鏡を見るたびに気になる、目の下のクマやたるみ。「疲れているように見える」「実年齢より老けて見られる」といったお悩みはありませんか。
メイクで隠すにも限界があり、根本的な解決を望む方に選ばれているのが、目の下のヒアルロン酸注射です。メスを使わず、短時間で気になる影や凹凸を改善できる手軽さから人気を集めています。
しかし、その一方で「失敗した」「後悔している」という声も耳にします。
この記事では、目の下のヒアルロン酸注射で後悔しないために、効果や値段、持続期間といった基本情報から、失敗例、そして成功させるための重要なコツまで、専門的な観点から分かりやすく解説します。
目の下のヒアルロン酸注射とは?基本的な知識
目の下のヒアルロン酸注射は、気になるクマやたるみ、くぼみといった部分にヒアルロン酸製剤を注入し、肌を内側から持ち上げることで症状を改善する美容医療です。
まずは、その基本的な仕組みや、どのようなお悩みに対応できるのかを理解しましょう。
ヒアルロン酸が目の下の悩みにアプローチする仕組み
ヒアルロン酸は、もともと人間の体内に存在するゼリー状の物質で、皮膚のハリや潤いを保つ重要な役割を担っています。
しかし、加齢とともに体内のヒアルロン酸は減少し、肌は弾力を失います。目の下の皮膚は特に薄くデリケートなため、加齢の影響が現れやすい部位です。
ヒアルロン酸注射では、この失われたボリュームを医療用のヒアルロン酸製剤で直接補います。
皮膚の下にできた凹凸や溝にヒアルロン酸を注入することで、皮膚を内側から物理的に持ち上げ、表面をなめらかに整えます。これにより、たるみによってできる影や、くぼみが原因のクマを目立たなくさせるのです。
注射で改善が期待できるクマの種類
目の下のクマにはいくつかの種類があり、ヒアルロン酸注射が効果的なタイプとそうでないタイプがあります。ご自身のクマがどの種類かを知ることが、適切な治療を選ぶ第一歩です。
クマの種類とヒアルロン酸の適応
クマの種類 | 主な原因 | ヒアルロン酸の効果 |
---|---|---|
黒クマ(影クマ) | 加齢によるたるみ・くぼみ | ◎ 高い改善効果が期待できる |
青クマ | 血行不良・皮膚の薄さ | △ 限定的な効果、または悪化の可能性 |
茶クマ | 色素沈着 | × 効果は期待できない |
ヒアルロン酸注射が最も効果を発揮するのは「黒クマ」です。
これは、加齢によって目の周りの脂肪(眼窩脂肪)を支える組織がゆるみ、前方に突出することや、頬の脂肪が減少して目の下に段差やくぼみができることで生じる「影」が原因です。
ヒアルロン酸でくぼみを埋めることで、この影を解消できます。
他の治療法との違い
目の下のたるみやクマには、ヒアルロン酸注射以外にもいくつかの治療法が存在します。代表的な治療法との違いを理解し、自分に合った方法を検討することが大切です。
主な目の下の治療法比較
治療法 | 特徴 | ダウンタイム |
---|---|---|
ヒアルロン酸注射 | くぼみを埋めて影を改善。施術が手軽。 | ほとんどない〜数日 |
経結膜脱脂術 | 目の下の脂肪を除去。突出が主な原因の場合に有効。 | 1〜2週間程度 |
脂肪注入 | 自身の脂肪を採取し注入。定着すれば効果は長期的。 | 2週間〜1ヶ月程度 |
経結膜脱脂術は脂肪の「突出」そのものを取り除くため、膨らみが大きい場合に根本的な解決を目指せます。
一方、ヒアルロン酸注射は「くぼみ」を埋めることに特化しており、メスを使わないためダウンタイムが短いのが最大の利点です。どちらが適しているかは、個人の症状によって異なります。
目の下のヒアルロン酸注射で得られる効果
ヒアルロン酸注射を正しく行うことで、目元の印象は大きく変わります。具体的にどのような効果が得られるのか、詳しく見ていきましょう。
たるみや影クマの改善
最大の効果は、たるみや皮膚の凹みによって生じる「黒クマ(影クマ)」の改善です。
年齢とともに深くなる目の下の溝やゴルゴライン(頬の中央を斜めに走る線)にヒアルロン酸を注入し、ボリュームを補うことで、皮膚がふっくらと持ち上がります。
