皆さんこんにちは。
みさクリニック六本木本院長のドクターみさえです。
大人気企画 「自分で自分にセルフ施術しちゃいます」シリーズ がついに復活しました。
今回は ヒアルロン酸注入編 をお届けします。
■ セルフ施術動画が大反響だった理由
実は約2年前、前職時代に「自分にヒアルロン酸を注入する動画」を公開したところ、
予想以上の大反響でした。
その動画を見て来院された方からは、
「自分で自分に打てる先生なら絶対に上手いはず」
「先生が自分にやっている=信頼している証拠ですよね」
という声を非常に多くいただきました。
確かに、自分自身に施術をするというのは、
患者様にとって安心材料になるのだと実感しました。

本当は私も痛いのは好きではありませんが(笑)、
自分で痛みを知ることは、患者様の不安や疑問を理解することにもつながります。
■ 最近の悩み:たるみ問題と取材の増加
ここ最近は雑誌やWeb媒体の取材をいただく機会が増え、
そのたびに自分の顔を見て 「あれ?少したるんできた?」 と気になるように…。
年齢的にも、骨が痩せてフェイスラインが落ちてくる時期。
これは久しぶりに ヒアルロン酸を自分に打つしかない! と決意しました。
■ 使用するヒアルロン酸
前回(約2年前)に使用したのは、ジュビダームシリーズの
● ボリューマ XC(Voluma XC)
持続が長く、リフトアップ効果が高い人気製剤です。
当時は 2cc(2本) 注入しました。
おおよそ1年半は気にならない状態が続きましたが、
最近は少しフェイスラインが落ちてきた印象があり、再注入を決意。
HIFUやサーマジェンでは骨のボリュームは戻せないため、
やはり 土台補強にはヒアルロン酸が必須 です。

■ 追加で使うかもしれない唇用ヒアルロン酸
心と体に余裕があれば、今回は唇にも注入をしてみたいと思います。
使用予定の製剤はこちら:
● BYZANITY2(ビザンティ2)※唇用製剤
ジュビダームのボルベラよりも持続は短め(半年〜10ヶ月程度)ですが、
ナチュラルで自然に仕上がるため、私はとても気に入っています。
■ 私が行うヒアルロン酸リフトの考え方
ヒアルロン酸リフトは、主に以下の3部位を中心に注入します:
・こめかみ
・頬骨(チークポイント)
・目の下
リフトアップは「引き上げ」というより、
土台を補うことで皮膚の位置が戻る というメカニズムです。
たるみは上から下に落ちてくるため、
下だけを触るのではなく、上部のボリューム補正がとても重要です。
上顔面の補強は少量で効果が出しやすいのも特徴です。
今回気になっているのは、特に 目の下のクマ・影 の部分。
ここを中心に注入していきます。
■ マーキングと安全確認について
鏡を見ながらマーキングを行います。
まず、こめかみ。
2年前に入れたヒアルロン酸はすでに吸収されているため、凹みが目立ちます。
続いて頬骨上。ここに入れるとフェイスラインが自然に引きあがります。
ただし重要なのは 血管・神経を避けること。
とくに、
・動脈
・静脈
・神経の出口(神経孔)
これらの位置を正確に把握する必要があります。
私がよく患者様に、
「目を見てください」
と言うのは、
神経孔の位置を確認して、安全に注入するため です。
決して恥ずかしめているわけではありません(笑)

■ 注入開始
しっかりマーキングができたら、いよいよ注入です。
自分で注入するのは難易度が高いですが、
慎重に角度や深さを調整しながら進めていきます。
