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美容コラム

切らないクマ取りは痛い?麻酔の種類や痛みを感じるタイミング

目の下のクマに悩み、コンシーラーでも隠しきれないと感じている方にとって、「切らないクマ取り」はメスを使わずに悩みを解消できる画期的な方法です。
しかし、施術に興味を持っても「痛みに弱くて不安」「目の近くだから怖い」といった心理的ハードルがある方も多いのではないでしょうか。
本記事では、「切らないクマ取り」のなかでも注入治療であるベビーコラーゲンを中心に、痛みを感じるタイミング、使われる麻酔の種類、術後の注意点やケア方法を包括的に解説していきます。

1. 切らないクマ取り治療(ベビーコラーゲン)とは

「切らないクマ取り」とは、その名の通り外科的な切開を行わずに、クマの原因にアプローチする治療法の総称です。
代表的なものとして、ヒアルロン酸注入、ベビーコラーゲン注入、脂肪溶解注射、超音波・高周波治療などがありますが、今回は特に注入による自然なボリューム回復が可能な「ベビーコラーゲン注入」について解説します。

ベビーコラーゲンは、新生児の皮膚から抽出されたⅠ型・Ⅲ型コラーゲンを主成分とし、従来のコラーゲン製剤に比べてアレルギー反応のリスクが低く、柔らかいテクスチャーが特徴です。
加齢とともに目立つようになる青クマ(血行不良)や黒クマ(凹みや影)に適しており、目の下のくぼみを自然にふくらませ、明るい印象を取り戻すことが可能です。
ベビーコラーゲンは、自己のコラーゲン生成も促すため、注入後の数週間にわたり肌質の改善やハリ感アップといった副次的な美容効果も得られる点が魅力です。
治療は短時間で済み、施術直後からメイクが可能なケースもあることから、忙しい現代女性にとって非常に人気の高い治療法となっています。

(関連記事「黒クマ・青クマに手術はいらない?注入治療「ベビーコラーゲン」で自然にクマ取り!」はこちら

痛みはあるのか?

注入系の治療は、「手術ではない=無痛」という誤解を持たれやすいですが、実際には針を刺す刺激や注入中の圧迫感など、一定の不快感を伴うこともあります。
ただし、それは「我慢できないような激痛」ではなく、あくまで「一時的にチクッとする」程度です。
痛みの感じ方は個人差が大きく、皮膚が薄い・敏感・痛みに敏感な体質の方はやや強めに感じることもあります。
一方で、「思っていたより痛くなかった」「いつ注射されたか分からないほどだった」という感想も多く、施術者の技術や麻酔の工夫次第で痛みは大きく軽減可能です。

2. 切らないクマ取りで痛みを感じるのはいつ?

切らないクマ取りで痛みを感じやすいタイミングは、おおよそ以下の4段階に分けられます。
それぞれのステップでどのような痛みが起きやすいのかを事前に理解しておくことで、不安を軽減することができます。

麻酔の痛み

もっとも最初に感じるのは麻酔に関する痛みです。
ベビーコラーゲン注入では通常、表面麻酔(麻酔クリーム)が使用されますが、これ自体に痛みはありません。
ただし、場合によっては局所麻酔の注射を併用することがあり、その際には皮膚にチクッとした針の刺激を感じることがあります。
局所麻酔の注射は、注入時の痛みを緩和する目的で行われるため、その一瞬を乗り越えることでその後の施術が快適に受けられるようになります。
特に痛みに敏感な方には、表面麻酔+局所麻酔の併用がすすめられます。

術中の痛み

ベビーコラーゲン注入中の痛みは非常に軽度です。
極細の針やカニューレを使用することで、針を刺したときの「チクッ」とした刺激も最小限に抑えられます。
施術中は、注入されている感覚として「押されるような圧迫感」「中で何かが動くような違和感」を感じる方もいますが、それが痛みに変わることはほとんどありません。
また、注入スピードがゆっくりであればあるほど痛みは軽減されます。
経験豊富な医師であれば、痛点や血管を避けるように丁寧な注入が行われるため、ほとんどの方が「意外と大丈夫だった」と感じる傾向があります。

