【目の下の脂肪注入】で自然な若返り。ヒアルロン酸との違い・値段・定着率を解説

【目の下の脂肪注入】で自然な若返り。ヒアルロン酸との違い・値段・定着率を解説

目の下のくぼみやクマに悩み、「脂肪注入ってどうなんだろう?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。

目の下の脂肪注入は、ご自身の脂肪を使って自然にボリュームを補う治療法です。ヒアルロン酸注入とは異なり、一度定着すれば長期間にわたって効果が持続するため、繰り返しの施術が負担に感じる方にも向いています。

この記事では、目の下の脂肪注入の仕組みや費用相場、定着率の目安、そしてヒアルロン酸注入との具体的な違いまで解説します。

目次

目の下の脂肪注入とは?くぼみやクマを自分の脂肪でふっくら整える治療法

目の下の脂肪注入は、太ももやお腹など自分の体から採取した脂肪を、目の下のくぼみやたるみが気になる部分に注入する施術です。自家組織を使うためアレルギーのリスクが低く、仕上がりも自然になりやすい点が大きな特長といえます。

なぜ目の下がくぼむのか|加齢による脂肪と骨格の変化

年齢を重ねると、目の周りの脂肪が減少し、同時に眼窩(がんか=眼球が収まるくぼみ)の骨も徐々に痩せていきます。その結果、目の下にくぼみや影ができ、クマのように見えてしまうのです。

とくに30代後半から40代にかけて変化を感じる方が増えてきます。「寝不足じゃないのにクマがある」と指摘される場合、加齢によるボリュームロスが原因かもしれません。

脂肪注入で目の下のくぼみを補う仕組み

施術ではまず、太ももの内側やお腹から少量の脂肪を吸引します。採取した脂肪は不純物を取り除く処理を経て、細いカニューレ(注入用の管)で目の下に少量ずつ注入されます。

注入された脂肪の一部は体内で吸収されますが、残った脂肪は組織に定着し、長期間ボリュームを保ちます。自分の細胞が生着するという点が、ヒアルロン酸や他のフィラーとの根本的な違いです。

脂肪注入に使われる脂肪の種類

脂肪の種類特徴主な用途
通常脂肪吸引後に遠心分離で精製頬・こめかみなど広範囲
マイクロファット細かく処理し滑らかに目の下・涙袋など繊細な部位
ナノファット極小サイズに乳化処理肌質改善や浅いシワ

目の下の脂肪注入が向いている方の特徴

目の下のくぼみが深い方、ヒアルロン酸では満足できなかった方、なるべく長持ちする効果を求める方に適しています。

また、脂肪吸引でお腹や太ももを少しスリムにしたいという希望がある方にとっては、一石二鳥の施術ともいえるでしょう。

一方で、極端に体脂肪が少ない方は採取量が限られるため、事前のカウンセリングで適応をしっかり見極めることが大切です。

目の下の脂肪注入とヒアルロン酸注入はどっちがいい?違いを徹底比較

結論から言えば、長期的な効果を重視するなら脂肪注入、手軽さやコストを優先するならヒアルロン酸注入が向いています。どちらが良いかは、ご自身の生活スタイルや目指すゴールによって変わります。

持続期間の違い|脂肪注入は一度定着すれば長期間もつ

ヒアルロン酸注入の効果は通常6か月~1年程度で徐々に吸収されていきます。そのため、効果を維持するには定期的に注入を繰り返す必要があるのです。

対して脂肪注入は、生着した脂肪が半永久的に残ります。注入直後は50~70%程度が吸収される可能性がありますが、残った脂肪はご自身の組織として安定します。

仕上がりの自然さ|自分の脂肪だからこそのなじみやすさ

ヒアルロン酸は透明なジェル状の製剤で、目の下のような皮膚が薄い部位ではチンダル現象(青白く透けて見える現象)が起こる場合があります。

脂肪注入では自分の組織を使うためこうした透けは起きにくく、周囲の肌となじみやすい仕上がりになります。

ただし、脂肪注入も担当医の技術によって仕上がりに差が出ます。目の下の皮膚は非常に薄いため、注入量や注入層の見極めには繊細な技術が求められるでしょう。

リスクと副作用の比較|それぞれ気をつけたいポイント

ヒアルロン酸は万が一トラブルが生じた場合、ヒアルロニダーゼ(分解酵素)で溶かせるという安心感があります。脂肪注入は一度生着すると簡単には除去できないため、過剰注入には注意が必要です。

