目の下のクマに悩む方は多く、特に「黒クマ」や「青クマ」が原因で老けた印象や疲れた表情に見えてしまうと、対人関係や仕事の場でも自信を失いやすくなります。
最近では、メスを使わずに自然な仕上がりが得られる注入治療が注目されており、中でも「ベビーコラーゲン」は、黒クマや青クマに特化した治療法として、美容皮膚科の現場で人気を集めています。
本記事では、クマの種類や原因から、ベビーコラーゲンによる治療法、効果、注意点まで詳しく解説します。
1. なぜクマができるのか?まずは原因と種類を知ろう

クマには大きく分けて「黒クマ」「青クマ」「茶クマ」の3種類があり、それぞれ発生するメカニズムが異なります。
自分のクマがどのタイプかを見極めることが、適切な治療法を選ぶ第一歩です。
【黒クマ】影やたるみ、脂肪の突出が原因
黒クマは、目の下の皮膚がたるんだり、眼窩脂肪が前方に突出することで、影ができることにより黒ずんで見える状態を指します。
皮膚自体に色素沈着があるわけではなく、照明の角度や自然光によって見え方が変わるのが特徴です。
また、頬のボリュームが失われることも影のコントラストを強め、老けた印象を与えます。
【青クマ】血行不良・薄い皮膚による透け感が原因
青クマは、眼輪筋や静脈の青みが、目の下の薄い皮膚を通して透けて見えることで生じます。
睡眠不足、ストレス、冷えなどによる血行不良が主な原因で、皮膚を下に軽く引っ張るとクマが薄くなるのが特徴です。
特に色白の人に目立ちやすく、若年層にもよく見られるタイプです。
【茶クマ】色素沈着・摩擦が主因
茶クマは、皮膚にメラニン色素が沈着した状態です。
目をこする癖やアトピー性皮膚炎、紫外線ダメージなどが主な原因で、黒クマや青クマと違い、光の角度に関係なく常に色が残っています。
外用薬やレーザーなどの治療が必要なケースが多く、注入治療だけでは改善が難しい場合があります。
2. クマ取り治療にはどんな方法がある?
クマを改善するための治療法は、大きく「手術による方法」と「非手術的な方法」に分かれます。
手術によるクマ取りの方法
黒クマの原因となる眼窩脂肪を取り除く「経結膜脱脂術」や、脂肪を再配置して凹凸を整える「裏ハムラ法」などが代表的です。
手術の効果は高く、長期間にわたって持続しますが、腫れや内出血といったダウンタイムがあり、施術を受けるハードルが高いと感じる人も少なくありません。
また、万が一仕上がりに不満があっても修正が難しい点もリスクといえます。
手術以外の治療方法
ヒアルロン酸やベビーコラーゲンなどの注入治療、またレーザー、ラジオ波、高周波、ハイフ(HIFU)といった医療機器による治療があります。
これらはダウンタイムが少なく、繰り返し施術が可能なため、自然な変化を求める方や、手術に抵抗のある方に適しています。
(関連記事「切らないクマ取りの効果は持続する?施術をするメリットも解説」はこちら)
3. 手術しないクマ治療に人気!注入治療で人気の「ベビーコラーゲン」とは?
注入治療の中でも、特に「ベビーコラーゲン」は黒クマ・青クマに特化した優れた治療法として注目されています。
ベビーコラーゲンとは?
ベビーコラーゲンとは、ヒト由来のⅠ型およびⅢ型コラーゲンを主成分とした注入剤で、もともと肌に存在する成分を応用して作られています。
特にⅢ型コラーゲンは、赤ちゃんの肌に多く含まれる成分で、組織の再生や肌の柔らかさ、ハリを生み出す役割を担っています。
ベビーコラーゲンはその性質から、目の下のようなデリケートな部位にも適しており、自然でなめらかな仕上がりを実現します。


治療名:ベビーコラーゲン
料金:¥154,000/1cc(マイクロカニューレ ¥2,750)
リスク・合併症:内出血、腫れ、発疹、炎症、アレルギーなど
ヒアルロン酸との違い
ヒアルロン酸が「ボリュームを出す」役割を持つのに対し、ベビーコラーゲンは「肌質を整える」「影をぼかす」ことに長けています。
ヒアルロン酸を目の下に注入すると、膨らみすぎて逆にクマが目立つことがありますが、ベビーコラーゲンは皮膚の構造に近いため、なじみやすく、ふんわりと自然な仕上がりになります。
(関連記事「切らないクマ取りはヒアルロン酸注入が効果的?メリット・デメリットも解説」はこちら)
安全性・持続期間・副作用について
ベビーコラーゲンはアレルギーリスクが低く、安全性が高いことで知られています。
持続期間は個人差がありますが、おおよそ6~12ヶ月とされており、自然に代謝されていきます。
副作用としては、内出血や軽度の腫れ、違和感が数日出ることがありますが、多くは一時的で、重篤な合併症は稀です。
4. 黒クマ・青クマにベビーコラーゲンが効く理由
クマの原因はさまざまですが、ベビーコラーゲンがとくに有効なのは「影による黒クマ」や「血行不良による青クマ」です。
これらのクマは皮膚の構造的な要素や血色の問題に起因しており、ベビーコラーゲンによって自然に改善が期待できます。
黒クマへの効果
黒クマは、目の下の凹みや皮膚のたるみによって影が生じて見える現象です。
この場合、ベビーコラーゲンを凹みに沿って丁寧に注入することで、皮膚と脂肪の段差をなだらかにし、影のコントラストを和らげることができます。
また、ベビーコラーゲンはコラーゲンの生成を促進し、目元の皮膚にハリを与えるため、たるみ自体の改善も見込まれます。
単に影を埋めるのではなく、肌の質感から整える点が他の注入剤との大きな違いです。
青クマへの効果
青クマは、薄い皮膚の下を流れる静脈が透けて見えることが原因で、皮膚の厚みや質感の改善がカギになります。
ベビーコラーゲンは皮膚の薄さを補い、透け感を軽減させると同時に、皮膚の再構築をサポートすることで血行改善にも間接的に働きかけます。
とくに、皮膚のキメが整い、うるおいを保つ能力が高まることで、青ぐすみが和らぎ、目元全体が明るく見えるようになります。
茶クマには効果が限定的
一方で、茶クマはメラニンの沈着が原因であるため、ベビーコラーゲンによる改善効果は限定的です。
肌質の改善や透明感アップの面では補助的な役割を果たしますが、根本的な色素沈着へのアプローチは困難です。
茶クマに対しては、美白成分を含む外用剤やピコレーザーなどの照射治療を併用することで、より効果的な結果が得られるでしょう。

