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美容コラム

糸リフトで失敗?失敗の原因やメリット・デメリットまで徹底解説!

美容医療の中でも「切らずにフェイスラインを引き上げられる」として注目を浴びているのが糸リフトです。
短時間で施術が終わり、ダウンタイムも比較的軽いため、仕事や日常生活に大きな影響を与えにくいことから、幅広い世代に人気があります。
しかし、その手軽さゆえに「思ったような効果が得られなかった」「違和感が残ってしまった」といった失敗談も少なくありません。なぜ失敗が起きるのか、その原因を正しく理解しておくことは、安心して施術を受けるうえで欠かせないポイントです。
この記事では、糸リフトの基本的な仕組みや効果、メリットとデメリット、効果が出やすい人と出にくい人の特徴、さらに失敗の原因とその対策までを徹底的に解説します。

1. 糸リフトとは

糸リフトは「スレッドリフト」とも呼ばれ、吸収性の特殊な糸を皮下に挿入して皮膚を持ち上げる美容施術です。
切開を伴わずに行えるため「プチ整形」としても広まりましたが、近年は糸の素材や形状が進化し、ただのリフトアップにとどまらず、肌再生効果まで期待できる施術へと進化しています。

糸リフトの基本的な仕組み

糸には「コグ(棘)」や「バーブ」と呼ばれるトゲ状の突起があり、皮下の組織に引っかかることで皮膚を物理的に支えます
糸はPDOやPCL、PLLAといった吸収性の素材で作られており、数か月〜数年かけて体内に分解・吸収されます。
その過程で周囲に軽度の炎症反応を起こし、コラーゲンやエラスチンの生成を促進します。結果として、肌のハリや弾力の回復が得られるのです。

糸リフトの施術の特徴

施術時間は30分前後で、局所麻酔下で行うことが多いため入院は不要です。挿入のための小さな針穴は数日で目立たなくなり、切開を伴うフェイスリフトのように大きな傷跡が残ることはほとんどありません
施術直後からリフトアップを実感でき、さらに数か月をかけて肌質改善効果も現れるという二段階の効果が期待できます。ただし効果は半永久的ではなく半年〜2年程度で弱まるため、定期的なメンテナンスが前提となります。

2. 糸リフトの効果

糸リフトのメリット

糸リフトの利点は即効性にあります。施術直後からフェイスラインがすっきりし、ほうれい線や口元のもたつきが軽減されるため、鏡を見て変化をすぐに実感できます。
さらに切らずに行えるためダウンタイムが短く、忙しい人でも受けやすいのが魅力です。
また糸が体内で分解される過程でコラーゲン生成が促されるため、施術から数か月後に「肌が内側からふっくらした」「ハリが戻った」と感じる人も多いです。

関連記事:糸リフトとは?どんな人におすすめ?効果やメリットとは?

糸リフトのデメリット

反対に、効果が半永久的ではない点はデメリットといえます。糸の素材によっても違いますが、効果は半年〜2年ほどで落ち着き、継続した若返りを望むなら再施術が必要です。
また腫れや内出血、痛みやひきつれ感といったダウンタイム症状は避けられず、体質によっては2〜3週間程度残ることもあります。
さらに技術力が不足している医師が施術すると、糸の配置が不適切で効果が乏しかったり、不自然な仕上がりになることもあります。

関連記事:糸リフトのデメリットとは?リスクや後悔を防ぐポイントを解説

3. 糸リフトの効果がある人とは?

糸リフトの効果は誰にでも同じように現れるわけではありません。肌質や脂肪量、たるみの程度によって適した人とそうでない人が分かれます。

皮膚が柔らかい

皮膚が柔らかい方は、糸が皮下に馴染みやすく、リフトアップ効果が伝わりやすい傾向にあります
柔らかい皮膚は糸による引き上げにスムーズに追従するため、施術直後から変化を実感しやすく、持続力も期待できます。逆に硬い皮膚では糸が十分に作用せず効果が出にくい場合があるため、皮膚の柔軟性は効果を左右する大きな要素といえるでしょう。

適度な皮下脂肪がある

糸リフトの仕上がりに大きく関わるのが皮下脂肪の量です。皮下脂肪が適度にあると、糸が脂肪組織をしっかりキャッチし、自然にリフトアップできます
脂肪が多すぎると引き上げが不十分になり、少なすぎると糸の挿入部位が目立つリスクがあるため、適度な脂肪量を持つ方は糸リフトの適応として理想的です。

軽度から中程度のたるみ

糸リフトは、軽度から中程度のたるみに最も効果を発揮します。フェイスラインのもたつきや口角の下がりなど、まだ皮膚や脂肪の下垂がそこまで強くない段階で行うと、糸の引き上げ効果がしっかりと反映されます。
また、早めに施術を受けることで将来的なたるみ進行を抑え、アンチエイジング効果も期待できます。重度のたるみになると糸だけでは十分な変化を得にくいため、手術や他施術の併用が検討されます。

4. 糸リフトの効果が出にくい人とは?

