50代でフェイスリフト手術を決断!ダウンタイムや傷跡のリアルな経過

50代でフェイスリフト手術を決断!ダウンタイムや傷跡のリアルな経過

50代でフェイスリフト手術を受けることは、人生の後半戦を明るく過ごすための大きな決断であり、決して大げさなことではありません。

実際に手術を受けた多くの人が、2週間程度のダウンタイムを乗り越え、傷跡が目立たなくなる半年後には「やってよかった」と実感しています。

この記事では、きれいごと抜きの手術の痛みや腫れのピーク、家族へのカミングアウト、そして仕事復帰のタイミングなど、多くの方が不安に思っている「リアルな経過」を包み隠さずお伝えします。

目次

50代がフェイスリフトを決意する瞬間とは?たるみの悩みは深刻か

50代に入ると、鏡を見るたびに以前とは違う自分の顔に直面し、心がざわつく瞬間が増えてきます。

これまで気にならなかった口元のマリオネットラインや、フェイスラインのもたつきが急激に目立ち始めるためです。

多くの人が、化粧品やマッサージではどうにもならない現実を突きつけられ、根本的な解決策として外科手術を視野に入れ始めます。

鏡を見るのが憂鬱になっていませんか

朝起きて洗面所の鏡を見たとき、そこに映る自分の顔にがっかりしてしまう方もいるでしょう。

指で頬を引き上げれば「昔の自分」に戻れるのに、手を離すと重力に負けて皮膚が下がってしまう現実は、女性にとって大きなストレスです。

特にふとした瞬間に窓ガラスに映った自分の顔や、不意に撮られた写真を見たときに、自分が思っている以上に老けて見えることにショックを受ける人が後を絶ちません。

この「鏡を見るのが憂鬱」という感情は、単なる美容の悩みを超えて、日々の活力や自信を削いでいく原因になります。

50代のたるみは、皮膚の表面だけでなく、その奥にある筋肉(SMAS筋膜)や皮下脂肪の下垂が複雑に絡み合って起きています。そのため、どれだけ高価なクリームを塗っても、表面的なケアだけでは重力に逆らうのが難しくなります。

鏡を見るたびにため息をつく生活から抜け出し、自信を持って笑顔になれる自分を取り戻したいという強い願いが、手術という大きな決断へと背中を押す原動力になります。

糸リフトやハイフでは限界を感じる理由

フェイスリフトの手術を検討する前に、多くの人が「切らない治療」である糸リフトやハイフ(HIFU)を経験しています。

これらはダウンタイムが短く手軽である一方で、50代の深刻なたるみに対しては効果が限定的であるのも事実です。

実際に、何度も糸リフトを繰り返したけれど、数ヶ月で元の状態に戻ってしまったと感じている人は少なくありません。

皮膚の余剰が多い50代の場合、ただ引き上げるだけでは皮膚が余ってしまい、不自然なひきつれが生じたり、十分なリフトアップ効果が得られなかったりします。

非侵襲治療と外科手術の比較

施術方法50代のたるみへの効果持続期間の目安
ハイフ(HIFU)軽度のたるみ引き締めには有効だが、深いシワや皮膚の余りには効果が薄い半年から1年程度
糸リフト物理的に引き上げるが、皮膚の切除を行わないため、重度のたるみは戻りやすい1年から1年半程度
切開フェイスリフト余剰皮膚の切除と筋膜の引き上げにより、輪郭を根本から作り直す効果が高い10年以上(個人差あり)

外科手術である切開リフトは、余分な皮膚を物理的に切り取り、緩んだ筋膜をしっかりと引き上げて固定します。この物理的な処置こそが、他の施術では得られない強力かつ長期的な効果を生み出します。

何度もクリニックに通い続ける負担や、効果の持続性に対する不安から解放されたいと願う人にとって、一度の手術で根本的な改善を目指すフェイスリフトは、非常に合理的な選択肢となります。

10年後の自分を想像して怖くなる瞬間

「このまま何もしなければ、10年後の自分はどうなってしまうのだろう」という恐怖心も、決断の大きな要因です。

50代は閉経に伴うホルモンバランスの変化もあり、老化のスピードが加速しやすい時期です。

今ここで食い止めなければ、60代、70代になったときに、ブルドッグのような頬や首の縦ジワがさらに深くなってしまうことは想像に難くありません。

未来の自分に対して責任を持ちたい、美しく歳を重ねていきたいという前向きな意志が、手術への恐怖を上回る瞬間が訪れます。

手術は単に若返るだけでなく、これからの人生をアクティブに楽しむための投資とも言えます。

手術直後から1週間目のリアルなダウンタイムはどう乗り越える?