また、脂肪注入は脂肪の採取部位に腫れや内出血が出る場合があり、ダウンタイムはヒアルロン酸より長くなる傾向にあります。

目の下のヒアルロン酸注入と脂肪注入の比較

比較項目ヒアルロン酸注入脂肪注入
持続期間6か月~1年定着後は半永久的
施術時間15~30分程度1~2時間程度
ダウンタイム数日~1週間1~2週間
修正のしやすさ分解酵素で溶解可除去は難しい
費用目安5万~15万円/回20万~50万円/回

目の下の脂肪注入の値段はいくら?費用相場とコストの考え方

目の下の脂肪注入の費用は、一般的に20万~50万円程度が相場です。使用する脂肪の精製方法や医療機関によって差が出ますが、長期的なコストパフォーマンスを含めて検討しましょう。

費用の内訳|脂肪吸引・精製・注入で料金が決まる

脂肪注入の費用には、脂肪を吸引する費用、脂肪を精製する費用、そして注入する技術料が含まれています。クリニックによっては麻酔代や術後の検診費用が別途かかる場合もあるため、カウンセリング時にトータルの金額を確認しておきましょう。

とくにコンデンスリッチファット(CRF)やマイクロCRFなど、高度な精製技術を使う場合は費用が上乗せされるケースが多いです。

ヒアルロン酸との長期コスト比較|トータルで見ると脂肪注入がお得な場合も

ヒアルロン酸注入は1回あたりの費用が5万~15万円と脂肪注入より安いものの、効果を維持するために年1~2回の再注入が必要です。5年間のトータルコストで比較すると、脂肪注入のほうが経済的になるケースも珍しくありません。

5年間のトータルコスト試算

施術1回の費用5年間の合計目安
ヒアルロン酸注入約10万円/回約50万~100万円
脂肪注入約30万~50万円/回約30万~50万円

料金だけで選ばない|安すぎるクリニックには理由がある

あまりにも相場を下回る料金を掲げているクリニックには注意が必要です。使用する精製技術が古い、注入量が極端に少ない、あるいはアフターケアが不十分といった可能性も考えられます。

費用の高低だけでなく、担当医の経験や症例数、カウンセリングでの説明の丁寧さなど、総合的に判断することが後悔しない選択につながります。

目の下の脂肪注入は定着率がカギ|どれくらい残るのか正直にお伝えします

脂肪注入の定着率は、一般的に30~70%といわれています。残りの脂肪は術後数か月かけて体内に吸収されますが、定着した脂肪は長期間安定して残るため、定着率を高める工夫が仕上がりの満足度を大きく左右します。

脂肪の定着率を左右する3つの要素

定着率に影響を与える要素は大きく分けて3つあります。1つ目は脂肪の精製方法、2つ目は注入技術、3つ目は術後の過ごし方です。

精製の段階で不純物や油滴をしっかり除去できていれば、脂肪細胞の生存率は高まります。注入時には、細かく分散させて少量ずつ入れる手法が血流の確保に有利で、定着率の向上につながるとされています。

コンデンスリッチファット(CRF)やマイクロCRFで定着率は上がるのか?

通常の脂肪注入に比べ、コンデンスリッチファット(CRF)は不純物を除去した濃縮脂肪を使うため、定着率が向上するとされています。

さらにマイクロCRFは脂肪を微細化して注入するため、目の下のような繊細な部位には特に適しています。

ただし、精製方法を変えればどんな場合でも定着率が劇的に上がるわけではありません。担当医の注入技術やご自身の体質も大きく関わるため、過度な期待は禁物です。

術後の過ごし方で定着率が変わる|施術後に気をつけたい生活習慣

術後1~2週間は、注入部位への強い圧迫やマッサージを避けてください。脂肪細胞が新しい血管とつながり安定するまでの期間は、余計な刺激を与えないことが定着を助けます。

喫煙は血行を悪くし、定着率を下げる要因となります。飲酒も術後しばらくは控えたほうがよいでしょう。睡眠を十分にとり、バランスのよい食事を心がけることが回復を後押しします。

  • 術後1~2週間は目元への強い刺激やマッサージを控える
  • 喫煙は血行不良を招き定着率を下げるため禁煙が望ましい
  • 飲酒は腫れを悪化させる可能性があるため控える
  • 十分な睡眠と栄養バランスのよい食事で回復を促す

目の下の脂肪注入のダウンタイムと経過|腫れや内出血はどのくらい続く?

