その顔、おばあさんっぽい?老け見えサインの原因と若返る方法

その顔、おばあさんっぽい?老け見えサインの原因と若返る方法

「最近、顔がなんだかおばあさんっぽい」と感じるとき、その原因の多くは目元に集まっています。とくに目の下のクマと影は、実年齢より顔を老けて見せる代表的なサインといえます。

ただ、クマと一口に言っても茶クマ・青クマ・黒クマと種類があり、それぞれ原因も改善の道すじも違います。色や見え方を手がかりにすれば、自分がどのタイプかをつかめるでしょう。

この記事では、老け見え顔が生まれるしくみから、自宅でできるセルフケア、医療機関での目の下のクマ取りまで、若返りのヒントを専門家の視点で整理します。

目次

目の下のクマが「おばあさん顔」の老け見えサインになる理由

老けて見える顔の印象は、しわよりもまず目元で決まります。目の下にクマや影があるだけで、顔全体が疲れて見え、年齢以上の印象を与えてしまうのです。

目元の印象が顔の年齢をほぼ決めてしまう

人が他人の顔を見るとき、視線は自然と目元に集まります。そのため目の下が暗く沈んでいると、肌全体のトーンまで暗く感じられ、相手に「疲れていそう」という印象を残してしまいます。

同じ年齢でも、目元がすっきりしている人は若々しく、クマや影が目立つ人は老けて見えるものです。この差は、メイクや明るい表情だけでは隠しきれないことも少なくありません。

加齢で目の下に影とくぼみが生まれるしくみ

年齢を重ねると、目の下を支えていた脂肪や筋肉、皮膚の弾力が少しずつ衰えます。すると目の下の脂肪が前に出っぱり、その下にくぼみができて、境目に影が落ちるようになります。

この影が、いわゆる黒クマです。さらに頬の位置が下がると目の下の溝が深まり、疲れた印象や老けた印象が強まっていきます。若いころには目立たなかった影が、年々はっきりしてくるのもそのためです。

  • 目の下の青黒い沈み
  • 目袋のふくらみと、その下の影
  • 涙袋の下にできる深いくぼみ
  • 目尻の小じわとたるみ
  • 皮膚の薄さからくる血色のくすみ

こうしたサインは一度に出るのではなく、少しずつ重なって「老け見え」をつくります。だからこそ早めに原因を知っておくことが、その後の若返り対策に効いてきます。

クマはなぜ「疲れ顔」「不機嫌顔」に見られてしまう?

目の下のクマは、本人の体調や気分とは関係なく、見た目だけで「疲れている」「機嫌が悪い」という印象を与えてしまいます。本当はしっかり眠っていても、周囲にそう伝わらないのはつらいものでしょう。

印象の問題は、仕事や人づきあいの場面にも影を落とします。クマ対策は見た目だけでなく、毎日の気持ちにもつながる大切なテーマといえます。

目の下のクマには3タイプある|茶クマ・青クマ・黒クマの見分け方

クマは1種類ではありません。大きく茶クマ・青クマ・黒クマの3つに分かれ、原因が違うため対策も変わります。まず自分のタイプを知ることが、改善への近道です。

タイプ主な色と原因見分けのヒント
茶クマ茶色/摩擦や紫外線による色素沈着皮膚を引っぱっても色が残る
青クマ青紫/血行不良や皮膚の薄さ下を向くと薄れ上を向くと目立つ
黒クマ影/たるみやくぼみによる陰影上を向くと影が消えやすい

もちろん、複数のタイプが混ざった混合型も少なくありません。見た目が似ていても原因が違えば対策も変わるため、色と見え方をていねいに確かめることが入り口になります。それぞれの特徴を、もう少しくわしく見ていきましょう。

茶クマ(色素沈着型)の特徴と原因

茶クマは、メラニン色素が目の下にたまって茶色っぽく見えるタイプです。目をこする癖や、アイメイクの落とし残し、紫外線などが色素沈着を招きます。肌が乾燥しているときほど刺激を受けやすく、色が濃くなりやすい点にも注意したいところです。

皮膚を軽く横に引っぱっても茶色が消えないなら、茶クマの可能性が高いといえます。スキンケアでの摩擦や日焼けの積み重ねが、知らぬ間に色を濃くしていることもあるのです。

青クマ(血管型)の特徴と原因

青クマは、目の下の薄い皮膚から血管が透けて青紫に見えるタイプです。寝不足や疲れ、冷えで血行が悪くなると、より濃くはっきりと目立ちます。肩こりや眼精疲労を抱えている人にも、あらわれやすい傾向があります。

