クマ取りとハイフ、どっちが先?併用する場合の順番と間隔

クマ取りとハイフ、どっちが先?併用する場合の順番と間隔

クマ取り(経結膜脱脂術)とハイフ(HIFU)の併用を考えているなら「クマ取りを先に受ける」のが基本です。

脱脂で眼窩脂肪を取り除いたあと、4週間ほど間隔を空けてからハイフで肌を引き締めると、それぞれの効果を損なわずに済みます。

ただし、クマの種類や肌の状態によって推奨される順番や間隔は変わるため、自己判断は禁物です。

この記事では、クマ取りとハイフを安全かつ効果的に組み合わせるための順番・間隔・注意点を、医学的な根拠をもとにわかりやすく解説します。

「どっちを先に受ければいいの?」「同時に受けても大丈夫?」といった疑問をお持ちの方は、参考にしてください。

目次

クマ取りとハイフはそもそも役割が違う|あなたの悩みに合うのはどっち?

クマ取りとハイフは、どちらも目元の若返りに関わる施術ですが、アプローチする対象がまったく異なります。

クマ取り(経結膜脱脂術)は眼窩脂肪(がんかしぼう)を物理的に除去する外科的な処置であり、ハイフは超音波エネルギーで肌の深層を熱で引き締める照射治療です。

クマ取り(経結膜脱脂術)は眼窩脂肪を直接取り除く外科処置

経結膜脱脂術は、下まぶたの裏側(結膜)を5〜7mm程度切開し、目の下のふくらみの原因となっている眼窩脂肪を摘出する手術です。

顔の表面にメスを入れないため、傷跡が外から見えないという利点があります。

おもに黒クマ(影クマ)の改善に有効で、脂肪細胞そのものを取り除くため、効果が長期間持続しやすいといえます。手術時間はおよそ15〜30分程度で、局所麻酔で行うクリニックが大半です。

ハイフ(HIFU)は超音波の熱で肌内部を引き締める照射治療

ハイフ(High Intensity Focused Ultrasound=高密度焦点式超音波)は、虫眼鏡のように超音波を一点に集束させて肌の深部に熱エネルギーを届け、コラーゲンの生成を促す治療法です。

皮膚表面を傷つけずに、SMAS筋膜(表在性筋膜群)にまで働きかけられます。

フェイスラインのたるみやほうれい線の改善、肌のハリ回復を目的として行われることが多く、効果のピークは施術後1〜2か月後とされています。持続期間は半年から1年程度が一般的です。

クマ取りとハイフの基本比較

項目クマ取り(脱脂)ハイフ
施術方法結膜側からの脂肪除去超音波照射
おもな対象黒クマ・目の下のふくらみたるみ・肌のハリ低下
ダウンタイム約1〜2週間ほぼなし〜数日
効果の持続長期的(数年〜半永久)半年〜1年程度
痛み局所麻酔で軽減照射時に軽い熱感

クマの種類によってはハイフだけでは改善が難しい

目の下のクマには、おもに青クマ(血行不良が原因)、茶クマ(色素沈着が原因)、黒クマ(眼窩脂肪の突出や加齢によるたるみが原因)の3種類があります。

ハイフは肌の引き締めやコラーゲン生成を促す治療であるため、脂肪のふくらみが原因の黒クマに対しては限界があるかもしれません。

黒クマが目立つ場合は、まず脱脂術でふくらみを取り除き、そのうえで残ったたるみや小じわをハイフで整えるという流れが合理的です。

自分のクマがどのタイプに該当するかは、医師の診察を受けて正確に判断してもらいましょう。

両方を組み合わせると相乗効果が期待できる

クマ取りは「引き算」の治療、ハイフは「引き締め」の治療と表現されるときがあります。

脱脂で余分な脂肪を取り除いたあとにハイフで皮膚を引き締めれば、目元全体がすっきりと整い、より自然な若返りにつながるでしょう。

片方だけの施術でも改善は見込めますが、脂肪のふくらみと肌のゆるみの両方が気になる方は、2つの施術を計画的に組み合わせると満足度が高まりやすくなります。

ただし、どちらの施術も医師の技術力に左右されるため、経験豊富なクリニックを選ぶことが大切です。

基本はクマ取りが先!脱脂を優先すべき3つの医学的な根拠

クマ取りとハイフを併用するなら、先にクマ取り(経結膜脱脂術)を受けるのが一般的に推奨されています。その背景には、施術ごとの作用の仕組みやダウンタイムの長さ、効果の持続期間に関する医学的な理由があります。

