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美容コラム

切らないクマ取り術後のコンタクトレンズの装着はいつから可能?術後に気をつけることも紹介

目元の印象は、第一印象を大きく左右します。
特に「目の下のクマ」は、疲れや老けた印象を与える原因として多くの人が気にしています。
近年では、メスを使わずにクマを改善できる「切らないクマ取り治療」が注目され、ダウンタイムを避けたい方から支持されています。
ただし、繊細な目元に施術を行う以上、「治療後にコンタクトレンズは使えるのか」と不安に感じる方も多いはずです。
本記事では、治療の種類やコンタクトの使用可否、ダウンタイムの注意点について詳しく解説します。

1. 切らないクマ取り治療とは

切らないクマ取りとは、文字通り「メスを使わずに」目の下のクマやたるみを改善する医療的なアプローチの総称です。
従来、目の下のふくらみや凹みが気になる場合には、外科的な手術(経結膜脱脂術やハムラ法など)で対処されてきましたが、ダウンタイムやリスクを避けたいという患者様のニーズに応える形で、「切らない」選択肢が急速に普及しました。
現在、美容皮膚科領域で提供されている切らないクマ取り治療には、主に注入治療(ベビーコラーゲン・ヒアルロン酸など)や、皮膚の深部を刺激するマイクロニードル治療(例:サーマニードル)などがあり、それぞれ異なるアプローチでクマの種類や原因にアプローチします。

ベビーコラーゲン注射

ベビーコラーゲンは、生後間もない胎児由来のⅠ型・Ⅲ型コラーゲンをバランスよく含んだ注入剤です。
非常に繊細でデリケートな目元の皮膚にもなじみやすく、自然なハリと弾力を与えることが可能です。
とくに青クマ・黒クマのように、皮膚の薄さや凹みによって影ができているタイプに効果を発揮します。
施術時間は10〜15分程度と短く、麻酔クリームなどで痛みも最小限に抑えられます。
ベビーコラーゲンは自己産生を促す働きもあるため、注入直後の仕上がりだけでなく、1〜3ヶ月かけて内側からじんわりと改善が進む点も特徴です。

(関連記事「【メンズのクマ取り】切らない若返り施術とは?自然な目元を叶えるベビーコラーゲンに注目!」はこちら

ヒアルロン酸注射

ヒアルロン酸注射は、美容医療の中でも特に一般的な注入治療のひとつで、クマ取りにも広く応用されています。
ヒアルロン酸には水分を保持する力があり、凹んだ目の下に注入することでボリュームを補い、影をなくすことでクマを目立たなくさせるというメカニズムです。
ベビーコラーゲンに比べると即効性があり、施術直後から効果を実感できることが多い一方で、使用するヒアルロン酸の硬さや注入位置によっては不自然な仕上がりになるリスクも伴います。
目元の皮膚は非常に薄いため、クリニックの経験値が問われる治療のひとつです。

(関連記事「切らないクマ取りはヒアルロン酸注入が効果的?メリット・デメリットも解説」はこちら

サーマニードル

サーマニードルは、極細のニードル(針)を使用して真皮層に高周波(RF)エネルギーを届けることで、肌のコラーゲン産生を促す最新の治療法です。
注入治療とは異なり、皮膚内部から肌を引き締め、たるみやクマの原因となる構造そのものにアプローチすることができます。
この治療は、特に「黒クマ」や「たるみによる影クマ」に対して有効とされており、1回の施術でも引き締まり効果を実感する方が多いのが特徴です。
施術直後に若干の赤みが生じることがありますが、ダウンタイムは比較的短く、当日からメイク可能な場合もあります。

(関連記事「切らないクマ取り・たるみ治療で若返る?目元の印象を変える効果的な施術5選とは」はこちら

2. 切らないクマ取り治療後のコンタクト装着は当日も可能?

