ショッピングリフトの内出血はどのくらい?期間と隠し方、予防法を解説

ショッピングリフトは極細の糸を皮下に挿入するたるみ治療で、メスを使わない手軽さが魅力です。ただし施術後に内出血が出ることがあり、仕事や外出の予定が気になる方も多いでしょう。
内出血の程度は個人差があるものの、多くの場合は軽度で1〜2週間ほどで落ち着きます。
この記事では内出血が続く期間や上手に隠すコツ、そして事前にできる予防策まで、治療を検討中の方が安心して判断できるよう丁寧に解説します。
ショッピングリフトで内出血が起きる仕組みと程度を知っておこう
ショッピングリフトによる内出血は、極細の針で皮下に糸を挿入する際、皮膚の下にある毛細血管が傷つくことで発生します。大きな切開を伴わないため出血量自体は少なく、大半の方は軽いアザ程度で済みます。
なぜ針の挿入で内出血が生じるのか
ショッピングリフトでは、髪の毛ほどの細さの吸収糸を専用の針に装填し、皮下の浅い層に通します。このとき針先が毛細血管に触れると、血管壁が破れて周囲の組織に血液がにじみ出るのです。
顔には非常に多くの毛細血管が走っているため、どんなに丁寧な施術でもすべての血管を完全に避けるのは難しいといえます。つまり内出血は「起きる可能性がある自然な反応」であり、施術の失敗ではありません。
内出血が出やすい部位と出にくい部位
頬やこめかみなど皮膚が薄く血管が密集しているエリアは、内出血が目立ちやすい傾向にあります。一方、フェイスラインの下部など皮膚が比較的厚い部分では、血液が表面に透けにくいため目立ちにくいです。
施術箇所が広いほど針を刺す回数が増え、その分だけ血管に触れるリスクも上がります。治療範囲と内出血の可能性は比例する、と覚えておくとイメージしやすいかもしれません。
ショッピングリフトの内出血が出やすい部位
| 部位 | 内出血の出やすさ | おもな理由 |
|---|---|---|
| こめかみ | やや出やすい | 皮膚が薄く血管が集中 |
| 頬(中央〜上部) | 出やすい | 血管密度が高い |
| 目の周辺 | 出やすい | 皮膚が非常に薄い |
| フェイスライン | 比較的出にくい | 皮膚にある程度厚みがある |
| あご下 | 出にくい | 皮下脂肪がクッションになる |
ショッピングリフト後の内出血は「軽度」がほとんど
多くの方がイメージするような青黒い大きなアザができるケースはまれです。実際にはファンデーションで隠せる程度の薄い赤紫色が数か所に出る、というパターンが大半を占めます。
まれに体質や服用中の薬の影響で広範囲に内出血が出るときもありますが、時間の経過とともに体が血液を再吸収するため、自然に消えていくのが通常の経過です。
ショッピングリフト後の内出血はいつ治る?期間の目安を徹底ガイド
ショッピングリフト後の内出血は、軽いものなら3〜5日、やや広めに出た場合でも10日〜2週間ほどで目立たなくなるのが一般的です。色の変化を追うと回復の進み具合を確認できます。
施術直後から3日目までに起きる変化
施術直後は針の刺入部にわずかな赤みや腫れが見られる程度です。当日の夜から翌日にかけて、赤紫色のアザとして内出血が表面化してくる場合があります。
この段階が見た目上いちばん目立つ時期で、初めて経験する方は驚くかもしれません。しかし体の修復作用はすでに始まっており、翌日をピークに少しずつ色味が薄れていくケースがほとんどです。
4日目〜1週間で色味が変わっていく過程
赤紫色だった内出血が、黄緑色やくすんだ茶色に変化してきたら回復が進んでいるサインといえます。これは皮下にたまった血液中のヘモグロビンが分解される過程で色素が変わるためです。
この時期になるとコンシーラーで十分にカバーできるレベルまで薄くなっていることが多く、日常生活に支障を感じにくくなります。
2週間を過ぎても内出血が消えないときに考えられる原因
ほとんどの場合2週間以内に落ち着きますが、血液をサラサラにする薬を常用している方や、もともと血管が脆い体質の方は回復に時間がかかるケースがあります。
2週間を超えても色が濃いまま残っている、あるいは範囲が広がっているように感じる場合は、施術を受けたクリニックに相談してください。感染症や血腫(けっしゅ)など別の問題が隠れている可能性もゼロではありません。