脱脂は外科手術であり回復に時間がかかる

経結膜脱脂術は外科的な処置であるため、術後に腫れや内出血が生じる場合があり、完全に落ち着くまでには1〜2週間ほどかかります。一方、ハイフは照射治療なのでダウンタイムがほとんどありません。

ダウンタイムが長い施術を先に済ませ、回復を待ってからハイフを受けるほうが体への負担を分散できます。

逆にハイフを先に受けてから脱脂を行うと、ハイフの効果が安定する前に外科的な処置が加わるため、肌に余計な負荷をかけてしまう恐れがあるでしょう。

脂肪のふくらみがあるとハイフの効果が実感しにくい

目の下に眼窩脂肪の突出がある状態でハイフを照射しても、肌表面の引き締め効果は得られるものの、脂肪によるふくらみ自体は解消できません。

見た目の変化を感じにくく、「ハイフを受けたのにクマが消えない」という不満につながりがちです。

先に脱脂でふくらみを取り除いておくと、ハイフ照射時の引き締め効果が目元にダイレクトに反映されるため、仕上がりに対する納得感が高まります。無駄な出費を防ぐ意味でも、脱脂を優先させたほうが合理的です。

脱脂後の仕上がりを見てからハイフを追加するか決められる

経結膜脱脂術を受けたあと、術後の経過を見守ると「本当にハイフも必要なのか」を冷静に判断できます。脱脂だけで十分に満足できるケースも少なくありません。

脂肪を取り除いた結果、残った皮膚のゆるみや小じわが気になる場合にはハイフを追加するという段階的な働きかけが、費用面でもリスク管理の面でも賢明な選択といえるでしょう。

焦って両方を同時に予約するのではなく、まずは脱脂の仕上がりを確認してから次の一手を考えてみてください。

施術順を判断するための比較

判断基準クマ取り先ハイフ先
黒クマが目立つ推奨される効果が限定的
たるみが中心状況による検討の余地あり
ダウンタイム管理先に長い方を済ませる回復前に手術が重なる
費用の無駄を防ぐ段階的に判断しやすい判断しにくい

ハイフを先にしてしまったらどうなる?順番を間違えたときの影響

「すでにハイフを受けてしまったけれど、クマ取りも考えている」という方も少なくないでしょう。

ハイフを先に受けたからといって取り返しのつかない問題が起きるわけではありませんが、注意すべき点はいくつかあります。

ハイフ後の肌は一時的に敏感になっている

ハイフの照射後は、超音波の熱エネルギーによって肌の内部に微細な損傷が生じています。この損傷が修復される過程でコラーゲンが生成されるのがハイフの仕組みですが、施術直後は肌が敏感な状態に傾いています。

この時期に外科的な処置を重ねると、炎症反応が強く出たり、回復が遅れたりする可能性があります。

ハイフを先に受けた場合は、肌の状態が十分に落ち着くまで待ってから脱脂の予約を入れるようにしましょう。

ハイフの引き締め効果が脱脂の判断を曇らせる場合がある

ハイフで一時的に肌が引き締まった状態で脱脂のカウンセリングを受けると、眼窩脂肪の量や皮膚のたるみ具合を医師が正確に見極めにくくなるケースがあります。

脂肪の除去量の判断にわずかな誤差が生じると、仕上がりに影響を及ぼしかねません。

ハイフ後に脱脂を受ける場合に気をつけたいこと

  • ハイフ照射から少なくとも4週間以上の間隔を空ける
  • カウンセリング時にハイフの施術日と照射部位を正確に伝える
  • 目の下に残る腫れや赤みが完全に引いてから受診する
  • 脱脂後にもう一度ハイフが必要かは改めて医師と相談する