フェイスリフト手術を受ける上で最も心配なのが、術後のダウンタイムです。特に手術直後から1週間は、痛みや腫れ、内出血がピークに達し、精神的にも肉体的にも一番辛い時期と言えます。

しかし、あらかじめどのような経過を辿るのかを知っておけば、不要な不安を感じずに過ごせます。

麻酔が切れた後の痛みと腫れのピーク

手術が終わって麻酔が切れてくると、切開した耳の周りを中心にジンジンとした痛みを感じ始めます。

痛み止めを飲めば我慢できる程度である方が多いですが、当日の夜は痛みよりも「圧迫感」や「熱感」で眠りにくい場合があります。

多くのクリニックでは、腫れを抑えるためにフェイスバンドで顔全体を強く圧迫します。この締め付けられる感覚が、痛み以上にストレスに感じる人もいます。

腫れのピークは手術翌日から3日目あたりに訪れます。鏡を見ると、パンパンに腫れ上がった自分の顔に驚くかもしれませんが、これは正常な反応なので焦る必要はありません。

この時期は無理に動かず、頭を高くして冷やすと腫れの引きを早くできます。

保冷剤をタオルに包み、患部を優しく冷やすと痛みが和らぎ、気持ちも落ち着きます。時間の経過とともに必ず引いていくものですので、ゆったりとした気持ちで過ごしましょう。

家族やパートナーにバレずに過ごせるのか

同居している家族に内緒で手術を受けたいと考える人もいますが、術後1週間完全に隠し通すのはかなり難しいというのが現実です。

前述したフェイスバンドは、少なくとも最初の3日間は24時間着用を推奨されることが多く、見た目にも明らかに「何かあった」状態になります。

また、内出血が首元まで下りてくる場合もあり、冬場であればタートルネックやマフラーで隠せますが、家の中でずっと隠し続けるのは不自然さが伴います。

もし家族に内緒にするのであれば、1週間程度の「旅行」や「出張」という名目でホテルに滞在するのが最も安全です。

自宅で過ごす場合は、「歯の治療をした」「親知らずを抜いた」といった理由で腫れをごまかす人もいますが、切開リフトの腫れや内出血は歯科治療のそれとは範囲や色が異なるため、完全にごまかすには演技力と事前の準備が必要です。

圧迫バンドの苦しさと睡眠の工夫

ダウンタイム中に多くの人が悩まされるのが、圧迫バンド(フェイスバンド)による不快感です。顔を強く締め付けるため、口が開けにくく食事が摂りづらかったり、耳が痛くなったりする場合があります。

特に睡眠時は、バンドの違和感で熟睡できないという声もよく聞かれます。しかし、この圧迫こそが、血腫(血の塊)を防ぎ、皮膚を正しい位置で癒着させるために非常に大切です。

少しでも快適に眠るための工夫として、枕を高くすると良いでしょう。

術後1週間の快適な過ごし方

  • 枕を2つ重ねて頭を高くし、顔のむくみを最小限に抑える
  • 保冷剤はタオルに巻いて15分おきに休憩しながら冷やす
  • 食事はストローを使わず、スプーンで食べられる柔らかいものを選ぶ
  • 洗髪ができない期間に備えて、ドライシャンプーを用意する
  • 前開きの服を選び、着替えの際に顔に触れないようにする

頭を心臓より高い位置に保つと、顔への血流の滞りを防ぎ、翌朝の腫れを軽減する効果があります。

また、バンドが肌に直接当たって痒みが出る場合は、柔らかいガーゼや薄い手ぬぐいを一枚挟むと楽になります。

2週間目から1ヶ月目の変化!仕事復帰はいつから可能なのか

抜糸が終わる術後1週間から2週間目にかけては、急激に回復を感じられる時期です。

しかしまだ完全な状態ではなく、内出血の色が変わったり、傷口が硬くなったりといった変化が現れます。社会復帰を考える上で、どの程度の見た目なら許容できるかは職場の環境によります。

