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切らないクマ取りのデメリットとは?具体的な治療方法と後悔しないポイントを解説

目元にできるクマは、疲れて見えたり老けて見えたりと、見た目の印象に大きな影響を与えます。
そのなかでも、「手術は怖いけれど改善はしたい」と考える方に人気なのが“切らないクマ取り”です。
ヒアルロン酸注射などを用いた治療法は、ダウンタイムが比較的少なく、自然な変化を望む方にも適しています。
しかしその一方で、「切らないから安心」というイメージだけで治療に臨んでしまうと、思わぬデメリットや失敗に繋がることもあるのです。

この記事では、切らないクマ取りの具体的な治療法からメリット・デメリット、実際に起こり得る失敗例、そして後悔しないために大切なポイントまでを詳しく解説します。

1. 切らないクマ取り治療の方法とは

クマ取りにはさまざまな方法がありますが、その中でも“切らない”アプローチとして一般的なのが注入治療です。
特に代表的なのは、ヒアルロン酸を用いた施術です。

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸は、人体にもともと存在する保湿成分で、肌に自然なハリやボリュームを与える働きがあります。
クマの原因が皮膚のたるみやくぼみ、骨格的な凹凸による影である場合、その凹み部分にヒアルロン酸を注入することで、目の下がふっくらと持ち上がり、クマが目立ちにくくなるのです。
施術はクリーム麻酔などを使用して、注射で行います。所要時間は10〜20分程度と短く、日常生活への影響も最小限です。
ただし、注入箇所の見極めや使用するヒアルロン酸の種類・硬さ・量などを正確に判断しなければ、自然な仕上がりにはなりません。

(関連記事「切らないクマ取りはヒアルロン酸注入が効果的?メリット・デメリットも解説」はこちら

2. 切らないクマ取り治療のメリット

一見すると手軽に見える切らないクマ取りですが、多くの患者さんに選ばれているのには理由があります。ここでは、その代表的なメリットをご紹介します。

傷跡が目立たない

切らないクマ取りの最大の利点は、メスを使用しないため傷跡が残らない点です。
皮膚を切開しないため、術後に縫合する必要もなく、メイクで隠す必要があるような目立つ傷になることはありません。
これは、特に人と接する機会が多い職業の方や、ダウンタイムが取れない方にとって大きな魅力です。

ダウンタイムが比較的短い

ヒアルロン酸注射は、皮膚に針を刺して注入するだけのシンプルな工程で終わるため、ダウンタイムは非常に短い傾向があります。
施術直後は多少の腫れや赤みが出ることもありますが、多くは1〜3日で落ち着きます。
仕事帰りや週末に気軽に受けられるという点でも、生活に支障をきたしにくい点が支持されています。

抜糸などの手間がない

手術によるクマ取りでは術後に抜糸のための通院が必要になるケースもありますが、切らない治療ではそのようなケアは不要です。
自宅でのアフターケアもシンプルで、医師の指示を守って生活すれば特別な処置をすることなく経過を見守ることができます。

(関連記事「ヒアルロン酸注射のダウンタイムは何日?部位別の症状や長引かせないポイントを解説」はこちら

3. 切らないクマ取り治療のデメリット

どんなに優れた治療法でも、メリットの裏にはリスクや注意点が存在します。切らないクマ取りも例外ではありません。
ここからは、知っておきたいデメリットについて詳しくご紹介します。

まれに合併症のリスクがある

ヒアルロン酸は生体適合性の高い素材ではありますが、注入部位によっては血管を圧迫したり、血流障害を起こすリスクもゼロではありません。
まれにアレルギー反応や感染、塞栓といった合併症が生じるケースも報告されています。
特に目の周囲は血管が非常に豊富でデリケートな部位であるため、医師の経験や技術力が非常に重要です。

ダウンタイムが長引く可能性がある

一般的には短いとされるダウンタイムですが、体質や注入の仕方によっては内出血が数日〜1週間以上残る場合もあります。
腫れが予想以上に強く出ると、見た目にも目立ちやすくなり、思ったよりも「仕事復帰ができない」と感じる方もいます。
また、繰り返し施術を受けるうちに、炎症による軽度の色素沈着が残ることもあります。

失敗する可能性もある

ヒアルロン酸注射によるクマ取りは、施術直後に結果が見える点が魅力である一方、失敗がその場でわかりやすいという特徴もあります。
注入量の誤りや適切でない位置への注入、左右差の放置などがあると、不自然な目元になってしまうことがあります。
さらに、ヒアルロン酸がしこりとして残ったり、皮膚の表面に凹凸が出てしまうケースもあり、修正が必要になることも少なくありません。

(関連記事「ヒアルロン酸注射のデメリットとは?失敗しないために期待できる効果と副作用なども解説」はこちら

4. 切らないクマ取り治療の5つの失敗例

ここでは、実際に起こりうる「切らないクマ取り」の失敗例について詳しくご紹介します。
施術前にこれらの事例を知っておくことで、より慎重な判断ができるでしょう。

1. クマが完全に消えない

切らない治療法はあくまで「補正」が主な目的であり、根本原因を取り除くものではありません。
例えば、眼窩脂肪の突出による影クマが強く出ている場合、ヒアルロン酸で周囲を持ち上げても限界があります。
その結果、「思ったよりも変化がない」「お金をかけた割に効果が乏しい」と感じてしまう方もいます。
特に脂肪が大きくせり出している方は、外科的アプローチが必要となることもあります。