ハイフ後にクマ取りを受けるなら最低4週間は空ける

ハイフを先に受けた場合、一般的には4週間以上の間隔を空けてからクマ取りに臨むことが推奨されています。

ハイフの効果がピークを迎えるのは施術後1〜2か月後であり、この間に組織の修復とコラーゲン生成が活発に行われているからです。

修復途中の組織に外科的な操作が加わると、双方の治療効果を十分に発揮できない恐れがあります。ハイフが完全に落ち着いたタイミングで脱脂を受けることが、結果的に仕上がりの満足度を高めてくれます。

順番を間違えても「失敗」にはならないので安心してほしい

「ハイフを先にやってしまったから、もうクマ取りは受けられないのでは」と不安になる方もいますが、適切な間隔を空ければ問題なく脱脂を受けられます。

大切なのは、担当の医師にハイフの施術歴を正直に伝え、一人ひとりの肌状態に合わせたスケジュールを組んでもらうことです。

自己判断で短い間隔で施術を詰め込むのはリスクが高まりますが、医師の指示に沿って進めれば過度に心配する必要はありません。

クマ取り後にハイフを受けるなら4週間は空けよう|回復までの経過目安

クマ取り(経結膜脱脂術)を先に受けた場合、ハイフを安全に受けられるようになるまでには一定の回復期間が必要です。多くのクリニックでは、脱脂後4週間以上の間隔を推奨しています。

術後1〜2週間は腫れや内出血が残る期間

経結膜脱脂術の直後は、目の下に腫れや内出血が出る場合があります。程度には個人差がありますが、多くの場合1〜2週間でピークを過ぎ、メイクで隠せる程度まで落ち着きます。

この時期に熱エネルギーを伴うハイフを照射すると、炎症が長引いたり痛みが増強したりする可能性があるため、絶対に避けるべきタイミングです。術後の腫れが引くまでは、目元を安静に保つことに専念してください。

術後3〜4週間で組織が安定し始める

脱脂から3〜4週間が経過すると、切開した結膜の傷がほぼ塞がり、眼窩脂肪を除去した部分の組織も安定してきます。

この頃から脱脂の仕上がりが見えてくるため、追加でハイフが必要かどうかを判断しやすくなるでしょう。

ただし、完全に落ち着くまでには3か月ほどかかる場合もあります。急いでハイフの予約を入れるよりも、担当医に経過を診てもらったうえで照射時期を決めるほうが安全です。

ハイフ照射のベストタイミングは脱脂後1〜3か月

脱脂の仕上がりが安定する1〜3か月後が、ハイフを受けるタイミングとして多くの医師が推奨する期間です。脱脂による組織の変化が落ち着いた状態でハイフを照射すると、引き締め効果をしっかり実感しやすくなります。

1か月後であれば早めに引き締めたい方に、3か月後であればより慎重に経過を見守りたい方に向いているといえます。

いずれの場合も、照射前に医師の診察を受けてから施術に臨むようにしましょう。

クマ取り後の経過と施術可能な目安

経過期間肌の状態ハイフ照射
直後〜1週間腫れ・内出血のピーク不可
2〜3週間腫れが引き始めるまだ早い
4週間〜組織が安定し始める医師の判断で可能
1〜3か月仕上がりがほぼ確定推奨される時期

目の下にハイフを当てる意味はある?照射の種類と効果の違い

ハイフにはいくつかの照射方法があり、目的や対象部位によって使い分けられています。

目の下の引き締めを狙う場合は、照射の深さやカートリッジの種類が仕上がりに大きく影響するため、施術内容をよく理解しておくことが大切です。

ドットハイフはリフトアップ効果が期待できる照射方法

ドットハイフは、超音波を点(ドット)状に集束させてSMAS筋膜に熱エネルギーを届ける照射方法で、ハイフ治療のなかでも定番のタイプです。

60〜70℃の熱で組織を刺激し、コラーゲンの生成を促すことでリフトアップ効果を得られます。目の下のたるみが軽度〜中等度の方に向いており、肌全体のハリ感を底上げしたい場合にも効果的です。

