クマ取り、マツエクしたままでもOK?施術当日の注意点と長持ちさせるコツ

「クマ取りの施術を受けたいけど、マツエクは外さなきゃダメ?」と質問をいただくときがあります。多くのクリニックではマツエクをつけたまま施術を受けられます。
ただし、施術方法やマツエクの種類によっては注意すべきポイントがいくつかあります。事前に正しい情報を把握しておけば、お気に入りのマツエクを守りながらクマ取りに臨めるでしょう。
この記事では施術当日の注意点からアフターケアのコツまで、マツエクとクマ取りの両立に悩む方へ向けて丁寧に解説します。
マツエクしたままクマ取りを受けても大丈夫?結論は「基本OK」
マツエクをつけた状態でもクマ取り施術は受けられます。大半のクリニックが、マツエクの有無にかかわらず施術に対応しています。
ほとんどのクリニックがマツエクOKと案内している背景
クマ取りの施術は主に下まぶたの裏側や皮膚表面にアプローチするため、まつげ自体に直接触れる場面は限られています。そのため、マツエクがついた状態でも施術に大きな支障はないと判断するクリニックがほとんどでしょう。
ただし、施術中にまぶたを固定するテープやガーゼがマツエクに触れることはあります。「絶対に1本も取れない」とは言い切れない点は覚えておきましょう。
マツエクの種類や本数で対応が異なるケース
シングルラッシュ(1本ずつ装着するタイプ)であれば、施術の妨げになることはまずありません。一方、ボリュームラッシュのように束で装着するタイプは、テープを貼る際にエクステ同士が絡まりやすくなります。
本数が多い場合も同様に、施術範囲の視認性に影響するときがあるため、担当医からデザインの調整を提案されるかもしれません。
マツエクの種類別にみた施術時の影響
| マツエクの種類 | 施術への影響 | 事前対応の目安 |
|---|---|---|
| シングルラッシュ | 影響は軽微 | そのままで問題なし |
| フラットラッシュ | テープで若干取れる可能性 | リペア後の来院が安心 |
| ボリュームラッシュ | 束が絡まりやすい | 本数を減らすか相談 |
施術前のカウンセリングで必ず伝えておきたいこと
カウンセリング時には、マツエクをしている旨を正直に伝えましょう。装着しているエクステの種類・本数・直近のリペア日を共有すれば、医師も適切な施術計画を立てやすくなります。
「見ればわかるだろう」と省略すると、当日に想定外のトラブルが起きかねません。些細な情報でも共有する姿勢が、仕上がりの満足度を大きく左右します。
マツエクつきでクマ取りを受けるなら押さえておきたい注意点
マツエクをつけたままクマ取りを受ける場合、施術中と施術後のそれぞれで注意すべきポイントがあります。事前に把握しておけば、不安なく当日を迎えられるでしょう。
目元のテープ固定がマツエクに与える影響
クマ取りの施術では、下まぶたの皮膚を安全に露出させるために医療用テープで固定を行います。このテープがマツエクの根元付近に触れると、剥がす際にエクステが数本抜け落ちるときがあります。
マツエク対応の剥がしやすいテープを用意しているクリニックもあるため、予約時に聞いておくのがおすすめです。
施術中のまぶたへの圧迫でエクステが取れやすくなる
施術中に医師が下まぶた周辺を操作する過程で、間接的にまつげ付近に圧力がかかることがあります。特に経皮切開法(皮膚の表面を切る方法)では、まぶたの表側に触れる時間が長くなりがちです。
「術後にマツエクが数本減っていた」という声の多くは、この圧迫が原因と考えられます。事前にリペアを受けておけばダメージが目立ちにくくなります。
術後の腫れや内出血がマツエクの持ちに響く
クマ取り後は目元に腫れや内出血が出ることがあり、回復期間中はまぶた周辺がデリケートな状態になります。この時期に目元を触ったりこすったりすると、マツエクの接着力が落ちて取れやすくなるかもしれません。
