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美容コラム

ベビーコラーゲンとヒアルロン酸の違いとは?

目元や口元のシワ、肌のハリ不足、年齢とともに現れるさまざまな悩みに対して、注入治療は非常に人気の高い選択肢です。
その中でも、近年注目を集めているのが「ベビーコラーゲン」と「ヒアルロン酸」。
どちらも「切らずに若返りができる」美容医療の代表的な施術ですが、その特性や適応は異なります。
本記事では、両者の違いを5つの視点から徹底比較し、あなたに合った施術選びをサポートします。

1. ベビーコラーゲンとヒアルロン酸とは?

ベビーコラーゲンとは

ベビーコラーゲンとは、正式には「III型コラーゲン」を主成分とする注入剤です。
III型コラーゲンは、赤ちゃんの皮膚に豊富に含まれている成分で、柔らかく、みずみずしい肌を形成するのに欠かせません。
加齢とともに体内から減少していくため、大人になるとI型コラーゲンが主流になり、肌の弾力やハリが失われやすくなります。
ベビーコラーゲンはこのIII型を外部から補うことにより、皮膚を根本から整えるというアプローチがとられています。
特に目元や口元などのデリケートな部位における「ちりめんジワ」に対して自然な改善が期待されます。

(関連記事「【メンズのクマ取り】切らない若返り施術とは?自然な目元を叶えるベビーコラーゲンに注目!」はこちら

ヒアルロン酸とは

一方で、ヒアルロン酸は「水分を抱え込む」性質をもつ高分子多糖体であり、体内にも存在する成分です。
ヒアルロン酸注射は、シワの溝やくぼみに直接注入することでボリュームを補い、リフトアップや輪郭形成にも使用されます。
そのため、ほうれい線や頬のボリュームロス、フェイスラインの引き締めなど、さまざまな部位に応用可能です。
製剤の種類が豊富で、目的や部位に応じて選択肢が広いことも特徴です。

(関連記事「切らないクマ取りはヒアルロン酸注入が効果的?メリット・デメリットも解説」はこちら

2. ベビーコラーゲンとヒアルロン酸の違い【5つの視点から比較】

成分と原料の違い

ヒアルロン酸は非動物性のバイオ技術で生成された製剤が主流で、アレルギーリスクが極めて低い点が特徴です。
ヒトの体内にも存在するため、生体親和性が高く、安全性の高い注入剤として広く使われています。
一方のベビーコラーゲンは、「ヒト由来」の原料から精製されたIII型コラーゲンがベースで、より繊細な部位に適応されるよう設計されています。
日本国内で唯一認可されている製剤は「Humacollagen(ヒューマコラーゲン)」で、安全性が担保された製品ですが、アレルギーテストが必要な場合もあります。

効果と目的の違い

ヒアルロン酸は「ボリューム補充」に優れており、へこみやたるみをダイレクトに改善する即効性の高い施術です。
ベビーコラーゲンは、コラーゲン密度を高めることにより「肌の質感を改善する」ことにフォーカスしており、目立つ変化よりも“ナチュラルな若返り”を目的としています。
肌そのものを柔らかく、滑らかに整える作用が強いため、「なんとなく老けた印象が気になる」といった初期老化サインにも適しています。

治療名:ヒアルロン酸(ジュビダームシリーズ)
使用製剤:ボリューマ1本、ボルベラ1本
料金:¥99,000/1本
リスク・合併症:内出血、血管塞栓、腫れ、痛み、アレルギー等

持続期間の違い

ヒアルロン酸は使用する製剤や部位により異なりますが、一般的には6か月〜1年程度の効果が期待できます。持続性に優れた製剤では1年以上の維持も可能です。
一方、ベビーコラーゲンは半年ほどが目安とされており、持続期間自体はヒアルロン酸よりやや短い傾向がありますが、その分「定期的にメンテナンスしながら肌の質を底上げする」という使い方が主流です。

