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切らないクマ取りで失敗?事例と後悔しないための6つのポイント

目元の印象は顔全体の印象を左右するといっても過言ではありません。
特に、目の下にできる「クマ」は、実年齢より老けて見せたり、不健康に見えたりする原因のひとつです。
そんなクマを改善する方法として近年注目されているのが、「切らないクマ取り治療」。
しかし、期待して治療を受けたにもかかわらず「思ったような効果が出なかった」「かえって状態が悪化した」といった声も存在するのが現実です。
本記事では、切らないクマ取り治療の概要から、実際に起きうる失敗例、失敗の原因、そして後悔しないための6つのポイントについて詳しく解説します。

1. 切らないクマ取り治療法とは

「切らないクマ取り治療」とは、メスを使わずに目の下のクマやたるみを改善する美容医療です。
手術に比べてダウンタイムが短く、比較的リスクが低いという利点から、多くの方が選択する方法となっています。
代表的な治療法としては、ヒアルロン酸注入、脂肪溶解注射(BNLSなど)、ベビーコラーゲン注入、高周波・超音波治療(ウルトラセルZiやサーマジェン)などがあります。
いずれも皮膚の外側または注射器を使用して行う施術であり、比較的短時間で終わるため、仕事や育児で忙しい方にも選ばれやすい傾向があります。
しかし、メスを使わない=安全というわけではありません。
実際には、施術者の技量や患者自身の肌状態・クマの種類によって、効果や副作用に大きな差が出るのも事実です。

(関連記事「【切らないクマ取りのデメリットとは?具体的な治療方法と後悔しないポイントを解説」はこちら

2. 切らないクマ取り治療の失敗例

どんなにリスクの少ない治療であっても、思わぬ結果につながることはあります。
以下では、実際によく聞かれる切らないクマ取り治療の失敗例を5つ取り上げ、それぞれの背景や注意点を解説します。

患部にしこりができた

ヒアルロン酸やベビーコラーゲンの注入において、最も多いトラブルの一つが「しこり」や「凸凹感」です。
これは、薬剤が均一に分散されなかった場合や、過量に注入されたことによって起こります。
また、肌質が極端に薄い人や、注入位置が適切でなかった場合にも発生しやすくなります。
見た目に違和感があるだけでなく、物理的な圧迫感を感じる方もおり、心理的にも大きな負担となることがあります。

不自然な表情になった

クマ取り治療において、特にヒアルロン酸注入や脂肪溶解注射の影響で「目の下が膨らみすぎて不自然な表情になった」と感じるケースも存在します。
目の下のボリューム感が過剰になり、笑ったときに不自然に突っ張って見えることや、表情筋の動きに不調和が生じることで、違和感を覚える患者もいます。
自然な若々しさを求めて施術を受けたはずが、逆に表情のバランスを崩してしまうリスクもあるため、注入量とポイントには慎重さが求められます。

たるみやシワが悪化した

脂肪溶解注射や高周波治療を受けた後に、目元のたるみが目立ってしまうという相談も少なくありません。
これは、クマの正体が「皮膚のたるみ」や「眼窩脂肪の突出」であった場合、単純に脂肪や水分を減らす治療をしても根本的な解決にならず、かえって皮膚が余ってたるみが強調されることに起因します。
同様に、コラーゲン生成を促す機器治療も、肌の土台が整っていない状態で行うと、一時的にハリ感が出るものの、しばらくするとシワが悪化したように見えることもあります。

肌の色が悪くなった

青クマ・茶クマの治療において、肌の色味がかえって悪化したと感じるケースもあります。
たとえば、ヒアルロン酸の注入位置が浅すぎると、透けて青っぽく見える「チンダル現象」が起きやすくなります。
また、茶クマに対して効果が限定的な治療を行ってしまうと、期待していた色調改善が得られず、不満足感が残ることになります。
肌の色調に関する改善は、クマの種類に最も密接に関係しているため、誤った治療選択が色素沈着やくすみの悪化につながることもあるのです。

