クマ取り手術でドライアイが悪化する?原因と対処法、術前の注意点

クマ取り手術でドライアイが悪化する?原因と対処法、術前の注意点

クマ取り手術を検討している方の中には、術後にドライアイが悪化するのではと心配されている方も多いでしょう。実際に眼瞼形成術(まぶたの手術)後にドライアイ症状が出る頻度は0〜26.5%と報告されています。

ただし多くの場合、症状は一時的なもので、術後3か月以内には落ち着くとされています。事前にドライアイの有無や目の状態を確認し、適切な術式を選択すればリスクは大幅に下がります。

この記事では、クマ取り手術とドライアイの関係について原因から術後のケア、事前準備まで丁寧に解説します。

目次

クマ取り手術後にドライアイが悪化しやすい理由

クマ取り手術の後にドライアイ症状が出る原因は1つではなく、まぶたの構造変化・涙液の分泌バランスの乱れ・術後の炎症反応など複数の要因が絡み合って生じます。

手術によってまぶたの開閉運動やまばたきのリズムが一時的に変わることで、涙の膜が不安定になりやすいのです。

まぶたの構造が一時的に変わると涙の流れが乱れる

クマ取り手術では、目の下の余分な脂肪を除去したり再配置したりします。この操作によって下まぶたの形状がわずかに変化し、涙がたまる「涙液メニスカス」と呼ばれる溝のバランスが崩れることがあります。

涙液メニスカスの高さが変わると、涙が目の表面を均一に覆えなくなり、乾燥感やゴロゴロとした異物感につながるでしょう。とはいえ、こうした変化は組織が回復するにつれて元に戻るケースがほとんどです。

まばたきの回数と質が術後しばらく低下する

手術直後はまぶた周辺に腫れやむくみが生じるため、まばたきの回数が減ったり、完全に目を閉じきれない「兎眼(とがん)」の状態になるときがあります。

まばたきは涙を目の表面に広げる役割を担っているため、この動きが不十分だと涙の蒸発が早まります。

その結果、術後1週間前後はドライアイの自覚症状が強く出やすい時期といえます。腫れが引くにつれてまばたきも正常化し、症状も徐々にやわらいでいきます。

クマ取り手術後にドライアイが生じる主な要因

要因影響回復目安
下まぶたの構造変化涙液メニスカスの乱れ1〜3か月
まばたきの質の低下涙の蒸発が促進2〜4週間
術後の炎症・腫れ結膜浮腫による涙の拡散障害1〜2週間
眼輪筋への影響涙のポンプ機能低下1〜3か月

術後の炎症が涙の質を一時的に低下させる

手術による組織への刺激は、結膜(白目を覆う薄い膜)にむくみ(結膜浮腫)を引き起こすことがあります。結膜浮腫が起きると涙点(涙の排出口)がふさがれて涙目になったり、逆に涙の分泌自体が不安定になったりします。

炎症は手術につきものですが、術中の組織への負担を極力抑える丁寧な手技によって軽減できます。術後の適切なアイシングや点眼薬の使用も、炎症をコントロールするうえで大切です。

ドライアイ体質の方がクマ取りを受けるときに押さえておきたいリスク

もともとドライアイの症状がある方がクマ取り手術を受けた場合、術後に症状が一時的に悪化するリスクはゼロではありません。

ただし、ある研究ではドライアイ既往のある患者さん60名のうち、術後に症状が悪化したのは8%にとどまり、83%は変化なしだったと報告されています。

術前からドライアイがあると術後の回復に時間がかかりやすい

ドライアイ体質の方は涙の量や質がもともと十分でないため、手術による負荷が加わると症状がより顕著に出る傾向があります。涙液層が薄い方ほど、術後の乾燥感やかすみ目を強く感じるかもしれません。

とはいえ、術前の段階でドライアイを適切に治療しておくと、術後の悪化を防げる可能性は十分にあります。主治医に現在の目の状態を正直に伝えることが、安全な手術への第一歩です。

