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美容コラム

糸リフトの値段相場は?追加費用や注意点も解説

糸リフトは、切らずに顔のたるみを引き上げる美容医療として、近年ますます注目を集めています。
とくに「メスを使わない」「ダウンタイムが比較的少ない」という点から、若年層だけでなくエイジングケアを意識しはじめた30〜50代にも広く選ばれています。しかし、施術を検討する際にもっとも気になるのが「値段」ではないでしょうか。
本記事では、糸リフトの価格帯や糸の種類による差、追加費用の有無など、費用面で失敗しないために必要な知識を網羅的に解説します。安さだけで飛びついて後悔しないために、総額でかかる費用をしっかりと理解しておきましょう。

1. 糸リフトの値段相場は?

まずは、糸リフトにかかる「基本的な費用感」を把握しておきましょう。
美容医療においては、価格に大きな幅があることが一般的ですが、糸リフトも例外ではありません。使用する糸の種類や本数、施術範囲などによって料金は変動します。

平均価格はいくらくらい?本数ごとの目安

糸リフトの費用は、「1本あたりの価格」として提示されていることが多く、そこに使用本数を掛け合わせて最終的な金額が決定される仕組みです。
たとえば、1本あたり15,000円〜40,000円程度が一般的な相場ですが、1回の施術で使用する糸の本数は4〜10本程度が目安となるため、総額では10万円〜30万円台になるケースが多く見られます。
特に、頬やフェイスラインなど、左右対称に引き上げる部位では、最低でも2本×2〜3箇所=4〜6本は必要になることが多く、ボリュームをしっかり出したい場合や効果を長く保ちたい場合には、10本以上使用されるケースもあります。
糸の本数が増えることで料金も上がりますが、そのぶんリフト力が強くなり、満足度も高まりやすいため、単純に「費用を抑える」視点だけで本数を減らしてしまうのは注意が必要です。

関連記事:糸リフトは何本がベスト?目的別の必要本数や費用も解説

部位別(頬・フェイスライン・首など)の価格帯

部位ごとの相場感も押さえておきましょう。
たとえば、もっとも人気が高いのが「頬〜フェイスライン」にかけてのリフトアップです。この部位の価格は、平均して15万円〜30万円前後になることが多く、施術内容や糸の種類によって前後します。
一方、「首」や「顎下」などのパーツは、皮膚の質やたるみ具合によって難易度が上がるため、やや高めに設定される傾向があります。首の糸リフトは20万円〜40万円程度となることもあり、追加で他の施術(脂肪溶解注射など)を併用することでさらに費用が上がるケースもあります。
「目元」や「こめかみ」「額」などのデリケートなパーツに施術する場合は、本数は少なめでも1本あたりの価格がやや高めになることがあります。これらの部位では、精度の高い施術が求められるため、技術料として費用が上乗せされることが一般的です。

2. 糸の種類による価格の違い

同じ「糸リフト」であっても、使用する糸の種類によって料金は大きく異なります。素材の違いによる持続期間や効果の強さ、製品ブランドごとの価格差を理解しておくことが、後悔のない選択につながります。

使用される素材(PDO/PCL/PLLA)と値段の傾向

代表的な吸収糸の素材には、PDO(ポリジオキサノン)、PCL(ポリカプロラクトン)、PLLA(ポリ-L-乳酸)の3種類があります。いずれも体内で吸収される安全な素材ですが、以下のような違いが価格に影響を与えます。

PDOは比較的柔らかく、持続期間が短め(6〜10ヶ月)ですが、安価なため1本あたり10,000円台で提供されることもあります。
PCLはややしっかりとした素材で、1年〜1年半程度の持続が見込まれる中間的な選択肢です。価格は1本あたり15,000〜30,000円ほど。
PLLAは最も高価で、硬さと持続力(18〜24ヶ月)がある素材です。1本あたり30,000円以上になるケースが多く、特に骨格の支えを意識した立体的なデザインに用いられます。

素材の選び方ひとつで施術の満足度が大きく変わるため、価格だけに注目せず、肌質やたるみの程度、希望する効果の持続期間などを総合的に検討しましょう。

テスリフト・VOVリフト・ショッピングリフトなど製品ごとの違い

糸リフトには、さまざまな製品名が存在します。たとえば「テスリフト」は、PCL素材にメッシュ構造を加えた立体的な糸で、持続性・リフト力ともに高く、1本あたり30,000円〜50,000円程度と高額です。
一方で「VOVリフト」は、PDO系のしなやかな糸を使用しつつ、コストパフォーマンスに優れ、1本あたり20,000円前後の価格設定が多く見られます。
「ショッピングリフト」はごく細い糸を数十本単位で挿入するスキンリフト系の施術で、肌のハリ改善を目的としたものです。10本〜100本まで本数によって価格は変わりますが、10本あたり1万円前後から提供されていることが一般的です。
これらの違いを知らずに「糸リフト=すべて同じ」と認識してしまうと、期待した効果を得られず後悔する原因になります。製品名ごとの特徴や料金の差にも注意を払いましょう。

関連記事:糸リフトの種類とは?効果や違いも徹底比較

3. 表示価格と実際の費用の違いに注意

糸リフトの費用で見落とされがちなのが「表示価格と実際の請求金額の違い」です。ホームページや広告で見た金額が「最低限の金額」であるケースも多く、トータルでは思った以上に高額になることがあります。

カウンセリング料や麻酔代が別途かかる場合もある

美容医療では、施術費用とは別に「初診料」「再診料」「カウンセリング料」などが設定されていることが珍しくありません。また、糸リフトは局所麻酔や笑気麻酔を併用することが多く、その麻酔代が数千円〜1万円程度かかる場合があります。
クリニックによっては、糸リフトの費用に麻酔代が含まれている場合もありますが、表示されている価格に何が含まれていて、何が別途請求されるのかを事前に確認しておくことが重要です。