これにより、疲れた印象や老けた印象を与える影がなくなり、若々しく健康的な見た目を取り戻せます。
ハリと潤いのある目元へ
ヒアルロン酸は非常に高い保水力を持つ成分です。製剤を注入することで、物理的にボリュームを出すだけでなく、周辺の組織に水分を集め、肌内部の潤いを高める効果も期待できます。
これにより、乾燥が原因で目立っていたちりめんジワが改善され、目元全体のハリ感がアップします。肌質そのものがみずみずしくなるような感覚を得られる方もいます。
メイクで隠しきれない凹凸の解消
目の下の凹凸は、コンシーラーなどのメイクで完全にカバーするのが難しい悩みの一つです。厚塗りするとかえってシワが目立ったり、時間が経つとヨレてしまったりします。
ヒアルロン酸注射は、この悩みの根本原因である皮膚の凹凸そのものを内側から平らにするため、メイクのノリが格段に良くなります。
ファンデーションを薄く塗るだけで、なめらかで明るい目元を演出できるようになるでしょう。
気になる値段と費用相場
美容医療を受ける上で、費用は重要な検討項目です。目の下のヒアルロン酸注射にかかる値段の相場や、料金が決まる仕組みについて解説します。
ヒアルロン酸注射の料金体系
多くのクリニックでは、ヒアルロン酸の「注入量(cc)」または「製剤1本(1.0ccなど)」単位で料金を設定しています。
目の下のようなデリケートな部位では、ごく少量の注入で十分な効果が得られることも多く、症状に合わせて注入量を調整します。自由診療のため、クリニックによって料金に幅があります。
注入量による値段の違い
目の下の状態によって必要なヒアルロン酸の量は個人差がありますが、一般的には両目で0.5ccから1.0cc程度が目安とされています。
くぼみが深い場合や、頬にかけて注入範囲を広げる場合は、より多くの量が必要です。
注入量と費用相場の目安
注入量(両目) | 費用相場 | 備考 |
---|---|---|
0.5cc程度 | 30,000円〜60,000円 | 軽度のくぼみの場合 |
1.0cc程度 | 60,000円〜120,000円 | 標準的な症状の場合 |
1.0cc以上 | 100,000円以上 | くぼみが深い、範囲が広い場合 |
クリニックごとの費用比較のポイント
料金を比較する際は、単純な金額だけでなく、その料金に何が含まれているかを確認することが重要です。カウンセリング料、診察料、麻酔代、針代などが別途必要な場合があります。
また、技術料として料金を設定しているクリニックもあります。総額でいくらかかるのか、事前にしっかりと確認しましょう。
安さだけで選ぶのではなく、医師の技術力や使用する製剤の品質も考慮して総合的に判断することが、後悔しないための鍵です。
効果の持続期間と再注入の目安
ヒアルロン酸は永久に効果が続くものではありません。いずれ体内に吸収されていきます。どのくらいの期間効果が持続するのか、長持ちさせるにはどうすれば良いのかを解説します。
ヒアルロン酸の種類と持続性の関係
ヒアルロン酸製剤には様々な種類があり、それぞれ硬さや粘度、そして体内に吸収されるまでの期間が異なります。
一般的に、粒子が大きく、架橋(かきょう)と呼ばれる分子同士の結合がしっかりしている製剤ほど、分解・吸収されにくく、効果が長持ちする傾向にあります。
目の下には、なじみやすく凹凸が出にくい、比較的柔らかいテクスチャーの製剤が選ばれることが多いです。
代表的なヒアルロン酸製剤と特徴
製剤ブランドの例 | 特徴 | 持続期間の目安 |
---|---|---|
ジュビダームビスタ®︎シリーズ | 厚生労働省承認。なめらかで持続性が高い。 | 約9ヶ月〜24ヶ月 |
レスチレン®︎シリーズ | 世界的に使用実績が豊富。リフト力に優れる。 | 約6ヶ月〜18ヶ月 |
ベロテロ®︎シリーズ | 皮膚へのなじみが良く、浅い層への注入に適応。 | 約6ヶ月〜12ヶ月 |
一般的な持続期間はどのくらい?