ホルモン療法や全身疾患がドライアイリスクを高める

ホルモン補充療法を受けている方は、そうでない方と比べて術後のドライアイ症状が出やすいとの報告があります。女性ホルモンの変動は涙液の分泌量に影響を与えるため、婦人科領域の治療歴も眼科の術前評価で伝えておくべき情報です。

また、シェーグレン症候群や甲状腺関連の疾患をお持ちの方は、ドライアイのリスクが高い傾向にあります。全身疾患との関連も視野に入れた包括的な術前評価が求められます。

コンタクトレンズの常用者も注意が必要

日常的にコンタクトレンズを使用している方は、装用そのものがドライアイの一因になっていることが少なくありません。手術前後はコンタクトの装用を休止する期間が生じますが、むしろこの休止期間が目の表面を回復させるきっかけにもなりえます。

手術後しばらくはメガネの使用が推奨されるため、術前からメガネに慣れておくとスムーズです。コンタクトの再開時期は、術後の目の状態を見ながら担当医が判断します。

クマ取り手術でドライアイリスクが高まる要因

リスク要因理由
ドライアイの既往歴涙液の基礎分泌が不十分なため
ホルモン補充療法涙液分泌に影響するため
シェーグレン症候群涙腺の機能低下を伴うため
レーシック等の既往角膜の知覚神経が低下しているため
コンタクトレンズ常用慢性的な涙液層の不安定があるため

クマ取り手術前に受けておきたいドライアイ検査と自己チェック法

術前にドライアイの有無や程度を把握しておくことは、手術の安全性を高めるうえで欠かせません。眼科で受けられる客観的な検査と、自分でできる簡単なチェック法の両方を知っておくと安心でしょう。

眼科で実施されるドライアイの代表的な検査

ドライアイの診断に用いられる代表的な検査としては、シルマーテスト(涙の量を測る検査)、涙液層破壊時間(BUT)検査(涙の膜が安定している時間を測る検査)、角膜・結膜の染色検査(目の表面の傷を評価する検査)などがあります。

これらの検査は痛みもほとんどなく、短時間で終わります。クマ取り手術を受ける前に眼科で一通り調べてもらえれば、自分の目が手術に耐えうる状態かどうかを客観的に確認できるでしょう。

自宅でできるドライアイの簡易セルフチェック

「目が乾く」「夕方になると目がかすむ」「パソコン作業のあとに目がショボショボする」といった症状に心当たりがある方は、ドライアイの可能性があります。

まばたきせずに目を開けていられる時間が10秒未満であれば、涙の膜が不安定な状態かもしれません。

セルフチェックはあくまで目安にすぎませんが、少しでも気になる症状がある場合は術前に眼科を受診しましょう。潜在的なドライアイを見逃さないことが、術後のトラブルを減らす鍵になります。

ドライアイを疑うべき主な自覚症状

  • 目が乾いてショボショボする感じが頻繁にある
  • 夕方になるとかすみ目や疲れ目がひどくなる
  • 風やエアコンの風が目にしみると感じる
  • コンタクトレンズの装用中に不快感が増す

術前にドライアイ治療を済ませておくと安心

検査の結果、ドライアイと診断された場合でも、手術を諦める必要はありません。人工涙液や抗炎症点眼薬などで事前にドライアイを安定させてから手術に臨めば、術後のリスクを大幅に抑えられます。

研究データでも、術前にドライアイの管理を行った患者は術後の症状が軽く、回復も早い傾向が示されています。焦って手術を受けるよりも、まず目の状態を整えてから臨むほうが結果的に満足度も高まるでしょう。

経結膜脱脂と皮膚切開、ドライアイへの影響が小さいクマ取りの術式とは

クマ取り手術にはいくつかの術式があり、ドライアイへの影響度はそれぞれ異なります。結論から言えば、結膜側からアプローチする経結膜脱脂法は、皮膚切開法と比較してドライアイリスクが低い傾向にあると報告されています。