2. 患部にしわやへこみができる

注入部位の選定や注入量が適切でなかった場合、皮膚の表面に“凹み”や“段差”が出ることがあります。
目元の皮膚は非常に薄いため、少しの誤差でも目立ってしまいやすい部位です。
ヒアルロン酸が皮膚の浅層にとどまってしまった場合、光の加減で影が強調され、しわのように見えることもあります。

3. 左右が非対称になる

顔の構造はもともと完全に左右対称ではありませんが、注入によってその差が際立ってしまうことがあります。
ヒアルロン酸の注入は「ほんの0.1ccの差」で印象が大きく変わる繊細な施術です。
術者の技術不足や、術中の判断ミスがあると、かえって不自然な非対称さを招いてしまうことがあります。

4. しこりができる

ヒアルロン酸製剤の種類や、注入した深さによっては、体内で製剤がうまくなじまず“しこり”として残るケースもあります。
特に硬めのヒアルロン酸や大量注入をした場合、分解までに時間がかかり、しばらく触ってわかるようなしこりが残ることがあります。
また、しこりが血流を妨げるような位置にあると、再注入や溶解が必要になることもあります。

5. 目の形が不自然に変わる

目元の凹みに対してヒアルロン酸を注入しすぎると、まぶたや下まぶたが膨らみすぎてしまい、逆に「眠たそうな目」や「腫れぼったい印象」になってしまう場合があります。
本来の表情や顔立ちと不調和をきたすと、全体のバランスが崩れ、目だけが浮いて見えてしまうのです。
これは「自然に若返らせたい」という本来の目的に反する結果となります。

5. 切らないクマ取りで失敗や後悔しないためのポイント

失敗リスクがあるとはいえ、適切に対策を講じることで満足度の高い結果につなげることは可能です。
ここでは、後悔しないための具体的な対策やクリニック選びのポイントをご紹介します。

カウンセリングをしっかり受ける

施術前のカウンセリングでは、自分の悩みや希望をしっかり伝えることが重要です。
そのうえで、医師がどれだけ「正確な見立て」をしてくれるかが結果を大きく左右します。
施術内容に関する説明が不十分だったり、不安を残したまま施術日を迎えるようであれば、再検討すべきでしょう。

症状にあった治療法を選んでもらう

「切らない治療であれば何でもOK」というわけではありません。
クマには青クマ・茶クマ・黒クマ・影クマといった種類があり、それぞれに適した治療方法があります。
影クマには注入治療が効果的ですが、色素沈着による茶クマにはレーザーやピーリングの方が適していることもあります。
医師がクマの種類をきちんと見極めてくれるかどうかも、施術選びにおいて非常に重要です。

ダウンタイムにNG行動をしない

注入治療であっても、術後の過ごし方によっては内出血や腫れが長引くことがあります。
施術当日はメイクや洗顔を避け、激しい運動・飲酒・サウナ・入浴といった血行を促進する行為を控えましょう。
また、うつ伏せ寝や顔への強い刺激も避けることが望ましいです。ダウンタイム中のNG行動を避けるだけでも、仕上がりの安定性が高まります。

(関連記事「切らないクマ取り治療のダウンタイムは何日続く?症状を軽減するコツも説明」はこちら

アフターケアがついているクリニックを選ぶ

この文章はダミーです。施術後の経過観察や、万が一の修正対応などを丁寧に行ってくれるクリニックを選ぶことは、安心材料のひとつになります。
「注入後のフォローアップが無料」「必要があれば修正対応を行う」など、アフターケアに関するポリシーを明示しているかを事前に確認しておくとよいでしょう。

医師探しに力を入れる

最終的に結果を決めるのは施術を担当する医師です。
SNSや口コミ、症例写真などで過去の実績を確認し、「注入治療に精通しているかどうか」「経験年数が豊富か」「美的センスが自分に合っているか」などを比較検討してみてください。
できれば、複数のクリニックでカウンセリングを受け、信頼できる医師に出会うことが理想です。

6. まとめ

切らないクマ取りは、短時間で自然な若返り効果が期待できる一方で、注意すべきデメリットやリスクも存在します。
注入量の調整や注入部位の見極めといった点で高い技術力が求められる施術であり、誰が行っても同じ仕上がりになるわけではありません。
満足度の高い結果を得るためには、まず「自分のクマの原因」を正確に知ること、そして「信頼できるクリニックや医師」を選ぶことが最も重要です。
施術前のカウンセリングを丁寧に受け、施術後も正しい過ごし方を守ることで、後悔のないクマ取り治療につなげることができるでしょう。

後悔しない切らないクマ取りはMiSA CLINIC六本木本院で!カウンセリングのご予約はこちらから

監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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