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美容コラム

授乳中にクマ取りはできる?施術別の可否と母乳への影響を徹底解説

出産後は育児による寝不足や体調の変化で、目の下のクマに悩むママも多いでしょう。
「授乳中でもクマ取り施術を受けられるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
本記事では、授乳期にクマ取り(目の下のクマ改善の施術)を検討する際に知っておきたいポイントを解説します。
授乳中の体の変化や施術の母乳への影響、そして医師に相談するときの注意点について見ていきましょう。

1. 授乳中にクマ取りはできる?まず押さえておきたい基本知識

授乳中にクマ取り施術を受けることは可能かどうか、一概に「できる・できない」と断言するのは難しいです。
産後間もない授乳期は母体のホルモンバランスが不安定で、体調も万全とは言えません。
そのため一般的には、授乳中の美容施術は慎重に判断する必要があります。
以下では、授乳中の体の変化や施術による影響、そして事前相談の重要性について詳しく見ていきます。

授乳中の体の変化とホルモンバランス

産後から授乳期にかけて、女性の体は大きく変化します。
ホルモンバランスが乱れやすく、特にエストロゲンの低下やプロラクチンの増加により肌の状態も変わりやすいです。
睡眠不足や育児疲れも重なり、血行不良や肌のくすみが起こりがちです。
その結果、目の下のクマが妊娠前より濃く見えたり悪化しやすくなったりします。
またホルモンの影響で肌が敏感になり、色素沈着しやすい状態になることもあります。
こうした要因から、授乳中はクマが目立ちやすい一方で、体自体がデリケートな時期といえます。

施術が母乳や赤ちゃんに与える可能性のある影響

クマ取りには切開・注入・レーザーなどさまざまな方法がありますが、授乳中に受ける際は施術内容によって母乳や赤ちゃんへの影響が懸念されます。
麻酔や薬剤の影響としては、使用される麻酔薬や術後の鎮痛薬・抗生物質が微量ながら母乳に移行する可能性があります。
安全性が高い薬剤を選ぶ配慮はされますが、授乳を数日控えるよう指示されることもあります。

また、外科的施術によるダウンタイムでは腫れや痛みが生じ、育児への支障や体調悪化のリスクが高まります。休息不足が傷の回復を遅らせることもあります。
さらに、注入やレーザー治療であっても、母体へのストレスや痛みは母乳分泌に影響する可能性があり、授乳に支障をきたすことも。
授乳中の肌は敏感なため刺激に反応しやすい点にも注意が必要です。
このような理由から、授乳期は大がかりな施術は控えるのが一般的で、クリニックによっては授乳中の施術を断っている場合もあります。

医師に必ず相談すべき理由と相談時のポイント

授乳中にクマ取りを検討している場合、事前に医師へ相談することが不可欠です。
専門の医師は、産後の体調やホルモン状態を踏まえて安全に施術できるか判断してくれますし、母乳への影響を最小限に抑える方法を提案してくれるでしょう。
相談の際には以下のポイントに注意してください。

授乳中であることを正確に伝える

カウンセリング時に現在授乳中である旨と、赤ちゃんの月齢や授乳頻度も伝えましょう。
医師がリスクを判断する材料になります。

施術後の授乳再開時期を確認する

希望する施術を行った場合、何日程度授乳を控える必要があるかを必ず確認します。
例えば局所麻酔のみなら24〜48時間程度で安全とされる場合がありますが、念のため医師の指示に従いましょう。

スケジュール調整の相談

手術を受ける場合は、育児への影響を最小限にするためスケジュールを工夫します。
必要に応じて事前に母乳を搾乳・冷凍保存し、施術後しばらくはそれを利用するかミルクに頼る計画を立てておくと安心です。
また、術後はパートナーや家族に育児を手伝ってもらえるよう調整しておきましょう。

体調が安定する時期まで待てるか検討する

可能であれば、産後しばらく体調とホルモンバランスが落ち着くまで施術を延期できないか相談します。
一般的に産後数ヶ月〜半年ほど経てば体調が安定し、選べる施術の幅も広がるとされています。
そのタイミングまで待つことでリスクを減らせる可能性があります。

このように、医師との事前相談で不安や疑問をしっかり解消し、安全第一で計画を立てることが重要です。
授乳中のクマ取りは完全に禁止というわけではありませんが、母子双方の安全を最優先に考えましょう。
無理に急ぐ必要はなく、母子ともに安全なタイミングで施術を受けることがベストです。

関連記事:切らないクマ取り治療のダウンタイムは何日続く?症状を軽減するコツも説明

2. 【施術別】授乳中のクマ取りの可否とリスクを解説

クマ取りにはさまざまな施術方法があり、授乳中に受けられるかどうかは手術内容や薬剤、ダウンタイムの長さなどに左右されます。
ここでは代表的な5つの施術について、授乳中の可否や注意点をわかりやすく解説します。