ダウンタイムは個人差がありますが、腫れのピークは術後2~3日で、内出血を含めおおむね1~2週間で落ち着くケースが大半です。完全に仕上がりが安定するまでには3~6か月程度かかります。

術後の経過スケジュール|日ごとの変化を把握しておこう

施術当日から翌日にかけては腫れがもっとも強く出ます。冷やしすぎは血流を妨げるため、保冷剤をタオルで包んで軽く冷やす程度にとどめてください。

術後3~5日目になると腫れが引き始め、内出血が黄色く変化しながら吸収されていきます。1週間後にはメイクでカバーできる程度まで回復する方がほとんどです。

仕事や日常生活にはいつ復帰できる?

デスクワークであれば術後2~3日で復帰できる方が多いです。ただし、人前に出る仕事の場合は1週間程度の余裕を見ておくと安心でしょう。

激しい運動や長時間の入浴は術後1~2週間は控えてください。血流が急激に増えると腫れが長引く原因になりかねません。

ダウンタイムの目安スケジュール

時期状態注意点
当日~3日目腫れ・内出血のピーク冷却は軽めに、安静が基本
4~7日目腫れが引き始めるメイク可の場合が多い
2週間後内出血がほぼ消失軽い運動は再開可
1~3か月後むくみが落ち着く仕上がりの途中経過
3~6か月後仕上がり安定最終的な効果を判断

腫れや内出血を早く引かせるためにできること

担当医の指示を守ることが一番大切ですが、日常的にできる工夫として、就寝時に頭を少し高くして寝ると目元のむくみが軽減されやすくなります。水分を適度に摂り、塩分の多い食事を避けることも回復を助けてくれるでしょう。

また、目元を触ったりこすったりするクセがある方は、意識的に手を遠ざけるようにしてください。無意識の刺激が炎症を長引かせるときがあります。

目の下の脂肪注入で失敗しないために|クリニック選びで後悔しないポイント

脂肪注入の満足度は、担当医の技術と経験に大きく左右されます。施術を受けてから「こんなはずじゃなかった」と感じないために、クリニック選びの段階でしっかり見極めることが大切です。

担当医の専門性と症例数を確認する

脂肪注入は目元の解剖学的知識と繊細な注入技術が求められる施術です。形成外科や美容外科の専門医資格を持ち、目の下の脂肪注入を多数手がけてきた医師を選ぶことが、失敗リスクを下げる第一歩といえます。

クリニックのウェブサイトに症例写真が掲載されている場合は、自分の悩みに近い症例をチェックしてみてください。術前・術後の変化を見ると、その医師の仕上がりの傾向をつかめます。

カウンセリングで確認すべき質問

カウンセリングは医師の人柄や説明の丁寧さを見極める貴重な機会です。疑問点は遠慮なく質問し、納得できるまで説明を受けてください。「こんなこと聞いていいのかな」と躊躇する必要はまったくありません。

脂肪の精製方法、注入量の目安、想定されるリスク、アフターフォローの体制などは必ず確認しておきたい項目です。複数のクリニックを比較するのもよい方法でしょう。

こんなクリニックには要注意|避けたほうがいいサイン

カウンセリングを受けた当日に契約を強く勧めてくるクリニックや、リスクの説明をほとんどしないクリニックには慎重になるべきです。どんな施術にもリスクはあり、それを正直に伝えてくれる医師こそ信頼できます。

「絶対に失敗しません」といった断定的な表現をする医師も注意が必要でしょう。医療に100%の保証はなく、誠実な医師はメリットもデメリットもバランスよく説明してくれるものです。

チェック項目安心できるクリニック注意が必要なクリニック
カウンセリング時間をかけて丁寧に説明短時間で契約を急がせる
リスク説明メリット・デメリット両方を提示メリットばかり強調
症例写真多数の症例を公開症例写真が極端に少ない
アフターケア術後の検診体制が整っている術後フォローの説明がない

目の下の脂肪注入の施術の流れ|カウンセリングから術後の仕上がりまで

脂肪注入は大きく分けて「カウンセリング・診察」「脂肪の採取」「脂肪の精製」「注入」の4段階で進みます。全体の流れを事前に知っておくと、当日の不安がぐっと軽くなるはずです。

カウンセリングと術前準備|事前の診察で何を見るのか

まず医師がお顔の状態を診察し、くぼみの深さや皮膚の厚み、脂肪を採取する部位の状態を確認します。ご希望の仕上がりイメージを医師と共有し、注入量や使用する脂肪の種類を決定していきます。

血液検査が必要になるケースもあり、常用している薬がある場合は必ず申告してください。とくに血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は事前に医師へ相談しましょう。

