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美容コラム

サーマジェンのデメリットとは?効果や他施術との違いも比較

サーマジェンは、肌のたるみや小じわにアプローチできる美容医療として注目されていますが、施術前にデメリットを理解しておくことも大切です。効果のあらわれ方や適応部位には個人差があり、思ったより変化を感じにくいという声もきかれます。
また、「こけるのでは?」と不安を感じる方や、他の施術との違いを知りたいという方も少なくありません。この記事では、サーマジェンの仕組みと効果に加えて、考えられるリスクや注意点を詳しく解説します。

1. サーマジェンの効果と仕組みを知っておこう

サーマジェンは、肌の奥深くに高周波(RF)を届けることでコラーゲン生成を促し、たるみや小じわの改善が期待できる美容施術です。即時的な引き締め感に加えて、数週間かけてハリが出てくるのが特徴です。熱による刺激で肌の再構築を促し、ダウンタイムが少なく、比較的負担の少ない施術として注目されています。

高周波でコラーゲンを再構築する美容医療

サーマジェンは、ラジオ波(RF)と呼ばれる高周波エネルギーを肌に照射し、皮膚の深層である真皮層に熱刺激を加える施術です。この熱によりコラーゲン線維が収縮し、即時的な引き締め感が得られるだけでなく、線維芽細胞の働きが活性化されてコラーゲンやエラスチンの再構築が促されます。
時間の経過とともに、肌のハリや弾力、フェイスラインの引き上げが実感できるようになるのが特徴です。
施術直後に軽い赤みが出ることはありますが、数時間で落ち着く場合が多く、メイクも当日から可能なため、忙しい方にも適した施術といえます。継続的な肌の若返りを目指す方にとって、比較的ダウンタイムの少ない選択肢として注目されています。

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ハイフやサーマクールとの違い

サーマジェンは、同じくリフトアップを目的としたハイフやサーマクールとは作用する層や熱エネルギーの性質が異なります。ハイフは超音波でSMAS筋膜に点状で強い熱を届けるのに対し、サーマジェンは皮膚表面から真皮中層にかけて広範囲に熱を均一に与え、やさしくじんわりと引き締めていきます。
また、サーマクールは高出力なRFを用いるため効果の持続性が期待されますが、施術時の痛みが比較的強いとされる一方、サーマジェンはマイルドな出力設計であるため、痛みやダウンタイムを抑えたい方に適しています。
それぞれの特性を理解し、肌状態や求める効果に応じて適切な施術を選ぶことが大切です。

適応部位や特徴からわかる向き不向き

サーマジェンは、顔全体やフェイスライン、首元など皮膚の浅い層から中層までをターゲットとする施術です。
広い範囲にわたって熱を届けられるため、たるみや小じわ、肌のハリ不足といった軽度〜中程度のエイジングサインに対応しやすいのが利点です。
一方で、皮下脂肪が極端に少ない部位や、深いたるみには十分な変化を感じにくい可能性があります。
また、即効性よりも時間をかけてじっくりと変化していくタイプの施術のため、1回で大きな結果を求める方にはやや物足りなく感じられるかもしれません。
施術部位や肌質に合っていないと、効果が薄く感じられたり、まれに「こけた」と見える印象を受けることもあります。医師と相談し、自分の肌状態に適しているかを判断しましょう。

2. サーマジェンに考えられる主なデメリットとは?

サーマジェンはダウンタイムの少ない施術として人気がありますが、いくつか注意すべき点も存在します。
とくに「こける」と感じる原因や即効性のなさ、持続のための定期通院が必要な点などが挙げられます。施術前にデメリットを把握し、自分の希望や肌状態に合った選択が大切です。

皮下脂肪が少ないと「こけた」と感じやすい

サーマジェンは高周波を用いて肌内部を引き締める施術であるため、皮下脂肪が少ない方では「こけたように見える」と感じるケースがあります。これは引き締めによって脂肪が減ったように見えることが原因で、頬や目元など元々ボリュームが少ない部位では特に注意が必要です。
たるみ改善を目的としたリフトアップ効果が強調される一方、ボリュームの減少を望まない方には向かない可能性があります。このような印象を避けたい場合には、脂肪が少ない部位への照射を調整したり、別の施術を検討する必要があります。
医師との事前相談において、顔立ちや脂肪量を考慮した照射範囲の調整を行うことで、不自然な変化を防ぐことができます。

