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美容コラム

サーマジェンは目元のたるみに効果ない?他施術との違いを解説

年齢とともに目の下のふくらみや上まぶたの重さが目立ってくると、見た目年齢が一気に老けた印象になります。
こうした「目元のたるみ」に対し、切らずにアプローチできる方法として注目されているのが、高周波治療機器「サーマジェン」です。
一方で、SNSや口コミでは「目元への効果が感じられなかった」との声も見られ、実際のところどうなのか不安に感じている方も多いかもしれません。
この記事では、サーマジェンが目元のたるみに本当に効果があるのか、仕組みや他施術との違い、リスクや注意点まで、わかりやすく解説します。

1. サーマジェンは目元のたるみに本当に効くの?

サーマジェンは高周波(RF)エネルギーを使い、コラーゲンの収縮と再生を促すことでリフトアップや引き締め効果が得られる治療です。特に目元のような繊細な部位にも安全に照射でき、従来のRF機器より細かな調整が可能なのが特徴です。
つまり、適切な設定と技術で行えば、サーマジェンは目元のたるみに十分効果が期待できる施術です。
ただし、皮膚の厚みや脂肪の量、加齢による構造変化などにより効果の出方には個人差があり、事前の適応判断と治療計画がとても重要です。

サーマジェンは目元に照射できる?

サーマジェンの最大の利点のひとつは、目元のようなデリケートな部位にも照射ができる点にあります。
従来のRF機器では火傷や腫れのリスクから、目の周囲の施術には慎重な対応が必要でした。
しかしサーマジェンでは、先端に冷却機能がついているため、皮膚の表面温度を一定に保ちつつ、真皮層にしっかりと熱エネルギーを与えることができます。
これにより、まぶたの上や目の下など、皮膚が非常に薄いエリアにもアプローチできるようになりました。
特に「切る治療は避けたいけれど、目元をすっきり見せたい」という方には大きな魅力となります。
ただし、照射部位によっては骨の近くや脂肪が少ない箇所もあるため、細かな出力調整や照射角度の工夫が不可欠です。経験豊富な医師による丁寧な施術が求められる治療法であることは間違いありません。

目元のたるみに対して期待できる効果とは

とくに効果を感じやすいのは、上まぶたの引き締めによる「目の開きの改善」です。まぶたが下がって眠たそうに見える印象も、サーマジェンで肌を引き上げることで、若々しく明るい目元に導きます。
また、下まぶたのたるみによる「涙袋の下の影」や「細かなシワ」も、コラーゲンの生成によってハリが生まれ、目立ちにくくなることがあります。全体的な肌質も底上げされるため、乾燥による小ジワや質感の衰えにもアプローチ可能です。
サーマジェンは、1回で劇的に変わるというよりも、数週間〜数ヶ月かけてじわじわと効果が現れる施術です。
即効性を求める方には物足りないかもしれませんが、「自然に目元のたるみを改善したい方」には非常に適した治療法といえるでしょう。

サーマジェンで「効果ない」と言われる理由と真実

インターネットや口コミで「サーマジェンは効果がなかった」といった意見を見ることがありますが、そこにはいくつかの理由があります。
まず挙げられるのが、効果の現れ方が緩やかであることへの誤解です。サーマジェンは施術直後に肌の引き締まりを感じる場合もありますが、メインの効果であるコラーゲン生成は2〜3ヶ月かけて徐々に現れます。
そのため、すぐに変化を求める方には「効かなかった」と感じられることがあります。
また、たるみの程度や脂肪量など個人差によっても、実感できる効果は異なります。たとえば、眼窩脂肪が大きく前に張り出している場合などは、サーマジェン単独では改善が難しく、他の治療との併用が必要となることも。
さらに、施術者の技量や出力設定も重要な要素です。出力が弱すぎると十分な効果が得られず、逆に高すぎれば火傷やくぼみなどリスクを伴うことも。
経験豊富な医師のもとで、適切な設定と判断で行うことが成功の鍵となります。

2. サーマジェンが目元に向いている人・向いていない人

サーマジェンは目元のたるみに対して安全かつ効果的にアプローチできる治療法ですが、すべての方に万能というわけではありません。皮膚の状態やたるみの種類、脂肪の量によっては、他の治療法の方が適している場合もあります。
ここでは、サーマジェンが特に向いているタイプと、慎重に検討すべきケースについて詳しく解説します。

