美容医療の中でも人気が高い「水光注射」は、潤いとハリを取り戻し、透明感のある肌を目指せる治療法です。
一方で「施術後に赤みや腫れが強く出るのでは?」「ダウンタイムが長いって本当?」と不安に思う方も少なくありません。実際のところ、水光注射は比較的ダウンタイムが短い施術に分類されますが、注射である以上、一時的な症状は避けられないのも事実です。
この記事では、水光注射の基本からダウンタイム中の症状や注意点、さらに長引かせないための方法までを詳しく解説していきます。
1.水光注射とは?基本と効果をわかりやすく解説
水光注射について
水光注射とは、ヒアルロン酸やビタミン、アミノ酸、成長因子などの美容成分を、専用の注入機器を用いて皮膚の浅い層に均一に届ける施術です。
「水光」という名前は、韓国で“水分をたっぷり含んで光を放つような肌”を意味する言葉に由来しており、内側から潤う美肌を目指せる治療法として広まりました。
従来のスキンケアは角質層までしか有効成分が届かないのに対し、水光注射は真皮浅層まで直接届けることができるため、浸透率が高く、肌質改善効果を実感しやすいのが特徴です。
水光注射の効果
水光注射で期待できる効果は多岐にわたります。代表的なものとしては以下の通りです。
潤い補給:乾燥肌の改善、もちもちとした質感の回復
小じわの軽減:真皮に潤いを補充することで細かいしわを目立たなくする
ハリや弾力アップ:コラーゲン生成を促進し、ふっくらとした若々しい肌へ導く
毛穴の引き締め:皮脂分泌の抑制や肌のキメ改善
肌トーンの改善:くすみや色むらを整え、透明感を高める
即効性があるため、施術直後から「肌がツヤツヤになった」と実感できるケースも多く、継続することで肌質そのものを底上げする効果が期待できます。
2.水光注射のダウンタイムがひどいと言われる理由は?
水光注射は比較的ダウンタイムが短い施術といわれていますが、それでも「ひどい」と感じる方がいるのはなぜでしょうか。実際には施術方法や個人差によって症状の出方が変わり、一部のケースでは強い痛みや出血、ボコボコとした肌の変化が起こることがあります。ここではその具体的な理由を解説します。
海外での施術は痛みが強いことがある
韓国など美容大国で広まった水光注射ですが、海外の一部クリニックでは麻酔の方法が十分でなかったり、注入スピードが速すぎたりするケースがあり、強い痛みを感じることがあります。
特に施術経験が浅い医師や安価な簡易機器を使用している場合、痛みに加えて赤みや腫れが強く出やすい傾向があります。
そのため、同じ水光注射でも「どこで施術を受けるか」によってダウンタイムの印象が大きく変わるのです。
針の深さによって出血する場合がある
水光注射は皮膚の浅い層に薬剤を注入しますが、針が深く入りすぎると血管を傷つけて内出血を起こすことがあります。また、皮膚の薄い目元や血管の多い頬のあたりは特に内出血が出やすい部位です。
こうした出血は一時的なもので時間が経てば改善しますが、施術直後は「思ったより症状が強い」と感じやすくなります。
肌表面がボコボコに見えることがある
水光注射は薬剤を皮膚の中に細かく注入するため、一時的に丘疹のようなボコボコが表面に現れることがあります。
これは注入直後の薬剤がまだ皮膚に馴染んでいない状態で起こる自然な反応です。
ほとんどの場合は数時間から数日以内に吸収されて平らになりますが、初めて施術を受ける方にとっては不安を感じやすい症状といえるでしょう。

3.水光注射のダウンタイム中の症状
水光注射のダウンタイムは比較的軽いといわれますが、施術直後から数日間は肌に一時的な変化が起こるのが一般的です。これは薬剤注入や針の刺激による自然な反応であり、ほとんどの場合は時間とともに落ち着いていきます。ここでは代表的な症状を解説します。
赤み、腫れ、痛み
施術直後は、針を多数刺したことによる赤みや腫れ、軽度の痛みが出やすくなります。特に広範囲に注入した場合や肌が敏感な方は、赤みが数時間〜翌日まで残ることもあります。
痛みは施術中や直後に強く出ることがありますが、多くは当日〜翌日には軽快していきます。冷却や鎮静ケアを行うことで症状は早く落ち着きやすくなります。
内出血
水光注射では極細の針を使用しますが、血管に当たると小さな内出血が生じることがあります。点状の赤紫色の斑点として現れ、数日〜1週間程度で自然に吸収されていきます。
ただし、頬や目の下など血管が豊富な部位では、完全に色が消えるまでに2週間程度かかることもあります。内出血は見た目には気になりますが、健康上の大きな問題はなく、メイクでカバーできる場合がほとんどです。
針のあとが残ることある
水光注射では1回の施術で数十〜数百回の注入を行うため、施術直後は小さな針跡が点状に残ることがあります。
これらは数時間から数日で自然に目立たなくなりますが、肌の薄い部位ではやや長く残る場合もあります。
予定がある場合は施術日を逆算して受けると安心です。
4.水光注射の一般的なダウンタイム期間は?