ただし、眼窩脂肪によるふくらみが大きい場合は、ドットハイフだけで目立った改善を得るのは難しいかもしれません。

リニアハイフは脂肪層へのアプローチを得意とする

リニアハイフは、超音波を線(リニア)状に照射し、脂肪層に広範囲にわたって熱を届ける方法です。脂肪細胞を縮小・破壊する効果が期待でき、顎下や頬のボリュームダウンに用いられるケースが多いです。

ハイフの照射方法と特徴

照射タイプ特徴向いている悩み
ドットハイフ点状照射で深層を刺激たるみ・リフトアップ
リニアハイフ線状照射で脂肪層に作用脂肪によるボリュームダウン
ハイフシャワー浅い層に広く照射ハリ・毛穴・小じわ

ハイフシャワーは肌表面のハリや小じわに効果的

ハイフシャワーは、皮膚の比較的浅い層に超音波を照射する方法で、肌のハリ感向上や毛穴の引き締め、小じわの改善に効果が期待できます。

痛みがマイルドで施術時間も短いため、ハイフ初心者の方にも取り入れやすいタイプです。

クマ取り後に目元の小じわやちりめんじわが気になる場合は、ハイフシャワーで肌表面を整えるという働きかけも有効です。深い層へのリフトアップ効果は控えめですが、定期的に繰り返すと肌質を維持しやすくなります。

クマ取りと組み合わせるならドットハイフかハイフシャワーが候補になる

経結膜脱脂術で眼窩脂肪を除去したあとの目元に対しては、ドットハイフでたるみを引き締めるか、ハイフシャワーで小じわやハリ感を改善するかのどちらかが主な選択肢になります。

どちらを選ぶかは、脱脂後の仕上がりや残っている悩みによって異なるため、医師と相談のうえで決めてください。

いずれにしても、脱脂で取り除けるのは脂肪のふくらみであり、肌のゆるみや質感の変化にはハイフが力を発揮します。

両者の得意分野を理解したうえで、自分の目元に足りないものを補う発想でプランを組み立てましょう。

クマ取りとハイフを併用して後悔しないためのクリニック選びのポイント

クマ取りとハイフの併用は高い効果が見込める反面、施術の順番やタイミングを適切に管理できる医師のもとで受けなければリスクが高まります。

後悔しないために、クリニック選びの段階で確認しておきたいポイントを押さえておきましょう。

目の下の治療経験が豊富な医師を選ぶ

クマ取り(経結膜脱脂術)は目元というデリケートな部位の手術であり、脂肪の除去量を見極める判断力が仕上がりを左右します。

症例数が多く、目の下の治療を専門的に手がけてきた医師であれば、脱脂とハイフを組み合わせた治療プランの提案にも慣れているはずです。

クリニックの公式サイトやSNSで過去の症例写真を確認し、自分の理想に近い仕上がりを出している医師かどうかをチェックしてみてください。

カウンセリングで施術の順番と間隔を明確に説明してもらう

信頼できるクリニックであれば、初回のカウンセリングで「クマ取りを先に行い、回復を待ってからハイフを照射する」というスケジュールを具体的に提示してくれます。

曖昧な説明しかしない、あるいは「同日に両方やりましょう」と安易に勧めてくるクリニックは注意が必要です。

施術の間隔、ダウンタイムの過ごし方、追加施術の判断基準など、気になることは遠慮せず質問し、納得できるまで説明を受けてください。

アフターフォロー体制が整っているか確認する

脱脂後の経過観察からハイフの照射タイミングの判断まで、一連の治療を通して継続的にフォローしてくれるクリニックを選ぶことが大切です。

術後の検診スケジュールが明確に設定されているか、万が一のトラブル時に迅速に対応してもらえるか、事前に確認しておきましょう。

特にクマ取りとハイフを別々のクリニックで受ける場合は、施術履歴や経過の情報共有が難しくなるため、できれば同じクリニックで一貫して治療を受けるほうが安心です。

クリニック選びで確認したい項目

  • 目の下の施術(脱脂・ハイフ)の症例実績が豊富か
  • 施術の順番や間隔について根拠をもとに説明してくれるか
  • 術後の検診や経過フォローの体制が整っているか
  • 強引な勧誘やセット販売の押し付けがないか