まぶた・目の下のたるみが気になる方に向いているケース

目元の皮膚が年齢とともにゆるみ、上まぶたが重たく見えたり、下まぶたの皮膚が伸びて影ができたりといった軽度〜中等度のたるみには、サーマジェンが非常に有効です。
まぶたの皮膚にハリを与えることで、目の開きが改善し、目元の印象が若返るだけでなく、目全体のバランスが整って見えるようになります。
また、メスを使わずにたるみを改善したい方や、仕事の都合でダウンタイムをとるのが難しい方にも適しています。
施術後すぐにメイクが可能で、腫れや赤みも最小限に抑えられるため、忙しい日常の中でも取り入れやすい美容治療のひとつです。

脂肪が少ない・くぼみやすいタイプは慎重に検討を

一方で、もともと目の周囲の脂肪が少なく、骨格がシャープな方にとっては、サーマジェンが不向きとなるケースもあります。
というのも、RFエネルギーによって脂肪がやや引き締まるため、脂肪量が少ない方では照射後に「こけて見える」「目の下がげっそりした」と感じるリスクがあるためです。
特に頬骨が高く、眼窩下脂肪が少ない傾向にある方は、出力設定をかなり慎重に調整する必要があります。
このようなケースでは、サーマジェン単体での施術にこだわらず、ベビーコラーゲンやヒアルロン酸などの「ふくらみを補う施術」との組み合わせを検討することが多くなります。
いずれにせよ、医師の診察によって脂肪量・骨格・皮膚の厚みを見極めた上で施術計画を立てることが重要です。

関連記事:サーマジェンとヒアルロン酸の違いは?たるみ改善への効果も比較

効果を最大化するには照射部位や出力の調整も重要

サーマジェンは機器の性能が高く、照射部位に応じて深さや出力を細かく調整できる点が特徴ですが、それだけに医師の判断が治療効果に大きく影響します。
例えば、目尻は皮膚が薄いため過度な熱が入りすぎるとリスクが高まり、一方で下まぶた中央部は皮下脂肪の付き方によって出力を調整しないと「効果が乏しい」「逆にこけた」といった問題につながる可能性もあります。
また、引き締めたいポイントだけでなく、周囲の皮膚とのバランスも加味した照射が求められます。
リフトアップ治療にありがちな「一部だけが不自然に引き上がる」状態を避け、自然な若返りを目指すには、目元の構造を熟知した医師による緻密な照射設計が必要です。

3. 目元のたるみ治療としてのサーマジェンと他施術との違い

たるみ治療にはさまざまな選択肢があり、それぞれに特徴と適応があります。
ここでは、目元における代表的な施術である「ハイフ(HIFU)」「ヒアルロン酸注入」「糸リフト」との違いについて、サーマジェンとの比較を通じてわかりやすく解説します。

ハイフとの違い|照射の深さや痛み、効果の実感時期

ハイフ(高密度焦点式超音波)は、筋膜(SMAS層)や脂肪層に熱を届けてリフトアップを図る施術で、フェイスラインや頬のたるみに高い効果が期待できます。ただし、目元のように皮膚が極端に薄い部位には負担が大きく、一般的なハイフでは照射が難しいとされています。
一方、サーマジェンは真皮層〜浅い脂肪層にアプローチするため、デリケートな目元にも安全に照射できるのが特長です。また、熱の広がりが穏やかで、施術中の痛みが少なく、肌への負担も軽減されます。
効果が現れるまでの時間はハイフよりやや遅めですが、サーマジェンはナチュラルな若返りを目指したい方に適した治療法といえるでしょう。

関連記事:ハイフの種類を比較!効果・特徴の違いを徹底解説!