切らないクマ取りの施術後、日常生活への復帰を急ぐ方にとって、「クマ取り後にコンタクトレンズはいつから使えるのか」という疑問は非常に重要です。
とくに普段からコンタクトを使用している方は、施術当日の使用可否が気になるところでしょう。

結論から言えば、ヒアルロン酸注射やベビーコラーゲン注射などの注入系治療であれば、切らないクマ取り当日からのコンタクト装着は可能なケースが多いです。
これらの施術は結膜や眼球に直接影響しないため、重大なトラブルに繋がるリスクは比較的低いとされています。
ただし、施術直後の目元は腫れや圧痛が出やすく、無理にコンタクトを装着しようとすると炎症や内出血を悪化させるおそれがあります。
とくにサーマニードルのような照射治療を受けた場合は、目元の皮膚が敏感になりやすく、数日間はコンタクト使用を控えるよう指導されることもあります。
そのため、クマ取り施術後のコンタクト使用については、施術内容や肌の状態に応じて判断することが大切です。
不安な場合は、施術を受けたクリニックに相談のうえ、念のため眼鏡を持参しておくと安心です。

3. コンタクトレンズの使用を治療後避けたほうが良い理由

たとえクマ取り治療後にコンタクトレンズ装着が「可能」であっても、必ずしも「推奨される」わけではありません。
理由は、施術直後の目元が不安定な状態にあることが多いためです。
たとえば、ヒアルロン酸注射やベビーコラーゲン注射では、ごくわずかな腫れや浮腫、内出血が起こることがあり、この状態で瞼を引っ張ってコンタクトを装着すると、違和感や圧迫感を強く感じる場合があります。
また、装着時にまぶたに力が加わることで、注入剤がずれたり、炎症を引き起こすリスクもあります。
腫れやすい体質の方、目元が敏感な方は、翌日以降まで眼鏡で過ごすほうが安全です。
さらに、サーマニードルのような高周波治療を受けた直後は、肌のバリア機能が一時的に低下しています。
その状態でコンタクトを使用すると、乾燥やゴロつきなどの不快感が強まることも。

このように、「使えるか」よりも「安心して使える状態かどうか」で判断することが重要です。
クマ取り後の目元は非常にデリケートなため、数日間は眼鏡で過ごすという選択が、結果的にトラブル予防につながります。

4. 切らないクマ取り治療後のダウンタイムにおける症状

「切らない」とはいえ、クマ取り治療はれっきとした医療行為です。施術直後から数日間は軽度のダウンタイム症状が現れることがあります。
個人差はありますが、「ベビーコラーゲン」「ヒアルロン酸」「サーマニードル」いずれの施術においても、目元というデリケートな部位を扱う以上、以下のような反応が起こる可能性があることを知っておくと安心です。

血の涙が出る

注入治療に用いられる極細の針であっても、皮膚の下には毛細血管が無数に走っており、わずかな出血が生じることがあります。
まれにその血液が目頭に流れ込み、涙に混じって赤くなる現象(いわゆる血の涙)が見られることもあります。
この状態は見た目に驚くかもしれませんが、通常は一時的なものであり、清潔なガーゼで軽く拭き取って安静にしていれば自然に止まります。
無理に目元を擦ったり、慌ててコンタクトを装着しようとしたりすると、さらに刺激となるため注意が必要です。

痛みを感じる

切らないクマ取り治療では、麻酔クリームや冷却などで痛みの軽減が図られますが、施術後にはズーンとした鈍痛や圧迫感が生じることがあります。
とくにベビーコラーゲンやヒアルロン酸は皮膚の浅い層に注入されるため、圧痛を感じやすい部位です。
このような痛みは、通常は24〜48時間以内に自然と和らぎます。
どうしても気になる場合は、冷やしたタオルや保冷剤などで優しくアイシングを行うと、痛みの緩和につながります。
市販の鎮痛薬を用いる際は、事前に医師と相談することをおすすめします。

(関連記事「切らないクマ取りは痛い?麻酔の種類や痛みを感じるタイミング」はこちら

腫れる

腫れは切らないクマ取りのダウンタイムで最もよく見られる反応のひとつです。
とくに目の下は皮膚が薄く、血流が豊富なため、注入後はむくんだように見えることがあります。
施術直後は「思ったより膨らんでいる」と感じるかもしれませんが、これは薬剤による一時的な浮腫である場合が多く、時間の経過とともに自然に落ち着いてきます。
なお、サーマニードル後の腫れは内部の炎症反応によるもので、数日かけてじわじわと収まっていくのが一般的です。

(関連記事「切らないクマ取りの腫れはいつまで?腫れ以外の症状と術後のNG行動も紹介」はこちら

内出血ができる

内出血は、施術後に皮膚の下で毛細血管が破れて起こる症状です。
特に目元は血管が密集しており、針先がわずかに血管に触れただけでも青〜紫色の内出血が出ることがあります。
この内出血は、通常1〜2週間で自然と吸収され、黄色〜緑色に変色しながら消えていきます。
大きな問題はありませんが、メイクで隠すことができるとはいえ、完全に消えるまでの期間は余裕をもってスケジュールを立てるのが理想です。
目元を強くこすったり、コンタクト装着時に圧をかけることも、内出血の悪化につながるので避けましょう。