治療名:ベビーコラーゲン
料金:¥154,000〜/1cc(マイクロカニューレ ¥2,750)
リスク・合併症:内出血、腫れ、発疹、炎症、アレルギーなど
5. ベビーコラーゲン注入の施術ステップと注意点
ベビーコラーゲンの注入は、精密さと適切な診断が求められる施術です。
失敗を防ぎ、理想的な結果を得るためには、施術の流れや注意点をよく理解しておく必要があります。
カウンセリングでクマの種類を判定することが最重要
施術前のカウンセリングでは、まずクマの種類を正しく判別することが非常に重要です。
光の当て方や皮膚の動きによる変化、肌色のチェックなどを通じて、黒クマ・青クマ・茶クマのどれに該当するかを医師が見極めます。
ベビーコラーゲンは黒クマ・青クマに特に適しているため、診断の正確さが治療結果に直結します。
施術当日の流れ・痛み・所要時間
施術はクレンジングの後、冷却または局所麻酔クリームによる準備が行われます。
その後、極細の針やカニューレを用いて、凹みや透け感が気になる部分に丁寧にベビーコラーゲンを注入します。
注入自体は10~15分ほどで終了し、トータルの所要時間はカウンセリングを含めて30~45分程度です。
痛みは最小限で、注入部位によっては多少のチクッとした感覚がある程度です。
ダウンタイムと副作用
ベビーコラーゲン注入のダウンタイムは比較的軽く、軽度の腫れや内出血が数日残る場合があります。
ただし、メイクで隠せる程度であり、日常生活に支障が出ることはほとんどありません。
副作用としては、まれにしこり感や軽度のアレルギー反応が見られることがありますが、多くの場合は時間の経過とともに自然に改善します。
6. ベビーコラーゲン注入のメリット・デメリット
どの美容医療にも長所と短所があります。ベビーコラーゲン注入も例外ではありません。
メリット・デメリットをよく理解し、自分に合った選択をしましょう。
メリット
最大のメリットは、「自然な仕上がり」です。
ヒアルロン酸のようにボリュームが出すぎて不自然になる心配が少なく、もともと若々しい印象の目元に導きやすいのが特長です。
皮膚構造に近い成分であるためなじみが良く、肌質改善にもつながります。
さらに、ダウンタイムが少なく、即日メイクも可能であるため、忙しい方やダウンタイムを避けたい方にとっても理想的な治療法です。

デメリット
一方で、持続期間が比較的短い(6~12ヶ月)点や、価格がヒアルロン酸よりも高めである点はデメリットとして挙げられます。
また、注入量や部位の調整が難しく、技術的な差が仕上がりに大きく影響するため、経験豊富な医師による施術が必須です。
安さだけを基準に選ぶと、効果が感じられなかったり、凹凸が生じてしまう可能性があります。
7. 自分に合ったクマ取り治療法を選ぶために
自分にとってベストな治療法を選ぶには、まずクマのタイプを正確に理解すること、そしてクリニック選びに慎重になることが重要です。
まずはクマの種類を見極めよう
クマには複数の原因が重なっているケースも多いため、自己判断だけでは正確な診断は困難です。青クマと思っていたら実は黒クマだった、という例も珍しくありません。
美容皮膚科での専門的な診断を受け、最適な治療プランを立てることが治療成功のカギとなります。
信頼できるクリニックの選び方
ベビーコラーゲンの注入には高度な技術が求められるため、経験豊富な医師が在籍するクリニックを選ぶことが何より大切です。
症例写真や医師の実績を確認し、丁寧なカウンセリングを行っているか、リスクについてもきちんと説明があるかなどをチェックポイントにしましょう。
SNSや口コミの情報だけに惑わされず、自分の目で確かめる姿勢が求められます。


【YouTube】Dr.みさえの素敵になり隊「【切らないクマ取り】脱脂以外にも選択肢があります!ダウンタイムも激減するお手軽施術をご紹介」
8. まとめ
目の下のクマは、老け見えや疲れ顔の大きな原因となる美容上の悩みです。
中でも黒クマや青クマに対しては、ベビーコラーゲンによる注入治療が、自然な改善と肌質の向上を同時に叶える注目の方法として広がっています。
手術に頼らず、少ないダウンタイムで、確かな効果を得たい方には非常に有力な選択肢といえるでしょう。
まずは、自分のクマの種類を見極めること。そして信頼できるクリニックを選び、適切な治療を受けることが、目元の若返りと自信回復への第一歩となります。
手術に頼らず、自然で美しい仕上がりを求めるなら、ぜひベビーコラーゲン注入という選択肢を検討してみてください。
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