下を向くと色が薄れ、顔を上に向けると濃く見えるのが特徴でしょう。もともと皮膚が薄い人や色白の人に出やすく、体調によって日々濃さが変わることもあります。

黒クマ(影・構造型)の特徴と原因

黒クマは、色そのものではなく、たるみやくぼみが落とす影で黒く見えるタイプです。加齢で目の下の脂肪が出っぱり、その下に溝ができると影が深まります。

上を向いたり、下まぶたを指で軽く持ち上げたりして影が消えるなら、黒クマと考えられます。老け見えに最も直結しやすいのが、このタイプといえます。明るい照明の下で影がより濃く見えるのも、黒クマらしさのあらわれです。

自分でできるクマタイプのセルフチェック

鏡の前で2つの動きを試すと、おおまかなタイプがつかめます。皮膚を横にやさしく引っぱって色が残れば茶クマ、上を向いて薄れれば青クマか黒クマの傾向です。

ただし自己判断には限界があり、実際には混合型のケースも多くあります。正確なタイプは、専門の医療機関での診察ではっきりするでしょう。セルフチェックは入り口の目安と考えておくと、無理のない対策につなげやすくなります。

目の下のクマを濃くする生活習慣と老け見えを招くNG行動

目の下のクマは、体質だけでなく毎日の習慣で濃くなります。こすり癖や紫外線、睡眠不足といった小さな積み重ねが、老け見えを早めてしまうのです。

目元をこする癖が色素沈着を招く

目元の皮膚は、顔の中でもとくに薄くデリケートです。かゆみや花粉、アイメイクを落とすときの摩擦で何度もこすると、刺激から肌を守ろうとしてメラニンが増えていきます。

その結果、こすった刺激が茶クマとして残ってしまいます。タオルでゴシゴシ拭く、強くクレンジングするといった行動も、毎日続けば色素沈着の引き金になります。

紫外線とスマホ生活が与えるダメージ

紫外線は目元の色素沈着を濃くし、肌の弾力を支えるコラーゲンも傷つけます。日焼け止めを顔には塗っても、目のまわりは塗り忘れやすい場所でしょう。サングラスや日傘を上手に使うと、目もとへの負担をぐっと減らせます。

長時間のスマホやパソコンで目を酷使すると、まわりの血流が滞り、青クマが目立ちやすくなります。まばたきが減って乾燥が進むことも、疲れ目の一因です。

睡眠不足・むくみ・冷えと血行の関係

睡眠が足りないと血流が悪くなり、目の下に血液がうっ滞して青クマが濃くなります。塩分やアルコールのとりすぎは、翌朝のむくみとして目元にあらわれます。寝る直前まで明るい画面を見続ける習慣も、目もとの血行を妨げる一因でしょう。

体の冷えも血行をさまたげ、目元のくすみにつながります。生活のリズムが乱れる時期に、急にクマが目立ったと感じる人は少なくありません。季節の変わり目や疲れがたまった頃ほど、目もとの変化に気づきやすくなります。

  • 目元をこする・かく
  • クレンジングでの強い摩擦
  • 目のまわりの日焼け止め塗り忘れ
  • 慢性的な睡眠不足
  • 就寝前の塩分やアルコール

ひとつずつは小さなことでも、積み重なればクマを確実に濃くします。逆にいえば、習慣を整えるだけでも今より目元の印象は変わるでしょう。できる範囲から見直すだけでも、数か月後の自分の見え方は確かに違ってきます。

自宅でできる目の下のクマ・老け見え対策のセルフケア

正しいセルフケアを続ければ、軽いクマや老け見えはやわらげられます。ただし、たるみや深いくぼみによる黒クマには限界があることも知っておきましょう。

セルフケア期待できること向きやすいタイプ
紫外線対策・摩擦回避色素沈着の予防茶クマ
保湿・ビタミンC外用肌のトーンを整える茶クマ・青クマ
睡眠・温め・血行ケア血色のくすみをやわらげる青クマ

このように、セルフケアは予防と軽い改善に向いています。タイプに合った方法を選ぶほど、効果を感じやすくなるでしょう。毎日のケアは派手さこそありませんが、目もとの土台を守る確かな習慣になります。

