すてきになりたい皆さん、こんにちは。
ミサクリニック 六本木本院 院長 ドクターみさえです。
今日は、おすすめの毛穴治療機器トップ3を発表していきます。
毛穴悩みは、全ての年代・男女問わずご相談が多いテーマです。
若い方は皮脂が出やすくニキビに伴う開き、年齢を重ねるとたるみに伴う毛穴のゆるみが目立ちます。
男性は特にニキビ既往が多く、毛穴治療のニーズが高い印象です。
これまで美容皮膚科で治療を続ける中で、実感の高かった機器を3つご紹介します。
第3位:ピコフラクショナル
ピコレーザーのフラクショナルモードです。
フラクショナル(fractional)とは、網目状に微細エネルギーを多点照射する方式を指します。
ピコフラクショナルは、ピコレーザー特有の衝撃波で皮膚内部に刺激を与え、コラーゲン生成を促します。
見た目に「穴を開ける」タイプではなく、表面の強い傷や出血が出にくいのが特徴です。
ダウンタイム:ほぼなし(赤みが出ても通常は1日程度で軽快)
得意分野:肌質改善、ざらつきの軽減、赤ら顔の改善(メカニズムは未解明ながら臨床的に有効例が多い)
施術ペース:月1回を5回程度継続し、じわじわ改善
当院では、ピコフラクショナルをあえて攻めた設定で行うモニタープロトコルにも挑戦中。
麻酔下でも刺激は強め・直後は赤みが出ますが、引きは早い傾向。頑固な鼻の毛穴などで有望な反応を確認中です(症例準備でき次第、追って公開予定)。

料金
鼻のみ:5,500円
顔全体:33,000円
第2位:ダーマペン
多くの医療機関で導入されている、極細針で皮膚に微小な刺激を与える治療です。
先端に16本の針がつき、1秒間に約120回の打刻(=約1,920回/秒の微小穿刺相当)で均一に刺激します。
傷の治癒過程を利用してコラーゲン生成を促し、毛穴・肌質・ハリ艶の改善を狙います。
レーザーではなく針で行うため、同時に導入する薬剤の選択で効果が変わるのもポイントです。
基本:潤滑剤のみでもリジュビネーション効果あり
薬剤併用:成長因子、コラーゲンブースター等を穴が開いているタイミングで導入→効果のスピードと質が向上
ご希望(短期の艶出し~長期の質改善)や肌状態に合わせて薬剤を選定します(例:ベルベットスキンなど)。
薬剤なし:25,300円
「ベネブ」併用:36,300円
第1位:炭酸ガスフラクショナル(ECO2 Evolution など)
最近別動画でも紹介した、出力・設計が進化したCO₂フラクショナル。
従来と比べて効果実感が高い機器を導入しました。
効果:毛穴の引き締め、ニキビ跡・クレーターの滑沢化、硬くなった肌の柔軟化
ダウンタイム:必ず出る(赤みは2日~1週間弱)。
ただし、メイクは可能。当院ではレーザー用コンシーラー(1,100円)もご用意しています。
以前のCO₂で「血だらけでつらい」といった経験談を伺うことがありますが、現在の機器は飛躍的に進化しています。
しっかり効かせつつ、現実的なダウンタイムで運用できるようになりました。
部分集中設計(おすすめ)
毛穴は“傷痕”に近い性質のため、本気で直すにはダウンタイムを前提に。
初回は「顔全体は不安」という方が多いため、部位集中からのステップアップを推奨しています。

状態を見ながらパワーを段階的に上げていく設計です。
初回限定(鼻のみ):11,000円
通常:鼻 16,500円/鼻+頬 33,000円
まとめ:目的とダウンタイムで最適解は変わります
第3位:ピコフラクショナル … ダウンタイム最小で肌質全体を底上げ。
第2位:ダーマペン … 薬剤選択で拡張性。毛穴~艶出しまで幅広く。
第1位:CO₂フラクショナル … 最も強力。本気の毛穴・凹凸改善に。
毛穴は一度開くと「傷痕に準ずる」ため、再生医療的アプローチ(微小ダメージ→治癒でコラーゲン新生)が鍵。
ダウンタイムの許容度・狙うゴール・肌状態で、最適な機器と強度は変わります。
まずは診察で現在地を評価し、無理のないプランから始めましょう。
「綺麗になるのを怖がらないで。」— ドクターみさえ