ヒアルロン酸との違い|リフト力 vs ボリューム補填

ヒアルロン酸注入は、目の下のくぼみや涙袋形成に即効性があり、ダウンタイムが少ない人気の治療法です。皮膚の下にゲル状のヒアルロン酸を注入してボリュームを補うことで、シワやくぼみを自然に持ち上げます。
ただし、引き締め効果はないため、肌のたるみ改善には不向きです。
一方、サーマジェンは高周波で肌を引き締め、ハリを底上げする治療法。即効性やボリュームアップはありませんが、肌の土台から若返りを目指す施術です。
そのため、目の下のくぼみにはヒアルロン酸、たるみにはサーマジェン、場合によっては両方を組み合わせることが効果的です。お悩みに応じて、適切に使い分けることが大切です。

関連記事:ヒアルロン酸注射の5つの効果とは?効果を持続させるためのポイントを紹介

糸リフトとの違い|即効性と持続性の比較

糸リフトは、皮下に吸収性の糸を挿入し、物理的に皮膚を引き上げるたるみ治療です。施術直後から効果を実感しやすい即効性が魅力ですが、腫れや内出血が出ることもあり、数日間のダウンタイムが必要です。
一方、サーマジェンは肌を土台から引き締め、ハリや毛穴の改善も期待できる治療。効果はゆるやかに現れますが、自然な仕上がりを求める方に向いています。
糸リフトは強力な引き上げ力があるものの、肌質の改善は難しいため、毛穴や質感の悩みにはサーマジェンの併用も有効です。
選択のポイントは、たるみの程度やライフスタイル、ダウンタイムの許容度によって異なります。両施術を組み合わせることで、より満足度の高い仕上がりが期待できます。

4. サーマジェンで目元が「こける」ことはあるの?

サーマジェンの口コミの中には、「施術後に目元がやせて見えるようになった」「頬がこけたように見える」という声がまれに見られます。高周波治療は「引き締め」が主な目的ですが、脂肪量が少ない方や照射方法が適切でない場合には、期待していた仕上がりと異なる印象になることもあります。
ここでは、こけるリスクの背景とその対策について詳しく解説します。

脂肪が少ない人が注意したいリスクとは

サーマジェンの熱エネルギーは、真皮層から浅層脂肪層に働きかけ、皮膚の引き締めとコラーゲン生成を促進します。
しかし、脂肪が非常に薄い目元やこめかみ、頬の高い位置などに照射した場合、皮下脂肪がわずかに萎縮してしまうリスクがあります。
もともと脂肪の少ない方にこのような引き締め系の施術を行うと、皮膚が引き締まると同時に下のボリュームが減って見え、「げっそり感」や「老けた印象」につながることがあります。
特に加齢によってすでに脂肪が減少している中高年層では、施術前にリスクを慎重に見極める必要があります。

施術後に「頬がこけた」と感じるケースの原因

施術後に「こけた」と感じる原因にはいくつかの要素があります。ひとつは、物理的に脂肪が引き締まった(萎縮した)ことによる実質的なボリュームロス。
もうひとつは、引き締めによって輪郭がシャープになったことにより、以前よりも陰影が強調され、「こけたように見える」という錯覚が起きるケースです。
また、目元の皮膚が引き締まりすぎると、反対に頬との境界がくっきりとしてしまい、「目の下だけがくぼんで見える」と感じられることもあります。これは一見すると「施術によってこけた」と思われがちですが、実際には「他の部位とのバランス」が原因であることも少なくありません。

関連記事:サーマジェンは頬こけする?効果と他施術との違いを解説

こけを防ぐための対策とドクター選びのポイント

このようなリスクを最小限に抑えるためには、まず第一に医師の診察による事前評価が不可欠です。
脂肪量・骨格・皮膚の厚み・年齢による変化などを総合的に見て、出力や照射ポイントを調整することで「やせすぎない引き締め」が可能になります。
また、もともと脂肪が少ない部位に対しては、サーマジェン単体ではなくヒアルロン酸やスネコス、リジュランといった「ふくらみ・ハリ感を補う治療」と組み合わせることで、こけを防ぎながら自然な仕上がりを目指すことができます。
機器の性能だけでなく、医師の技量と美的判断が問われる治療であるため、「価格」や「機械の種類」だけでクリニックを選ぶのではなく、「目元に精通した医師が在籍しているかどうか」も大切な判断材料になります。

5. サーマジェンを目元に受ける際の施術間隔と注意点

目元は顔の中でも特に皮膚が薄く、加齢の影響が現れやすい部位です。だからこそ繰り返しの治療で効果を定着させることが重要ですが、同時に照射頻度やスキンケアにも注意が必要です。