経結膜脱脂法(けいけつまくだっしほう)

施術内容と特徴

経結膜脱脂法は下まぶたの内側から脂肪を除去する方法で、外見に傷が残りにくく、脂肪によるふくらみに効果的です。
手術時間は短めで、従来の切開法と比べて腫れや内出血も少ない傾向にあります。

授乳中の可否と注意点

静脈麻酔を使うこともあり、麻酔薬や術後の薬が母乳に影響するリスクを考慮する必要があります。
そのため授乳中は推奨されないことが多く、医師の判断を仰ぐ必要があります。
さらに術後の安静も求められるため、育児への影響も含めた計画が重要です。

安全に受けるための対策

授乳中の患者に慣れたクリニックを選び、麻酔方法や術後の過ごし方について詳細に相談しましょう。
育児中でも無理なく術後を過ごせるよう、家族の協力も前提とした準備が欠かせません。

下眼瞼切開法(かがんけんせっかいほう)

施術内容と特徴

下まぶたを外側から切開し、脂肪や余剰皮膚を取り除く方法です。
腫れや傷跡が残る可能性もありますが、皮膚のたるみが強い場合には有効です。

授乳中の可否と注意点

麻酔の使用や術後のダウンタイムが長く、授乳中には負担が大きいため、基本的には避けたほうがよいとされています。
体調の安定と十分なサポート体制がなければ、無理に受けるべきではありません。

授乳中にはおすすめできない理由

下眼瞼切開法は麻酔を使用し、術後に腫れや痛みが出やすいため、1〜2週間のダウンタイムが必要です。
授乳中は十分な休息が取りにくく、体調管理や通院が負担になることから、回復が遅れるリスクがあります。
さらに、麻酔薬や処方薬が母乳に影響を与える可能性もあるため、授乳中の施術は控え、卒乳後に検討するのが安全です。

脂肪注入(しぼうちゅうにゅう)

施術内容と特徴

自分の脂肪を目の下に注入する方法で、自然なふくらみが得られる施術です。
ボリューム補整とクマの改善が同時に期待できますが、採取部位の処置も伴います。

授乳中の可否と注意点

麻酔や手術による母体への負担が大きく、感染リスクも高いため、医師からは授乳中の施術を控えるよう指導されることが多いです。
薬剤の影響や術後のケアも考慮し、事前にしっかりと医師と相談してください。

医師と相談すべきポイント

脂肪注入はアレルギーのリスクが低い一方で、麻酔の使用や脂肪採取による体への負担があるため、授乳中には注意が必要です。
使用する薬剤が母乳に影響する可能性もあるため、施術時期や麻酔の種類、術後の過ごし方などを赤ちゃんの生活リズムと合わせて、事前に医師と十分に相談しましょう。

ヒアルロン酸注入

施術内容と特徴

手軽に受けられるクマ改善法の一つで、ダウンタイムも少なく、即効性があります。
数ヶ月から1年で効果は徐々に薄れるため、定期的なメンテナンスが必要です。

授乳中の可否と注意点

使用する麻酔の種類や量によっては母乳への影響が懸念されるため、安全性については医師の判断が重要です。
比較的安全とされるケースもありますが、自己判断は避けましょう。

安全に受けるための工夫

施術前に麻酔薬や注入量について納得のいく説明を受け、トラブルが起きた際にもすぐ対応できる体制を整えておくことが大切です。

※MiSA Clinic六本木本院では、安全面を第一に考慮し、授乳中のヒアルロン酸注入は行っておりません。

レーザー治療

施術内容と特徴

色素沈着や血行不良によるクマに適した施術で、切開を伴わないためダウンタイムが少ない傾向があります。
ただし、赤みやかさつきが出ることもあり、肌質に応じた対応が必要です。

授乳中の可否と注意点

レーザーそのものの影響は少ないとされていますが、施術後に使用する薬剤によっては母乳に影響を及ぼす可能性もあります。
施術の種類や照射レベルにより対応は異なるため、事前のカウンセリングでしっかり確認するようにしましょう。

おすすめのレーザーと控えた方がよいタイプ

茶クマには、メラニンに反応するピコレーザーやQスイッチレーザーが効果的で、肌への負担やダウンタイムも少なく済みます。
一方、フラクショナルレーザーなどの高出力の施術は赤みや炎症が残りやすく、授乳中には不向きです。
術後に使う薬剤が母乳へ影響する可能性もあるため、施術選びは医師とよく相談したうえで決めましょう。

3. 授乳中にクマ取りを希望する場合の注意点まとめ

授乳中でも比較的リスクが低い施術は?

