茶クマにピコレーザーは効果ある?ピコトーニングの回数・頻度と治療の選び方
ドクター美佐栄目の下が茶色く見える「茶クマ」は、摩擦や紫外線、炎症などによる色素沈着が関係している場合、ピコレーザーが治療の選択肢になります。なかでもピコトーニングは、低出力のレーザーを広範囲に照射し、メラニンへ少しずつアプローチする治療です。
ただし、茶色く見えるからといって原因がすべて色素とは限りません。目の下のくぼみや脂肪の突出、皮膚の薄さによる影が重なっていることもあります。ミサクリニックでは色だけでクマを分類するのではなく、皮膚・脂肪・骨格・くぼみなどを確認し、ピコレーザーが必要な部分だけに治療を行います。
茶クマにピコレーザーが向いているのは「色素沈着」が主体の場合
茶クマは、目元の皮膚にメラニンが蓄積して茶色く見えている状態を指します。紫外線だけでなく、クレンジングや洗顔、目をこする習慣などの慢性的な摩擦が色素沈着につながることがあります。
このようにメラニンが主な原因となっている場合、ピコレーザーによる治療を検討できます。ミサクリニックのピコレーザー施術ページでも、目の下がくすんで見える茶クマを適応の一つとして案内しています。
一方で、実際のクマは一つの原因だけでできているとは限りません。色素沈着に加えて目の下がくぼんでいたり、眼窩脂肪によるふくらみが影をつくっていたりすると、色だけを治療してもクマが残って見えることがあります。

ピコレーザーとは?茶クマではピコトーニングを使い分ける
ピコレーザーは、非常に短い時間でレーザーを照射し、メラニンなどの色素へアプローチする医療用レーザーです。ミサクリニックでは「エンライトンSR」を使用しています。
ピコレーザーには主にピコスポット、ピコトーニング、ピコフラクショナルの3つの照射方法があり、目的によって使い分けます。
| モード | 主な目的 |
|---|---|
| ピコトーニング | くすみ・色ムラ・肝斑などの色素を徐々に整える |
| ピコスポット | 境界が比較的明確なシミ・そばかすなど |
| ピコフラクショナル | 毛穴・小ジワ・肌質など |
色素沈着が広がる茶クマでは、低出力で広い範囲へ照射するピコトーニングを検討することがあります。強いレーザーで一度に色を取り切るという考え方ではなく、肌の状態を確認しながら少しずつ治療する方法です。
ピコレーザーにはエンライトンSRのほか、ピコウェイやピコシュアなど複数の機種がありますが、機種名だけで治療結果が決まるわけではありません。目元では特に、波長や照射モード、出力を肌状態に合わせて設定することが重要です。

茶クマのピコレーザーは何回必要?頻度は?
ピコトーニングは、1回ですべての色素を取り除くことを目的とした治療ではありません。ミサクリニックでは、ピコトーニングについて2〜4週間ごとに5〜10回程度の照射を一つの目安として案内しています。
必要な回数には個人差があり、色素の濃さや範囲、肌質、日常的な摩擦や紫外線の影響によっても変わります。そのため「5回受ければ消える」と回数を先に決めるのではなく、途中で肌の変化を確認しながら治療を続けます。
なお、以前の記事では1〜2週間間隔としていましたが、現在のミサクリニックの施術ページでは2〜4週間ごとの照射を案内しています。治療間隔は現在の施術内容を基準にしてください。
ピコレーザーを受けても茶クマが残るのはなぜ?
ピコレーザーで色素が薄くなっても目の下が暗く見える場合、別の原因が残っている可能性があります。
例えば、目の下のくぼみによって影ができていれば、色素を薄くしても影そのものは変わりません。眼窩脂肪の突出や皮膚のゆるみがある場合も同様です。また、皮膚が薄く血管や筋肉の色が透けている場合は、メラニンを対象とするピコレーザーとは治療の考え方が異なります。
ミサクリニックの「切らないクマ取り」では、こうした違いを皮膚だけでなく骨格・脂肪・くぼみまで含めて診断し、「補う・引き締める・整える」という複数の方法から必要な治療を選びます。
色素が主体ならピコレーザー、くぼみならヒアルロン酸やベビーコラーゲン、皮膚や皮下組織のゆるみならATTIVAやサーマニードルなど、原因によって役割を分けます。

