目の下の糸リフト|ジェンバー糸・ショッピングリフト– category –

治療法から探す目の下の糸リフト|ジェンバー糸・ショッピングリフト

目の下のたるみやクマが気になるけれど、メスを使う手術には抵抗がある。そんな方に注目されているのが、溶ける医療用の糸を使った「糸リフト」です。

ジェンバー糸はコグ(突起)の力で物理的にたるみを引き上げ、ショッピングリフトは極細の短い糸で肌質そのものを底上げします。アプローチは異なりますが、どちらも切開なしで目元の若返りを目指せる治療法です。

この記事では、2つの糸リフトの違いや期待できる効果、痛み・ダウンタイムの実情、持続期間まで、治療選びに必要な情報をまとめました。

目の下の糸リフトなら、メスを使わずにたるみを引き締められる

目の下の糸リフトは、吸収性の医療用糸を皮膚の下に挿入し、たるみの引き上げやコラーゲン生成の促進を同時に狙う施術です。外科手術のような大きな切開を伴わないため、傷跡が残りにくく、日常生活への影響も限定的といえます。

目の下のクマには複数のタイプがありますが、なかでも加齢によるたるみが影を作る「黒クマ(影クマ)」に対して、糸リフトは有効な方法となりえます。

糸が皮膚を内側から支えることで影が目立ちにくくなり、さらにコラーゲンの増生によって肌そのものにハリが戻るからです。

ジェンバー糸とショッピングリフトはどう違う?

どちらもPDO(ポリジオキサノン)と呼ばれる体内で溶ける素材を使いますが、糸の構造や目的がまったく異なります。ジェンバー糸にはコグ(突起)が付いており、皮下組織をしっかりつかんで物理的に持ち上げる力が特徴です。

一方、ショッピングリフトは突起のないモノタイプの極細糸を30〜50本ほど挿入し、コラーゲンの生成を広範囲に促して肌質を改善します。

「たるみを引き上げたい」ならジェンバー糸、「肌全体のハリやツヤを取り戻したい」ならショッピングリフトが向いているでしょう。

ジェンバー糸とショッピングリフトの主な違い

比較項目ジェンバー糸ショッピングリフト
糸の構造コグ(突起)付きモノタイプ(滑らか)
挿入本数の目安4〜10本程度30〜50本程度
主な目的たるみの引き上げ肌質改善・ハリ回復
持続期間の目安6〜12か月3〜6か月

ジェンバー糸とショッピングリフトの効果や素材の違いをさらに詳しく比較したい方は
2つの糸リフトを素材・構造・持続期間で徹底比較

切らない糸リフトが目の下のクマに選ばれる理由

目の下は皮膚が非常に薄く、加齢とともに真っ先にたるみが現れやすい部位です。従来は脱脂術やハムラ法といった外科手術が主流でしたが、手術への心理的ハードルやダウンタイムの長さから踏み切れない方も少なくありません。

糸リフトは極細の針で糸を通すだけなので、施術時間が短く、傷跡もほとんど目立ちません。「まずは手軽な方法を試してみたい」「仕事を長く休めない」という方にとって、現実的な選択肢のひとつとなっています。

ジェンバー糸の引き上げ力が目の下の影グマを改善へ導く

ジェンバー糸は、コグ(突起)の付いた医療用の溶ける糸を使い、たるんだ組織を物理的に引き上げる施術です。加齢で目の下の皮膚や脂肪がゆるみ、影のように見える「黒クマ」に悩む方にとって、原因そのものに働きかけられる治療法といえます。

コグ(突起)付きの糸が皮膚を物理的に持ち上げる

ジェンバー糸の表面には、小さなトゲのようなコグが並んでいます。この突起が皮下組織にしっかり引っかかることで、たるんだ皮膚を上方向へ持ち上げるのです。

使用する本数はショッピングリフトより少ないものの、1本あたりの引き上げ力が大きい点がジェンバー糸ならではの特徴でしょう。

施術直後からフェイスラインの変化を実感しやすく、目の下の影が薄くなったと感じる方も多いです。ただし、たるみの度合いや皮膚の状態には個人差があるため、どの程度の改善が見込めるかは事前のカウンセリングで確認することが大切です。