経結膜脱脂法(けいけつまくだっしほう)は目の表面への負担が少ない

経結膜脱脂法は、下まぶたの裏側(結膜側)から小さな切開を加えて脂肪を除去する方法です。皮膚表面に傷がつかないため、眼輪筋(がんりんきん:まぶたを閉じる筋肉)を温存しやすく、まばたきのポンプ機能への影響を抑えられます。

研究によると、経結膜アプローチによるドライアイの発症率は25.6%で、皮膚筋弁法(スキンマッスルフラップ法)の29.0%よりも低い数値でした。わずかな差に見えるかもしれませんが、目にとっては大きな違いです。

皮膚切開法(経皮的アプローチ)はたるみ改善に強いが目への影響もやや大きい

皮膚切開法は、下まつげの生え際あたりに沿って皮膚を切開し、余分な脂肪と皮膚のたるみを同時に処理する方法です。

皮膚のたるみが強い方には有効な選択肢ですが、眼輪筋やその神経に触れる範囲が広くなるため、まばたきへの影響が出やすいといえます。

術後に一時的な兎眼(目が完全に閉じきれない状態)が起きると、角膜が乾燥にさらされやすくなります。このタイプの手術を選ぶ場合は、術後の点眼管理がより丁寧に行われるべきでしょう。

脂肪再配置や併用施術がドライアイに与える影響

最近では、脂肪をただ取り除くのではなく、目の下のくぼみに移動させる「脂肪再配置」を行うケースが増えています。再配置は脂肪の過度な除去を避けられるため、目元の形状変化が穏やかになり、ドライアイリスクも比較的低く抑えられます。

一方、上まぶたと下まぶたの手術を同時に行う場合は、ドライアイの発症率が31.3%に上昇するとの報告もあります。複数部位の同時施術を検討している方は、ドライアイリスクについて担当医としっかり相談しておきましょう。

術式別のドライアイ発症率の目安

術式ドライアイ発症率
経結膜脱脂法約25.6%
経結膜脱脂+スキンピンチ約22.9%
皮膚筋弁法(スキンマッスルフラップ)約29.0%
上下まぶた同時手術約31.3%

クマ取り手術後のドライアイ症状を和らげるセルフケアと点眼のコツ

術後にドライアイの症状が出た場合、多くは人工涙液の点眼と日常のセルフケアで十分に対処できます。適切なケアを続ければ、症状は早期に軽快するため、過度な不安を抱く必要はありません。

人工涙液はこまめに、防腐剤フリーのタイプが望ましい

術後のドライアイ対策として、医師から処方される人工涙液の点眼が基本になります。防腐剤(ベンザルコニウム塩化物など)が含まれていない使い切りタイプの人工涙液は、目の表面への刺激が少なく、頻回の点眼にも適しています。

就寝前には保湿効果の高い眼軟膏を使うと、睡眠中の乾燥を防ぐこともできます。点眼の回数やタイミングは主治医の指示に従い、自己判断で回数を減らさないようにしましょう。

術後48時間のアイシングが腫れとドライアイの両方に効く

術後48時間以内にこまめなアイシング(冷却)を行うと、腫れや結膜浮腫を抑えられ、間接的にドライアイ症状の軽減にもつながります。清潔な布で包んだ保冷剤を10〜15分ほど目の周りに当て、30分程度休んでからまた繰り返すとよいでしょう。

冷やしすぎは逆効果になるため、直接肌に保冷剤を当てないようにしてください。また、就寝時に頭を少し高くすると、むくみの軽減にも役立ちます。

術後のドライアイを防ぐセルフケア一覧

  • 防腐剤フリーの人工涙液を1日4〜6回程度点眼
  • 就寝前の保湿用眼軟膏で夜間の乾燥を防止
  • エアコンの風が直接目に当たらないよう配慮
  • 加湿器を活用して室内の湿度を50%前後に保つ

パソコンやスマートフォンの使用時間を術後しばらくは制限する

画面を注視しているとまばたきの回数が自然と減るため、ドライアイ症状が悪化しやすくなります。術後1〜2週間はパソコンやスマートフォンの使用をなるべく短時間にとどめ、意識的にまばたきを増やす工夫が大切です。