腫れが引くまではアイメイクも控えるよう指示されるのが一般的です。マツエクの手入れも普段より慎重に行う必要があります。
クマ取り後の経過とマツエクへの影響
| 術後の時期 | 目元の状態 | マツエクへの影響 |
|---|---|---|
| 当日〜3日 | 腫れ・内出血のピーク | 触らないため影響は少ない |
| 4日〜7日 | 腫れが徐々に引く | 洗顔時に脱落しやすい |
| 1週間〜2週間 | ほぼ回復 | リペア再開の目安 |
クマ取り施術当日にマツエクを守るための事前準備
施術当日のダメージを抑えるには、事前の準備がとても大切です。ちょっとした工夫で、大事なマツエクを守れます。
施術の1週間前にリペアを済ませておく
クマ取りの予約日から逆算し、1週間前までにマツエクのリペアを完了させておきましょう。施術直前にリペアをすると、グルー(接着剤)が完全に固まりきっていない状態でテープを貼ることになり、脱落リスクがかえって高まります。
1週間ほど前に済ませておけばグルーがしっかり定着し、施術中の多少の刺激にも耐えやすくなるでしょう。
アイメイクは控えめにして来院するのが鉄則
施術当日は、目元のメイクを極力控えて来院しましょう。マスカラやアイライナーを落とす際にマツエクへ負担がかかるだけでなく、クレンジング残りが施術に影響する可能性もあります。
どうしてもメイクが必要な場合は、お湯で落とせるタイプのコスメを選ぶとマツエクにやさしいです。
施術当日の準備チェック
- リペアから1週間以上経過しているか
- 目元のメイクを控えているか
- 前開きの服を選んでいるか
- コンタクトレンズを外す準備ができているか
当日の持ち物と服装で気をつけたいこと
施術後は目元にガーゼや保冷剤を当てた状態で帰宅することもあるため、サングラスや帽子を持参すると便利です。服装はかぶりタイプではなく前開きのシャツやジッパー付きのパーカーを選ぶと、着替え時にまつげに触れずに済みます。
髪が長い方はヘアゴムやクリップで顔周りをまとめておくと、施術中も帰宅後もストレスが減るでしょう。
施術方法で変わる!クマ取りがマツエクに与える影響
クマ取りにはいくつかの施術方法があり、マツエクへの影響度はそれぞれ異なります。自分が受ける施術に合わせた対策を立てることが大切です。
経結膜脱脂法ならマツエクへのダメージが少ない
経結膜脱脂法は、下まぶたの裏側(結膜側)から余分な眼窩脂肪を取り除く方法です。皮膚の表面を切開しないため、まつげやマツエクに触れる機会がほとんどありません。
マツエクを維持したままクマ取りをしたい方にとって、もっとも負担の少ない選択肢といえます。術後の腫れも比較的軽く、ダウンタイムが短い点も魅力です。
切開法はまぶた表面の処置が多くなりやすい
下まぶたの皮膚側を切開してたるみや脂肪を除去する方法では、まぶたの表面に直接メスが入ります。縫合や抜糸の過程でもまつげ周辺に触れるため、マツエクが数本から十数本ほど取れてしまう場合があります。
切開法を選ぶ際は、術後にリペアで整え直すことを前提にスケジュールを組んでおくとスムーズです。
ヒアルロン酸注入やPRP療法はマツエクにほぼ影響なし
注射系の施術であるヒアルロン酸注入やPRP療法(多血小板血漿療法)は、針を刺す場所がまつげの生え際から離れています。そのため、マツエクへの直接的な影響はほとんどありません。
注射後の圧迫止血でガーゼを当てることはあるものの、テープ固定のようにまつげに密着する処置は基本的に不要です。施術時間も短いため、マツエクの持ちに大きく響くことはないでしょう。
施術方法とマツエクへの影響比較
| 施術方法 | マツエクへの影響 | 術後の推奨対応 |
|---|---|---|
| 経結膜脱脂法 | ほぼなし | 通常通りのケアでOK |
| 下まぶた切開法 | 数本〜十数本脱落の可能性 | 術後1〜2週間でリペア |
| ヒアルロン酸注入 | ほぼなし | 当日から通常ケア可 |
