目の下のたるみに対してヒアルロン酸注射を検討する方は多いです。ヒアルロン酸は確かに目の下の溝(くぼみ)を目立たなくさせる効果が期待できます。
しかし、たるみの原因が皮膚の浅い層だけにあるとは限りません。多くの場合、加齢によって土台となる骨格が痩せてしまうことが、たるみの根本的な原因になっています。
この土台の問題を無視して皮膚の表面だけにヒアルロン酸を注入すると、不自然な仕上がりになったり、十分な改善が得られなかったりすることがあります。
この記事では、目の下のたるみにヒアルロン酸注射がどう働くのか、そしてなぜ「骨格注入」という土台から支える考え方が重要なのかを詳しく解説します。
目の下のたるみはなぜ起こる?基本的な原因
目の下のたるみは、見た目年齢に大きく影響するため、多くの方が悩む症状です。このたるみは、単一の原因ではなく、いくつかの要因が複雑に絡み合って発生します。
原因を正しく理解することが、適切な治療法を選ぶ第一歩です。
加齢による皮膚の弾力低下
年齢を重ねると、皮膚の真皮層にあるコラーゲンやエラスチンが減少し、質も低下します。これらは皮膚のハリや弾力を支える重要な線維です。
これらが失われると、皮膚は薄くなり、重力に逆らう力が弱まってたるみが生じます。特に目の下の皮膚は非常に薄いため、影響が現れやすい部位です。
眼窩(がんか)脂肪の突出
目の周りには、眼球をクッションのように守る「眼窩脂肪」という脂肪があります。この脂肪は通常、眼輪筋(目の周りの筋肉)やロックウッド靭帯といった組織によって支えられています。
しかし、加齢によってこれらの支持組織が緩むと、眼窩脂肪が前に押し出されてきます。これが、目の下の「ふくらみ」や「たるみ」として現れます。
土台となる骨格の萎縮
あまり知られていませんが、顔の骨も加齢とともに萎縮(痩せること)します。特に目の周りの骨(眼窩)は、加齢によって縁が広がり、後退する傾向があります。骨は皮膚や脂肪を支える「土台」です。
この土台が痩せてしまうと、その上の皮膚や脂肪を支えきれなくなり、結果としてたるみや大きなくぼみが生じます。これが、目の下のたるみの根本的な原因の一つです。
表情筋の衰えと靭帯の緩み
目の周りには眼輪筋という筋肉があり、これが皮膚を支える役割も担っています。
加齢やPC・スマートフォンの長時間使用によるまばたきの減少などで、この筋肉が衰えると、皮膚や脂肪を支える力が弱くなります。
また、皮膚と骨をつなぐ靭帯(リガメント)も加齢で緩みやすく、これもたるみを悪化させる要因となります。
目の下のたるみにヒアルロン酸注射は有効?
目の下のたるみ治療として、ヒアルロン酸注射は非常にポピュラーな方法です。
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する保水成分であり、注入することで皮膚の内側からボリュームを与え、溝やくぼみを目立たなくさせます。
適切に使用すれば、短時間で効果的な改善が期待できます。
ヒアルロン酸が持つ役割と効果
ヒアルロン酸製剤は、その名の通り高い保水力を持つ物質です。皮膚に注入すると、その部分のボリュームを物理的に増やし、内側から皮膚を持ち上げます。
その結果、目の下のくぼみや影、細かいシワを浅く見せる効果が期待できます。また、注入されたヒアルロン酸が周辺の水分を引き寄せるため、肌にハリや潤いを与える効果もあります。
ヒアルロン酸注射で改善が期待できるケース
ヒアルロン酸注射が特に効果的なのは、「たるみ」よりも「くぼみ」が目立つ場合です。
例えば、眼窩脂肪の突出はそれほどでもないが、その下の部分(ゴルゴラインやティアトラフと呼ばれる溝)が痩せて影になっているケースです。
この溝にヒアルロン酸を適切に注入し、ボリュームを補うことで、段差が滑らかになり、たるみが改善したように見えます。
ヒアルロン酸が適しているかの簡易チェック
| 特徴 | ヒアルロン酸が適しやすい | ヒアルロン酸では難しい |
|---|---|---|