ジェンバー糸が目の下のクマやたるみにどこまで効果を発揮するのかについてまとめました
目の下のクマ・たるみへのジェンバー糸の効果と注意点を確認する

コラーゲン増生で肌のハリが内側から回復する

ジェンバー糸のもうひとつの魅力は、糸が体内で吸収される過程でコラーゲンの生成が促される点です。人間の体は異物が入ると修復しようとする「創傷治癒反応」を起こし、その際に新しいコラーゲンやエラスチンが作られます。

施術後1〜3か月頃にコラーゲン増生がピークを迎え、肌のハリや弾力が目に見えて向上する時期です。糸そのものは約6〜8か月で吸収されますが、新たに作られたコラーゲンはその後もしばらく肌を支え続けるとされています。

  • 施術直後:糸の物理的な引き上げによるリフトアップ効果
  • 術後1〜3か月:コラーゲン増生のピーク、ハリ・弾力の向上
  • 術後6〜8か月:糸は吸収されるが、コラーゲンは一定期間残存

ジェンバー糸の効果がいつ頃から実感でき、どこまで持続するのかをチェックする
リフトアップと肌質改善のピーク・持続性を時系列で解説

ショッピングリフトは美肌重視で手軽にトライできる

ショッピングリフトは、突起のない極細の短い糸(モノタイプ)を30〜50本ほど皮下に挿入し、広範囲にコラーゲン生成を促して肌質を改善する施術です。

「買い物帰りに受けられるほど手軽」という由来の通り、痛みやダウンタイムが比較的少なく、糸リフトが初めての方にも人気があります。

極細の短い糸を多数挿入して肌質を底上げ

ショッピングリフトで使う糸は、髪の毛ほどの細さしかありません。これを格子状や放射状に皮下へ挿入し、真皮層を刺激してコラーゲンやエラスチンの産生を促します。

強いリフトアップ力はありませんが、肌全体のハリ・ツヤが底上げされ、小ジワやたるみ毛穴が目立ちにくくなるのが大きなメリットです。

とくに目の下の皮膚は薄くてデリケートなため、太い糸よりも極細糸のほうが負担が少ないケースもあります。糸の素材はPDO(ポリジオキサノン)が一般的で、体内で約6か月〜1年かけて自然に吸収されます。

ショッピングリフトで使われる主な糸の素材

素材名特徴吸収期間の目安
PDO柔軟性が高く広く普及約6か月〜1年
PCL持続期間が長い傾向約2〜3年
PLLAコラーゲン生成を強く促す約1年半〜2年

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痛み・内出血・ダウンタイム|施術前に知っておきたいリアルな経過

糸リフトを検討する際、多くの方が気になるのが「痛み」と「ダウンタイム」でしょう。結論として、施術中の痛みは局所麻酔でかなり軽減でき、内出血も1〜2週間程度で落ち着くケースが大半です。

ただし個人差があるため、具体的な経過を事前に把握しておくと安心して臨めます。

施術中の痛みは麻酔でかなり抑えられる

ジェンバー糸もショッピングリフトも、施術前に局所麻酔を行います。「一番痛かったのは麻酔の注射だった」と振り返る方が多く、糸の挿入自体はほぼ無痛か、軽い引っ張り感を覚える程度です。

目の下周辺は皮膚が薄いため刺激に敏感ですが、麻酔クリームを事前に塗布する医院もあります。痛みに不安がある方は、カウンセリングの段階で遠慮なく相談してみてください。

施術中に痛みを感じた場合は医師に伝えれば麻酔を追加してもらえるため、我慢し続ける必要はありません。

ジェンバー糸の痛みが不安な方へ、施術中からダウンタイムまでの痛みレベルと対処法を解説
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内出血は1〜2週間で落ち着くケースがほとんど

針を皮下に通す以上、毛細血管を傷つけて内出血が出る可能性はあります。ただし、ファンデーションで隠せる程度の薄い赤紫色が数か所に出る、というパターンが大半です。青黒い大きなアザになるケースはまれでしょう。

ショッピングリフトは挿入本数が多い分、内出血が出る箇所もやや増える傾向がありますが、1本あたりの針が極細のため程度は軽めです。体が血液を再吸収するまでの期間はおおむね1〜2週間が目安となります。

