プラズマ治療(プレクサー・プラズマシャワー)の目元への効果|切らない眼瞼下垂治療とは

プラズマ治療(プレクサー・プラズマシャワー)の目元への効果|切らない眼瞼下垂治療とは

目元のプラズマ治療には複数の方式があります。点状に熱作用を与えて皮膚収縮を狙うプレクサー系と、低温のプラズマを広く当てる方式では、皮膚への傷の深さや術後経過が異なります。

皮膚の軽いたるみが引き締まって見える余地はありますが、まぶたを持ち上げる筋肉や腱膜の働きを回復させる治療とは別です。「切らない眼瞼下垂治療」という呼び方だけで適応を決めると、目的がずれるおそれがあります。

施術後には点状の痂皮、赤み、腫れが生じ、色素沈着や瘢痕が長引く例も報告されています。機器名だけでなく出力方式、肌の色調、目の開き、保護具、異常時の診療体制まで確認する視点が大切です。

目次

目元のたるみに用いるプラズマ治療の種類と作用差

プレクサー系とプラズマシャワー系は、同じ「プラズマ」でも皮膚へのエネルギーの渡し方が違います。前者は微小な熱損傷を作る方式が中心で、後者は低温の活性ガスを広い面へ届ける機器が中心です。

確認する区分主な作用のさせ方皮膚表面の反応
プレクサー系点状放電による熱作用白化、炭化、痂皮
プラズマシャワー系低温プラズマを面状に照射赤み、乾燥、刺激感
名称だけでは不明な機器出力・距離・接触方式を確認設定により侵襲が変化

点状放電で表面を焼灼するプレクサー系

プレクサーなどのプラズマエクサレシスは、機器先端と皮膚の間に放電を起こし、狭い範囲へ熱作用を与えます。皮膚を点状に処置すると収縮が起こり、余った表面が小さく見える設計です。

処置部には小さな痂皮が並ぶため、針を刺さないという意味では非切開でも、皮膚を傷つけない施術ではありません。深さや点の間隔が変われば熱の重なりも変わり、回復期間と合併症の幅が広がります。

上まぶたの臨床研究では皮膚弛緩や外観の変化を評価していますが、対象人数は小さく、長期比較も十分ではない状況です。大きな効果を保証する資料というより、軽い皮膚余りで検討する初期的な根拠と捉えます。

低温の活性ガスを広く当てるプラズマシャワー系

低温大気圧プラズマは、比較的低い温度でイオンや活性酸素・窒素種を生じさせ、皮膚表面へ作用させる技術です。点状の焼灼を主目的とする方式とは、発生源も組織反応も異なります。

「プラズマシャワー」は一般名のように使われますが、照射ガス、温度、出力、距離、照射時間は製品ごとに異なります。薬剤導入や整肌を掲げる機器もあり、皮膚収縮を狙う施術とは効果を分けて評価します。

皮膚科領域の系統的レビューでは、低温プラズマ研究の多くが創傷や感染などを対象としていました。目元のたるみに対する有効性を直接示す比較試験は限られるため、広い応用研究と美容効果を混同しない姿勢が必要です。

同じ名称でも出力と接触方式を診療前に確認

施術名より先に、医療機器名、承認範囲、先端が皮膚へ触れるか、熱で組織を除去するかを確かめます。説明書や同意書に出力単位と照射範囲が示されていれば、受ける施術の侵襲を具体的に比べられます。

点状に痂皮を作るのか、面状にガスを当てるのかは、ダウンタイムの見通しを左右します。「弱いプラズマ」「肌に優しい」といった印象語では判断せず、起こり得る反応と中止条件を医師へ尋ねてください。

施術後に別の医療機関へ相談する事態も想定し、機器名や出力、照射時間や処置範囲を記録として受け取るとよいでしょう。製品名だけより詳しい情報があれば、熱傷や色調変化の原因を判断しやすくなります。

プラズマで目元の皮膚が縮んでも開瞼機能は別の問題

皮膚収縮で変わるのは、主に上まぶた表面のかぶさりや細かな線です。目を開ける挙筋と、その力をまぶたへ伝える腱膜の働きが低い場合は、皮膚だけを処置しても原因が残ります。