関連記事:サーマジェンは頬こけする?効果と他施術との違いを解説

一度の施術では効果が薄いと感じることがある

サーマジェンの効果は、施術後すぐに引き締めを感じる一次効果と、数週間から数ヶ月かけてコラーゲンが生成される二次効果に分かれます。そのため、施術直後の変化が控えめに感じられる方も少なくありません。
1回の施術で理想の状態を目指すのではなく、時間をかけて肌内部の構造が変化していく点を理解する必要があります。特にたるみが強い場合や年齢による肌の衰えが進行している方は、複数回の施術を通して徐々に改善を目指すスタンスが求められます。
期待値が高すぎると「効果が薄い」と判断してしまうこともあるため、医師とともに現実的なゴールを共有しておくことが大切です。

効果を感じるまでに時間がかかる

サーマジェンの効果は、即効性よりも持続性と自然な変化を重視した設計です。
施術直後に軽い引き締め感を得ることはありますが、目に見える変化は2〜3週間後から少しずつ現れ、効果のピークは1〜3ヶ月後といわれています。そのため、施術後すぐに大きな変化を求めてしまうと、期待とのギャップを感じる可能性があります。
特にイベントや撮影など明確なスケジュールに合わせた効果を求める方には向かないケースもあります。事前に効果の現れるタイミングを理解し、計画的に施術を受けることが大切です。
また、肌の状態やライフスタイルによって効果の出方に差が出ることもあるため、丁寧なカウンセリングを受けたうえで施術タイミングを調整しましょう。

定期的な施術が必要になる

サーマジェンの効果は一度で永続するものではなく、時間の経過とともに少しずつ緩やかに後退していきます。
一般的には3〜6ヶ月ほど効果が持続するとされていますが、肌質や年齢によって異なります。このため、継続的な若々しさやフェイスラインの維持を目指す場合には、定期的な施術が必要です。
コストやスケジュール面での負担を考慮し、施術計画を立てておくことが望ましいです。
また、施術を重ねることで肌のベースが整い、持続期間が長くなる傾向もあるため、長期的に見れば安定したリフトアップ効果が期待できます。1回で完結する施術とは異なり、定期的なメンテナンスを前提とした施術であることを理解しておきましょう。

完全に無痛ではなく熱感を感じるケースもある

サーマジェンは比較的痛みの少ない施術として知られていますが、全くの無痛ではありません。
施術中にはラジオ波による熱エネルギーが皮膚の深層に届くため、部位によっては軽い熱感やピリッとした刺激を感じることがあります。
とくに皮膚が薄い目元やフェイスラインなどでは、感覚が敏感になりやすく、不安に感じる方もいるかもしれません。ただし、耐えられないような痛みではないことが多く、必要に応じて出力を調整することで不快感を軽減できます。施術中の痛みに不安がある場合には、医師に出力や照射範囲を相談してください。

3. 副作用やリスクはある?施術後に起こりうる症状

サーマジェンはダウンタイムが少ない施術として知られていますが、まれに副作用や肌トラブルが生じることもあります。代表的な反応として赤み・むくみ・ヒリつきが挙げられ、ごく一部では内出血や肌荒れの報告もあります。
自己判断でのケアは避け、医師の指導に沿って正しく対処しましょう。

赤み・むくみ・ヒリつきが出ることがある

サーマジェンは比較的刺激の少ない美容施術ですが、照射後に赤みやむくみ、ヒリつきといった一時的な肌反応が現れることがあります。これは高周波エネルギーが真皮層に届くことで熱刺激が加わり、皮膚が軽い炎症状態になるためです。
特に敏感肌や乾燥肌の方は、こうした症状が出やすい傾向にあります。症状は通常数時間から数日で自然におさまりますが、肌に違和感を覚えた際には早めの保湿や冷却処置が推奨されます。
また、施術直後のメイクやスキンケア製品による刺激がトラブルを助長することもあるため、使用する製品は低刺激なものを選ぶと安心です。事前に起こり得る肌変化を把握し、落ち着いた肌環境を整えることが副作用の軽減につながります。

ごくまれに内出血や肌荒れを引き起こす場合もある

サーマジェンは非侵襲的な施術ではあるものの、まれに照射の影響で内出血や肌荒れが生じる場合があります。
特に毛細血管が密集する部位や皮膚が薄い箇所では、出力設定や照射の角度によって肌に負担がかかることがあります。
内出血といっても大半は軽度で、数日から1週間程度で自然に回復しますが、肌がデリケートな方は照射前にリスクを医師と共有することが大切です。また、施術後の肌が敏感な状態で外的刺激を受けると、赤みが長引いたり湿疹のような反応が出たりすることもあります。
万が一トラブルが発生した場合には、早めに医師へ相談することで、適切な対応を受けることができます。
こうしたリスクは低いものの、完全にゼロではない点を理解しておきましょう。