  • 目の下の状態と脂肪採取部位の診察
  • 仕上がりのイメージを写真などで医師と共有
  • 精製方法や注入量の提案と費用説明
  • 血液検査や服薬状況の確認

施術当日の流れ|脂肪の採取から注入まで

施術は局所麻酔または静脈麻酔下で行われます。まず太ももやお腹から専用のカニューレで脂肪を吸引し、精製処理を施します。その後、極細のカニューレを使い、目の下に少量ずつ丁寧に注入していきます。

施術時間はトータルで1~2時間程度が目安です。注入量は片側あたり1~3cc程度が多く、左右のバランスを見ながら微調整を重ねます。

施術後のケアとフォローアップ|通院スケジュールの目安

施術後は30分~1時間程度の安静時間を経て帰宅できます。当日はなるべく安静に過ごし、処方された薬があれば指示どおりに服用してください。

多くのクリニックでは術後1週間後と1か月後に検診を設けています。仕上がりが安定する3~6か月後にも経過を確認してもらうと安心です。

よくある質問

目の下の脂肪注入は何年くらい効果が持続する?

目の下の脂肪注入で生着した脂肪は、半永久的に残るとされています。ただし注入した脂肪のすべてが定着するわけではなく、術後数か月かけて30~50%程度が体内に吸収されます。

定着した脂肪はご自身の組織として安定するため、ヒアルロン酸のように繰り返し施術を受ける必要がない点が大きなメリットです。

ただし加齢による顔全体のボリューム変化は続くため、将来的に追加の施術を検討する方もいらっしゃいます。

目の下の脂肪注入にはどのくらいの痛みがある?

施術中は局所麻酔や静脈麻酔を使用するため、強い痛みを感じることはほとんどありません。脂肪を採取する部位に軽い鈍痛を覚える方もいますが、耐えられないほどの痛みではないでしょう。

術後は腫れに伴う軽い圧迫感や鈍い痛みが2~3日続くことがあります。処方される痛み止めで十分にコントロールできるケースがほとんどなので、痛みに弱い方もあまり心配しすぎなくて大丈夫です。

目の下の脂肪注入でしこりができるリスクはある?

脂肪を大きな塊のまま注入すると、中心部に血流が行き届かず壊死した脂肪がしこりになるリスクがあります。これを防ぐために、経験豊富な医師は細いカニューレを使い少量ずつ分散して注入します。

万が一小さなしこりを感じた場合でも、時間の経過とともに柔らかくなるケースがほとんどです。気になるしこりが消えない場合は、担当のクリニックに相談してください。早めの対応が安心につながります。

目の下の脂肪注入は何回受ければ理想の仕上がりになる?

多くの方は1回の施術で満足のいく結果を得ています。ただし定着率には個人差があるため、術後3~6か月経過した時点でボリュームが足りないと感じた場合は、2回目の注入(タッチアップ)を検討するときもあります。

医師によっては、あえて1回目を控えめに注入し、定着具合を見てから2回目で微調整するという方針を取る場合もあります。回数については事前のカウンセリングで担当医と方針をすり合わせておくとよいでしょう。

目の下の脂肪注入とヒアルロン酸注入はどちらを先に試すべき?

初めて目の下のボリューム補充を試す方には、まずヒアルロン酸注入から始めるのも一つの選択肢です。ヒアルロン酸は効果が一時的なので、「注入すると自分の顔がどう変わるか」を手軽に体験できます。

一方で、最初から長期的な効果を求める方や、ヒアルロン酸の繰り返し注入にコストや手間を感じる方は、脂肪注入を選択肢に入れてもよいでしょう。

カウンセリングで両方の選択肢について相談し、ご自身に合った方法を選んでください。

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この記事を書いた人

Dr.寺井美佐栄のアバター Dr.寺井美佐栄 ミサクリニック 六本木本院 院長

日本抗加齢医学会認定専門医。日本美容皮膚科学会、日本レーザー医学会、日本産業衛生学会専門医。
複数の大手美容皮膚科で10年以上の院長経験を経て、2022年9月にMiSA Clinic(ミサクリニック)を開業。YouTube等でも発信してきた、メスを使わずに”ナチュラルなキレイ”を引き出す技術には定評があり、ありがたいことに「SNSを見ました!」という方や、紹介・口コミ経由でたくさんのご相談を頂いてきました。皆様と共に、MiSA Clinicスタッフ一同、共に年を重ね、末永くお付き合いできる関係を目指して参ります。

資格
アラガン社ボトックスビスタ認定医
アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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