主な問題プラズマで狙う範囲別に必要な評価
軽い皮膚のかぶさり表面の収縮と質感変化余剰皮膚の量
まぶたの縁が低い直接の機能改善は対象外挙筋機能と腱膜
眉を上げる代償皮膚処置だけでは残り得る眉位置と額の緊張

軽い皮膚のかぶさりは表面収縮の対象

まつ毛の上へ薄い皮膚が少しかぶさり、まぶたの縁の高さが保たれているなら、皮膚収縮と悩みが一致する余地があります。研究でも、軽度から中等度の皮膚弛緩を中心に外観や皮膚の硬さを評価しました。

ただし、対象者40人や56人などの小規模研究が中心で、外科手術との長期比較は十分ではありません。写真上の変化、本人の満足、日常で感じる軽さは別の指標であり、治療前に何を目標とするか分けておきます。

二重幅を大きく変える、厚い皮膚を大幅に減らすといった目標は、表面処置の範囲を超えやすいでしょう。軽い変化を望む場合でも、眉の位置をそろえた写真で医師と到達点を共有する必要があります。

挙筋・腱膜・神経が関わる目の開きは別枠

眼瞼下垂では、上眼瞼挙筋というまぶたを上げる筋肉や、その力を伝える挙筋腱膜などを評価します。皮膚表面を収縮させても、伸びたり外れたりした腱膜を元の位置へ固定する作用は期待できません。

目の縁そのものが低い、左右で開きが違う、夕方に下がりやすいなどの訴えには、複数の原因が含まれます。美容施術の前に発症時期、瞳孔、眼球運動、筋力を診察し、皮膚余りとの重なりを整理します。

「切らずに目を大きく見せたい」と考えるのも無理はないでしょう。ただ、皮膚のかぶさりと開瞼機能では治療対象が違うため、先に原因を分けたほうが、望まない追加施術を避けやすくなります。

眉を上げる癖や左右差は診察時の手掛かり

額へ力を入れて眉を上げると皮膚のかぶさりが一時的に減り、目が開いて見えます。治療前の写真で眉の高さが違うと、皮膚収縮の効果と代償動作が混ざるため、力を抜いた状態でも確認が必要です。

片側の皮膚を多く処置して左右を合わせようとしても、原因が挙筋機能にあれば開きの差が残ります。診察では皮膚をそっと持ち上げた状態と自然な状態を比べ、まぶたの縁がどう動くかを医師が確かめます。

眉を動かさないよう意識しすぎると、普段とは異なる表情になるため、短い動画も補助になります。まばたきと自然な開閉を記録すると、静止画だけでは分からない左右の動きも共有できます。

目元のたるみでプラズマ治療の候補となる皮膚状態と避けたい肌条件

候補になりやすいのは、炎症がなく軽い皮膚余りが主な悩みで、点状痂皮を含む回復期間を確保できる人です。色素沈着や傷の盛り上がりが起きやすい背景では、延期や別の方法も検討します。

皮膚の状態判断の方向診察で確かめる点
軽いゆるみ・炎症なし候補を検討皮膚量と希望の変化
日焼け直後・皮膚炎落ち着くまで延期赤み、傷、感染
色素沈着・盛り上がる傷の既往慎重に比較肌色、既往、出力

薄い皮膚に軽いゆるみがある人は候補

表面の細かな線や軽いかぶさりが中心で、目を開ける機能が保たれている人は、皮膚収縮という目的と合いやすい傾向です。大きな皮膚余りを一度に変える施術ではなく、目標は控えめな変化です。

研究では写真評価や皮膚弾性の指標に改善を示した一方、満足度が時間とともに下がった報告もあります。施術回数を重ねれば必ず希望へ近づくとは考えず、1回ごとの反応を基にした次回判断が適切です。

既存の眼周囲研究は女性中心の小規模集団が多く、年齢や肌色が違う人へ同じ結果を当てはめるには限界があります。症例写真が自分と似ていても、撮影条件と評価期間まで確認します。