内出血の色が黄色く変化する時期

手術直後の内出血は赤紫色や青黒い色をしていますが、2週間目に入ると徐々に黄色っぽい色に変化し、首やデコルテの方へと下がっていきます。

これは血液中の成分が分解吸収されている証拠であり、治癒が進んでいるサインです。

回復スケジュールの目安

経過期間主な症状と状態仕事や外出の目安
術後1週間(抜糸)大きな腫れは引くが、むくみが残る。内出血は青紫から黄色へマスク着用なら近所の買い物程度は可能
術後2週間内出血はほぼ黄色になり、メイクで隠せる。傷口の赤みは残るデスクワークなどの仕事復帰が可能になる
術後1ヶ月大きな腫れは消失。つっぱり感は残るが、見た目はほぼ自然マスクを外しての会食や、通常通りの社会生活が可能

黄色くなると、コンシーラーやファンデーションで隠しやすくなるため、メイクをすれば外出も怖くなくなります。ただ、首元まで黄色くなるときがあるので、襟のある服やスカーフが活躍します。

この時期は、マッサージなどで血流を良くしようとするのは逆効果になるケースがあります。組織がまだ修復途中であるため、過度な刺激は避け、自然に吸収されるのを待つのが賢明です。

マスクを外せるタイミングを見極める

マスクを外して人と対面できるかどうかの判断は、腫れの引き具合と傷跡の状態によります。

一般的に、術後2週間を経過すれば、他人から見て「少し顔がふっくらしているかな?」と思われる程度まで腫れが落ち着くケースが多いです。

ただし、フェイスラインのシャープさが完全に出るまでにはもう少し時間がかかります。マスクを外す際は、髪型で耳元を隠すようにセットすれば、傷跡を見られる心配はありません。

重要なのは、自分自身が自信を持ってマスクを外せるかどうかです。まだ不安が残るうちは、無理に外す必要はありません。

今は感染症対策や花粉症など、マスクをしていても不自然ではない環境が整っています。

職場で違和感を持たれないための言い訳

2週間程度で仕事復帰する場合でも、久しぶりに会う同僚に変化を指摘されないか心配になります。

実際には、他人は自分が思っているほど人の顔を細かく見ていないものですが、もし何か聞かれたときのために、自然な言い訳を用意しておくと安心です。

よく使われるのは「痩せた」「髪型を変えた」「メイクを変えた」といったポジティブな変化への言及です。

フェイスリフトは顔が小さくなる手術なので、「痩せた?」と聞かれることは実際に多く、それを肯定するだけで話が済む場合もあります。

また、まだ腫れが残っている場合や、フェイスバンドの跡が気になる場合は、「親知らずを抜いてまだ腫れている」「歯茎の治療をした」という理由は鉄板です。口元の変化や腫れに対して非常に説得力があります。

気になる傷跡の経過!耳の前の切開線は本当に目立たない?

フェイスリフトにおける最大の懸念点の一つが「傷跡」です。顔にメスを入れる以上、傷が全くなくなることはありませんが、形成外科の技術を駆使して「目立たなくする」ことは可能です。

耳の前の切開線がどのように治癒し、時間の経過とともにどう変化していくのか、リアルな経過を知ると過度な不安を取り除けます。

抜糸直後の赤みと傷の硬さについて

術後1週間程度で抜糸を行いますが、抜糸直後の傷口はまだ赤く、線状の跡がはっきりと見て取れます。また、指で触れると傷の下が硬くなっているのを感じるはずです。

これは「拘縮(こうしゅく)」と呼ばれる治癒過程の正常な反応で、体が傷を治そうとしてコラーゲンを生成している証拠です。

この赤みと硬さは、術後1ヶ月から3ヶ月頃まで続くのが一般的で、一番傷が目立つ時期とも言えます。

この時期に大切なのは、傷跡を刺激から守ることです。紫外線に当たると色素沈着を起こして茶色く残ってしまう可能性があるため、テープで保護したり、日焼け止めをこまめに塗ったりする必要があります。

髪の毛で隠せる範囲とヘアスタイルの工夫

フェイスリフトの傷跡は、耳の前の軟骨(耳珠)の形に沿って切開したり、耳の裏側の溝に隠れるようにデザインされたりするため、髪を下ろしていればほとんど人目に触れることはありません。