ショッピングリフト後の内出血の経過目安
| 経過日数 | 内出血の色味 | 目立ちやすさ |
|---|---|---|
| 当日〜1日目 | 赤みや赤紫色 | やや目立つ |
| 2〜3日目 | 濃い紫色 | もっとも目立つ時期 |
| 4〜7日目 | 黄緑〜茶色に変化 | メイクで隠しやすい |
| 8〜14日目 | 薄い黄色 | ほぼ目立たない |
| 15日目以降 | ほぼ消失 | 気にならない程度 |
ショッピングリフトの内出血を上手に隠すメイクテクニック
内出血は時間が経てば消えるとわかっていても、人前に出る予定があるとやはり気になるものです。ポイントを押さえたメイクで、ほとんど目立たなくできます。
コンシーラー選びは「補色」がカギになる
内出血の色味に合った補色のコンシーラーを使うと、効率よくカバーできます。赤紫色のアザにはグリーン系、黄色っぽく変化した段階ではラベンダー系の下地が有効です。
ドラッグストアで手に入るカラーコントロール下地で十分に対応できるので、特別な化粧品を用意する必要はありません。普段のメイク用品にプラスする感覚で取り入れてみてください。
厚塗りにならない自然なカバー方法
内出血を隠そうとするあまり、コンシーラーを厚く重ねると不自然なムラができやすくなります。少量を指先でトントンとなじませるように塗り、その上からパウダーファンデーションで薄くヴェールをかける方法が効果的です。
| 内出血の色味 | おすすめ下地の色 | 仕上げのコツ |
|---|---|---|
| 赤紫色(初期) | グリーン系 | 少量をピンポイントで |
| 紫〜青色 | イエロー系 | 広めに薄くぼかす |
| 黄色〜茶色(回復期) | ラベンダー系 | パウダーで軽く押さえる |
メイク以外で内出血を目立たなくする工夫
マスクや大きめのサングラスを活用すれば、頬やこめかみの内出血を物理的に隠せます。近年はマスク着用が一般化しているため、顔の下半分のカバーには違和感なく使えるでしょう。
前髪やヘアスタイルでこめかみ周辺を自然にカバーする方法も、手軽で実用的です。施術後しばらくの間は髪をおろしたスタイルにしておくと安心できます。
施術前にできるショッピングリフトの内出血予防法
ショッピングリフトの内出血を完全に防ぐのは難しいものの、事前の準備で発生リスクを大幅に抑えることは十分に可能です。施術日の1〜2週間前から意識して取り組むと効果が出やすくなります。
血液をサラサラにする薬やサプリメントは事前に相談する
アスピリンやワーファリンなど血液の凝固を抑える薬を服用中の方は、内出血が出やすく長引く傾向にあります。施術前の診察で必ず医師に申告し、休薬の可否について判断を仰いでください。
EPAやDHA、ビタミンEなどのサプリメントにも血液をサラサラにする作用があります。健康食品だからと油断せず、飲んでいるものをすべてリストアップしてクリニックに伝えることが大切です。
施術前日〜当日のアルコールは控える
アルコールは血管を拡張させ、出血しやすい状態を作ります。施術前日の夜から当日にかけては飲酒を控えるよう多くのクリニックが案内しています。
「少量なら大丈夫」と考える方もいるかもしれませんが、念のため前日から完全に断つのが安心です。ほんの1日我慢するだけで内出血のリスクを下げられるなら、試してみる価値があります。
クリニック選びと医師の技量も内出血の程度を左右する
経験豊富な医師は血管の走行を熟知しているため、針の挿入角度や深さを微調整して内出血を抑える技術を持っています。症例数が多いクリニックを選ぶと、リスクを低く抑えやすくなります。
カウンセリング時に「内出血はどの程度出ますか」「対策として何をしていますか」と直接質問してみると、医師の対応姿勢や経験値を見極める材料になります。
施術前にチェックしておきたい内出血予防のポイント
| 対策項目 | 具体的な行動 | 開始時期の目安 |
|---|---|---|
| 薬・サプリの確認 | 血液凝固に影響する薬を医師に申告 | 施術2週間前 |
| 飲酒の制限 | 前日夜〜当日は禁酒 | 施術前日 |
| クリニック選び | 症例数・医師の経験を確認 | 施術1か月前 |
