前回の施術でかなりきれいになりましたが、細かいシミがまだ少し残っています。
今日は、それらを追加照射でしっかり取っていければと思います。
施術前の確認と方針
看護師のサポートのもと、目の近くも丁寧に照射していきます。
当院にはシミ取り放題メニューがあり、シミが多い方ほど一度の施術で効果的に一掃できます。
年末はこの「取り放題」を希望される方のご予約で埋まりやすく、
「今年のシミは今年のうちに」ケアされる方が多い印象です。
ピコスポットは施術自体はシンプルですが、アフターケアがとても重要。
紫外線対策や、指示どおりの外用薬の使用をしっかりお願いしています。
施術中のようす
それでは、目の近くから打っていきます。
痛みは大丈夫でしょうか?――「大丈夫です」とのこと。施術はすでに8割ほど完了。
最後にまぶたを照射します。
まぶたはシミが出やすい一方、光治療では難しい部位ですが、ピコスポットならポイントで安全に狙えます。
本日の照射数と直後の反応
本日は534ショット照射しました(取り放題としては多めの部類)。
人によっては200ショット程度で十分な場合もありますが、不要な照射は行いません。
ゴーグルを外して鏡で確認していただくと、直後は腫れが出やすいタイプの方のため、やや膨れた見た目に。
全員がこうなるわけではありませんが、レーザーの熱反応で一時的なむくみが出ることがあります。
当院では冷却やヒーライト(医療用LED)で鎮静を行い、腫れを軽減します。
直後は真っ黒というより、ここから徐々に赤黒く反応が出てきます。

アフターケア(処方とホームケア)
まずは塗り薬(外用薬)を処方します。指示された日数、しっかり塗布してください。
必要に応じて、美白剤(ハイドロキノン)やトラネキサム酸クリームを追加します。
紫外線対策(UVカット・遮光)は必須です。
ルメッカとピコスポットの使い分け(まとめ)
ルメッカ:顔全体のくすみや、広い範囲に多数ある濃いシミに向いています。
最初からレーザーを強く当てると炎症後色素沈着が長引くリスクがあるため、
はじめにルメッカで全体を整える方が負担が少ないケースもあります。
ピコスポット:取り切れなかった細かい・薄いシミに得意。
ポイントで精密に狙えるため、まぶた周りなどにも対応可能です。
ダウンタイムは出ますが、昔のレーザーほど目立ちません。

「テープ不要」「翌日からメイク可」という現代のシミ取り
昔のQスイッチレーザーのイメージで「テープを貼る」「メイクができない」と思われる方が今も多いですが、
ピコスポットは基本的にテープ不要。当日はなるべく控えめに、翌日からはメイクもOKです。
(こする・強く落とすなどは避け、やさしいクレンジングをお願いします。)
その代わり、1回での変化量は安全寄りになっており、2〜3回に分けて仕上げるイメージです。
回復の目安
早い方:10日程度で落ち着き、薄いかさぶた様の反応が自然に取れていきます。
くすみが強い方・日焼けがある方:1〜3ヶ月かけてゆっくり改善することがあります。
いずれも永続的な黒ずみではありません。
季節的には、ダウンタイムを取りやすい冬(〜2月、遅くとも3月まで)の施術がおすすめです。

症例のビフォーアフター
今回のモニターさんは、1回目にルメッカ、2回目にピコスポットを実施。
ルメッカで大きな変化が出たため、ピコスポットの差は写真だと控えめに見えますが、
全体の透明感・スッキリ感はしっかり向上しました。

(経過写真のうち、今回は別モニターの例も併せてご紹介。19日目でかなりきれいに整っているケースもあります。)
迷ったらご相談ください
「まずは光治療(ルメッカ)からがいい?」「いきなりピコスポットでも平気?」など、
お肌の状態や生活スケジュールで最適解は変わります。
迷われたら、ぜひミサクリニックへご相談ください。
最後に一言。
きれいになるの、怖がらないで。――ドクターみさえ