日焼け直後や炎症がある皮膚は延期の対象

赤みやかゆみ、湿疹や傷、感染がある皮膚へ熱刺激を重ねると、炎症が強まり治癒の見通しも立てにくくなります。まず原因を治療し、皮膚色と手触りが安定してから施術の可否を再評価します。

強い日焼けの直後も、すでに炎症と色素反応が進んでいる時期です。予定日に合わせて無理に受けるより、紫外線曝露が落ち着くまで待つ選択が安全性を高め、術後の色調変化も評価しやすくします。

目元へ新しい化粧品や外用薬を使い始めた直後も、刺激反応の原因を分けにくい時期です。使用品を一覧にして医師へ見せ、休薬が必要かは成分と皮膚状態に応じて判断してもらいます。

色素沈着しやすい肌は出力と術後管理を慎重に

炎症後色素沈着は、処置による炎症のあとにメラニンが増えて茶色く残る反応です。メラニン量が多い肌では長引きやすいため、低い出力から検討し、点を密に重ねない設計が重要になります。

過去にニキビ跡や虫刺されが濃く残った人は、その経過を医師へ伝えると判断材料になります。完全に避けられるとは限らないので、起きたときの診察時期や使用する外用薬も施術前に確認してください。

傷が盛り上がった既往は瘢痕リスクを事前確認

過去の手術やけがで傷が赤く盛り上がった人は、瘢痕の経過を写真や診療記録で伝えます。まぶたは部位として厚いケロイドが生じにくい一方、深い熱損傷や感染が加われば傷跡が残る余地があります。

既往があるだけで一律に受けられないわけではなく、傷の場所、持続期間、治療歴を含めて判断します。出力を下げても希望する変化が得にくいと予想されるなら、別の治療との比較が現実的です。

小範囲の試験的な処置は、まぶた全体の反応を保証する検査ではなく、限られた範囲の確認です。試す目的、観察期間、異常時の治療を明確にし、結果が不良なら範囲を広げない基準を決めます。

点状痂皮から目元の色調が戻るまでの経過

点状に熱作用を与える施術では、直後の白化や赤みから痂皮へ移り、痂皮が落ちた後もしばらく赤みや茶色さが残り得ます。回復速度は出力、処置面積、肌質、摩擦や紫外線で変わります。

  • 直後の白化・熱感・腫れ
  • 点状痂皮が残る期間
  • 痂皮後の赤み・茶色さ
  • 周囲となじむまでの色調

施術直後は点状の白化や赤みが並ぶ

放電した点は白っぽく見え、その周囲に赤みや熱感が出ます。上まぶたは薄く、組織液もたまりやすいため、処置範囲が小さくても腫れで目元の印象が大きく変わる場合があります。

眼周囲の観察研究では、術後7日に浮腫、30日にはかゆみが多く報告されました。ただし人数は16人であり、起こる割合を広く一般化せず、自分の反応を左右同じ条件で記録するほうが実用的です。

冷却は熱感を和らげますが、保冷剤を直接押し当てると凍傷や摩擦の負担が加わります。冷やす時間と当て方は施術者へ確認し、強く圧迫せず清潔な保護材越しに行います。

数日間の痂皮は無理にはがさず保護

痂皮は傷ついた表面を覆うため、爪や洗顔料でこすると出血や炎症を起こしやすくなります。洗い方、保湿剤、軟膏、メイク再開は機器と処置深度で異なり、施術施設の指示を基準にします。

強い摩擦を避け、処置部へ触れる回数を減らすと、傷の再開放を防ぎやすいでしょう。感染予防薬を自己判断で追加するより、処方の目的と使用日数を確認し、滲出液や痛みの変化を観察します。

就寝中にこすりやすい人は、爪を短く整え、顔が寝具へ押しつけられにくい姿勢を選びます。眼帯やテープを独自に貼ると蒸れや粘着刺激が加わるため、必要性を医師へ確かめます。

痂皮後の赤みは周囲の色と比べて記録

痂皮が落ちた直後の皮膚は赤みを帯び、その後に茶色い色素沈着が目立つケースもあります。毎日鏡で追うと小さな差へ不安が強まりやすいため、同じ照明で間隔を空けて撮影すると比較しやすいです。