どうしても画面作業が避けられない場合は、20分ごとに20秒間遠くを眺める「20-20-20ルール」を実践してみてください。涙の蒸発を抑え、目への負担を軽くする効果が期待できます。

術後のドライアイはいつまで続く?回復までの一般的な経過

クマ取り手術後のドライアイ症状は、多くの場合1〜3か月で自然に回復します。研究報告によれば、術後1週間をピークに症状が強まり、その後は緩やかに改善して3か月後にはほぼ術前のレベルに戻ります。

術後1週間がドライアイ症状のピークになりやすい

ある研究では、経皮的下眼瞼形成術を受けた患者さんのOSDI(自覚症状スコア)が術後1週間で有意に上昇し、涙液メニスカスの高さも大きく変動したと報告されています。シルマーテストの値も術後1週間で一時的に低下しました。

この時期は目の周りの腫れや結膜浮腫がもっとも強い時期と重なるため、ドライアイの自覚症状も強まりやすいのです。つらい症状があっても、多くは一過性のものだと知っておくと気持ちが楽になるかもしれません。

術後1か月で症状の大半は改善に向かう

術後1か月が経過する頃には、腫れもかなり引いて目の開閉も自然になっていきます。涙の分泌量やまばたきの質も回復しはじめ、多くの方がドライアイ症状の改善を実感できる時期です。

ただし、回復のスピードには個人差があります。術前からドライアイの傾向が強かった方や、複数部位の手術を同時に受けた方は、もう少し時間がかかることもあるでしょう。

3か月後にはほぼ術前の状態に戻る方が大多数

術後3か月の時点で、涙液の各指標(シルマーテスト、BUT、涙液メニスカスなど)はほぼ術前のベースラインに回復するとされています。ある研究では、眼瞼形成術後に発症したドライアイの95%が8週間以内に完全回復したと報告されています。

万が一3か月を過ぎても症状が続く場合は、手術以外の要因(マイボーム腺機能不全など)が隠れている可能性もあるため、改めて眼科で精密検査を受けると良いです。

経過時期ドライアイ症状の程度涙液指標の状態
術後1週間症状のピークOSDI上昇・シルマー低下
術後1か月徐々に改善指標が回復傾向
術後3か月ほぼ消失ベースラインに復帰

ドライアイが心配でもクマ取り手術を安心して受けるための事前準備

ドライアイへの不安があっても、適切な準備を整えれば安心してクマ取り手術に臨めます。術前の眼科受診、術式の相談、術後ケアの計画という3つの柱を事前にしっかり立てておくことが、術後の満足度を大きく左右します。

術前に眼科とクリニックの連携を確認しておく

準備項目具体的な内容
眼科受診シルマーテスト・BUT検査・角膜染色検査を受ける
既往歴の共有ドライアイ・レーシック・アレルギー等を伝える
使用薬の確認点眼薬・内服薬のリストを持参する
術式の相談ドライアイリスクを踏まえた術式を検討する

クマ取り手術を行うクリニックと、普段通っている眼科やかかりつけ医がスムーズに情報共有できる体制であれば、万一のトラブル時にも素早く対応できます。

カウンセリングの段階で「ドライアイの既往がある」旨を伝え、眼科の検査結果を共有しておくことが大切です。

クリニック選びの際には、ドライアイへの術前スクリーニングを行っているかどうかも確認してみてください。目の健康に配慮した診療体制は、技術力の一つの指標にもなりえます。

術後のケア計画を事前に立てておくと回復がスムーズ

手術を受ける前に、術後に使う人工涙液や保冷剤、加湿器などを準備しておくと安心です。術後すぐに買い物に出かけるのは目の負担になるため、必要なものはあらかじめ揃えておきましょう。

また、術後1〜2週間は仕事や家事の負担を減らせるようスケジュールを調整しておくと、回復に集中できます。目を酷使しない環境を事前に整えておくことが、ドライアイ症状の長引きを防ぐうえで有効です。

