあるため、施術直後よりも数週間後の方が肌の状態が良好になっていくという特徴もあります。
初期のふくらみが落ち着いてから、徐々にハリ感やツヤが増し、若々しい印象が出てくるのです。
この段階になると、肌の内側から自然にふっくらと整った印象になり、他人に気づかれにくい“自然な若返り”が実現します。

4. ベビーコラーゲン注入後の過ごし方と注意点

飲酒や運動はいつからOK?

施術当日はアルコールの摂取や激しい運動は控えてください。これらの行為は血行を促進し、腫れや内出血を悪化させる可能性があるためです。
軽いウォーキングなどは2日目以降、ジムでのトレーニングやヨガなど汗をかく運動は3〜5日目以降から徐々に再開するのが望ましいとされています。
飲酒に関しても、最低でも施術後48時間は控えることが推奨されます。
体質によっては少量でも腫れが悪化する場合がありますので、特にイベント前などは慎重に判断しましょう。

洗顔・スキンケア・メイク再開のタイミング

注入部位を強くこすらない限り、洗顔は当日夜からぬるま湯でやさしく行うことが可能です。
スキンケア製品も、刺激の少ないものを使用し、必要最小限の保湿ケアに留めてください。
メイクは基本的に翌日から可能ですが、内出血がある場合はコンシーラーの使用を控えることで治癒がスムーズになることもあります。
ベースメイクに関しては、ミネラル系など肌負担の少ないタイプを選ぶのがベターです。

マッサージや触れる行為はNG?

注入部位へのマッサージや圧迫は、施術後1〜2週間は控えるのが理想です。
製剤がまだ皮膚の中で定着途中のため、強い力を加えることで不均一なボリュームや効果の偏りが生じる可能性があります。
また、就寝中に顔を圧迫するような寝姿勢(うつ伏せなど)もできるだけ避けるようにしましょう。
顔に触れる際も、必要最低限にとどめ、清潔な手で優しく触れる意識が大切です。

5. ダウンタイムを軽減するためのポイント

施術前の準備とコンディション調整

ダウンタイムを軽減するためには、施術前の体調管理が重要です。
風邪気味や睡眠不足、生理前など、免疫や血流に変化があるタイミングでは腫れや内出血が起こりやすくなるため、体調の良い日程での施術をおすすめします。
また、施術前1週間ほどはビタミンEや血液をサラサラにするサプリメント(EPA・DHAなど)の摂取を控えると内出血予防になります。
もし服薬中のものがある場合は、必ず医師に申告してください。

施術後におすすめのアイシングやケア

施術直後は清潔なタオルで包んだ保冷剤を用いて、優しく5〜10分間のアイシングを行うと腫れや赤みの軽減につながります。
長時間の冷却や直接肌への冷却は凍傷のリスクがあるため、必ずガーゼや布越しに短時間ずつ行うのがポイントです。
また、保湿を意識したスキンケアや紫外線対策も重要です。
肌が敏感な状態のまま紫外線にさらされると、色素沈着などを引き起こす恐れがあるため、日中は必ず日焼け止めを使用するようにしましょう。

生活習慣で気をつけるべきこと

施術後しばらくは、なるべく規則正しい生活を心がけ、睡眠・栄養・水分補給をしっかり整えることで回復が早まります。
アルコールや喫煙は治癒を遅らせる原因となるため、最低でも1週間は控えるのが理想です。
また、精神的ストレスや過労も肌の回復力を低下させる一因になるため、ダウンタイム中はリラックスして過ごせるよう、生活環境にも気を配りましょう。

(関連記事「クマ取り後のダウンタイム中に気を付けること9選!症状や過ごし方などを解説」はこちら

6. ダウンタイムが長引くケースと対処法

炎症や腫れが引かない原因

通常であれば、ベビーコラーゲン注入後の腫れや赤みは数日から1週間ほどで軽快します。
しかし、まれに10日以上経過しても腫れや違和感が残る場合があります。
その原因としては、施術時の刺激が強かったケースや、体質的に炎症反応が強く出やすい方、施術後に不適切な行動(飲酒、マッサージなど)を行ったケースなどが考えられます。
また、免疫反応によって注入部位が硬くなったり、しこりのように感じられたりすることもありますが、これも時間の経過とともに改善していくことが多いです。
とはいえ、2週間以上腫れが引かない、痛みが強まるといった異常がある場合には、すみやかに医師の診察を受けることが必要です。