日焼け止めを塗れる時期は創面の状態に左右されます。傷が閉じる前に刺激を加えず、帽子や日傘など接触しにくい遮光も使いながら、外用再開の時期を診察で確かめます。

長引く腫れ・痛み・滲出は早めの診察

腫れが増え続ける、片側だけ強く赤い、黄色い滲出液が出る、痛みが強まるといった変化は、通常経過との区別が要ります。目が閉じにくい、見え方が変わる場合も施術施設へ早めに連絡してください。

写真だけの確認には、感染、接触皮膚炎、深い熱損傷の判定に限界があります。市販薬で数日様子を見るより、処置日時、使用機器、塗った製品を伝え、眼球表面を含めた診察につなげます。

プラズマ後の色素沈着・瘢痕・左右差を抑える管理

治療後も一定のリスクは残りますが、炎症を長引かせない処置、遮光、適切な眼球保護、左右を同条件で評価する準備は重症化の回避に役立ちます。家庭用や無資格施術では異常時の診断が遅れる点にも注意が必要です。

起こり得る変化見分ける手掛かり必要な対応
炎症後色素沈着痂皮後の茶色さ遮光と診察で経過管理
瘢痕・色抜け盛り上がり、硬さ、白さ早めに皮膚科へ相談
眼刺激・左右差痛み、異物感、形の差眼科評価も含める

炎症後色素沈着は刺激と紫外線を避けて管理

眼周囲のプラズマエクサレシス後に、色素沈着が数か月単位で長引いた症例報告があります。小規模研究で重い合併症が少なかった結果と個別に遷延する反応は両立するため、リスクを慎重に評価する必要があります。

予防では、痂皮をこすらない行動と紫外線を減らす工夫が基本です。色が濃くなったら強い美白剤を自己判断で重ねず、炎症が残っているかを診察し、皮膚状態に合う外用治療を選びます。

色調は照明やカメラの補正で違って見えるため、白い背景と同じ光源で記録します。茶色さだけでなく、赤みやかゆみ、盛り上がりも一緒に残すと、炎症と色素反応の経過を分けやすいです。

熱が深く入ると瘢痕や色抜けにつながる

点を密に重ねる、同じ場所へ繰り返し放電する、痂皮を早くはがすといった条件は、組織損傷を深める方向に働きます。治癒後に硬さやへこみ、盛り上がりや白い色抜けが残れば瘢痕の評価が必要です。

市販のプラズマペンを扱った報告では、熱傷、色調異常、瘢痕が潜在的な有害反応として挙げられました。まぶたは眼球に近く、深さの自己調整が難しいため、自宅での処置は避けるべきです。

眼球近くでは保護具と施術範囲の確認が安全の土台

施術前には、眼球をどの器具で守るか、まつ毛の際からどの距離を空けるか、目を閉じたまま行うかを尋ねます。熱や活性種が皮膚へ届く方式なので、「切らない」という言葉は眼への安全を保証しません。

角膜の痛みや異物感、涙やまぶしさ、視力の変化が出た場合は、皮膚の経過観察だけで済ませず眼科評価が要ります。施術者が使用機器と設定を記録し、眼科へ情報提供できる体制も確認点です。

左右差は同条件写真で治療前から比較

もともとの眉高、二重幅、皮膚量、目の開きが左右で違うと、同じ点数を処置しても仕上がりは同じになりにくいです。力を抜いた正面、軽く目を閉じた状態、斜め方向を同じ照明で撮影します。

施術直後の腫れで差を判定すると、追加処置が過剰になるおそれがあります。痂皮と赤みが落ち着く前は経過を記録し、評価時期を医師と決めたうえで、皮膚量と開瞼機能を別々に見直します。

切らない眼瞼下垂治療の範囲と手術へ切り替える条件

「切らない」と表示されるプラズマ治療の中心は、皮膚を切除せず表面の収縮を狙う施術です。真の眼瞼下垂で挙筋や腱膜へ治療が必要な場合や、皮膚余りが多い場合は、手術を含む評価へ切り替えます。