| 体調管理 | 睡眠不足や過度な疲労を避ける | 施術1週間前 |
ショッピングリフト後の内出血を早く治すためのアフターケア
施術後の過ごし方しだいで、内出血の回復スピードは変わります。日常生活のなかでほんの少し気をつけるだけで、治りを早められる可能性があります。
施術当日は冷やすことが回復への近道
施術後6〜12時間以内に患部を適度に冷やすと、血管の収縮を促して出血の拡大を抑えやすくなります。清潔なタオルで保冷剤を包み、1回10〜15分程度を目安にあてましょう。
直接氷を肌にあてると凍傷の危険があるため、必ず布を挟んでください。冷やしすぎは血流を極端に低下させ逆効果になるので、間隔をあけながら行うことが大切です。
翌日以降は血行を促す温めケアに切り替える
腫れのピークを過ぎた2日目以降は、温めて血行を促すケアが有効です。蒸しタオルを患部にやさしくあてると、たまった血液の吸収が進みやすくなります。
| 時期 | 推奨ケア | 注意点 |
|---|---|---|
| 当日〜翌日 | 冷やす(10〜15分) | 直接冷やさず布を挟む |
| 2日目以降 | 温める(蒸しタオル) | 熱すぎない温度で |
| 1週間以降 | 通常のスキンケア | 強いマッサージは避ける |
激しい運動や長時間の入浴は1週間ほど控える
施術後すぐにジムで汗を流したい気持ちはわかりますが、心拍数が上がると血流が増加し、内出血が広がるリスクが高まります。術後1週間ほどは激しい運動を避け、ウォーキング程度にとどめるのが無難です。
同様に、長時間の入浴やサウナも血管を拡張させるため控えたほうがよいでしょう。短めのシャワーで済ませるとトラブルを防ぎやすくなります。
ショッピングリフトの内出血と他のたるみ治療を比較してみた
ショッピングリフトは数ある糸リフト・たるみ治療のなかでも、内出血やダウンタイムが比較的少ない施術として位置づけられています。他の治療法と比べたときの違いを整理しておくと、選択の参考になるでしょう。
糸リフト(バーブスレッド)との内出血の違い
バーブスレッドと呼ばれるトゲ付きの糸を使う本格的な糸リフトは、組織を物理的に引き上げるためショッピングリフトよりも強い力が加わります。そのぶん内出血や腫れのリスクは高く、ダウンタイムも1〜2週間と長めです。
ショッピングリフトは引き上げる力こそ穏やかですが、肌のハリ感やたるみ予防を目的とする方には内出血の少なさが大きな利点になります。
HIFU(ハイフ)とのダウンタイム比較
HIFU(高密度焦点式超音波)は針を使わないため、一般的に内出血が出にくい治療です。ただし照射パワーが強いと赤みやむくみが数日続く場合があり、まったくダウンタイムがないわけではありません。
ショッピングリフトは針を使うぶん内出血の可能性がありますが、糸によるコラーゲン生成促進というHIFUにはない仕組みで肌質を改善できる点が異なります。
ショッピングリフトが向いている人の特徴
ダウンタイムをなるべく短くしたい方、初めてのたるみ治療で不安が大きい方には、ショッピングリフトが向いているといえます。
軽度のたるみやハリ不足を手軽にケアしたい30〜50代の方に選ばれることが多いのも、内出血が軽めである点が理由の一つです。
一方、深いたるみを大きく引き上げたい場合には、ショッピングリフト単独では限界があるため、他の治療と組み合わせる判断も必要になります。
たるみ治療の内出血・ダウンタイム比較
| 治療法 | 内出血の出やすさ | ダウンタイム目安 |
|---|---|---|
| ショッピングリフト | 軽度〜中程度 | 3日〜1週間 |
| 糸リフト(バーブ) | 中程度〜やや強い | 1〜2週間 |
| HIFU | ほぼなし〜軽度 | 数日〜1週間 |
| フェイスリフト手術 | 強い | 2〜4週間 |
内出血が心配な方へ|ショッピングリフトの施術前カウンセリングで確認すべきこと
内出血への不安を減らすには、施術前のカウンセリングで遠慮なく質問することが一番の近道です。聞いておくべきポイントを把握しておけば、納得したうえで治療に臨めます。
カウンセリングで伝えるべき自分の体質や生活習慣