不安な点はカウンセリングですべて聞いておく

「ドライアイが悪化したらどうすれば?」「症状が長引いた場合の対処は?」など、不安に感じていることはカウンセリングの段階で遠慮なく質問してください。納得のいく回答が得られるかどうかは、クリニックの信頼性を見極める材料にもなります。

ドライアイのリスクをゼロにするのは難しいですが、リスクを「知ったうえで」手術に臨むのと、「知らずに」受けるのとでは心の余裕がまったく違います。正しい知識は、安心の土台になるのです。

よくある質問

クマ取り手術の後に目がゴロゴロするのはドライアイの症状ですか?

クマ取り手術の後に目がゴロゴロする異物感を覚える方は少なくありません。これはドライアイの代表的な症状の一つで、涙の膜が不安定になることで角膜の表面が乾燥し、刺激を感じやすくなるために起こります。

術後1週間前後に強く出やすい症状ですが、多くの場合は一時的なものです。人工涙液の点眼で和らぐことがほとんどですので、処方された点眼薬を指示どおりに使い続けてください。

もし2〜3週間経っても症状が改善しない場合は、角膜に傷がついている可能性もあるため、早めに担当医に相談されることをおすすめします。

クマ取り手術でドライアイが悪化した場合、元の状態に戻りますか?

クマ取り手術によるドライアイの悪化は、大多数のケースで元の状態に戻ります。研究データでは、術後に発症したドライアイの95%が8週間以内に回復したと報告されています。

涙液の分泌量や涙の膜の安定性を示す各種指標も、術後3か月にはほぼ手術前の水準に戻ることが確認されています。回復を早めるためには、医師から処方された点眼薬を継続して使用し、目を乾燥させない生活環境を整えましょう。

ドライアイがあるとクマ取り手術を受けられないのですか?

ドライアイがあるからといって、クマ取り手術が一律に受けられないわけではありません。術前にドライアイの状態を適切に評価し、必要に応じて治療やコントロールを行ったうえで手術に臨めば、安全に施術を受けることは十分に可能です。

ただし、重度のドライアイや涙腺の機能が著しく低下している場合には、手術のタイミングを遅らせたり、術式の選択を慎重に検討したりする判断が必要になるケースもあります。担当医との丁寧な相談が欠かせません。

クマ取り手術後のドライアイ対策として市販の目薬を使っても大丈夫ですか?

クマ取り手術後のドライアイ対策には、担当医から処方された点眼薬を使うのが基本です。市販の目薬には血管収縮剤や防腐剤が含まれている製品もあり、術後のデリケートな目の表面に刺激を与えてしまうことがあります。

どうしても市販品を使いたい場合は、防腐剤の入っていない人工涙液タイプを選んでください。ただし、自己判断での使用は避け、事前に担当医に相談してから使うのが安全です。

経結膜脱脂法と皮膚切開法では、ドライアイになりやすさに差がありますか?

経結膜脱脂法と皮膚切開法では、ドライアイの発症率にやや差があると報告されています。経結膜脱脂法(結膜側からのアプローチ)は約25.6%、スキンピンチ併用の場合は約22.9%であるのに対し、皮膚筋弁法は約29.0%とやや高めです。

経結膜脱脂法は皮膚を切開せず、まぶたを閉じる筋肉(眼輪筋)を温存しやすいため、まばたきへの影響が小さく、涙の循環が維持されやすいと考えられています。

ただし、どちらの術式が適しているかは目の下の状態によって異なるため、担当医と相談のうえ決定されることをおすすめします。

参考文献

Zhang, S. Y., Yan, Y., & Fu, Y. (2020). Cosmetic blepharoplasty and dry eye disease: A review of the incidence, clinical manifestations, mechanisms and prevention. International Journal of Ophthalmology, 13(3), 488–492. https://doi.org/10.18240/ijo.2020.03.18