ダウンタイムが長くなる

「切らない」とは言っても、注射を伴う治療や機器治療では、内出血や腫れといった反応が避けられないこともあります。
特に目元の皮膚は薄くデリケートなため、体質によっては通常のダウンタイムより長引いてしまうケースも存在します。
予定していたイベントや仕事に支障をきたすと、心理的にも「失敗した」と感じやすくなります。
施術後の過ごし方や、どのタイミングで治療を受けるかというスケジューリングも、失敗と感じるかどうかに大きく影響するのです。

(関連記事「クマ取り後のダウンタイムは?リアルな経過と気を付けることを解説」はこちら

3. 切らないクマ取りの失敗は修正できる?

多くの切らないクマ取り治療は、一定期間が経てば体内に吸収される薬剤を使用しているため、修正可能なケースがほとんどです。
たとえば、ヒアルロン酸によるしこりや不自然なふくらみは「ヒアルロニダーゼ」という酵素で溶解することが可能です。
ただし、修正には一定の技術が必要なうえ、完全に元の状態に戻るわけではないため、「修正できるから」と安易に治療を繰り返すのは避けるべきです。
重要なのは、最初の段階で「失敗のない治療」を目指すことに尽きます。

4. 切らないクマ取り治療失敗の原因

失敗には必ず理由があります。多くのケースでは、施術そのものの技術不足よりも「適応の誤り」や「準備不足」に起因していることが少なくありません。

自分のクマの種類に応じた治療法でなかった

クマには大きく分けて「青クマ」「黒クマ」「茶クマ」「赤クマ」の4種類があります。
それぞれ原因が異なるため、適した治療法も当然異なります。
たとえば、青クマは血行不良が原因なので注入治療よりも内服や生活習慣の改善が重要ですし、黒クマは骨格による影であるため、ヒアルロン酸注入が効果的です。
このように、自分のクマの正体を正確に診断せず、見た目だけで治療を決めてしまうと、かえって逆効果になることもあるのです。

(関連記事「黒クマ・青クマに手術はいらない?注入治療「ベビーコラーゲン」で自然にクマ取り!」はこちら

医師の経験と実績が不足していた

同じ治療法でも、施術する医師の知識・技術によって結果は大きく異なります。
目元は顔の中でも特に繊細な部位のため、解剖学的な理解や薬剤の適切な取り扱い、患者一人ひとりの骨格や肌質への対応力が問われます。
経験の浅い医師や、クマ治療を専門としていないクリニックでは、どうしても適応判断や注入技術に不安が残ることも多いため、慎重な見極めが必要です。

5. 切らないクマ取りで後悔しないためのポイント6選

失敗や後悔を未然に防ぐためには、単に治療内容を知るだけでなく、自分自身がどう向き合うかが重要です。
ここでは、切らないクマ取りで満足度の高い結果を得るために押さえておきたい6つのポイントを詳しくご紹介します。

1. カウンセリングで綿密に相談する

クマ取り治療を検討する際に最も大切なのは、初回のカウンセリングです。
この場で、どれだけ自分の悩みや希望を正確に伝えられるかが、治療結果を大きく左右します。
「どのようなクマが気になっているのか」「どの程度まで改善したいのか」「治療に対する不安点は何か」など、可能な限り具体的に伝えましょう。
優れた医師であれば、患者の言葉の端々からニーズを汲み取り、適切な治療プランを提示してくれるはずです。
一方で、質問に対して明確な説明をせず、短時間での施術を勧めてくるようなクリニックは要注意です。
信頼できるクリニックかどうかを見極める意味でも、カウンセリングは最初の大切な判断材料となります。

