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美容コラム

リジュランとは?どんな人におすすめ?効果やリスク、注意点について解説

美容医療の進化とともに、「肌そのものを若返らせる」ことを目的とした治療に注目が集まっています。その代表格ともいえるのが「リジュラン注射」です。
リジュランは、表面的にしわを埋めたりリフトアップしたりするのではなく、細胞の修復力を高めて肌質を改善していくことを目的としています。
そのため、自然な仕上がりを求める方や、年齢とともに衰えた肌を根本から立て直したい方に人気を集めています。

本記事では、リジュランの基本的な仕組みや種類、得られる効果・メリットだけでなく、リスクや注意点についても詳しく解説します。
また、施術回数やよくある質問にも触れ、実際に検討している方が安心して判断できるように情報を整理しました。

1.リジュランとはどんな治療?

リジュランの成分について

リジュランの主成分は「ポリヌクレオチド(PN)」と呼ばれる成分で、サーモン由来のDNA断片から精製されています。
この成分は人間の体内に存在する核酸と非常に似た構造を持ち、生体適合性が高いのが特徴です。注入されたPNは皮膚細胞に働きかけ、線維芽細胞を活性化させることでコラーゲンやエラスチンの生成を促進します。
その結果、肌の弾力やハリが回復し、しわやくすみといった年齢サインの改善につながります。
さらに、抗炎症作用や細胞修復効果もあるため、外的ダメージを受けやすい肌を健やかに保つ役割も期待できます。

リジュランはこんな方におすすめ!

リジュランは、肌の根本的な再生を目指す方に向いています。例えば、乾燥による小じわが目立つようになった方肌の弾力が失われてきた方レーザー治療やピーリングを続けても効果を実感しにくい方におすすめです。
また、「自然に若返りたい」「不自然な膨らみや過度な変化を避けたい」という方にも適しています。さらに、肌の赤みやざらつき、毛穴の開きといった複合的な悩みを抱えている場合でも、リジュランは肌全体の質感を改善するアプローチが可能です。

2.リジュランの種類

リジュランと一口に言っても、実際にはいくつかのタイプが存在します。目的や使用部位に合わせて製剤を選ぶことで、より的確な治療効果が期待できます。ここでは代表的な3種類である「リジュランi」「リジュランHB」「リジュランS」について解説します。

リジュランi

リジュランi(アイ)は、その名の通り目元専用に開発された製剤です。目の下は皮膚が非常に薄く、加齢とともに小じわやちりめんじわ、ハリ不足が出やすい部位です。
ヒアルロン酸を注入すると不自然なふくらみが出やすいため、自然に若返らせたい場合にはリジュランiが適しています
成分の濃度や粘性が調整されており、デリケートな目元に馴染みやすい設計となっています。そのため「切らずに目元の若返りをしたい」「クマや小じわが気になる」という方に選ばれています。

リジュランHB

リジュランHBは、リジュランの主成分に加え、ヒアルロン酸(Hyaluronic Acid)を配合したタイプです。
肌の再生を促す作用に加えて、強力な保湿力を同時に発揮できるのが大きな特徴です。乾燥肌で小じわが出やすい方や、肌全体の潤い不足を感じる方に向いており、ツヤ感やしっとり感を重視したいケースでよく選ばれます
また、頬や口元といった広い範囲にも適しており、肌全体の若返りを目的とした治療におすすめです。

リジュランS

リジュランSは、肌の凹凸や瘢痕(はんこん)改善を目的にした製剤です。特にニキビ跡のクレーターや小じわなど、肌の表面に見えるダメージを修復したい場合に効果的です。
通常のリジュランよりも刺激が強いため、炎症を軽度に起こしながらコラーゲン再生を促進します。これにより、凹凸が滑らかになり、肌の質感が整っていきます。
ダメージ肌を改善したい方や、より積極的に肌質を変えたい方に向いたタイプといえるでしょう。