| PRP療法 | ほぼなし | 当日から通常ケア可 |
クマ取り後もマツエクをキレイに保つアフターケアのコツ
施術後のアフターケア次第で、マツエクの持ちは大きく変わります。正しいケアを続ければ、クマ取りの仕上がりとマツエクの美しさを同時にキープできます。
術後24時間は目元を濡らさない・こすらないが鉄則
クマ取り直後の24時間は、目元に水分や摩擦を与えないことが何より大切です。濡らしてしまうと傷口の回復が遅れるだけでなく、マツエクのグルーが水分で弱まり一気に数本が取れてしまうときがあります。
入浴は首から下のシャワーにとどめ、洗顔は目元を避けて拭き取りタイプのクレンジングシートで対応すると安心です。
洗顔時のクレンジング選びでマツエクの寿命が変わる
術後2日目以降は洗顔が許可されるケースが多いですが、オイルクレンジングはマツエクのグルーを溶かす性質があるため避けてください。
ジェルタイプやウォータータイプなどオイルフリーのクレンジングが、マツエクを長持ちさせるカギになります。
洗顔時もゴシゴシこすらず、指の腹でやさしく滑らせるように汚れを落としましょう。タオルで拭くときは目元を押さえるようにして水分を吸い取ると丁寧です。
クレンジングタイプ別の相性
| クレンジングの種類 | マツエクとの相性 | 備考 |
|---|---|---|
| オイルクレンジング | ×(グルーが溶ける) | 術後は特に避ける |
| ジェルクレンジング | ○(オイルフリー推奨) | やさしく洗える |
| ウォータークレンジング | ○ | コットンで拭き取り |
| ミルククレンジング | △(成分による) | オイルフリーか確認 |
術後のリペア再開は1週間以上空けるのが目安
クマ取り後にマツエクのリペアを受けたい場合、少なくとも1週間は間隔を空けるようにしましょう。施術から日が浅い時期にリペアへ行くと、うつ伏せ姿勢やテープの使用で傷口に負担がかかる恐れがあります。
2週間ほど空けられるとより安心です。予約する前に、クマ取りを担当した医師から「いつからサロンに行ってよいか」の許可を取っておくと間違いありません。
マツエク対応のクマ取りクリニックを見極めるポイント
マツエクを守りながらクマ取りを受けるなら、クリニック選びの段階から意識しておきたいことがあります。相性のよいクリニックに出会えれば、施術後の満足度が格段に上がるでしょう。
マツエク対応の実績がある医師を選ぶと安心
日常的にマツエクをしている患者の施術経験が豊富な医師は、テープの貼り方や施術中のまぶたの扱いにも慣れています。「マツエクをしたまま施術を受けた方はどのくらいいますか」と聞いてみると、経験の目安がつかめます。
公式サイトやSNSで「マツエクOK」と明記しているクリニックは、対応体制が整っている可能性が高いです。
カウンセリングでマツエクの扱いを具体的に確認する
「マツエクは外さなくて大丈夫ですか」と聞くだけでは不十分かもしれません。どんなテープを使うのか、エクステが何本くらい取れる見込みか、術後いつからリペアに行けるのかなど、具体的な質問を投げかけましょう。
曖昧な返答しか得られないクリニックは、マツエク対応に慣れていない恐れがあります。納得できるまで質問できる雰囲気かどうかも大事な判断材料です。
アフターケア体制が整っているクリニックは心強い
術後に気になることがあった際、すぐ相談できる窓口があるかどうかは大きな判断基準です。電話やLINEでのアフターフォローに対応しているクリニックなら、マツエクに関する小さな疑問も気軽に聞けるでしょう。
再診料が無料だったり、術後の経過チェックが定期的に組まれていたりするクリニックは、患者目線のサポートが充実しているといえます。
クリニック選びで確認したい項目
- マツエク装着のまま施術した実績の有無
- 施術中に使用するテープの種類
- 術後のリペア再開時期に関する明確な案内
- アフターフォローの連絡手段と対応時間