2. クマの症状に合わせた施術を選んでもらう

前述のように、クマには種類があります。その種類を見極めたうえで、最も効果的な施術を選ぶことが後悔しない治療への第一歩です。
例えば、青クマは血行不良や皮膚の薄さが原因のため、コラーゲンの生成を促す注入治療やレーザー治療が有効なことがあります。
黒クマには凹みを埋めるヒアルロン酸注入、茶クマにはメラニンの排出を促す美白治療やピーリングなど、原因に応じた対応が必要です。
医師が視診や問診だけでなく、肌状態の確認や光の当たり具合まで総合的に判断してくれるかどうかも、クリニック選びの重要なポイントとなります。

3. 経験豊富な医師を選ぶ

切らないクマ取り治療では、施術そのものの難易度は比較的低いとされていますが、目元の構造を正確に理解し、個々の骨格や皮膚の厚みを見極めた上で施術できる医師は限られています。
ヒアルロン酸やベビーコラーゲンの注入は、ミリ単位の調整が求められます。
ほんの少し位置がずれただけで不自然な膨らみになったり、左右差が出たりしてしまうため、知識と経験に裏打ちされた技術が必要です。
治療実績のあるクリニックでは、症例写真や口コミ、SNSでの発信などを確認することができます。
できる限り多くの情報を収集し、「任せたい」と思える医師を選ぶことが、失敗を避ける最大の予防策です。

4. ダウンタイムでNG行動をしない

せっかく治療がうまくいっても、その後の生活でダウンタイム中のNG行動を取ってしまえば、効果が薄れてしまうだけでなく、内出血や腫れが長引くこともあります。
代表的なNG行動としては、過度な飲酒、サウナや長時間の入浴、強いマッサージや擦り洗い、激しい運動などが挙げられます。
特に注入系の治療後は、注入部位が定着するまでの数日は慎重なケアが必要です。
クリニック側から提供されるダウンタイム中の注意事項は、たとえ些細なことでもきちんと守ることが、理想的な仕上がりへの近道です。

5. 複数のクリニックで診てもらう

ひとつのクリニックでカウンセリングを受けただけで即決してしまうのではなく、できれば2〜3か所のクリニックでセカンドオピニオンを受けておくことをおすすめします。
なぜなら、クマの種類の診断や治療法の選択は、医師によって見解が異なることがあるからです。
あるクリニックではヒアルロン酸注入を勧められたが、別のクリニックでは脂肪溶解注射が適していると判断される場合もあります。
複数の視点を得ることで、自分にとって最適な治療法を冷静に比較・検討することができ、結果として納得のいく施術を選択できる確率が高まります。

6. アフターケアが保証に含まれているクリニックを選ぶ

施術後に「少し違和感がある」「腫れがなかなか引かない」といった不安を感じることは珍しくありません。
そんなときに、適切なアフターケア体制が整っているクリニックであれば、安心して相談することができます。
とくに、ヒアルロン酸注入などでは、追加で微調整を行った方がより自然な仕上がりになることもあります。
そうした微調整や再診が料金に含まれているのか、また施術後どれくらいの期間まで対応してくれるのかを、事前にしっかり確認しておくことが大切です。
患者にとって「施術して終わり」ではなく、「治療後まで見守ってくれる姿勢」があるクリニックを選ぶことが、最終的な満足度にもつながるでしょう。

6. まとめ

切らないクマ取り治療は、手軽に若々しい目元を手に入れられる人気の美容医療ですが、治療の選び方を誤れば「失敗」と感じる結果につながることもあります。
しこりや左右差、不自然な膨らみ、肌の色の悪化など、実際に多くの方が経験しているトラブルを避けるためにも、事前のリサーチと医師選びは何よりも重要です。
自分のクマの種類を正しく理解し、的確な治療を受けること。
そして、信頼できる医師との綿密なコミュニケーションと、アフターケアまでを含めた長期的な視点を持つことが、後悔しない切らないクマ取り治療の鍵となります。
迷っている方は、まずは無料カウンセリングなどを活用して、専門医とじっくり相談してみてください。
あなたの目元に合った最善の治療法が、きっと見つかるはずです。

切らないクマ取りはMiSA CLINIC六本木本院で相談!カウンセリングのご予約はこちらから

監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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