皮膚が硬い

皮膚が厚く硬い方は、糸の引き上げ効果が十分に伝わりにくくなります。特に真皮層がしっかりしている肌質はリフトアップ力が弱まりやすいため、糸リフト単独では満足しづらい傾向があります。
この場合、ヒアルロン酸注入やレーザーなど他の治療と組み合わせることで、より効果的な改善が期待できます。

皮下脂肪が多すぎる・少なすぎる

顔に皮下脂肪が多い方は、糸の力だけで脂肪を支えきれず、引き上げが不十分になることがあります。一方で極端に脂肪が少ない方は、糸の挿入部位が目立ちやすく、不自然な仕上がりになってしまう可能性もあります。
脂肪の量が適度にあることで、糸リフトは最も自然なリフトアップ効果を発揮します。

重度のたるみ

糸リフトは軽度から中等度のたるみに効果を発揮しますが、重度のたるみには効果が限定的です。
皮膚や脂肪の下垂が大きい場合、糸だけで十分に引き上げるのは難しく、フェイスリフト手術など外科的治療を検討する必要があります。

5. 糸リフトで失敗する原因とは?

糸リフトは切らずにできる施術であるため、比較的気軽に受けられる一方で、失敗したと感じるケースも一定数存在します。
失敗といっても命に関わるような重篤なものではなく、多くは「思ったより効果が出なかった」「仕上がりが不自然」「痛みや違和感が長引いた」といった美容的な不満が中心です。
しかしそれらは患者の満足度に直結するため、あらかじめ失敗の原因を理解しておくことが非常に大切です。
代表的な失敗原因を挙げると、以下のようなものがあります。

① 医師の技術不足や経験不足

糸リフトは単に糸を挿入するだけの施術に見えるかもしれませんが、実際には顔の解剖学的知識と美的センス、そして豊富な経験が求められます。糸の挿入角度や深さ、配置がわずかにずれるだけで、仕上がりは大きく変わります
未熟な医師に施術を任せてしまうと「左右差が出る」「糸が透ける」「引き上げ効果が不十分」といったトラブルにつながる可能性があります。

関連記事:糸リフトの凹みの原因は?対処法とリスクを抑える方法も解説

② 適応外の患者への施術

糸リフトは軽度〜中程度のたるみに効果を発揮する施術ですが、重度のたるみや脂肪の過多、皮膚の厚さや硬さによっては効果が限定的です。
適応外の状態で無理に施術を行うと、思ったような変化が出ず「失敗だった」と感じてしまうケースがあります。

③ 糸の本数や種類の選択ミス

糸が少なすぎると十分なリフト効果が得られず、多すぎると不自然に引きつれた印象になることがあります。
また素材の選び方を誤ると「すぐに効果がなくなった」「違和感が長く残った」といった結果になることもあります。

④ ダウンタイム中の生活習慣の乱れ

施術後に飲酒や激しい運動、長時間の入浴などを行うと、腫れや内出血が悪化して仕上がりに影響を及ぼす可能性があります。施術直後のケアを怠ることも失敗の一因です。

⑤ コミュニケーション不足

カウンセリング時に仕上がりのイメージや効果の限界について十分に話し合えていないと、「期待と違った」という不満につながります。これは施術そのものの失敗ではなく、情報不足から生じる認識のズレです。

6. 糸リフトで失敗しないための対策

糸リフトは正しい知識と準備があれば、多くのリスクを回避できる施術です。失敗を防ぐための具体的な対策を紹介します。

ダウンタイム期間中は注意点を守った行動をする

施術後の数日間は、腫れや内出血が出やすい時期です。この時期に飲酒、激しい運動、長時間の入浴、サウナなどを行うと血行が促進されて腫れが悪化し、内出血が長引く可能性があります
また、顔を強く触ったりマッサージしたりすることも糸の位置ずれや効果の低下につながるため厳禁です。医師から指示されたアフターケアを忠実に守ることが、失敗を避ける一番の近道です。

糸リフトの実績がある医師・クリニックを選ぶ

施術の成功を大きく左右するのは医師の技術力です。症例写真を多く提示しているか、カウンセリングで具体的に施術プランを説明してくれるかといった点を確認しましょう。
実績が豊富で、顔の解剖に精通している医師を選ぶことが、失敗リスクを最小限に抑える重要なポイントです。

自分にあった種類の糸を選ぶ

PDO、PCL、PLLAといった素材にはそれぞれ特徴があります。短期的にリフトアップを実感したいのか、長期的に維持したいのかによって最適な糸は異なります
また、使用本数や挿入部位も個人の顔立ちや肌質によって変わるため、カウンセリングで医師と十分に話し合うことが欠かせません。

7. まとめ

糸リフトは、切らずに行える若返り治療として非常に人気が高い施術です。施術直後から効果を実感でき、コラーゲン生成による肌質改善効果も期待できる点は大きなメリットです。
しかしその一方で、効果の持続が半年〜2年程度にとどまることや、適応外のケースでは十分な結果が得られないこと、医師の技術不足や術後の過ごし方によって失敗リスクがあることも忘れてはいけません。

失敗を避けるためには、信頼できる医師やクリニックを選び、自分に合った糸の種類や本数を適切に選択すること、そしてダウンタイム中の注意点をしっかり守ることが重要です。また、施術前に「糸リフトでできること・できないこと」を理解しておくことで、過度な期待とのギャップを避け、満足度の高い結果につながります。
糸リフトは正しい知識と適切な選択によって、自然で若々しい仕上がりを叶えることができる治療です。
失敗のリスクを最小限にしながら、自分にとって最適な方法で美しく年齢を重ねるための一つの選択肢として、賢く取り入れていきましょう。

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監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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