個人差や使用する製剤によって異なりますが、目の下のヒアルロン酸注射の効果は、一般的に6ヶ月から1年半程度持続すると言われています。
ヒアルロン酸は少しずつ吸収されていくため、ある日突然効果がなくなるわけではなく、徐々に元の状態に戻っていきます。完全に効果がなくなる前に再注入を行うことで、良い状態を維持しやすくなります。
効果を長持ちさせるためのポイント
効果の持続期間は、体質や生活習慣にも影響されます。代謝が活発な方や、頻繁にサウナや激しい運動をする方は、吸収が早まる可能性があります。
また、施術後に注入部位を強くマッサージしたり、圧迫したりする行為は、ヒアルロン酸の変形や吸収を早める原因になるため避けましょう。
バランスの取れた生活を送り、保湿などのスキンケアを丁寧に行うことも、目元の良い状態を保つ上で大切です。
目の下のヒアルロン酸注射で後悔する失敗例
手軽さが魅力のヒアルロン酸注射ですが、残念ながら失敗と感じるケースも存在します。どのような失敗例があるのかを知り、リスクを理解しておくことは、後悔を避けるために非常に重要です。
凸凹・しこりができてしまった
最も多い失敗例の一つが、注入したヒアルロン酸が塊になったり、表面が凸凹になったりするケースです。
これは、注入する深さや量が不適切だったり、症状に合わない硬さの製剤を使用したりした場合に起こりやすいです。特に目の下の皮膚は薄いため、医師の高度な技術と繊細な調整が求められます。
注入したヒアルロン酸が均一に広がらず、しこりのように感じられることもあります。
青白く透けて見える(チンダル現象)
皮膚の浅い層にヒアルロン酸を注入しすぎると、光が反射してその部分が青白く、または青黒く透けて見えることがあります。これを「チンダル現象」と呼びます。
ファンデーションでも隠しにくく、かえってクマが悪化したように見えてしまうため、患者さんの満足度を大きく下げる原因となります。
皮膚が薄い方ほど起こりやすいとされており、注入層の見極めが極めて重要です。
効果が感じられない・すぐに元に戻った
「注入したのに変化がなかった」「数週間で効果がなくなった」と感じるケースです。
原因としては、そもそも注入量が少なすぎたことや、ヒアルロン酸注射が適応ではない症状(脂肪の突出が強すぎる、色素沈着が原因のクマなど)に対して施術を行った可能性が考えられます。
また、非常に吸収の早い製剤を使用した、あるいは体質的に吸収が早いという場合もあります。
左右差が出てしまった
人間の顔はもともと完全な左右対称ではありませんが、注入後に明らかに左右のバランスが崩れてしまうことがあります。
片側の注入量が多すぎたり少なすぎたりすることで、片方だけ膨らんで見えたり、凹凸が残ったりします。
経験豊富な医師は、施術前の状態を正確にアセスメントし、左右のバランスを考慮しながら注入量を微調整します。
失敗しないためのクリニック選びと重要なコツ
ここまで見てきたような失敗を避け、満足のいく結果を得るためには、施術を受ける前の準備、特にクリニック選びが最も重要です。どのような点に注意すれば良いのか、具体的なコツを紹介します。
医師の技術力と経験を見極める
目の下のヒアルロン酸注射は、簡単なようで非常に奥が深い施術です。皮膚の薄さや血管・神経の走行など、解剖学的な深い知識と、それを実践する繊細な注入技術が求められます。
医師の経歴や資格(形成外科専門医など)を確認するほか、そのクリニックがヒアルロン酸注射、特に目元の施術に力を入れているか、症例数は豊富かといった点を確認しましょう。
ウェブサイトやSNSで公開されている症例写真も参考になります。不自然な膨らみや凹凸がなく、きれいに仕上がっているかを確認してください。
クリニック選びのチェックポイント
チェック項目 | 確認する内容 | なぜ重要か |
---|---|---|
医師の経歴・症例数 | 形成外科専門医資格の有無、目元の施術経験が豊富か | 解剖学の知識と技術力の指標となる |
カウンセリングの質 | 時間をかけて丁寧に説明してくれるか、リスクも話すか | 信頼関係を築き、認識のズレを防ぐため |
使用する製剤 | どのようなヒアルロン酸製剤を扱っているか | 安全性や持続性、仕上がりに直結する |
カウンセリングの質が重要
施術前のカウンセリングは、医師とあなたのイメージをすり合わせるための大切な時間です。
あなたの悩みや希望を親身に聞いてくれるか、それに対してどのような治療計画を提案してくれるかを見極めましょう。
良い医師は、メリットだけでなく、失敗のリスクやダウンタイム、費用についてもしっかりと説明してくれます。質問しやすい雰囲気かどうかもポイントです。
少しでも不安や疑問があれば、遠慮なく質問しましょう。
カウンセリングでの質問リスト例
- 私のクマの原因は何ですか?ヒアルロン酸注射は適していますか?
- どのような製剤を、どのくらいの量使用する予定ですか?
- 考えられるリスクや副作用について具体的に教えてください。
- もし失敗した場合、どのような修正方法がありますか?