目元の皮膚は繊細、適切な間隔での施術が大切

サーマジェンは、目元のたるみに対して即効性を求める施術ではなく、コラーゲンを育てるようにゆるやかな変化を目指す治療です。3〜6か月おきの施術を続けることで、肌のハリや引き締め効果がより長く持続します。
ただし、目元は皮膚が薄くデリケートな部位のため、頻繁すぎる照射は乾燥や赤み、色素沈着の原因になることも。
サーマジェンの効果を最大限に引き出すには、医師の判断のもと、適切なタイミングで施術を受けることが重要です。

施術後の赤み・腫れなどの経過とダウンタイム

サーマジェンはダウンタイムが少ない治療として人気ですが、照射直後には赤みやほてり、軽い腫れを感じることがあります。これらは通常、数時間〜数日で落ち着きます。
目元は血流が豊富なため、まれに内出血や色素沈着が出る場合もありますが、ほとんどが1週間以内に消退します。
赤みや腫れが長引くときは、念のため医師に相談してください。

メイク・洗顔・日常生活での気をつけたいこと

サーマジェン後の目元は、乾燥しやすく紫外線にも敏感になっています。施術当日は洗顔・メイクが可能ですが、摩擦は極力避け、クレンジングも刺激の少ないものを選びましょう。
また、紫外線対策は必須です。外出時にはUVカット効果のあるアイクリームや日焼け止めを活用し、できれば帽子やサングラスで直接日差しが当たらないよう工夫してください。
さらに、アイメイクを施す際にも強くこすったり、リムーバーでゴシゴシ落とすのは控え、やさしいケアを心がけることが大切です。

6. 目元のみのサーマジェン施術の料金と相場感

サーマジェンは全顔での施術も可能ですが、「目元だけに集中して引き締めたい」というニーズも高まっており、多くのクリニックで「目元限定プラン」が提供されています。
ここでは、料金の目安や他施術とのコスパ比較について解説します。

部位別料金の目安(目の下・まぶたなど)

目元のサーマジェン施術の料金は、施術範囲・照射数・使用機器のバージョンによっても異なりますが、一般的には1回あたり33,000〜66,000円程度が目安とされています。
上まぶたと下まぶたをセットで施術する場合や、額・こめかみなども含めた「上顔面パーツ施術」として提供されることもあり、その場合は80,000円前後となることもあります。
クリニックによってキャンペーンや回数割引などの設定があるため、価格だけでなく施術内容をしっかり確認することが重要です。

他施術との価格比較とコスパの考え方

ヒアルロン酸注入やボトックスなどと比べると、サーマジェンはやや高額に感じられるかもしれませんが、1回の施術で数か月にわたって効果が持続し、肌質改善まで期待できる点を考慮すると、コストパフォーマンスは決して悪くありません。
また、ハイフや糸リフトなどと比べてダウンタイムが短く、痛みも軽度であるため、通院の手間やダメージの少なさも「費用対効果」に含めて考えるべきポイントです。

価格の安さだけで選ばない方が良い理由

美容治療において最も避けるべき失敗のひとつが、「価格だけで施術を選ぶこと」です。
特に目元は顔の中でも目立つ部位であり、少しの失敗ややりすぎが「不自然さ」や「老け感」につながってしまいます。
サーマジェンは機器そのものの性能だけでなく、医師の技術力が結果に直結する施術であるため、値段だけで判断するのではなく、カウンセリングの内容・症例数・実績・アフターケア体制なども重視して選ぶことをおすすめします。

7. まとめ

目元のたるみは、加齢による変化が最も早く現れる部位のひとつです。サーマジェンは、高周波による引き締めとコラーゲン生成によって、目元を自然に若返らせる治療法として注目されています。
一部では「サーマジェンは効果がない」といった声も見られますが、その多くは施術方法や症例選びのミスマッチが原因です。肌質や脂肪量に合った適切な手技を行えば、十分な変化が期待できます。
重要なのは、価格だけで判断せず、丁寧なカウンセリングと経験豊富な医師による安全な治療を選ぶことです。長期的に美しさを育てる視点を持つことで、後悔のない美容医療につながります。

監修医師

                 

ミサクリニック 六本木本院 院長

寺井 美佐栄

  • 所属学会

    ・日本抗加齢医学会認定専門医
    ・日本美容皮膚科学会
    ・日本レーザー医学会
    ・日本産業衛生学会専門医

  • 資格

    ・アラガン社ボトックスビスタ認定医
    ・アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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