水光注射は、他の美容医療と比べてダウンタイムが短いのが特徴ですが、全く症状が出ないわけではありません。
施術直後から数日の間は赤みや膨らみが見られることが多く、個人差によっては1〜2週間かけて落ち着く場合もあります。ここでは一般的な経過と注意点を解説します。
術後、赤みや痛みが引くまでの期間
施術直後は注入部位に赤みや膨らみが出て、チクチクとした違和感を覚えることがあります。
通常は数時間〜翌日には赤みが落ち着き、2〜3日で膨らみや痛みもほぼ改善します。
一方で、血管の多い部位に注入した場合や、体質的に内出血しやすい方では、赤紫色のあざのような跡が1〜2週間程度残ることがあります。
ただし、これは自然な経過であり、時間の経過とともに必ず吸収されていきます。
ダウンタイム中の注意点・過ごし方
ダウンタイムを少しでも快適に過ごすためには、日常生活の工夫が重要です。
肌をこすらない:洗顔やスキンケアはやさしく行い、摩擦を避ける
体を温めすぎない:激しい運動、長風呂、サウナ、飲酒は腫れや内出血を悪化させる可能性があるため控える
紫外線対策を徹底する:炎症が残っている肌に紫外線が当たると色素沈着のリスクが高まる
十分な保湿を心がける:バリア機能が低下しているため、低刺激の保湿剤で肌を守る
これらを守ることで、回復を早めつつトラブルを予防することができます。
5.安心して施術を受けるため、クリニックを選ぶポイント
水光注射は比較的手軽に受けられる施術ですが、仕上がりやダウンタイムの過ごしやすさはクリニック選びによって大きく左右されます。同じ薬剤を使っていても、医師の技術やサポート体制によって「仕上がりが自然で安心できた」と感じるか、「痛みや腫れが強くて不安だった」と感じるかが変わるのです。
ここでは、クリニックを選ぶ際に注目したいポイントを紹介します。
水光注射の症例が豊富
施術経験が豊富なクリニックほど、一人ひとりの肌質や悩みに合わせた適切な注入方法を熟知しています。症例写真や施術実績を公開しているかを確認すると、信頼度の目安になります。
経験豊富な医師であれば、ダウンタイム中の症状についても具体的に説明してくれるため安心です。
カウンセリングが丁寧
水光注射は薬剤の種類や注入方法によって仕上がりが変わるため、事前のカウンセリングで悩みを丁寧にヒアリングしてもらえるかが重要です。無理に高額なプランを勧めず、患者の希望やライフスタイルに合わせた提案をしてくれるクリニックを選びましょう。
疑問点をその場で解消できるかどうかも、安心して施術を受けられるかどうかの判断基準になります。
アフターフォローがある
施術後に赤みや内出血が長引いたり、想定外の症状が出たりする可能性はゼロではありません。そのため、アフターフォロー体制が整っているかは非常に大切です。
万が一の際にすぐ相談できる窓口があり、再診料や処置に対応してくれるクリニックであれば、安心感が高まります。
6.ダウンタイムを長引かせない方法は?