ショートヘアの人でも、耳にかかる程度の長さがあれば十分に隠せます。術後しばらくは、風が吹いても傷が見えないように、サイドの髪を少し残したヘアスタイルにするのがおすすめです。

アップスタイルにしたい場合は、後れ毛をうまく利用するのがポイントです。顔周りに少し髪を残してカールさせると、傷跡を隠しながらおしゃれな印象を与えられます。

半年後に傷跡が白く成熟するまでの道のり

傷跡の赤みは、半年から1年ほどの時間をかけて徐々に引いていき、最終的には細い白い線へと変化します。

これを「瘢痕の成熟」と呼びます。白くなった傷跡は、肌の色に馴染んでほとんど目立たなくなります。

傷跡を目立たなくさせるためのケアポイント

時期状態推奨されるケア
術後〜1ヶ月赤みが強く、傷が硬いテープで傷を保護し、摩擦と紫外線を防ぐ
1ヶ月〜3ヶ月赤みが徐々に引き始める保湿クリームで乾燥を防ぎ、コンシーラーでカバー
3ヶ月〜半年白く細い線に変化する強い日焼けを避けつつ、通常のスキンケアを行う

メイクをしなくても、至近距離で見られない限り気づかれないレベルになる人が大半です。ここまでくれば、髪を耳にかけたり、アップスタイルにしたりすることも抵抗なくできるようになります。

ただし、傷の治り方には体質も関係します。ケロイド体質の人や、傷の治りが遅い人は、赤みが長引くときもあります。その場合は、医師の指示に従ってテープや薬を使用すると改善が期待できます。

50代特有のリスクと合併症!感覚麻痺やひきつれは治る?

手術には必ずリスクが伴います。特に50代は回復力や皮膚の弾力が若い頃とは異なるため、特有のリスクや合併症について正しく理解しておきましょう。

良いことばかりではなく、起こりうるトラブルとその対処法を知っておくと、万が一の際にも冷静に行動できます。

耳周りの感覚が鈍い状態はいつまで続く

フェイスリフトの手術では、皮膚を剥離する際に細かい知覚神経に触れるため、術後に耳や頬の周りの感覚が鈍くなるときがあります。

「麻酔がかかっているような感じ」「薄い膜が一枚貼ってあるような感じ」と表現されることが多いです。

この感覚の鈍さは、数ヶ月かけてゆっくりと回復していきます。神経の再生速度は非常にゆっくりであるため、元の感覚に戻るまでには3ヶ月から半年、長い場合は1年近くかかるケースもあります。

洗顔時や化粧水を塗るときに違和感を覚えるかもしれませんが、日常生活に大きな支障をきたすことはありません。

ビタミンB12などの神経修復を助ける薬を服用すると、回復をサポートできます。

表情が不自然になることへの不安

「手術をして顔が引きつり、笑えなくなったらどうしよう」という不安を持つ人もいます。

確かに、皮膚を引き上げすぎたり、引き上げる方向が適切でなかったりすると、不自然な表情になるリスクはゼロではありません。

しかし、近年の術式は皮膚だけでなく、土台となるSMAS筋膜を適切な方向に引き上げることを重視しているため、昔のようにただ皮膚を引っ張るだけの手術とは異なります。

熟練した医師であれば、自然な表情を損なわない範囲で最大限の効果を出すデザインを行います。術後一時的に皮膚が突っ張って口が開けにくいときはありますが、これは皮膚が馴染む過程で解消されます。

血腫や感染症を防ぐために自分ができること

術後の合併症として注意が必要なのが、血腫(皮下に血が溜まる)と感染症です。特に血腫は、術後数時間以内に起こりやすく、血圧が急上昇したときに血管から出血すると発生します。

これを防ぐためには、術後はとにかく安静にし、血圧が上がるような行動(激しい運動、熱いお風呂、怒ったり興奮したりする)を避けましょう。トイレでいきむことさえも注意が必要です。