  • 目標が皮膚の軽いかぶさりか
  • まぶたの縁の高さが保たれているか
  • 眉を上げずに目を開けられるか
  • 急な左右差や神経症状がないか

「切らない」は皮膚を切除しない意味で使われる

プレクサー系はメスで線状に切開しない一方、放電点には熱損傷と痂皮を作ります。低侵襲という表現も、腫れや色素沈着が起きない意味ではなく、皮膚切除より処置範囲が小さいという比較です。

さらに、広告で「眼瞼下垂治療」と呼ばれていても、研究の多くは皮膚弛緩や外観を評価しています。まぶたの縁を上げる機能的治療の成績と同じではないため、診断名と実際の作用部位を照合します。

まぶたの縁そのものが低いと開瞼機能の治療を検討

皮膚を持ち上げても黒目へのまぶたのかかり方が変わらず、目の縁が低いなら、挙筋や腱膜の働きを確認します。診察では左右の高さ、筋肉の動く幅、眉や額の代償を測り、原因に合う治療を選びます。

加齢性の腱膜性眼瞼下垂では、腱膜を前へ進めて固定する手術などが選択肢です。皮膚余りも重なる場合は同時に扱う設計があり、プラズマを先に受けるかは手術時の皮膚量へ影響し得るため医師と相談します。

皮膚の余りが多い場合は切開による除去も候補

まつ毛へ厚くかぶさる皮膚や外側へ張り出す余りは、点状収縮だけでは希望量まで減らしにくいです。回数を重ねるほど痂皮と色素反応も繰り返すため、皮膚切除との負担を一度比べる判断が必要です。

切開には腫れや傷跡など固有の負担がありますが、除去する皮膚量を直接調整できる利点もあります。手術を避けたい希望と、得たい変化、休める期間、瘢痕リスクを並べ、どの負担を受け入れるか決めます。

先にプラズマを重ねると皮膚の色や硬さが変わり、その後の手術計画へ影響する余地があります。将来は切開も検討し得るなら、照射前に眼形成外科の意見を聞く選択もあります。

片側だけ急に下がる・複視・瞳孔差は美容施術より診断優先

片側のまぶたが急に下がった、物が二重に見える、瞳孔の大きさが違う、眼球が動かしにくい場合は、神経や筋肉の病気を除外する必要があります。プラズマの予約より眼科や救急での評価を優先してください。

ゆっくり進む変化でも、飲み込みにくさ、手足の力が入りにくい、日内変動が強いなど全身症状があれば医師へ伝えます。美容上の皮膚余りに見えても別の原因が隠れるため、照射より先に診断を受けます。

まぶたのたるみに戻る

部位別たるみ治療ガイドTOP

よくある質問

プレクサーは本当に切らない眼瞼下垂治療ですか?

プレクサーは線状の切開をせず、点状の熱作用で皮膚収縮を狙う施術です。皮膚の軽いかぶさりが対象なら見た目が変わる余地はありますが、挙筋や腱膜の機能を治す手術とは役割が異なります。

プラズマシャワーとプレクサーは同じ効果ですか?

二つの方式は効果を分けて評価します。プレクサー系は点状放電で表面を熱処置する方式が中心で、プラズマシャワー系は低温の活性ガスを面状に当てる機器が中心です。機器名、出力、処置後の痂皮の有無を確認します。

目元のプラズマ治療後の痂皮ははがしてよいですか?

痂皮は無理にはがさず、自然に外れるまで摩擦を避けます。早く取ると出血や炎症が起こり、色素沈着や瘢痕につながる余地があるためです。洗顔、軟膏、メイク再開は施術施設の指示に合わせます。

目元のプラズマ治療で色素沈着は残りますか?

炎症後色素沈着が長引く例は報告されています。肌の色調、出力、処置密度、摩擦、紫外線が関係するため、濃く残ったら自己判断で強い外用剤を重ねず、炎症の有無を診察してもらいます。

眼瞼下垂はプラズマ治療と手術のどちらを選びますか?