水光注射後のダウンタイムは通常数日程度で落ち着きますが、過ごし方を誤ると腫れや赤みが長引く原因となることがあります。症状を最小限に抑え、早く回復させるためには、施術後のセルフケアがとても重要です。
注射した箇所を触らない
施術直後の肌はとてもデリケートな状態です。気になって触ったり押したりすると、細菌感染や炎症のリスクにつながります。洗顔やスキンケアの際もこすらず、手は清潔に保つことを意識しましょう。
痛い場合は冷やす
赤みや腫れ、ヒリつきが強い場合は、清潔な冷却シートや保冷剤をタオルに包んでやさしく冷やすと炎症が落ち着きやすくなります。ただし、冷やしすぎると逆効果になることもあるため、短時間で様子を見ながら行うのがポイントです。
血行が良くなることをしない
水光注射後は血流が良くなると腫れや内出血が悪化する可能性があります。激しい運動、サウナ、熱いお風呂、飲酒は少なくとも施術当日は控えましょう。翌日以降も症状が残っている場合は、回復するまで無理をしないことが大切です。
紫外線から肌を守り、保湿をしっかりする
炎症が残っている肌に紫外線を浴びると、色素沈着のリスクが高まります。外出時は日焼け止めや帽子を活用し、徹底した紫外線対策を行いましょう。さらに、施術後はバリア機能が低下しているため、低刺激の保湿剤でしっかり保湿することもダウンタイムを短くする大切なケアです。
7.水光注射に関するよくある質問
水光注射は人気の高い施術ですが、初めて受ける方にとっては不安や疑問も多いものです。ここでは、よく寄せられる質問をピックアップし、わかりやすく解説します。
Q. 水光注射施術後、メイクはいつからできる?
水光注射の直後は、肌に針跡や赤みが残っているため、当日のメイクは基本的に控えるのが望ましいです。早ければ翌日から軽いメイクが可能ですが、針跡が残っている部分を強くこすると炎症が悪化する可能性があります。
どうしても必要な場合は、低刺激のミネラルファンデーションやコンシーラーで軽くカバーする程度にとどめましょう。
Q. 水光注射は痛い?痛みを軽減する方法は?
水光注射は極細の針を使うため痛みは軽度ですが、チクチクとした刺激や圧迫感を感じる方もいます。痛みに弱い方には、麻酔クリームや冷却を併用することで負担を軽減できます。
また、経験豊富な医師による施術では注入の深さやスピードが適切に調整されるため、痛みが最小限に抑えられるケースが多いです。
Q. 水光注射とダーマペンの違いは?どちらのほうが効果がある?
どちらも美肌治療として人気ですが、アプローチが異なります。
水光注射:薬剤を直接皮膚に注入するため、潤いやハリを短期間で実感しやすい
ダーマペン:細かい針で皮膚に微細な穴を開け、創傷治癒力を利用してコラーゲン生成を促す治療
肌の乾燥や小じわには水光注射が向き、ニキビ跡や毛穴の開き改善にはダーマペンが適していることが多いです。目的に応じて選ぶのが理想であり、併用して相乗効果を狙うケースもあります。
8.まとめ
水光注射は、肌に直接美容成分を届けることで潤い・ハリ・透明感を取り戻せる人気の施術です。乾燥や小じわ、毛穴の開きなど複合的な悩みにアプローチでき、即効性と肌質改善効果の両方を兼ね備えている点が魅力です。
一方で、施術直後には赤みや腫れ、ボコボコとした膨らみ、内出血などの一時的な症状が出ることがあります。これらは自然な経過であり、通常は数日から1〜2週間で改善するため、過度に心配する必要はありません。
ダウンタイムを少しでも快適に過ごすためには、注射部位を触らない・強い運動や飲酒、長風呂を避ける・紫外線対策と十分な保湿を行う、といったセルフケアが大切です。
また、信頼できるクリニックを選ぶことで、痛みや副作用のリスクを抑えつつ満足度の高い結果が得られます。症例数が豊富で、丁寧なカウンセリングやアフターフォローが整っているかを必ず確認しましょう。
水光注射は、正しい知識と適切なアフターケアによって、肌の質感を底上げできる心強い治療法です。安心して施術を受けるために、事前の準備とクリニック選びをしっかり行い、理想の美肌を目指しましょう。
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