紫外線対策と「こすらない」を毎日徹底する

クマ対策の土台は、紫外線を防ぎ、目元をこすらないことです。外出時は日焼け止めを目のまわりまでていねいに塗り、サングラスや帽子も上手に活用しましょう。

クレンジングは、こすらずやさしく行います。アイメイクは専用リムーバーをなじませてから落とすと、摩擦による色素沈着を防げます。

保湿とビタミンCでスキンケアからできること

乾燥した肌はくすんで見え、クマを強調します。目元用の保湿剤でうるおいを保つと、肌のトーンが少し明るく感じられるでしょう。

ビタミンCを配合した化粧品は、色素沈着のケアや肌のキメを整える目的で使います。効果はおだやかなので、続けることが前提になります。数日で結果を求めず、数か月単位でゆっくり続ける気持ちが大切です。

血行を促す温めと睡眠・食事の工夫

青クマには、血行を促すケアが役立ちます。蒸しタオルで目元を温めたり、ぬるめの入浴で体を芯から温めたりすると、血色が戻りやすくなります。

質のよい睡眠と、鉄分やたんぱく質を意識した食事も大切です。むくみが気になる朝は、塩分を控えめにすると目元がすっきりします。就寝前のスマホを少し控えるだけでも、翌朝の目もとの軽さが変わってくるものです。

医療機関で行う目の下のクマ取り治療の種類とタイプ別の選び方

セルフケアで届かないクマには、医療機関での治療という選択肢があります。茶・青・黒のタイプによって適した方法が違うため、診断にもとづく選択が近道です。

タイプ代表的な治療期待できること
茶クマ外用薬・レーザー・ピーリング色素の軽減
青クマレーザー・注入による補整血色や薄さの補整
黒クマヒアルロン酸・脱脂・たるみ治療くぼみと影の改善

いずれの治療にも個人差があり、効果やダウンタイムは人それぞれです。同じ治療でも肌質や生活の背景で向き不向きが分かれるため、医師との相談が前提になります。タイプごとの考え方を、順に整理します。

茶クマ向け|外用薬とレーザー、ピーリング

茶クマには、メラニンへの働きかけが中心になります。ハイドロキノンやトレチノインなどの外用薬、ビタミンC、ケミカルピーリングを使います。

色素が深い場合は、レーザーで対応するときもあります。いずれも一度で完結せず、医師の管理のもとで続けるのが基本です。自己流で市販品を強く使うと刺激になることもあるため、医療機関での相談が安心につながります。

青クマ向け|皮膚の薄さと血行へのアプローチ

青クマは皮膚の薄さや血管の透けが原因のため、色を消すより目立たなくする方向で考えます。皮膚にハリを出す施術や、くぼみを補う注入で改善をめざします。

体調で変わりやすいタイプなので、生活習慣の見直しと組み合わせると効果を保ちやすくなります。医師と相談しながら方針を決めると安心でしょう。施術と日々のケアは、車の両輪のようにそろってこそ力を発揮します。

黒クマ向け|ヒアルロン酸とたるみ・くぼみへの対応

老け見えに直結しやすい黒クマは、影をつくるくぼみやふくらみへの対応が要になります。浅いくぼみには、ヒアルロン酸注入で段差をなだらかにする方法があります。

脂肪のふくらみが目立つ場合は、後述する脱脂を選ぶこともあります。たるみが強いときは、皮膚を引き締める治療を組み合わせる場合もあるでしょう。

目の下の脱脂で脂肪のふくらみと影を減らす

目の下の脱脂は、出っぱった眼窩脂肪を取り除いて、ふくらみと影を減らす治療です。まぶたの裏側から行えば、表面に傷が残りにくいのが利点といえます。

ただし取りすぎるとくぼんで見えることもあり、適応の見極めが大切です。経験豊富な医師による診断と、ていねいな説明が欠かせません。

後悔しない目の下のクマ取りクリニックの選び方と注意点

安いから、有名だから、という理由だけでクリニックを選ぶのは考えものです。大切なのは、クマのタイプを正しく診断し、リスクまで説明してくれるかどうかでしょう。

クマのタイプを正しく診断してくれるか?