注入部位や適応部位の違い

ヒアルロン酸は比較的広範囲の部位に適応でき、目元、額、頬、顎、唇、鼻など応用範囲が非常に広い点が特徴です。
一方で、ベビーコラーゲンは目元の小ジワや口元のちりめんジワなど、非常に薄く繊細な部位に限定して使用されることが多く、深いシワやボリュームロスには不向きとされています。

リスク・副作用・安全性の違い

どちらも医師の技術と経験によってリスクを最小限に抑えることができますが、ヒアルロン酸は血管塞栓のリスクやしこり形成などの副作用が指摘されています。
ベビーコラーゲンはそういった重篤な副作用のリスクは少ないとされていますが、注入直後の赤みや腫れが出やすい点には注意が必要です。
また、アレルギー検査が必要なケースもあるため、事前のカウンセリングで医師とよく相談することが重要です。

3. ベビーコラーゲンが向いている人とは?

目元のシワ・ちりめんジワが気になる方

加齢によって現れる目元の細かなシワ、特に「笑いジワ」や「乾燥ジワ」に対して、ベビーコラーゲンは極めて効果的です。
肌をふっくらさせ、滑らかさを取り戻すことで、疲れた印象が軽減され、優しい表情へと導いてくれます。

自然な仕上がりを求める方

ボリューム変化を感じさせず、「なんとなく若く見える」「肌が整ったように見える」といった仕上がりを求める方にとって、ベビーコラーゲンは理想的な選択肢です。
目立ちすぎず、周囲にバレにくい治療を希望される方に適しています。

治療名:ベビーコラーゲン
料金:¥154,000/1cc(マイクロカニューレ ¥2,750)
リスク・合併症:内出血、腫れ、発疹、炎症、アレルギーなど

ヒト由来成分にこだわる方

ベビーコラーゲンは、ヒト由来の成分で構成されているため、動物由来成分を避けたい方や、肌が敏感な方にとって安心感のある選択肢となります。自然由来の成分で肌を整えたいというニーズにもマッチします。

4. ヒアルロン酸が向いている人とは?

ボリュームを出したい部位がある方

ほうれい線、ゴルゴライン、こめかみ、頬のこけなど、加齢に伴うボリュームロスにはヒアルロン酸が最適です。
輪郭を整えるだけでなく、立体感のある美しい横顔を作ることも可能です。

即効性やコスパを重視したい方

ヒアルロン酸は施術直後から効果を実感できる即効性があります。
また製剤の種類が多く、予算に応じたプランニングも可能なため、コストパフォーマンスを重視する方にとっても使いやすい施術です。

多くの症例や施術実績を重視する方

世界中で使用されており、日本国内でも圧倒的な症例数を誇るヒアルロン酸注入は、その実績から高い安心感を得ることができます。
過去の症例に基づいた適切な施術計画が立てやすいのも利点です。

5. ベビーコラーゲンとヒアルロン酸の料金比較

美容医療を選ぶ際、どうしても気になるのが「費用」の問題です。ここでは両者の相場やコスト感の違いについて詳しく解説します。

平均的な相場と施術費用の違い

ヒアルロン酸注射は、1本(1cc)あたり3〜10万円程度が一般的な価格帯です。
使用する製剤のブランドや施術部位、医師の技術料によっても金額が上下します。
比較的安価な製剤から高級ラインのものまで幅広く存在し、目的や予算に応じた選択が可能です。
一方でベビーコラーゲンの施術は、1本(1cc)あたり10万円前後が目安となっており、ヒアルロン酸に比べて高価です。
これは製剤自体が日本国内で唯一の厚生労働省認可製品であること、さらに原料がヒト由来という点からも製造コストが高いためです。
価格の差はありますが、求める効果や仕上がりの自然さ、肌質改善の観点からベビーコラーゲンを選ばれる方も増えています。