3.リジュランの効果・メリット

リジュランは「肌の根本的な若返り」を目指す治療として、他の注入系施術とは異なる魅力を持っています。ここでは代表的な効果・メリットについて詳しく解説します。

保湿力、肌質の向上

リジュランには肌の修復作用に加えて、高い保湿効果が期待できます。ポリヌクレオチドが線維芽細胞を活性化させることで、肌内部でコラーゲンやエラスチンの産生が促され、同時に水分保持力も改善します。
その結果、乾燥による小じわやざらつきが軽減し、しっとりとなめらかな肌質へと導かれます。特に、スキンケアでは補いきれない「肌の内側からの潤い改善」を実感できるのが大きな特徴です。

シワ、たるみを改善

加齢とともに現れるシワやたるみは、肌の弾力低下が大きな原因です。リジュランを注入すると、皮膚組織の再生が促され、真皮層の密度が高まります。
これにより、浅いシワは目立ちにくくなり、軽度のたるみは引き締まった印象に改善されます。ヒアルロン酸のように即効性のあるボリュームアップではなく、時間をかけて自然にハリを取り戻すため、不自然な変化がなくナチュラルな若返り効果を求める方に適しています
関連記事:ヒアルロン酸注射の5つの効果とは?効果を持続させるためのポイントを紹介

傷跡、クレーター肌の改善

リジュランは、ニキビ跡や小さな瘢痕といったダメージ肌の改善にも有効です。
リジュランSのように凹凸にアプローチできる製剤では、炎症を軽度に起こしながら皮膚の再生力を引き出し、クレーター肌を徐々に滑らかに整えていきます。
また、外傷後の傷跡や毛穴の開きといった悩みにも効果を発揮しやすく、総合的に「肌質改善」を目指せるのがリジュランの大きな魅力です。

ダウンタイムが短い

美容医療を検討する際、多くの方が気にするのが「ダウンタイムの長さ」です。リジュランは皮膚表面に大きなダメージを与える治療ではないため、赤みや腫れといったダウンタイムは比較的軽度で、数日程度で落ち着くケースが多いです。
施術後すぐにメイクが可能な場合もあり、日常生活に支障をきたしにくい点もメリットのひとつです。仕事やプライベートで忙しい方でも取り入れやすい治療といえるでしょう。

4.リジュランのリスク・注意点について

どんな美容医療でもメリットと同時にリスクや注意点が存在します。
リジュランは比較的安全性の高い施術ですが、受ける前に知っておくべきポイントを理解しておくことで、より安心して治療を受けることができます。

リジュランを受ける前の注意事項

リジュランは肌の再生力を高める治療ですが、即効的に劇的な変化をもたらすわけではありません。数回の施術を重ねることで効果が徐々に現れるため、短期間で大幅な改善を望む方には不向きな場合もあります。
また、妊娠中や授乳中の方、重度の皮膚疾患を抱えている方は施術を避ける必要があります。施術前には、医師の診察を受け、自分の肌状態に適しているかを確認することが大切です。

リジュランのリスクとは

リジュランは生体適合性が高い成分を使用していますが、それでも注射である以上、副作用やリスクがゼロではありません。
注入部位に一時的な赤み、腫れ、内出血が出ることがあります。また、ごくまれにアレルギー反応やしこりが生じる可能性も指摘されています。
特に皮膚が薄い部位では、薬剤が凹凸のように見えることもあるため、医師の経験と技術力が重要です。安全に施術を受けるためには、信頼できるクリニックで十分なカウンセリングを受けることが欠かせません。

リジュランのダウンタイムとは

リジュランのダウンタイムは比較的軽度ですが、注射直後は針跡や小さな膨らみが残ることがあります。数時間〜数日で自然に落ち着くことが多く、メイクでカバーできる程度の症状がほとんどです。
ただし、体質によっては内出血が1週間程度残るケースもあるため、イベントや予定がある場合はスケジュールを考慮して施術を受けるのが望ましいでしょう。
施術後は強い摩擦や紫外線を避け、十分に保湿を行うことで回復がスムーズになります。

5.リジュランは何回で効果がでる?