使用するヒアルロン酸製剤を確認する
安全で質の高い結果を得るためには、どのような製剤を使用するかも重要です。国内で厚生労働省の承認を受けている製剤は、品質や安全性、有効性が公的に認められています。
承認された製剤を扱っているかは、クリニックの安全意識を測る一つの指標になります。カウンセリング時に、使用する製剤の名前や特徴、なぜその製剤を選ぶのかについて説明を求めましょう。
アフターフォロー体制が整っているか
施術後に万が一、強い腫れや痛み、アレルギー反応など予期せぬトラブルが起きた場合に、すぐに対応してもらえる体制が整っているかどうかも確認が必要です。
緊急時の連絡先や、検診の有無など、アフターフォローについて事前に確認しておくと安心です。
施術当日の流れとダウンタイム
事前に施術の流れや術後の経過を知っておくことで、安心して当日を迎えられます。一般的な流れと、ダウンタイムについて解説します。
カウンセリングから施術終了まで
まず、医師による診察とカウンセリングで最終的な注入部位や量を決定します。その後、メイクを落とし、施術部位の消毒を行います。痛みが心配な方のために、表面麻酔のクリームを使用することが多いです。
麻酔が効いたら、いよいよヒアルロン酸を注入していきます。極細の針や、血管損傷のリスクを減らすための「マイクロカニューレ」という先端の丸い針を使用して、慎重に注入を進めます。
施術時間自体は10分から20分程度です。施術後は、注入部位を軽く冷却(クーリング)して終了となります。
ダウンタイム中の症状と期間
ヒアルロン酸注射はダウンタイムが短いのが特徴ですが、いくつかの症状が出ることがあります。多くは一時的なもので、時間とともに軽快します。
ダウンタイムの主な症状と経過
症状 | 期間の目安 | 対処法 |
---|---|---|
内出血 | 数日〜2週間程度 | コンシーラーでカバー可能 |
腫れ・むくみ | 2〜3日程度 | 長風呂や飲酒を避ける |
痛み・違和感 | 数日間 | 徐々に軽快する |
内出血は、皮膚の薄い目元では比較的起こりやすい症状です。
最初は赤紫色に見えますが、徐々に黄色っぽくなり、1〜2週間ほどで吸収されて消えていきます。施術当日からメイクでカバーすることが可能です。
施術後の注意点と過ごし方
施術効果を最大限に引き出し、トラブルを防ぐためにも、術後の過ごし方にはいくつか注意点があります。クリニックからの指示を必ず守りましょう。
施術後の行動制限の目安
行動 | いつから可能か | 注意点 |
---|---|---|
メイク・洗顔 | 当日から可能 | 注入部位を強くこすらない |
シャワー・入浴 | 当日から可能 | 長時間の入浴は避ける |
飲酒・激しい運動 | 2〜3日は控える | 血行が良くなると腫れや内出血が悪化しやすい |
施術当日は、血行が良くなる行為(長時間の入浴、サウナ、激しい運動、飲酒など)は避けてください。腫れや内出血のリスクを高める可能性があります。
また、注入部位を強く押したり、マッサージしたりするのは、ヒアルロン酸が移動・変形する原因となるため、最低でも1ヶ月程度は控えましょう。
目の下のヒアルロン酸注射に関するよくある質問
最後に、カウンセリングで多く寄せられる質問とその回答をまとめました。不安や疑問の解消にお役立てください。
- 痛みはありますか?
-
施術前に麻酔クリームを塗布するため、強い痛みを感じることはほとんどありません。注入中にチクッとした感覚や、ヒアルロン酸が入ってくる鈍い圧迫感を感じることがあります。
痛みの感じ方には個人差がありますが、多くの方が我慢できる程度の痛みです。また、最近では麻酔成分が含まれたヒアルロン酸製剤も多く、施術中の痛みをさらに軽減できます。
- 施術後にメイクはできますか?
-
はい、施術当日からメイクは可能です。
ただし、針を刺した部分は非常にデリケートな状態ですので、ファンデーションやコンシーラーを塗る際は、強くこすらず、優しく押さえるようにしてください。
クレンジングの際も同様に、目元をゴシゴシこすらないよう注意が必要です。
- 失敗した場合、修正は可能ですか?
-
はい、修正は可能です。
ヒアルロン酸注射の大きな利点の一つは、万が一仕上がりが気に入らない場合や、凸凹・しこりができた場合に、「ヒアルロニダーゼ」という分解酵素を注射することで、注入したヒアルロン酸を溶かして元に戻せる点にあります。
ただし、分解注射にも腫れなどのリスクは伴います。そのため、修正が必要ないように、初回で信頼できる医師に施術を任せることが最も重要です。
主な修正方法
- ヒアルロニダーゼによる分解
- 追加注入による微調整
- マッサージによるなじませ(医師の指導のもと)
- アレルギーの心配はありませんか?
-
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分のため、アレルギー反応が起こることは非常に稀です。しかし、ゼロではありません。
過去にヒアルロン酸注射でアレルギー症状が出たことがある方や、重度のアレルギー体質の方は、事前に医師に必ず申告してください。
また、製剤に含まれる麻酔成分(リドカイン)にアレルギーがある場合もあるため、カウンセリングでしっかりと確認することが大切です。
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