表示価格は「1本あたり」の料金か「パック」かを確認

「糸リフト〇〇円〜」という広告を見た際、それが「1本あたりの料金」なのか「○本セットでのパック価格」なのかを見極めることが大切です。たとえば「1本あたり15,000円」と表記されていても、実際には6本使用することでやっと効果が出る設計である場合、90,000円が最低ラインになることになります。
また、パック料金のほうが1本単価が割安に設定されていることも多く、必要本数が明確になっている場合にはセットプランのほうが結果的にお得になることもあります。
見かけの安さに惑わされず、施術に必要な本数やトータル費用をしっかり確認することが求められます

4. クリニックごとに異なる価格設定の理由

同じ糸リフトでも、クリニックによって費用が大きく異なることがあります。これは「価格に差がある=技術力や安全性が低い」というわけではなく、それぞれのクリニックが掲げる方針や環境によって料金が決まっているためです。値段の違いには、明確な理由があることを理解しておきましょう。

地域差・設備・アフターケアの充実度

都心部と地方では、地価や人件費に差があるため、同じ施術でも価格が異なる傾向があります
たとえば、東京や大阪といった大都市の中心エリアでは、賃料や運営コストが高いため、それが施術価格に反映されやすくなります。
また、クリニックの設備やアフターケア体制の充実度も価格に大きく影響します。最新機器を揃えた施術室や、ダウンタイム軽減のための薬剤や冷却装置を完備しているところでは、施術料金がやや高く設定されていることもありますが、それは単なる価格差ではなく「安全性と快適性への投資」と言い換えることもできるでしょう。
さらに、施術後のアフターケアが丁寧かどうかも大切なポイントです。術後の診察や必要に応じたリタッチ対応、腫れや内出血へのフォロー体制などが整っているかどうかで、施術後の安心感が大きく変わります。

キャンペーンやモニター価格の有無

一部のクリニックでは、一定期間のみ施術費用が割引になる「キャンペーン」や、写真・動画の提供を条件とした「モニター施術」を実施しています
これらの制度を活用すれば、通常よりも大幅に費用を抑えて糸リフトを受けることも可能です。
ただし、モニターの場合は症例写真として使われる前提のため、術後のフォローアップや撮影が必須になる場合があります。カウンセリング時に、施術内容・本数・リスクの説明を受けたうえで、自分が納得して受けられるかどうかをしっかり判断しましょう。
キャンペーン価格は一見お得に見えますが、「安く見せるための最低価格が提示されていて、実際は追加が必要なケース」もあります。本数制限付き・部位限定といった条件があることも多いため、内容をよく確認することが重要です。

5. 値段だけで選んで後悔しないために知っておきたいこと

糸リフトは、見た目の変化や満足度が大きい施術ですが、その一方で「値段の安さだけで決めてしまった結果、仕上がりに満足できなかった」という声も少なくありません。価格だけに目を奪われず、施術全体にかかるコストや将来的なメンテナンス費用も含めて検討することが大切です。

再施術やメンテナンスの費用も想定しておこう

糸リフトは「一度施術すれば永久に効果が続く」わけではありません。たとえば、PDO素材であれば6ヶ月〜10ヶ月ほどで吸収され、効果も徐々に薄れていきます。1年に一度のメンテナンスを前提に、再施術を想定したプランを組む必要があります
また、術後に左右差や仕上がりの不満が出た場合、部分的な修正やヒアルロン酸などの追加施術が必要になることもあります。こうした「万が一のリカバリー費用」まで含めた予算設計をしておくことが、後悔のない糸リフト施術につながります。
特に、初回施術で過剰に糸を入れてしまうと、頬がこけたり、引きつれが残ったりといったリスクもあるため、慎重な設計と信頼できる施術者の判断が重要です。再施術の可能性も視野に入れ、長期的な視点で費用を考えることが欠かせません。

トータルコストで判断する視点を持とう

「表示された金額が安い」というだけで施術を選ぶのではなく、「その料金で何本の糸が使われるのか」「麻酔代や診察代が含まれているのか」「アフターケアはあるか」といった細かな項目を確認したうえで、総合的な費用を計算しましょう
たとえば、Aクリニックでは1本あたり15,000円で6本使用し、麻酔や診察代が別途1万円かかるのに対し、Bクリニックでは8本パックで12万円、麻酔代込みで提供しているというケースでは、Bのほうがコストパフォーマンスが高くなる可能性があります。
つまり、「トータルでいくらかかるか」という視点を持たなければ、単価に惑わされて結果的に割高になってしまうリスクがあるのです。美容医療は見た目の仕上がりだけでなく、納得できる費用感とのバランスも非常に大切です。

6. まとめ

糸リフトは、手軽にたるみを引き上げ、フェイスラインを整えることができる人気の美容施術です。しかし、その価格は糸の種類や本数、施術部位、クリニックの方針などによって大きく変動します。
本記事では、平均的な価格帯から素材ごとの違い、パック料金や追加費用の落とし穴、さらには再施術・アフターケアまで含めたトータルコストの考え方について詳しく解説しました。価格だけを重視して選んでしまうと、満足できない結果や予期せぬ費用がかかるリスクもあります。
信頼できるクリニックで、十分な説明を受けたうえで、自分の肌やたるみの状態に合った施術を選ぶことが、長期的な満足につながる最善の方法です。費用だけで判断するのではなく、仕上がりや安全性まで含めた「総合力」で納得のいく選択をしましょう。

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監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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