20代・30代・40代以降で変わるクマ取り×ハイフの治療戦略

年齢によって目の下の悩みの種類や程度は異なるため、クマ取りとハイフの組み合わせ方も変わります。自分の年代に合った治療の考え方を知っておくと、医師との相談がスムーズになるでしょう。

20代はクマ取り単独で十分なケースが多い

20代でクマに悩んでいる方は、生まれつき眼窩脂肪が多く、若いうちから目の下のふくらみが目立つタイプであることが多いです。

肌にハリがある年齢なので、脱脂で脂肪を取り除けば、皮膚は自然に引き締まることが期待できます。

この年代であれば、無理にハイフを追加する必要はないかもしれません。脱脂後の仕上がりを確認し、特にたるみや小じわが気にならなければ、ハイフは見送るという選択も賢明です。

年代おもな悩み併用の目安
20代生まれつきの脂肪突出脱脂のみで十分な場合が多い
30代脂肪突出+初期のたるみ脱脂後にハイフを検討
40代以降脂肪突出+皮膚のゆるみ併用を積極的に検討

30代は脱脂のあとにハイフでメンテナンスするのが理想的

30代になると、眼窩脂肪の突出に加えて、加齢による初期のたるみやコラーゲンの減少が少しずつ表れ始めます。脱脂だけでは「なんとなくスッキリしない」と感じる方が出てくる年代です。

脱脂で脂肪のふくらみを取り除いたあと、ハイフで肌全体のハリを底上げすると、目元が明るく若々しい印象に仕上がりやすくなります。

30代のうちからハイフを定期的に取り入れておくと、将来的なたるみの予防にもつながるでしょう。

40代以降は併用を前提にした治療計画を立てる

40代以降は、眼窩脂肪の突出だけでなく、皮膚のゆるみ、コラーゲンやエラスチンの減少、骨の萎縮(こついしゅく)による頬のボリュームダウンなど、複合的な要因が目の下の悩みを深刻にしています。

脱脂のみではカバーしきれないケースも増えるため、ハイフとの併用を前提に治療計画を組むのが現実的です。

場合によっては、脂肪注入やヒアルロン酸注入といった「足し算」の治療も組み合わせることが検討されます。

複数の施術を組み合わせる場合は、それぞれの施術間隔や順番がさらに重要になるため、経験豊富な医師のもとで包括的な治療プランを立ててもらいましょう。

よくある質問

クマ取り(経結膜脱脂術)とハイフは同じ日に受けられる?

同日の施術は基本的に推奨されていません。クマ取りは外科手術であり、術後に腫れや内出血が生じるため、同じ日にハイフの熱エネルギーを加えると炎症が増強するリスクがあります。

脱脂とハイフの間には少なくとも4週間以上の間隔を空けるのが一般的です。医師の診察を受けたうえで、自分の回復状況に合ったスケジュールを組んでもらいましょう。

クマ取り後にハイフを受けると脱脂の効果が弱まることはある?

適切な間隔を空けて照射すれば、ハイフが脱脂の効果を弱めることは通常ありません。クマ取りで取り除いた脂肪は再び戻ることがないため、ハイフの熱エネルギーが脱脂の結果に悪影響を及ぼす心配はほぼないといえます。

むしろ、脱脂後にハイフで皮膚を引き締めると、目元全体のなめらかさが向上し、仕上がりの完成度が高まるケースが多いです。

ハイフだけで目の下の黒クマを解消できる?

ハイフは肌の引き締めやコラーゲン生成の促進に効果を発揮する治療ですが、眼窩脂肪の突出が原因で生じている黒クマに対しては、ハイフ単独での改善は難しいでしょう。

脂肪のふくらみ自体を取り除く力はハイフにはありません。

黒クマが気になる方は、まず経結膜脱脂術で根本原因に働きかけて、そのあとで肌のたるみが残る場合にハイフを追加するという段階的な治療計画が望ましいです。

クマ取りとハイフを併用した場合のダウンタイムはどのくらいになる?