ダウンタイム中に気をつけたいポイント

術後の時期主な症状対処法
当日〜3日腫れ・鈍痛・内出血冷やして安静にする
1週間前後腫れが引き始めるマスクやメイクでカバー
2週間〜1か月糸が馴染む・違和感が減少強いマッサージは控える

ショッピングリフト後の内出血がどのくらい続くのか、隠し方や予防策をチェックする
内出血の期間・隠し方・予防法をまとめたガイドはこちら

効果の持続期間と長持ちさせるための日常ケア

糸リフトの効果は永続ではありませんが、日々のケアや施術の組み合わせで持続期間を延ばせる場合があります。ジェンバー糸とショッピングリフトでは持続期間に差があるため、自分の目的に合った治療を選ぶことが満足度に直結します。

ジェンバー糸は6〜12か月、ショッピングリフトは3〜6か月が目安

ジェンバー糸はコグの引き上げ力に加えてコラーゲン増生が長く続くため、6〜12か月程度の効果持続が期待できます。

ショッピングリフトは3〜6か月が一般的な目安ですが、施術を定期的に繰り返すことでコラーゲンの「貯金」が増え、効果が積み重なっていきます。

持続期間を延ばすためには、施術後のケアも大切です。紫外線は真皮のコラーゲンを分解してしまうため、日焼け止めを毎日塗る習慣が欠かせません。施術後1か月程度は強いマッサージや高温のサウナを避け、糸と周囲の組織が安定するのを待ちましょう。

  • 日焼け止めの毎日使用でコラーゲン分解を防ぐ
  • 施術後1か月は強いマッサージ・照射系美容施術を避ける
  • 規則正しい睡眠とバランスのよい食事でターンオーバーを整える
  • 必要に応じて定期的な追加施術を検討する

よくある質問

目の下の糸リフトは何歳から受けられますか?

目の下の糸リフトに明確な年齢制限はありません。20代後半から30代前半でも、目の下のたるみや影グマが気になり始めた方が施術を受けるケースは増えています。

ただし、たるみの程度や肌質は一人ひとり異なるため、自分に合った治療法かどうかは医師の診察を受けて判断するのが安心です。未成年の方は保護者の同意が必要になる場合もあります。

ジェンバー糸とショッピングリフトを同時に受けることはできますか?

ジェンバー糸とショッピングリフトは、併用して施術を行うケースがあります。ジェンバー糸でたるみを引き上げつつ、ショッピングリフトで周囲の肌質を底上げするという組み合わせにより、より総合的な若返り効果を狙えるためです。

ただし、挿入する糸の本数が増えるとダウンタイムが長引く場合があります。併用の適否はたるみの程度や体質によって変わるため、担当医とよく相談したうえで計画を立てることが大切です。

目の下の糸リフトの施術時間はどのくらいかかりますか?

目の下の糸リフトの施術時間は、片側あたり15分〜30分程度が一般的な目安です。両目合わせても30分〜1時間ほどで完了するケースが多く、日帰りで受けられます。

施術前のカウンセリングや麻酔の準備時間を含めると、クリニック滞在時間はトータルで1〜2時間程度を見込んでおくとよいでしょう。

ショッピングリフトを受けた後、メイクはいつから可能ですか?

ショッピングリフトの施術後、針の刺入部位を避ければ翌日からメイクが可能なクリニックが多いです。内出血が出た場合もコンシーラーやファンデーションでカバーできる程度のため、仕事や外出への影響は限定的でしょう。

ただし、施術当日は刺入部位に刺激を与えないよう、メイクは控えることが推奨されます。洗顔の際もゴシゴシこするのは避け、やさしく洗うようにしてください。

ジェンバー糸が体内に残って悪影響を及ぼすことはありますか?

ジェンバー糸に使われるPDO(ポリジオキサノン)は、外科手術の縫合糸として長年使われてきた医療用素材で、体内で水と二酸化炭素に分解され自然に吸収されます。異物として永久に残るわけではないため、通常は長期的な悪影響の心配はいりません。

まれに糸の周囲に炎症や感染が起きるケースも報告されていますが、経験豊富な医師のもとで適切な施術を受ければリスクは低く抑えられます。気になる症状が出た場合は早めに受診してください。

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