施術回数や頻度によるコスト感

ヒアルロン酸の場合、1回の注入で半年〜1年は効果が持続することが多く、比較的少ない回数でのメンテナンスが可能です。
ただし、部位によっては数本を同時に使用するケースもあるため、初回のコストは高くなることもあります。
ベビーコラーゲンは繊細な部位に少量ずつ注入する施術が中心であり、1回あたりの量は少なめですが、肌質改善を目的とした施術のため定期的な継続を前提としています。
おおよそ半年に1回程度のペースでの施術が一般的です。
「短期集中で変化を出したい」ならヒアルロン酸、「じっくり肌質を改善したい」ならベビーコラーゲンが向いているといえます。

保険適用外であることへの注意点

いずれの施術も、基本的には美容目的の自由診療であるため、健康保険は適用されません。そのため、施術費用は全額自己負担となります。
また、医師の技術や施術環境により料金設定は異なるため、事前に明確な見積もりを提示してもらうことが重要です。

(関連記事「切らないクマ取りの料金相場は?施術の種類・失敗例・口コミも解説【2025年最新版】」はこちら

6. 施術を検討する前に知っておきたいこと

美容医療は、施術そのものだけでなく、前後の対応やクリニック選びも重要です。
ここでは、ベビーコラーゲン・ヒアルロン酸に共通する、あるいは異なる注意点について紹介します。

ダウンタイムやアフターケアの違い

ヒアルロン酸は比較的ダウンタイムが少ない施術ですが、稀に内出血や腫れ、むくみが出ることがあります。
施術直後にメイクが可能なケースも多いため、忙しい方にも取り入れやすいというメリットがあります。
ベビーコラーゲンは、注入部位が目元など繊細な場所であることが多いため、赤みや腫れがやや出やすい傾向があります。
特に目元に注入した場合は、1~2日ほど薄い内出血が残ることもありますが、メイクでカバー可能な程度です。
施術後はしっかりと冷却し、安静を心がけることで回復が早まります。

(関連記事「クマ取り後のダウンタイムは?リアルな経過と気を付けることを解説」はこちら

施術の流れと所要時間

施術の流れは両者ともほぼ共通しています。
カウンセリングののち、洗顔・写真撮影を行い、注入デザインを決定。その後、麻酔クリームや冷却などを行ってから注入に入ります。
施術自体は10〜20分程度で完了することが多く、トータルの所要時間は約30〜60分程度です。
どちらの施術もダウンタイムが軽度であるため、日常生活に支障が出にくい点が魅力といえます。

カウンセリングで確認すべきポイント

ベビーコラーゲンかヒアルロン酸かで迷っている方は、カウンセリング時に「仕上がりのイメージ」と「気になる部位」を具体的に伝えることが重要です。
たとえば、「自然な目元になりたい」「ボリュームを出したい」「人に気づかれたくない」など、目的が明確になることで、医師もより適切な施術を提案しやすくなります。
また、注入歴や過去のトラブル歴、アレルギー体質の有無についてもきちんと共有することで、より安全な施術につながります。
カウンセリングでしっかりと不安を解消してから施術に臨むようにしましょう。

7. まとめ

ベビーコラーゲンとヒアルロン酸は、いずれも美容医療の現場で高い満足度を得ている注入治療ですが、それぞれに明確な違いがあります。
ベビーコラーゲンは、目元などの細かく繊細な部位に自然なハリと質感を取り戻すのに適しており、肌そのものの若返りを目指す方におすすめです。
一方でヒアルロン酸は、へこみやたるみを即時的に改善し、顔全体のボリュームバランスを整えることに長けており、よりダイナミックな変化を求める方に適しています。
価格帯や持続性、施術後のケアまで含めて比較し、ご自身の理想やライフスタイルに合った選択をすることが、美容医療における満足度を高めるポイントです。
どちらを選ぶにせよ、信頼できる医師とのカウンセリングを通じて、無理なく自分に合った方法を見つけていくことが大切です。

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監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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