感染症については、処方された抗生物質を確実に飲みきるのが基本です。

また、傷口を清潔に保つケアも重要ですが、自己判断で消毒しすぎるのも良くありません。医師の指示通りにシャワーを浴び、清潔なガーゼ交換を行うのが一番の予防策です。

クリニック選びで失敗しない!執刀医の技術を見極めるポイント

フェイスリフトの成功は、医師の技術力に大きく依存します。大手クリニックだから安心、料金が高いから確実、という単純なものではありません。

一生に一度かもしれない大切な手術を託す医師をどう選ぶか、広告やSNSの情報に惑わされずに、本質的な技術力を見極めるための視点をお伝えします。

形成外科専門医の資格だけで判断していいのか

医師選びの基準として「日本形成外科学会専門医」の資格を持っているかどうかは、一つの大きな指標になります。

形成外科は傷跡をきれいに治すことや、解剖学的な構造の再建を専門とする分野であり、フェイスリフトに必要な基礎技術を持っています。

しかし、専門医であることと、美容手術であるフェイスリフトが得意であることは必ずしもイコールではありません。資格はあくまでベースラインであり、それに加えて「フェイスリフトの手術経験がどれだけ豊富か」が重要です。

美容外科医としてのキャリアの中で、フェイスリフトを専門的に行ってきた医師や、学会で発表を行っている医師などは、技術の研鑽を積んでいる可能性が高いです。

カウンセリングで医師の美的感覚を確認する

技術と同じくらい大切なのが、医師との「美的感覚の一致」です。あなたが「自然な若返り」を望んでいるのに、医師が「とにかく限界まで引き上げる」ことを良しとしていれば、結果に満足できません。

カウンセリングでは、自分の希望を具体的な写真などで伝え、医師がそれをどう実現しようとするか、耳を傾けてください。良い医師は、できないことははっきりと「できない」と言います。

リスクや限界についても正直に説明し、あなたの骨格や皮膚の状態に合わせたオーダーメイドの提案をしてくれるはずです。

一方的に手術を勧めたり、質問に対して曖昧な回答をしたりする医師は避けるべきです。

信頼できる医師を見極めるチェック

  • メリットだけでなく、リスクやダウンタイムも具体的に説明してくれるか
  • フェイスリフトの症例写真が豊富で、かつ長期経過も提示しているか
  • カウンセリングの時間を十分に確保し、質問に対して丁寧に答えてくれるか
  • 執刀医自身がカウンセリングから術後経過まで一貫して担当してくれるか
  • 万が一のトラブルが起きた際の対応体制が整っているか

安さだけで選ぶと後悔する理由とは

美容医療において、安さは魅力的な要素ですが、フェイスリフトに関しては価格だけで選ぶことは非常に危険です。

極端に安い価格設定には、手術時間の短縮、経験の浅い医師による執刀、アフターケアの省略など、何らかの理由がある場合が多いからです。

修正手術は初回の手術よりもはるかに難易度が高く、費用も高額になります。安易に安いクリニックを選んで失敗し、その後の修正に多大な労力とお金を費やすことになっては本末転倒です。

適正価格を知り、その価格に見合った価値を提供しているクリニックを選ぶことが、結果的に最もコストパフォーマンスの良い選択となります。自分の顔という替えのきかない資産を守るために、慎重な判断が求められます。

フェイスリフト後のスキンケアとメンテナンスはどう変えるべき?

手術を受けてリフトアップしたからといって、それで老化が完全に止まるわけではありません。

手に入れた美しいフェイスラインを少しでも長く維持するためには、術後のスキンケアやメンテナンスが非常に重要です。

50代の肌に必要なケアを見直し、新しい習慣を取り入れると、手術の効果を最大限に引き延ばしましょう。

紫外線対策が今まで以上に重要な理由

術後の肌は一時的にデリケートになっており、外部からの刺激に弱くなっています。特に紫外線は、傷跡の色素沈着を招くだけでなく、皮膚のコラーゲンを破壊して再びたるみを引き起こす最大の敵です。

せっかく引き上げた皮膚を再びたるませないためにも、365日の紫外線対策は必須です。外出時はもちろん、家の中にいるときでも日焼け止めを塗る習慣をつけましょう。

また、日傘や帽子、サングラスなどの物理的な遮断も効果的です。特に傷跡部分は紫外線に反応しやすいので、髪で隠れているからと油断せず、しっかりとUVケアを行うことが、きれいな仕上がりと効果の持続に直結します。