自己判断でのケアがリスクを高めることがある

サーマジェン施術後は、自己流のスキンケアや無理な対処が肌トラブルを引き起こす原因となることがあります。
例えば、施術直後に刺激の強い成分が含まれる化粧品を使ったり、ピーリングやスクラブを早期に行ったりすることで、肌のバリア機能が弱まって炎症を招くケースもあります。
また、紫外線対策を怠ると色素沈着が起こるリスクもあるため、外出時には必ず日焼け止めを使用するなど、基本的なアフターケアが大切です。こうしたリスクは、医師の指導に従い、肌の状態に合ったケアを心がけることで防げます。
施術効果を最大限に引き出しながら、安全性を高めるためにも、自己判断での対応を避け、信頼できるクリニックでのフォローを受けましょう。

4. サーマジェンで効果がないと感じる人の特徴

サーマジェンは肌の土台に働きかけてリフトアップを促す施術ですが、すべての方に明確な変化が現れるわけではありません。効果を感じにくい原因としては、脂肪の量やたるみの進行具合、施術に対する過度な期待、医師の照射技術などが関係する場合があります。

脂肪やたるみの状態が原因で変化が出にくい

サーマジェンのメカニズムは、高周波エネルギーによりコラーゲンを再構築し、肌を引き締めるというものです。そのため、引き締めたい部位に適度な脂肪と皮膚のハリが残っていることが、効果を実感しやすい条件といえます。
しかし、皮膚が極端に薄く脂肪量が少ない場合や、逆にたるみが進行し皮膚が伸びきっている場合は、照射による反応が十分に得られにくくなります。また、顔のボリュームが大きく減少していると、引き締めによって「こけた」と感じる方もいます。
こうした肌の状態や脂肪の分布によって、施術結果に個人差が出る点は理解しておくべきです。施術前に医師がしっかり診察を行い、適応かどうかを見極めることが大切です。

一度で劇的な変化を期待してしまう

サーマジェンは、施術直後に肌のハリ感や軽いリフトアップを感じる一方で、その真価はコラーゲンの再構築が進む数週間〜数ヶ月後にあらわれます。そのため、一度の施術で大きな変化を求める方にとっては、「効果がない」と感じる可能性があります。
たるみ治療に即効性を期待しすぎると、施術本来の特性を理解できず、満足度が下がってしまうケースがあるのです。サーマジェンは穏やかに肌を引き締めていく施術であり、継続することで自然な変化が得られるという点をあらかじめ理解しておきましょう。

医師の技術や照射設定による差もある

サーマジェンの効果には、施術者の技術や照射の設定が大きく影響します。
照射出力が適切でない場合や、肌の厚みやたるみの程度に合わせたカスタマイズが不十分だと、十分な熱エネルギーが真皮層に届かず、コラーゲンの生成が促進されにくくなることがあります。
また、施術の均一性が保たれていないと、左右差が出たり、思ったようなリフト感が得られなかったりするケースもあります。こうした結果にならないために、機器の特性を熟知した医師の施術を受けることが大切です。

5. 他施術と比べたときのデメリットはある?

サーマジェンは痛みやダウンタイムの少なさが魅力ですが、他のリフトアップ施術と比べたとき、効果の強さや即効性に違いが見られる場合があります。ハイフやサーマクール、ボルニューマなどと比較しながら、それぞれの特性とサーマジェンの立ち位置を理解しておくことが重要です。

ハイフより引き締めがマイルドと感じるケース

ハイフは超音波エネルギーを使用し、皮膚の深層に強く働きかけることで高いリフトアップ効果が期待されます。
一方、サーマジェンはラジオ波による熱エネルギーで真皮層のコラーゲン生成を促す仕組みです。そのため、即時的な引き締め感に関してはハイフの方が「しっかり効いた」と感じる方もいます。
とくにフェイスラインのたるみが目立つ方や、変化を早く実感したい方には、ハイフの方が向いている場合もあります。ただし、サーマジェンは痛みが少なく肌に優しい施術であるため、敏感肌の方や初めてのリフトアップ施術を検討している方には安心して受けやすい施術です。

関連記事:ハイフの種類を比較!効果・特徴の違いを徹底解説!

