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ヒアルロン酸解説その2【種類と特徴】
前回のコラムではアラガン社ジュビダームシリーズのヒアルロン酸製剤について解説していきましたが、今回はその他のメーカーのヒアルロン酸製剤を紹介していきます。
また、こちらのコラムではジュビダームシリーズとの比較している記述もあるので、是非前回のコラムをご覧になられてない方はチェックしてみてください♪
アラガン社ジュビダームシリーズのヒアルロン酸製剤コラムはこちら!!
レスチレンリドの特徴
レスチレンリドは、途中から当院のラインナップに加えました。このレスチレンは昔からあった製剤でしたが、ジュビダームビスタシリーズに押されていましたが、最近見直されてきました。
どこが見直されてきたかというと、その安全性です。
実はレスチレンシリーズはジュビダームビスタシリーズに比べると少し持続期間が短いです。短いということは一見、ネガティブな印象にも見えますが実は安全性とすごくリンクしている部分があります。
ヒアルロン酸の合併症について触れていきますが、避けようのない合併症としてあげられるものがアレルギーや過敏症です。人間の体にとってはヒアルロン酸製剤は異物になるので、異物を体内に入れることでどうしてもそれに過敏な反応してしまう方が一定数いらっしゃいます。それは当然ながら持続期間が長いと体内に留まる期間も長くなるので、発生率も上がるのです。
でも持ちが短いということは、それだけ発生率が短くなるということなのです。そのため、その過敏症の発生率だけ見ると実はこのレスチレンリドがかなり低いのです。安全性に関して言えば、このレスチレンシリーズに軍配が上がるということです。
ただジュビダームビスタシリーズでも、100人いて1人なるかならないかというレベルなので、そこまで怖がるようなものではありませんが、持続期間と安全性は反比例するということになります。
レスチレンシリーズも厚生労働省に認可されております。
現在厚生労働省が認可しているヒアルロン酸は、アラガン社のジュビダームビスタシリーズと、このガルデルマ社のレスチレンシリーズ、この2つのみになります。
持続期間が短い分、価格はジュビダームビスタシリーズよりもお安く79,200円でお出ししております。ヒアルロン酸の性能として、ジュビダームシリーズとほぼほぼ一緒だと思ってください。
だから何を優先するか。予算なのか、もしくは持ちなのか、あとリフトアップ力なのかなどを相談しながら、使用する製剤を決めていきます。
レスチレンリフトリドの特徴
レスチレンシリーズでも、レスチレンリドよりは持ちが長いもので、例えば顎を作るとか、鼻を作るとか、形状をしっかり作りたい時に使用します。
ご料金もレスチレンリドよりは少し上がりますが、82,500円になります。レスチレンシリーズのほうが、ジュビダームビスタシリーズよりもお得に受けられるいうことになります。
クレヴィエルコントアの特徴
クレヴィエルっていう製剤の中でもクレヴィエルコントアという製剤を当院では使用しております。
これは先述のボラックスとかレスチレンリフトリドとかと似ていて、鼻を作ったり顎を作ったり、形成する時に使います。ですので硬さとしてはしっかりあるタイプのヒアルロン酸になります。持続期間は、先述の製剤に比べれば短いです。では何が優れているかというと、かなり繊細な形が作れるため、当院では採用しております。
持ちは短くてもいいから人にあんまりバレたくないとか、本当にちょっとした変化を求めたいというような希望をお持ちの方であればこちらをチョイスすることもあります。
色んなご希望を持った方が来院されるため、多くの方のご要望にお応えすべく多種のヒアルロン酸製剤を導入しております。
クレヴィエルのご料金は77,000円になります
リデンシティⅡの特徴
リデンシティⅡという柔らかい製剤も導入しております。これは簡単に入れることができ、多種多様な使用方法が可能です。
持続期間としては短いですが、柔らかいため馴染みやすく大変使いやすい製剤です。
例えば、万が一ほうれい線のあたりに入れ過ぎて膨らんでしまったとしても、押圧でグッと押せば柔らかいので馴染むのです。失敗しにくい製剤とも言えます。
当院では主に目元のクマ治療目的で導入しております。目元のクマ治療には、主にベビーコラーゲンを使用して治療していますが、今ベビーコラーゲン製剤の入荷が安定していないことと、他院でベビーコラーゲンを注入したけど、すぐ無くなってしまい満足できなかったという方がヒアルロン酸注入を望まれる場合もあるため、念のため導入しております。
他にも例えば、ほうれい線や唇、涙袋、おでこのへこみとかに入れることもでき、どこの部位でも問わず使用できる、大変使いやすい製剤になります。
リデンシティⅡのご料金は66,000円になります。持続期間が短い分、お安い価格となっております。