良い治療は、正確な診断から始まります。茶・青・黒のどれが主体か、混合しているかを見たうえで、その人に合う方法を提案してくれるかを確認しましょう。

タイプを問わず同じ施術ばかりすすめてくる場合は、慎重に考えたほうがよいかもしれません。納得できるまで質問できる雰囲気かどうかも、判断の手がかりになります。

リスク・ダウンタイム・個人差を正直に伝えるか

どんな治療にも、はれや内出血、左右差などのリスクがあります。良い医療機関ほど、こうした注意点や回復までの期間を、よい面と一緒に正直に伝えてくれます。わからない点は遠慮なく質問して、納得したうえで決めると後悔が少なくなるでしょう。

効果を断言したり、不安をあおって契約を急がせたりするところは要注意でしょう。費用の内訳が明確かどうかも、あわせて確かめておきたい点です。

治療後のケアと相談できる体制

治療は受けて終わりではなく、その後の経過も大切です。万一の不調にすぐ相談できるか、アフターケアの窓口があるかを事前に確かめておくと安心できます。予約の取りやすさや連絡のつきやすさも、安心して任せられるかどうかの目安になります。

通いやすさや、担当医とじっくり話せるかどうかも、長く付き合ううえで効いてきます。目もとの治療は経過を見ながら進めることが多く、気軽に足を運べる場所を選ぶと続けやすくなります。

クリニック選びで確かめたいこと

チェック項目安心できる対応
診断クマのタイプを見極めて提案してくれる
説明リスクと個人差を正直に伝えてくれる
費用内訳が明確で、追加費用が少ない
アフターケア相談窓口と再診の体制がある

こうした視点を持って相談すれば、自分に合う医療機関を選びやすくなります。あせらず、納得してから一歩を踏み出すことが、後悔しない若返りにつながるでしょう。

よくある質問

目の下のクマは自分で治すことはできますか?

軽い茶クマや青クマであれば、紫外線対策や保湿、十分な睡眠といったセルフケアで目立ちにくくできる場合があります。こすらない習慣を続けることも、色素沈着を防ぐうえで役立ちます。

一方で、たるみやくぼみの影による黒クマは、セルフケアだけで改善するのが難しいタイプです。気になる場合は、医療機関で原因を確かめると安心でしょう。

茶クマと黒クマは見分けることができますか?

ご自宅でも、おおまかな見分けは可能です。皮膚を横にやさしく引っぱって茶色が残れば茶クマ、上を向いたときに影が薄れれば黒クマの傾向と考えられます。

ただし実際には、複数のタイプが混ざっていることも多くあります。正確な診断は医師による診察ではっきりしますので、迷うときは相談をおすすめします。写真を撮って明るい場所で見比べると、自分でも変化に気づきやすいでしょう。

目の下のクマ取りの治療には痛みやダウンタイムがありますか?

治療の種類によって異なりますが、注入やレーザー、脱脂などでは、はれや内出血が数日から1〜2週間ほど続く場合があります。多くは時間とともに落ち着いていきます。

痛みへの配慮として、麻酔を用いる治療もあります。回復までの期間には個人差があるため、事前に医師から具体的な説明を受けておくと安心です。施術後しばらくは、はげしい運動や飲酒を控えると経過が落ち着きやすくなります。

目の下の脱脂をすると老け見えは改善しますか?

出っぱった脂肪が影をつくっている黒クマでは、脱脂によってふくらみと影が減り、目元が明るく若々しく見えることが期待できます。老け見えの改善につながりやすいタイプです。

ただし脂肪を取りすぎるとくぼんで見える場合もあり、効果には個人差があります。適応の見極めが大切なので、経験のある医師とよく相談してください。

目の下のクマ取りは何歳くらいから受ける人が多いですか?

クマの悩みは幅広い年代にみられ、20代から60代まで、さまざまな方が相談に訪れます。若い世代は青クマや茶クマ、年齢を重ねた世代は黒クマの相談が増える傾向です。

大切なのは年齢よりも、クマのタイプと状態に合った方法を選ぶことです。気になり始めたときが、対策を考えるよいきっかけといえます。年齢に関係なく、自分のペースで相談を始めて構いません。

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この記事を書いた人

Dr.寺井美佐栄のアバター Dr.寺井美佐栄 ミサクリニック 六本木本院 院長

日本抗加齢医学会認定専門医。日本美容皮膚科学会、日本レーザー医学会、日本産業衛生学会専門医。
複数の大手美容皮膚科で10年以上の院長経験を経て、2022年9月にMiSA Clinic(ミサクリニック)を開業。YouTube等でも発信してきた、メスを使わずに”ナチュラルなキレイ”を引き出す技術には定評があり、ありがたいことに「SNSを見ました!」という方や、紹介・口コミ経由でたくさんのご相談を頂いてきました。皆様と共に、MiSA Clinicスタッフ一同、共に年を重ね、末永くお付き合いできる関係を目指して参ります。

資格
アラガン社ボトックスビスタ認定医
アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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