肌に負担をかけない洗顔と保湿の徹底

フェイスリフト後は、皮膚を強く引っ張ったりこすったりする動作は厳禁です。洗顔やスキンケアの際は、肌を動かさないように優しく触れる「摩擦レス」なケアを心がけてください。

たっぷりの泡で洗顔し、化粧水やクリームを塗るときも、手のひらで優しくプレスするように馴染ませます。50代の肌は乾燥しやすいため、保湿も重要なポイントです。

乾燥は小ジワの原因となり、肌のハリを失わせます。セラミドやヒアルロン酸など、高保湿成分が配合されたスキンケア製品を選び、肌の水分バランスを整えましょう。

効果を長持ちさせるための美容医療の併用

フェイスリフトの手術効果を維持するために、定期的なメンテナンスとして他の美容医療を組み合わせるのも有効です。

例えば、肌の表面のハリを保つための高周波治療(サーマクールなど)や、表情ジワを抑えるボトックス注射などは、手術との相性が非常に良い施術です。

手術で土台を引き上げ、メンテナンスで肌質を管理する、という役割分担をすると、エイジングのスピードを緩やかにできます。

執刀医と相談しながら、自分の肌状態に合わせた年間計画を立てるのもおすすめです。

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よくある質問

フェイスリフト手術はどれくらい若返る効果が期待できますか?

個人差やたるみの程度によりますが、一般的にはマイナス10歳から15歳程度の若返り効果を目指せます。

フェイスリフト手術は、たるんだ皮膚を切除し、内側のSMAS筋膜から引き上げるため、輪郭がシャープになり、見た目の印象が大きく変わります。

ただし、20代の頃の顔に完全に戻るわけではなく、今の年齢における最も自然で美しい状態に整える手術です。

フェイスリフト手術の効果は一生続きますか?

フェイスリフト手術の効果は永久に老化を止めるものではありませんが、手術を受けた時点から老化の時計を巻き戻せます。

手術をしなかった場合と比較すると、10年後、20年後も若々しい状態を保てていることが多いです。

リフトアップされた状態から再びゆっくりと老化が進んでいくため、一度リセットされた効果は一生の財産として残ると言えます。

フェイスリフト手術は痛みに弱い私でも耐えられますか?

フェイスリフト手術中は静脈麻酔や全身麻酔を使用するため、痛みを感じることはほとんどなく、眠っている間に終わります。

術後の痛みについても、処方される鎮痛剤でコントロールできる範囲内であるケースが大半です。

痛みの感じ方には個人差がありますが、激痛でのたうち回るようなことはまずありませんので、過度に心配する必要はありません。

フェイスリフト手術後に入浴や洗髪はいつからできますか?

多くのクリニックでは、フェイスリフト手術の翌日からシャワーが可能ですが、顔を濡らすことは2〜3日後から許可されるケースが一般的です。

入浴(湯船に浸かる)は血行が良くなりすぎて腫れが増す可能性があるため、抜糸後の1週間目以降から推奨されます。

洗髪に関しては、美容院でのシャンプー利用を許可しているところもありますので、医師の指示に従ってください。

他院で受けたフェイスリフト手術の修正は可能ですか?

他院でのフェイスリフト手術後の修正は技術的に可能ですが、初回の手術よりも難易度が高くなります。

皮膚の癒着や瘢痕組織の状態を確認する必要があるため、最低でも前の手術から6ヶ月以上の期間を空けることが推奨されます。

修正手術の経験が豊富な医師に相談し、リスクと改善の可能性について十分に納得した上で決断しましょう。

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この記事を書いた人

Dr.寺井美佐栄のアバター Dr.寺井美佐栄 ミサクリニック 六本木本院 院長

日本抗加齢医学会認定専門医。日本美容皮膚科学会、日本レーザー医学会、日本産業衛生学会専門医。
複数の大手美容皮膚科で10年以上の院長経験を経て、2022年9月にMiSA Clinic(ミサクリニック)を開業。YouTube等でも発信してきた、メスを使わずに”ナチュラルなキレイ”を引き出す技術には定評があり、ありがたいことに「SNSを見ました!」という方や、紹介・口コミ経由でたくさんのご相談を頂いてきました。皆様と共に、MiSA Clinicスタッフ一同、共に年を重ね、末永くお付き合いできる関係を目指して参ります。

資格
アラガン社ボトックスビスタ認定医
アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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