ピコトーニングのダウンタイムと施術後の注意点
ピコトーニングは低出力で照射するため、ピコスポットと比べると強い反応が出にくい治療ですが、赤みや乾燥などが生じることがあります。ミサクリニックの症例でも、副作用・リスクとして赤みや乾燥を案内しています。
治療後は肌を強くこすらず、保湿と紫外線対策を行うことが重要です。茶クマでは摩擦そのものが色素沈着に関係しているため、レーザーを受けながら毎日目元を強くこすっていては、治療と逆の刺激を与えることになります。
日焼け止めは目の周りまで無理なく使えるものを選び、クレンジングや洗顔も「落とすためにこする」のではなく、できるだけ摩擦を減らします。
毎日の保湿・紫外線対策には、院長寺井美佐栄開発のDo skinも取り入れることができます。美容医療の効果を保証するものではなく、治療後を含む日常のスキンケアとして肌を整え、紫外線から守るためのものです。
ミサクリニックではこう考えます|茶クマだからピコレーザー、とは決めません
院長寺井美佐栄がクマ治療で重視しているのは、最初に施術を決めないことです。
茶色く見えるからピコレーザー、黒く見えるから脂肪を減らす、青く見えるから血行をよくする、といった色だけの分類では、実際の目元を十分に説明できません。
特に目の下は、色素沈着とくぼみ、脂肪の突出、皮膚の薄さなどが重なっていることが多い部位です。色素が目立つ部分にはピコレーザーを使い、ほかの構造的な原因があれば必要な治療だけを組み合わせます。
目指すのは、クマを一種類の施術で完全に消すことではありません。目の下から頬までを見ながら、疲れて見える原因を必要最小限の治療で自然に整えることです。
動画で見る|ピコレーザー3つのモードの違い
院長寺井美佐栄が、ピコトーニング・ピコスポット・ピコフラクショナルの違いを解説しています。ミサクリニックのピコレーザー施術ページにも掲載している動画です。
【シミ・くすみ・毛穴・肌質改善】ピコレーザーの3つのモードの違いと効果を美容皮膚科医が解説
茶クマとピコレーザーに関するよくある質問
茶クマはピコレーザーで完全に消えますか?
色素沈着が主体であれば改善を目指せますが、すべての茶クマがピコレーザーだけで消えるとは限りません。くぼみやふくらみなど別の原因が重なっている場合は、その原因への治療も必要です。
ピコトーニングは1回でも効果がありますか?
1回で大きな変化を出す治療ではありません。ミサクリニックでは2〜4週間ごとに5〜10回程度を一つの目安としています。
ピコスポットのほうが早く茶クマを消せますか?
強い照射をすればよいわけではありません。広がる色素沈着では、肌状態に合わせて低出力のピコトーニングを選択することがあります。どのモードが適しているかは診察で判断します。
セルフケアだけで茶クマは改善できますか?
軽い色素沈着では、摩擦を減らし、保湿や紫外線対策を続けることが基本です。一方、すでに色素沈着が定着している場合は、医療的な治療を検討することがあります。
まとめ|茶クマは「色素が原因か」を確認してからピコレーザーを選ぶ
ピコレーザーは、メラニンによる色素沈着が主体の茶クマに対して検討できる治療です。ミサクリニックではエンライトンSRを使用し、ピコトーニングは2〜4週間ごとに5〜10回程度を一つの治療目安としています。
ただし、目の下が茶色く見えていても、くぼみや脂肪、皮膚の薄さなどが重なっている場合があります。茶クマだからピコレーザーと決めるのではなく、まず何がクマをつくっているのかを診断することが重要です。
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この記事を書いた人

略歴
- 2004年産業医科大学医学部卒業
- 2004年労働者健康福祉機構 東京労災病院
- 2006年東京女子医科大学付属女性生涯健康センター
- 2013年都内美容クリニック
- 2014年上記クリニック院長就任
- 2019年都内美容クリニック院長
- 2022年MiSA Clinic六本木本院開設
所属学会
- 日本抗加齢医学会認定専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 日本レーザー医学会
- 日本産業衛生学会専門医
資格
- アラガン社ボトックスビスタ認定医
- アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

略歴
- 2004年産業医科大学医学部卒業
- 2004年労働者健康福祉機構 東京労災病院
- 2006年東京女子医科大学付属女性生涯健康センター
- 2013年都内美容クリニック
- 2014年上記クリニック院長就任
- 2019年都内美容クリニック院長
- 2022年MiSA Clinic六本木本院開設
所属学会
- 日本抗加齢医学会認定専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 日本レーザー医学会
- 日本産業衛生学会専門医
資格
- アラガン社ボトックスビスタ認定医
- アラガン社ヒアルロン酸注入認定医