アザができやすい体質の方や、月経周期によって出血しやすい時期がある方は、その情報をカウンセリングで共有しておくと医師が施術計画に反映しやすくなります。
ふだんの生活習慣、たとえば飲酒の頻度やサプリメントの種類なども内出血リスクに影響します。些細に思えることでも遠慮なく伝えてください。
- 血液凝固に影響する薬やサプリメントの服用状況
- アザができやすい体質かどうか
- 飲酒の頻度と量
- 過去の美容施術で内出血が出た経験の有無
「内出血が出たらどう対応してもらえるか」を事前に聞いておく
万が一内出血が強く出た場合のフォロー体制を確認しておくと、施術後の不安が格段に軽くなります。再診の費用が発生するのか、電話やオンラインで相談できる窓口があるのかをチェックしましょう。
アフターケアが手厚いクリニックは、それだけ施術トラブルへの対応経験も豊富である傾向があります。安心感は技術力だけでなく、術後のサポート体制からも生まれるものです。
ダウンタイムを見越したスケジュールの組み方
重要なイベントや人前に出る予定がある場合は、少なくとも2週間前にはスケジュールを空けておくことをおすすめします。内出血が出なかった場合はラッキーですし、出た場合でも余裕があればストレスを感じにくいでしょう。
週末や連休の初日に施術を受けると、人と会わずに回復期間を過ごしやすくなります。仕事を休めない方こそ、こうしたスケジュールの工夫が重要です。
よくある質問
- ショッピングリフトの内出血は何日くらいで消える?
-
ショッピングリフトによる内出血は、軽度であれば3〜5日、やや広範囲に出た場合でも10日〜2週間程度で目立たなくなるケースが大半です。
施術後2〜3日目がもっとも色が濃くなりやすく、その後は赤紫色から黄色へと変化しながら徐々に薄れていきます。
ただし血液をサラサラにする薬を飲んでいる方や、もともとアザができやすい体質の方は回復に日数がかかるときもあります。2週間を過ぎても改善しない場合は、施術を受けたクリニックに相談してください。
- ショッピングリフト後の内出血をメイクで隠す方法はある?
-
内出血の色味に合わせた補色のカラーコントロール下地やコンシーラーを使うと、自然にカバーできます。赤紫色が強い初期にはグリーン系、黄色く変化した段階ではラベンダー系の下地が効果的です。
コンシーラーは厚塗りを避け、少量を指先で軽くたたくように塗り広げましょう。仕上げにパウダーファンデーションで押さえれば、不自然さのないカバーが完成します。
- ショッピングリフトの施術前に内出血を予防する方法はある?
-
内出血を完全に防ぐのは難しいですが、リスクを下げる対策はいくつかあります。まず、血液凝固に影響するアスピリンやビタミンE系サプリメントの服用について施術前に医師へ相談してください。
加えて、施術前日からの飲酒を控えるのも有効です。アルコールは血管を拡張させて出血しやすい状態を作るため、前日の夜から当日にかけては禁酒が望ましいです。
- ショッピングリフトの内出血が強く出た場合はどう対処すればよい?
-
施術当日は保冷剤をタオルで包んで患部を10〜15分ほど冷やし、血管の収縮を促してください。直接氷をあてると凍傷の恐れがあるため、必ず布を挟むことが大切です。
翌日以降は冷却をやめ、蒸しタオルなどで温めて血行を促すケアに切り替えると回復が早まりやすくなります。それでも2週間以上改善が見られない場合は、施術を受けたクリニックで診察を受けることをおすすめします。
- ショッピングリフトと糸リフトでは内出血の程度にどんな違いがある?
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ショッピングリフトはトゲのない極細の吸収糸を使うため、組織への負担が比較的少なく、内出血も軽度で済むケースが多いです。ダウンタイムは3日〜1週間程度が目安になります。
一方、バーブスレッドなどトゲ付きの糸を使う糸リフトは、組織を物理的に引き上げるため内出血や腫れが強く出やすく、ダウンタイムは1〜2週間と長めになる傾向です。
どちらを選ぶかは、求める効果とダウンタイムの許容度で判断するのがよいでしょう。
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