Prischmann, J., Sufyan, A., Ting, J. Y., Ruffin, C., & Perkins, S. W. (2013). Dry eye symptoms and chemosis following blepharoplasty: A 10-year retrospective review of 892 cases in a single-surgeon series. JAMA Facial Plastic Surgery, 15(1), 39–46. https://doi.org/10.1001/2013.jamafacial.1

Pacella, S. J., & Codner, M. A. (2010). Minor complications after blepharoplasty: Dry eyes, chemosis, granulomas, ptosis, and scleral show. Plastic and Reconstructive Surgery, 125(2), 709–718. https://doi.org/10.1097/PRS.0b013e3181c830c7

Shao, C., Fu, Y., Lu, L., Chen, J., Shen, Q., Zhu, H., & Fan, X. (2014). Dynamic changes of tear fluid after cosmetic transcutaneous lower blepharoplasty measured by optical coherence tomography. American Journal of Ophthalmology, 158(1), 55–63.e1. https://doi.org/10.1016/j.ajo.2014.03.016

Gomes, J. A. P., Azar, D. T., Baudouin, C., Efron, N., Hirayama, M., Horwath-Winter, J., Kim, T., Mehta, J. S., Messmer, E. M., Pepose, J. S., Sangwan, V. S., Weiner, A. L., Wilson, S. E., & Wolffsohn, J. S. (2017). TFOS DEWS II iatrogenic report. The Ocular Surface, 15(3), 511–538. https://doi.org/10.1016/j.jtos.2017.05.004

Craig, J. P., Nichols, K. K., Akpek, E. K., Caffery, B., Dua, H. S., Joo, C. K., Liu, Z., Nelson, J. D., Nichols, J. J., Tsubota, K., & Stapleton, F. (2017). TFOS DEWS II definition and classification report. The Ocular Surface, 15(3), 276–283. https://doi.org/10.1016/j.jtos.2017.05.008

Hollander, M. H. J., Pott, J. W. R., Delli, K., Vissink, A., Schepers, R. H., & Jansma, J. (2022). Impact of upper blepharoplasty, with or without orbicularis oculi muscle removal, on tear film dynamics and dry eye symptoms: A randomized controlled trial. Acta Ophthalmologica, 100(5), 564–571. https://doi.org/10.1111/aos.15022

Saadat, D., & Dresner, S. C. (2004). Safety of blepharoplasty in patients with preoperative dry eyes. Archives of Facial Plastic Surgery, 6(2), 101–104. https://doi.org/10.1001/archfaci.6.2.101

Zloto, O., Matani, A., Prat, D., Leshno, A., & Ben Simon, G. (2020). The effect of a ptosis procedure compared to an upper blepharoplasty on dry eye syndrome. American Journal of Ophthalmology, 212, 1–6. https://doi.org/10.1016/j.ajo.2019.11.021

Heidari, M., Haydar, A. A., Rajabi, M. T., & Rafizadeh, S. M. (2023). Corneal biophysical changes after upper eyelid blepharoplasty and ptosis surgery: A review. BMC Ophthalmology, 23(1), 253. https://doi.org/10.1186/s12886-023-03010-3

クマ取りの失敗例・リスクに戻る

【クマ取り・治療】選び方・失敗回避TOP

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Dr.寺井美佐栄のアバター Dr.寺井美佐栄 ミサクリニック 六本木本院 院長

日本抗加齢医学会認定専門医。日本美容皮膚科学会、日本レーザー医学会、日本産業衛生学会専門医。
複数の大手美容皮膚科で10年以上の院長経験を経て、2022年9月にMiSA Clinic(ミサクリニック)を開業。YouTube等でも発信してきた、メスを使わずに”ナチュラルなキレイ”を引き出す技術には定評があり、ありがたいことに「SNSを見ました!」という方や、紹介・口コミ経由でたくさんのご相談を頂いてきました。皆様と共に、MiSA Clinicスタッフ一同、共に年を重ね、末永くお付き合いできる関係を目指して参ります。

資格
アラガン社ボトックスビスタ認定医
アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

目次