(関連記事「切らないクマ取り後の内出血はひどい?早く治す方法を紹介!」はこちら

5. 切らないクマ取り後のダウンタイムに気をつけること5選

切らないクマ取りは、メスを使用しない低侵襲の治療ですが、施術後の過ごし方によって仕上がりや回復のスピードが左右されることもあります。
ここでは、術後のダウンタイムを快適に過ごし、内出血や腫れを最小限に抑えるために意識すべきポイントを5つご紹介します。

(関連記事「クマ取り後のダウンタイムは?リアルな経過と気を付けることを解説」はこちら

1. アイシング・クーリングを行う

施術後の軽い腫れや熱感は、皮膚に炎症反応が起きている証拠です。
アイシング(冷却)を適切に行うことで、腫れや痛みの軽減、内出血の予防につながります。
おすすめは、保冷剤をタオルで包んで目元に軽く当てる方法です。
冷たすぎる状態で直接肌に触れると凍傷のリスクがあるため、必ず布越しに行ってください。目安としては1回5〜10分、数時間おきに行うと効果的です。
とくに施術直後の数時間が最も炎症が強く出やすいので、なるべく早めの対応が望まれます。

2. 喫煙や飲酒などNG行動をしないようにする

術後数日は、血行を促進する行動を避けることが重要です。
喫煙や飲酒は、血管を拡張させたり酸素供給を妨げたりするため、内出血や腫れが長引く原因になります。
特に飲酒は、施術当日〜翌日にかけては完全に控えるべきです。
また、サウナや長時間の入浴、激しい運動も同様に血流を高めるため、最低でも48時間は控えるのが理想です。
クマ取り治療後は、体を温めるよりも「休ませて落ち着かせる」ことを優先しましょう。

3. メイクやスキンケアを避けるようにする

目元はデリケートな部位であり、施術直後は薬剤が定着する過程にあります。
このタイミングでアイメイクやスキンケアによる刺激を加えると、腫れや赤みを助長する可能性があります。
とくに注意したいのはメイク落としやクレンジング時の摩擦。
せっかくの注入剤が不安定な状態で押しつぶされてしまう恐れがあるため、施術当日はメイクを控えるのが原則です。
翌日以降についても、アイメイクは極力控え、スキンケアも刺激の少ない保湿剤にとどめると安心です。

4. 十分に睡眠を取る

意外と見落とされがちですが、睡眠こそが最も自然で効果的な回復手段です。
睡眠中には成長ホルモンが分泌され、ダメージを受けた皮膚の修復や炎症の鎮静が進みます。
とくに施術当日は、スマホやテレビを長時間見ることを避け、できるだけ早めに就寝することが理想的です。
枕を高めにして仰向けで眠ることで、目元のむくみを抑えられるうえ、うつ伏せによる圧迫も防げます。
施術後数日は「眠る時間も治療の一部」と意識して、しっかりと体を休めましょう。

5. 異常があったら診てもらう

どれだけ注意していても、まれに強い腫れや激しい痛み、発熱を伴うような症状が出ることがあります。
そのような場合は、自己判断で様子を見るのではなく、すぐに施術を受けたクリニックに連絡を取りましょう。
とくに、注入部位にしこりができたり、左右差が明らかに出ていたりする場合は、早期に対応することでトラブルを最小限に抑えることができます。
切らない治療とはいえ、医療行為である以上、適切なアフターケアが不可欠です。
信頼できるクリニックを選ぶことも、安心して治療を受けるための重要な要素です。

6. まとめ

切らないクマ取り治療は、メスを使わずに目元の若返りを叶える美容医療として人気を集めています。
ベビーコラーゲンやヒアルロン酸、サーマニードルなどの施術は、短時間でダウンタイムも少なく、忙しい方にも適した治療法です。
ただし、施術後すぐのコンタクトレンズ装着は注意が必要です。
当日から可能な場合もありますが、目元の腫れや違和感があると負担になることもあるため、慎重に判断しましょう。
術後は冷却や安静を心がけ、喫煙・飲酒は控えることが大切です。
異常を感じた際には、早めに医師に相談することがリスク回避につながります。
無理のない方法で、自然な目元の変化を目指したい方は、まずはカウンセリングから始めてみてください。

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監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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