クマ取り前後でマツエクのデザインを見直すべきタイミング
施術前後であえてマツエクのデザインを調整すれば、施術のしやすさやダウンタイム中の見た目を整えられます。そのまま無理に維持するよりも、柔軟に変えるほうが結果的に満足度が高まりやすいです。
ボリュームラッシュは施術前にナチュラルデザインへ切り替える
束タイプのボリュームラッシュはテープとの接触面が広く、施術中に絡まるリスクが高まります。施術の1〜2週間前のリペア時にシングルラッシュやフラットラッシュへ変更しておくのが賢い判断です。
ナチュラルなデザインに切り替えておけば、術後に数本取れても見た目のバラつきが気になりにくくなります。
デザイン変更のタイミング
- 施術2週間前:サロンでデザイン変更を相談
- 施術1週間前:シングルまたはフラットへリペア
- 術後2週間:お気に入りのデザインへ戻すリペア
ダウンタイム中は控えめなデザインのほうが過ごしやすい
術後は目元に腫れや内出血が出ることがあるため、派手なカールや長さのマツエクだと逆に腫れが目立ちやすくなります。JカールやCカールの控えめなデザインにしておくと、腫れが自然にカモフラージュされます。
回復が落ち着いた2〜3週間後に、元のデザインへ戻せば問題ありません。
術後の仕上がりに合わせてマツエクを再デザインするのもおすすめ
クマ取りによって目の下のたるみやふくらみがスッキリすると、以前のマツエクデザインがしっくりこなくなることがあります。目元の印象が変わったタイミングで、マツエクのデザインも一緒にアップデートしてみるのもおすすめです。
担当のアイリストに「クマ取りをしたので目元のバランスに合うデザインを相談したい」と伝えれば、より映えるデザインを提案してもらえるはずです。
よくある質問
- クマ取りの施術前にマツエクを全部オフする必要はある?
-
基本的にオフしなくても施術を受けられるクリニックが大半です。ただし、切開法など皮膚の表面を大きく操作する施術では、医師の判断でオフを求められるケースもあります。
カウンセリングで施術方法が決まったら、マツエクを外す必要があるかどうか直接確認しておくと安心でしょう。
- クマ取り後にマツエクのリペアはいつから受けられる?
-
一般的には術後1週間から2週間ほど経過してからリペアを再開できるケースが多いです。傷口の回復状況には個人差があるため、自己判断ではなく担当医の許可をもらってからサロンの予約を入れるのが安全でしょう。
早く行きたい気持ちはわかりますが、焦って通うと傷口に負担がかかり回復が遅れてしまうこともあります。
- クマ取りの施術中にマツエクが何本くらい取れる?
-
施術方法やマツエクの状態にもよりますが、経結膜脱脂法であれば取れても数本程度で済むことがほとんどです。切開法の場合はテープの貼り直しや縫合の影響で、十数本ほど取れるときもあります。
いずれの方法でも、すべてのマツエクが一度に取れてしまうケースは極めてまれです。
- マツエクのグルーはクマ取りの麻酔や消毒液に反応する?
-
一般的なシアノアクリレート系グルーであれば、局所麻酔薬や皮膚消毒液との化学反応はほぼ報告されていません。
ただし、消毒液がまつげの根元に流れ込むと、グルーの接着力がわずかに弱まる可能性はあります。
気になる方はカウンセリングの際に、使用する消毒液の種類を尋ねておくとよいかもしれません。
- クマ取りとマツエクの施術を同じ日に受けることはできる?
-
同日施術は基本的におすすめしません。クマ取りの術後は目元が敏感な状態になっているため、マツエクのグルーや施術時のテープが刺激となり腫れや炎症を悪化させるリスクがあります。
クマ取りを先に受けて2週間ほど経過してから改めてマツエクのサロンに通うスケジュールが、仕上がりもきれいに整いやすいでしょう。
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