サーマクールより出力が低く物足りなさを感じることも

サーマクールは高出力のラジオ波を用いた施術で、1回の施術でしっかりと効果を出したい方に好まれる傾向があります。これに対し、サーマジェンはマイルドな出力で肌への負担を抑えた設計になっているため、即効性を重視する方からは「物足りない」と感じられることもあるようです。
特に、たるみが進行しているケースや過去にサーマクールを受けた経験がある方は、その違いを強く感じやすい傾向があります。ただし、サーマジェンは穏やかな効果で継続的にケアを重ねたい方に向いており、肌状態に合わせて回数を調整できる柔軟性がメリットです。

ボルニューマとの比較で見るサーマジェンの立ち位置

近年登場したボルニューマは、複数の波長を組み合わせてより深部にアプローチできる最新機器として注目されています。施術中の痛みが少ないにもかかわらず、高い引き締め効果が期待できる点が特徴です。
一方、サーマジェンは従来のラジオ波治療の中でも安定した効果と低刺激性が特徴であり、施術歴が浅い方や、コストを抑えてリフトアップを継続したい方に向いています。
ボルニューマのような強力な施術を希望する方には不向きと感じられる場合もありますが、肌質やダウンタイムの許容度によって適切な選択肢は異なります。効果と負担のバランスを考慮して選ぶことが大切です。

6. デメリットを理解した上でサーマジェンを選ぶべき人とは

サーマジェンは即効性よりも自然なリフトアップを重視する施術です。強い変化を求める方には物足りなさを感じる場面もありますが、穏やかで継続的な効果を期待する方には適しています。
ここでは、サーマジェンが特に向いている方の特徴を紹介します。

強い即効性よりも自然なリフトアップを求める人

サーマジェンは、施術直後に強い変化を求める方よりも、時間をかけて肌のハリや引き締まりを実感したい方に適しています。高周波の熱エネルギーによって肌の奥にある線維芽細胞を刺激し、コラーゲン生成を促進する仕組みのため、数週間から数ヶ月かけて少しずつ変化が表れます。
そのため、ダウンタイムや強い刺激を避けながら、肌質の底上げを望む方には魅力的な施術といえるでしょう。
大きな変化よりも自然な若返りを重視する方に向いており、ナチュラルな美しさをキープしたいと考える層からの支持も高い傾向です。自分の肌の再生力を活かしながら、ゆるやかにリフトアップを実感したい方におすすめです。

痛みやダウンタイムを最小限に抑えたい人

美容施術に興味はあるものの、痛みや長いダウンタイムが心配な方にとって、サーマジェンは検討しやすい施術といえます。施術中の痛みは比較的軽く、表面麻酔を使用することで不快感を抑えることも可能です。
ダウンタイムも短く、施術当日からメイクができるケースが多いため、仕事や日常生活に支障をきたしにくい点も魅力です。赤みやむくみなどの反応が出た場合も、数日で落ち着くことが一般的で、肌が敏感な方にも比較的受け入れられやすい施術といえます。
忙しくて時間が取れない方、または肌への負担を最小限に抑えたい方にとって、無理のない範囲でエイジングケアができる施術としておすすめです。

定期的なメンテナンスができるスケジュールのある人

サーマジェンの効果を安定して持続させるには、定期的な施術が推奨されます。一般的には3〜6ヶ月に1回程度のペースで通うとよいとされており、忙しくて時間が確保できない方には継続が難しいこともあります。
そのため、スケジュールに余裕があり、美容医療を定期的に取り入れる習慣がある方に相性のよい施術といえるでしょう。また、継続することで肌の土台が整い、年齢を重ねても自然な若々しさを維持しやすくなるメリットもあります。
サーマジェンの特徴を理解し、計画的にメンテナンスを続ける意思のある方こそが、最も効果を実感しやすい層といえるでしょう。

7. まとめ

サーマジェンは、肌への負担を抑えながら自然なリフトアップを目指せる施術です。
強い引き上げ効果や即効性を求める方にはやや物足りなさを感じることもありますが、ゆるやかな変化を希望する方や、日常生活に支障をきたさずに美容ケアを続けたい方に適しています。
デメリットとしては、皮下脂肪が少ないと「こけ感」が出る可能性があることや、1回の施術では十分な変化を実感しにくい点が挙げられます。
しかし、定期的な施術と正しいスキンケアを組み合わせることで、満足度の高い仕上がりが期待できます。
ミサクリニックでは、施術前後のサポートにも力を入れており、一人ひとりの肌状態やライフスタイルに合わせたアドバイスを行っています。ぜひ一度、無料カウンセリングでご相談ください。

監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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