授乳中は、切開を伴わない施術のほうが比較的リスクが低いとされています。
たとえば、ヒアルロン酸注入やレーザー治療は局所的な処置のため、麻酔や薬剤の全身への影響を抑えにくいです。
ただし、麻酔や薬が完全に不要というわけではなく、授乳への影響がゼロではありません。
また、クマの種類(色素沈着、たるみ、血行不良など)によって適した施術は異なるため、リスクの有無だけでなく症状に応じた選択が必要です。
施術が可能かどうかは医師の判断に委ねられるため、自己判断せず専門医の診察を受けましょう。

「今どうしても治療したい」人が取るべき行動

育児や仕事の都合で施術を急ぎたい場合は、以下の準備が不可欠です。
まず、授乳中の対応経験があるクリニックを選び、カウンセリングや術後ケアに対応できるよう時間と費用の確保をしておきましょう。
術後は安静が必要になることもあるため、家族や周囲のサポート体制も重要です。
また、母乳への影響を考慮し、搾乳や冷凍保存による対策を取るなど、医師の指示に基づいて準備を進めましょう。

自己判断での施術予約はNG!医師との相談が最優先

「ヒアルロン酸なら大丈夫」といったネット情報だけで判断し、自己予約するのは危険です。
授乳中の施術は、体調や赤ちゃんの月齢、クマのタイプなどさまざまな条件を踏まえて判断すべきです。中には、当日に施術ができないと診断されるケースもあります。
まずは医療機関に問い合わせ、授乳中であることを伝えたうえでカウンセリングを受けましょう。
不安がある場合はセカンドオピニオンも検討し、納得したうえで施術を進めることが大切です。

関連記事:切らないクマ取りとは?ダウンタイムや失敗例も解説

4. 授乳中のクマ対策におすすめ!セルフケアと予防法

産後のホルモンバランスによるクマの原因と対処法

産後はホルモンバランスが急激に変化し、肌に影響が出やすい時期です。
エストロゲンの減少やプロラクチンの上昇に加え、睡眠や栄養が不足すると血行不良が起こりやすくなり、クマが悪化する原因となります。
授乳中に無理なくクマをケアするには、まずこのような産後特有の体の変化を理解し、生活習慣を見直すことが大切です。
たとえば、水分を意識してとることで血流を促したり、温かいタオルを目元に当てて血行を良くしたりする方法が効果的です。
寝不足が続くなかでも、数分間だけ目を閉じて休むだけで、目元の疲労感を軽減できることがあります。

睡眠不足・栄養不足をカバーする生活改善のヒント

クマ対策には十分な睡眠と栄養が不可欠ですが、授乳中は赤ちゃん優先の生活となり、それらを確保するのは難しいことも多いでしょう。
そこで、可能な範囲で生活を整えていくことが現実的な対策となります。
短い仮眠をこまめに取り入れるだけでも、目の疲れがやわらぎやすくなります。
食事で十分な栄養を摂れないと感じたら、必要に応じてビタミンや鉄分などを含むサプリメントを検討してもよいでしょう。
ただし、授乳中は成分の影響に注意が必要なため、専門家に相談することが安心です。

また、軽いストレッチや温かい飲み物で血行を促すなど、日常の中にできる範囲の工夫を取り入れるだけでも、クマの悪化を防ぐ助けになります。
アイマスクや温湿布なども手軽な方法として有効です。

目元ケアアイテム(クリーム・パック)の活用方法

外科的な施術が難しい授乳期でも、スキンケアで目元をケアすることは比較的取り入れやすい方法です。
保湿成分が豊富な目元専用クリームやパックは、乾燥を防ぎ、肌のハリや弾力をサポートしてくれます。
アイクリームを塗るときには、軽くマッサージすることで血行促進効果が期待できますが、皮膚の薄い目元は刺激に弱いため、強くこすらず優しく行うことが大切です
薬指を使い、力を抜いて丁寧になじませるようにしましょう。
また、シートタイプの目元パックを使えば、短時間でも集中ケアができ、保湿とリラックス効果を同時に得られます。
毎日少しずつでもケアを続けることで、授乳中のクマの悪化を和らげることにつながります。

5. まとめ

授乳中のクマ取りは、施術の種類や体調、赤ちゃんの月齢によって可否が異なります。
切開を伴う手術はダウンタイムや薬剤の影響から控えるのが一般的ですが、ヒアルロン酸注入やレーザー治療など、負担の少ない施術は医師と相談のうえ受けられる場合もあります。
ただし、いずれもリスクがゼロではないため、必ず授乳中であることを伝え、信頼できる医師と慎重に検討するようにしてください。

施術が難しい場合は、生活改善や目元ケアによってクマを和らげる工夫も有効です。
焦らず、安全を最優先に対応しましょう。
「ミサクリニックでまるで魔法にかかったような実感を……。」授乳中でのクマ取りについて気になるなら、まずはミサクリニックの無料カウンセリングでお気軽にご相談ください。

監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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