併用といっても同時に受けるわけではなく、それぞれ別のタイミングで施術するため、ダウンタイムも別々に発生します。

クマ取りの場合は腫れや内出血で1〜2週間、ハイフの場合は赤みや軽度の腫れで数時間から数日程度が目安です。

トータルで見ると、脱脂の回復期間がダウンタイムの大部分を占めます。仕事や予定に影響が出にくい時期に脱脂を受け、回復後にハイフを受けるスケジュールを組むと、日常生活への支障を抑えやすくなるでしょう。

クマ取りとハイフを別々のクリニックで受けても問題ない?

別々のクリニックで受けること自体は可能ですが、施術履歴や経過の情報がうまく共有されないリスクがあります。

脱脂の仕上がりや回復状況を踏まえてハイフの照射プランを組むことが理想なので、できれば同じクリニックで一貫した治療を受けるほうが安心です。

やむを得ず別のクリニックで受ける場合は、脱脂を受けたクリニックから施術内容の記録をもらい、ハイフを受けるクリニックのカウンセリング時に提示してください。情報の共有を丁寧に行うと、リスクを軽減できます。

参考文献

Haykal, D., Sattler, S., Verner, I., Madhumita, M., & Cartier, H. (2025). A systematic review of high-intensity focused ultrasound in skin tightening and body contouring. Aesthetic Surgery Journal45(7), 690-698.

Chen, W., Deng, Y., Qiao, G., & Cai, W. (2024). Ultrasound rejuvenation for upper facial skin: A randomized blinded prospective study. Journal of cosmetic dermatology23(12), 3942-3949.

Fritz, K., & Salavastru, C. (2016). Ways of noninvasive facial skin tightening and fat reduction. Facial Plastic Surgery32(03), 276-282.

Lim, J. T. E. (2024). Skin Tightening and Body Contouring Devices. In Updates on Lasers in Dermatology (pp. 75-92). Cham: Springer Nature Switzerland.

Biskanaki, F., Tertipi, N., Sfyri, E., Kefala, V., & Rallis, E. (2025). Complications and risks of high-intensity focused ultrasound (HIFU) in esthetic procedures: a review. Applied Sciences15(9), 4958.

Kim, D. Y., Han, H. J., Sohn, B. S., & Shim, H. S. (2023). Lower eyelid blepharoplasty combined with ultrasound-guided percutaneous diode laser lipolysis: evaluating effectiveness with long-term outcome. Lasers in Medical Science38(1), 78.

Phoebe, L. K. W. (2017). The troublesome triad: festoons, malar mounds, and palpebral bags. Journal of Cosmetic Medicine1(1), 1-7.

Berman, M. (2014). Periorbital fat grafting: the 3D Lift. Nonsurgical Peri-orbital Rejuvenation [Internet]. Boston, MA: Springer US, 89-98.

Hong, G., Oh, S., Lee, Y., & Cho, J. (2025). Filler procedures based on the facial area. In The Art and Science of Filler Injection: Based on Clinical Anatomy and the Pinch Technique (pp. 129-198). Singapore: Springer Nature Singapore.

マシン・レーザー治療|HIFU・ピコ・RFに戻る

クマの治療法から探すTOP

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Dr.寺井美佐栄のアバター Dr.寺井美佐栄 ミサクリニック 六本木本院 院長

日本抗加齢医学会認定専門医。日本美容皮膚科学会、日本レーザー医学会、日本産業衛生学会専門医。
複数の大手美容皮膚科で10年以上の院長経験を経て、2022年9月にMiSA Clinic(ミサクリニック)を開業。YouTube等でも発信してきた、メスを使わずに”ナチュラルなキレイ”を引き出す技術には定評があり、ありがたいことに「SNSを見ました!」という方や、紹介・口コミ経由でたくさんのご相談を頂いてきました。皆様と共に、MiSA Clinicスタッフ一同、共に年を重ね、末永くお付き合いできる関係を目指して参ります。

資格
アラガン社ボトックスビスタ認定医
アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

目次