手術直後の痛み

施術直後には、目の下に「違和感」や「軽い熱感」を伴うことがあります。
これは注入による軽度の炎症反応や圧迫によるものですが、数時間〜翌日には落ち着いていきます。
中には「少しヒリヒリする」「軽く腫れぼったい」という感覚を持つ方もいますが、痛み止めを必要とするほど強いものではないケースがほとんどです。
ただし、何らかの体調変化や予想外の反応によって、赤みや鈍痛が長引くことも稀にあります。
その際は無理に放置せず、早めにクリニックへ連絡して指示を仰ぐことが大切です。

ダウンタイムの痛み

ダウンタイム中には、一定期間「鈍痛」「重だるさ」を感じる方もいます。
特に就寝時に枕の高さが合っていないと、血流が滞りやすく、朝にかけてやや痛みが増すこともあります。
このような痛みは、施術から1~2日以内に最も強く、時間の経過とともに自然に消えていきます。
冷却や市販の鎮痛剤で十分対処可能なレベルであり、生活への大きな支障はありません。

3. 切らないクマ取り治療で用いる麻酔の4つの種類

痛みに対する不安を取り除くためには、麻酔の選択が非常に重要です。
美容医療の現場では、患者様の不安や感受性に配慮しながら複数の麻酔を組み合わせることも一般的です。
ここでは、切らないクマ取り治療で用いられる代表的な4つの麻酔について、それぞれの特徴や向いている方を詳しく解説します。

1. 表面麻酔

表面麻酔は、皮膚の表層に作用する麻酔です。
施術前に麻酔クリームやジェルを目の下に塗布し、一定時間放置してから拭き取ります。注射針が皮膚を貫くときの「チクッ」とした痛みを和らげる効果があります。
体内に注入するわけではないため、全身への影響がほとんどなく、安全性も高いのが特徴です。
目の周囲は特に敏感な部位ですが、表面麻酔を施すだけでも多くの患者様が痛みをほとんど感じずに済んでいます。
使用後は皮膚がわずかに白っぽくなることがありますが、時間が経てば自然に元に戻ります。

2. 局所麻酔

局所麻酔は、皮膚の奥に直接麻酔薬を注射し、痛覚神経の伝達をブロックする方法です。
表面麻酔よりもしっかりとした効果があり、注入時の圧迫感や皮下での針の移動感が気になる方には適しています。
ただし、局所麻酔自体が針での注射を伴うため、最初に一瞬だけ痛みを感じることがあります。
これを軽減するために、あらかじめ表面麻酔で皮膚の感覚を鈍らせてから行うことが多く、2段階で痛みをブロックする仕組みです。
特に痛みに敏感な方、同時に複数箇所を施術する場合、あるいは他施術と併用する場合には局所麻酔が選ばれる傾向があります。

3. 笑気麻酔

笑気麻酔は、笑気ガス(一酸化二窒素)を吸入することで神経の緊張をやわらげ、軽い鎮静状態に導く方法です。
意識を失うことはなく、施術中も会話は可能ですが、「ふわっとした感覚」や「夢見心地」のようなリラックス状態になるのが特徴です。
この麻酔は特に「注射が怖い」「痛みに敏感すぎて動いてしまいそう」といった強い不安を持つ方に適しており、ベビーコラーゲンのような短時間の注入治療とも相性が良いです。
また、笑気麻酔は体内に蓄積しないため、施術後しばらく休憩すればすぐに帰宅可能です。副作用が非常に少ないことから、美容医療でも広く採用されています。

4. 静脈麻酔

静脈麻酔は、点滴を通じて鎮静薬を体内に投与する方法で、完全にリラックスした「ほぼ眠っている」ような状態になります。
美容皮膚科で行われる注入治療で使用されることは比較的少ないものの、施術への強い恐怖心がある方や、長時間の施術・複数メニューを同日に行う方に適応されます。
静脈麻酔には医師の管理が必要であり、クリニックによっては対応していない場合もあります。
施術後は一定時間の休息が必要で、当日の車の運転は控えるなど注意点もありますが、「気づいたら終わっていた」という感想を持つ方が多く、痛みに対する心理的障壁を大きく下げる効果があります。

4. 術後・ダウンタイムの痛みを緩和する方法

痛みを完全にゼロにすることはできなくても、術後の過ごし方を工夫することで痛みや不快感を最小限に抑えることが可能です。
ダウンタイム中のセルフケアは、回復のスピードや仕上がりにも直結します。