軽い皮膚余りが主ならプラズマを比較でき、まぶたの縁が低く挙筋や腱膜の機能低下があれば手術を含めて検討します。両方が重なる例もあるため、皮膚量と開瞼機能を分けた診察が選択の出発点です。

参考文献

Ferreira, F. C., Sathler, C. S. C. O., Hida, I. Y., Leite, S. C., Kusabara, A. A., de Castro, A. C. V., Ribeiro, M. Z. M. L., & Nahas, T. R. (2021). Upper eyelid blepharoplasty using plasma exeresis: Evaluation of outcomes, satisfaction, and symptoms after procedure. Journal of Cosmetic Dermatology, 20(9), 2758-2764. https://doi.org/10.1111/jocd.13868 PMID: 33252188

Hassan, A. M., Rady, A. A. E., Shalaby, O. E., Shafik, H. M., & Shaker, E. S. E. (2022). Evaluation of plasma exeresis as a new technique for non surgical treatment of dermatochalasis. The Journal of Dermatological Treatment, 33(2), 1017-1022. https://doi.org/10.1080/09546634.2020.1800569 PMID: 32698635

Abdollahimajd, F., Beheshti, M., & Moravvej, H. (2022). Evaluation of the efficacy and safety of plasma exeresis in periorbital rejuvenation using the Reviscometer®. Journal of Cosmetic Dermatology, 21(6), 2550-2558. https://doi.org/10.1111/jocd.14418 PMID: 34520602

Nipshagen, M. D., Velthuis, P. J., & Mosmuller, D. G. M. (2020). Periorbital postinflammatory hyperpigmentation after plasma exeresis. Dermatologic Therapy, 33(3), e13404. https://doi.org/10.1111/dth.13404 PMID: 32279389

Gan, L., Jiang, J., Duan, J. W., Wu, X. J. Z., Zhang, S., Duan, X. R., Song, J. Q., & Chen, H. X. (2021). Cold atmospheric plasma applications in dermatology: A systematic review. Journal of Biophotonics, 14(3), e202000415. https://doi.org/10.1002/jbio.202000415 PMID: 33231354

Tan, F., Wang, Y., Zhang, S., Shui, R., & Chen, J. (2022). Plasma dermatology: Skin therapy using cold atmospheric plasma. Frontiers in Oncology, 12, 918484. https://doi.org/10.3389/fonc.2022.918484 PMID: 35903680

Chaowattanapanit, S., Silpa-Archa, N., Kohli, I., Lim, H. W., & Hamzavi, I. (2017). Postinflammatory hyperpigmentation: A comprehensive overview: Treatment options and prevention. Journal of the American Academy of Dermatology, 77(4), 607-621. https://doi.org/10.1016/j.jaad.2017.01.036 PMID: 28917452

Sowash, M., & Alster, T. (2023). Review of laser treatments for post-inflammatory hyperpigmentation in skin of color. American Journal of Clinical Dermatology, 24(3), 381-396. https://doi.org/10.1007/s40257-023-00759-7 PMID: 36781686

Latting, M. W., Huggins, A. B., Marx, D. P., & Giacometti, J. N. (2017). Clinical evaluation of blepharoptosis: Distinguishing age-related ptosis from masquerade conditions. Seminars in Plastic Surgery, 31(1), 5-16. https://doi.org/10.1055/s-0037-1598188 PMID: 28255284

Hernandez, L. E., Frech, F., Mohsin, N., Dreyfuss, I., & Nouri, K. (2022). Analysis of fibroblast pen usage amongst TikTok social media users. Journal of Cosmetic Dermatology, 21(10), 4249-4253. https://doi.org/10.1111/jocd.15038 PMID: 35500136

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Dr.寺井美佐栄のアバター Dr.寺井美佐栄 ミサクリニック 六本木本院 院長

日本抗加齢医学会認定専門医。日本美容皮膚科学会、日本レーザー医学会、日本産業衛生学会専門医。
複数の大手美容皮膚科で10年以上の院長経験を経て、2022年9月にMiSA Clinic(ミサクリニック)を開業。YouTube等でも発信してきた、メスを使わずに”ナチュラルなキレイ”を引き出す技術には定評があり、ありがたいことに「SNSを見ました!」という方や、紹介・口コミ経由でたくさんのご相談を頂いてきました。皆様と共に、MiSA Clinicスタッフ一同、共に年を重ね、末永くお付き合いできる関係を目指して参ります。

資格
アラガン社ボトックスビスタ認定医
アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

目次