リジュランは一度の施術でもある程度の効果を感じられる方もいますが、本来の魅力は「継続的な治療」によって肌質が底上げされていく点にあります。
肌の修復や再生には時間がかかるため、数回の施術を重ねて初めて本来の効果が十分に発揮されます。
一般的には、最初の2〜3回を短期間(2〜4週間おき)で行い、その後はメンテナンス目的で数ヶ月ごとに追加するのが理想的です。

肌悩み別にみるリジュランの必要回数の目安

リジュランの施術回数は、改善したい悩みや肌状態によって異なります。

乾燥や小じわが気になる方であれば、2〜3回程度で肌質改善を実感しやすいでしょう。
ニキビ跡やクレーター肌など、より深いダメージがある場合には、4〜6回以上の施術を要することもあります。
また、肌全体の若返りや予防的なケアを目的とする場合には、定期的に繰り返し注入することで長期的な美肌維持が可能です。

さらに、年齢によっても必要回数は変わります。20〜30代で軽度の悩みを持つ方は少ない回数で満足できることが多いですが、40代以降で弾力低下やしわ・たるみが進行している場合には、複数回の施術と継続的なメンテナンスが重要となります。

6.リジュランに関するよくある質問

リジュランは比較的新しい治療であるため、施術を検討する際にはさまざまな疑問や不安を持つ方が少なくありません。
ここでは、患者様から特によく寄せられる質問を取り上げて解説します。

Q. リジュランの効果はいつから実感できますか?

A.リジュランは、注入直後からある程度のハリ感や潤いを感じる方もいますが、基本的には肌の修復・再生が進むにつれて効果が表れてきます。
一般的に2〜4週間ほどで肌質改善を実感しやすく、複数回施術することで効果が定着していきます。スキンケアの延長のように「少しずつ変わる」施術と理解しておくとよいでしょう。

Q. リジュランの持続期間はどのくらいですか?

リジュランの効果は、1回の施術で数ヶ月程度持続するのが一般的です。ただし、複数回の施術を重ねることで肌の再生力が高まり、より長期的に良い状態を維持できるようになります。
定期的にメンテナンスを行うことで、効果を安定的に感じられる期間が延び、肌の老化予防にもつながります。

Q. リジュランの施術が受けられない人はいますか?

妊娠中や授乳中の方、重度の皮膚疾患や感染症を抱えている方は施術を避けてください。また、サーモン由来成分にアレルギーがある可能性がある場合には、事前に必ず医師へ相談しましょう。

Q. リジュラン注射は痛いですか?

リジュランは皮膚の浅い層に細かく注入するため、多少のチクチクした痛みや圧迫感を感じることがあります。
ただし、多くのクリニックでは表面麻酔や冷却を併用するため、耐えられないほど強い痛みを感じることはほとんどありません
痛みに敏感な方は事前に麻酔の有無を確認しておくと安心です。また、注射直後に小さな膨らみができても数日で落ち着き、自然な仕上がりになります。

7.まとめ

リジュランは、加齢や紫外線ダメージによって衰えた肌の再生力を取り戻し、自然な若返りを目指せる注入治療です。
主成分のポリヌクレオチドが細胞に働きかけることで、保湿力や弾力を回復させ、しわやたるみの改善、さらには傷跡やクレーター肌の修復まで幅広い効果が期待できます。
ヒアルロン酸ボトックスといった「変化をつくる治療」とは異なり、肌そのものを健やかに保つ「質感改善型の治療」であるため、ナチュラルな仕上がりを求める方に適しています

一方で、施術を受けるにあたっては、複数回の継続が必要になること、赤みや腫れなど軽度のダウンタイムがあること、体質や体調によっては施術できない場合があることも理解しておく必要があります。

効果を最大限に引き出すには、経験豊富な医師のもとで自分に合ったプランを立てることが重要です。
信頼できるクリニックで丁寧なカウンセリングを受け、リスクや注意点を十分に把握したうえで施術を選択することが、満足度の高い結果につながります。

リジュランについてのご相談はMiSA CLINIC六本木本院で!カウンセリングのご予約はこちらから。

監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

当院ではお客さまのお悩みや体質に合わせて
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初回のカウンセリングは無料です。
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