(関連記事「クマ取り後のダウンタイムは?リアルな経過と気を付けることを解説」はこちら

患部を冷やす

施術当日は、目の下を軽く冷やすことで腫れや炎症、痛みの発生を予防することができます。
冷やす際には直接氷を当てるのではなく、保冷剤や冷却ジェルをハンカチやガーゼで包んで使用するのが基本です。
冷却の目安は1回5〜10分程度で、1日数回行うと効果的です。
ただし、冷やしすぎると血行が悪くなり、かえって回復が遅れる可能性もあるため、長時間連続して冷やさないように注意しましょう。

運動や飲酒などNG行動をしない

施術後1~2日間は、血流を一気に促進するような行動は避けましょう。
たとえば、激しい運動、長時間の入浴、アルコールの摂取、サウナなどは、腫れや内出血のリスクを高める要因になります。
また、枕の高さにも注意が必要です。就寝時には頭を少し高くして、顔に血がたまりにくい姿勢を保つことで、翌朝の腫れや痛みを軽減できます。

鎮痛剤を処方してもらう

万が一痛みが強くなった場合に備え、施術前にクリニックで鎮痛剤の処方について相談しておくと安心です。
とくに体調やホルモンバランスによっては、いつもより敏感に痛みを感じることもあるため、自己判断で市販薬を使用する前に、医師の指示を仰ぎましょう。
鎮痛剤だけでなく、腫れ止めや内出血予防の内服薬を併用することで、ダウンタイムのストレスを軽減することができます。

5. 切らないクマ取り治療で痛み以外の症状は?

痛みだけでなく、注入後の目元に一時的な変化が見られることもあります。
以下は、ベビーコラーゲン治療後に見られることのある代表的な副反応です。

内出血

針を刺す施術では、どうしても小さな血管に当たるリスクが避けられません。
その結果、内出血が起こることがあります。多くは直径1〜2cm程度の青紫色の変色で、1〜2週間かけて徐々に薄くなります。
内出血の有無は体質にも左右され、血管が浮きやすい方や皮膚の薄い方に起こりやすい傾向があります。
ファンデーションやコンシーラーでカバーできる程度のものであることが多く、日常生活への影響は最小限です。

腫れ

注入直後は、目の下にふくらみや腫れを感じることがあります。
これは薬剤の水分や注入による一時的な反応で、ほとんどの場合は2~3日以内に落ち着きます。
また、施術直後はボリュームがやや強く見えることもありますが、1週間ほどで肌になじみ、自然なふくらみに落ち着いていきます。
左右差が気になる場合も、時間の経過とともに改善されるケースが大半です。

血の涙

ごくまれに「涙にうっすら血が混じる」といった現象が見られることがあります。
これは、針の刺激で粘膜近くの毛細血管に小さな傷ができ、わずかに血が混じることによって起こる症状です。
一過性であり、通常は自然に止まりますが、長引くようであればすぐにクリニックへご相談ください。
血の涙が見られるケースは非常に稀で、ほとんどの患者様においては経験されることはありません。

6. まとめ

切らないクマ取り治療、とくにベビーコラーゲン注入は、「思っていたより痛くなかった」「むしろあっという間だった」といったポジティブな感想が多く、痛みに不安がある方にとっても比較的安心して受けられる治療です。
とはいえ、「全くの無痛」というわけではなく、麻酔の際の刺激・注入中の圧迫感・術後の違和感など、一定の痛みは伴う可能性があります。
大切なのは、痛みに対して適切な麻酔法を選ぶこと、そして術後のケアをしっかり行うことです。
不安な点があれば、施術前のカウンセリングでしっかり医師に相談しましょう。
クリニックによって麻酔の選択肢や痛みに対する対応が異なるため、自分に合った環境で受けることが何よりの安心材料になります。

「クマを取りたいけれど痛みが怖い…」そう感じている方こそ、切らない注入治療を知ることで、新たな一歩を踏み出せるかもしれません。
目元の印象が変わることで、表情も自信も大きく変わっていくはずです。
みてはいかがでしょうか。

切らないクマ取りはMiSA CLINIC六本木本院で相談!カウンセリングのご予約はこちらから

監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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