医師に相談すべきサインと目安

以下のような症状がある場合は、自己判断で放置せず、医師への相談をおすすめします。

 ・赤みや腫れが拡大している
 ・注入部位が熱をもっている
 ・強い痛みが続いている
 ・化膿や膿のような分泌物が見られる
 ・数週間以上、しこりのような違和感が続いている

これらは炎症性の反応や稀な感染、アレルギー反応の可能性があるため、適切な処置を受けることで早期回復が見込めます。
美容目的の治療であるからこそ、少しでも異変を感じたら遠慮なくクリニックに連絡を取りましょう。

再施術や薬の処方が必要な場合も

まれに、注入量の調整が必要となるケースや、炎症反応に対して抗炎症薬や内服薬を処方する必要が出てくることもあります。
自己判断で対処しようとせず、専門の医師に経過を見てもらうことで、必要に応じて再注入や溶解、もしくは医療的な処置が行われることになります。
信頼できるクリニックでは、アフターケアにも力を入れているところが多いため、施術前のカウンセリング段階で「ダウンタイム中のサポート体制」について確認しておくことも大切です。

7. 他の注入治療と比較したダウンタイム

ヒアルロン酸注射との違い

ヒアルロン酸注射と比較すると、ベビーコラーゲンのダウンタイムはやや長めになる傾向があります。
ヒアルロン酸は即効性があり、腫れや赤みも比較的軽度で、注入翌日から外出可能な方も多いですが、目元など繊細な部位ではやや不自然な仕上がりになることがあります。
一方、ベビーコラーゲンは仕上がりが自然で肌質改善も期待できますが、注入後の腫れや違和感が長引く傾向があり、定着までの過程もやや時間がかかります。
見た目の変化よりも“質感の向上”を重視する方に向いている施術といえます。

ボトックスとの比較

ボトックス注射は筋肉の動きを弱めてシワを抑える治療であり、皮膚内部に注入するベビーコラーゲンとは目的も作用も異なります。
ダウンタイムに関しては、ボトックスは数時間〜1日程度で落ち着く非常に軽度なものが多く、内出血のリスクも低いです。
そのため、即効性や短いダウンタイムを求める方にはボトックスが適していますが、ハリ感や凹みへの対応には限界があります。
質感と立体感を求める場合はベビーコラーゲンの方が満足度が高くなる可能性があります。

(関連記事「ボトックス注射に適した部位は?効果や副作用も解説」はこちら

スネコスとの併用時の経過

スネコスはアミノ酸とヒアルロン酸を組み合わせた製剤で、真皮層に働きかけてコラーゲン生成を促進する治療です。
ベビーコラーゲンと同様に肌の再生力を高める効果があるため、併用されることもあります。
スネコス単独の場合は比較的軽度のダウンタイムで済みますが、併用することで反応が強く出る場合もあるため、施術後の数日間は肌の赤みやツッパリ感がやや強く出ることも想定しておきましょう。
ただし、ダブルの効果が得られるため、美肌の完成度を高めたい方にはおすすめの組み合わせです。

8. まとめ

ベビーコラーゲン注入は、目の下のクマやハリ不足を自然に改善できる注入治療です。
ヒアルロン酸よりも繊細な仕上がりが期待できる一方で、ダウンタイムがやや長めな傾向があるため、事前の理解が重要です。
腫れや赤みは多くの場合1週間以内に落ち着きますが、適切なケアや生活習慣によって回復がスムーズになります。
まれに症状が長引くことがあっても、医師の診察を受けることで対応が可能です。
美容医療のダウンタイムは効果の一部とも言えます。施術を最大限に活かすために、正しい知識を持って臨みましょう。

初めてのベビーコラーゲンはMiSA CLINIC六本木本院で◎カウンセリングのご予約はこちらから

監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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