| 主な悩み | くぼみ・溝・影 | ふくらみ(眼窩脂肪)が強い |
| 皮膚の状態 | ハリが比較的保たれている | 皮膚のゆるみが非常に強い |
| 骨格 | 痩せが軽度 | 骨格の萎縮が著しい |
ヒアルロン酸だけでは難しいケース
一方で、ヒアルロン酸注射だけでは改善が難しい、あるいは不自然な結果になりやすいケースも存在します。最も代表的なのは、眼窩脂肪の突出(ふくらみ)が非常に大きい場合です。
このふくらみを隠そうとしてヒアルロン酸を大量に注入すると、目の下が不自然に盛り上がってしまったり、かえってたるみが強調されたりすることがあります。
また、皮膚自体のゆるみが極度に強い場合も、ヒアルロン酸の重みでたるみが悪化する可能性があり、注意が必要です。
目の下のヒアルロン酸注射の注意点
目の下の皮膚は非常に薄く、デリケートです。そのため、ヒアルロン酸注射には高度な技術が求められます。
注入する層が浅すぎると、ヒアルロン酸が青白く透けて見える「チンダル現象」が起こることがあります。
また、注入量が多すぎたり、不適切な種類のヒアルロン酸を使用したりすると、凹凸ができてしまうリスクもあります。
これらのリスクを避けるためには、目の下の解剖を熟知した経験豊富な医師を選ぶことが重要です。
従来のヒアルロン酸治療の限界と課題
ヒアルロン酸注射は手軽なたるみ治療として人気ですが、従来の注入法にはいくつかの限界や課題があります。
これらの問題を理解することが、なぜ新しいアプローチが求められるのかを知る鍵となります。
たるみ直下(皮膚表面)への注入の問題点
従来の治療法では、たるみや溝が気になる部分の直下、つまり皮膚の浅い層にヒアルロン酸を注入して「埋める」という考え方が主流でした。
しかし、この方法は、土台がぐらついている家の上(壁)だけを補修するようなものです。
根本的な土台(骨格)の痩せが改善されていないため、時間の経過とともに再びたるみが生じやすいという問題がありました。
凹凸やチンダル現象のリスク
前述の通り、目の下の皮膚は非常に薄いです。浅い層にヒアルロン酸を注入すると、製剤が均一になじまず、表面がボコボコしてしまうリスクが高まります。
また、光の加減で注入物が青く透けて見えるチンダル現象も、浅い層への注入で起こりやすい合併症です。これらは、かえって見た目の悩みを増やしてしまうことになりかねません。
注入の深さと主なリスク
| 注入層 | 主な目的 | 考えられるリスク |
|---|---|---|
| 皮膚浅層 | 溝を直接埋める | 凹凸、チンダル現象 |
| 脂肪層 | ボリューム補充 | しこり、不自然な膨らみ |
| 骨膜上(深層) | 土台の再構築 | 高度な技術が必要 |
持続性と根本改善のギャップ
浅い層に注入されたヒアルロン酸は、表情の動きなどによって比較的早く吸収・移動しやすい傾向があります。
そのため、効果の持続期間が短くなりがちで、良い状態を維持するためには頻繁な再注入が必要になることもあります。
これは、たるみの「症状」を一時的に隠しているだけであり、たるみの「原因」である土台の衰えに対処しているわけではないためです。
必要な注入量と不自然さ
たるみが進行している場合、浅い層への注入だけで改善しようとすると、かなりの量のヒアルロン酸が必要になることがあります。
しかし、目の下に大量のヒアルロン酸を入れると、顔全体のバランスが崩れ、いわゆる「ヒアルロン酸顔」と呼ばれるような不自然な膨らみ(過注入)につながる恐れがあります。
自然な美しさを目指す上で、これは大きな課題です。
新しいアプローチ「骨格注入」とは
従来のヒアルロン酸注入の課題を踏まえ、より根本的で自然な改善を目指す考え方として「骨格注入」が注目されています。
これは、たるみの原因を表面的な皮膚の問題としてではなく、土台である「骨格」の萎縮にあると捉え、そこを補強するアプローチです。
土台となる骨格を支える注入法
骨格注入は、ヒアルロン酸を皮膚の浅い層ではなく、骨のすぐ上(骨膜上)という深い層に注入する技術です。加齢によって萎縮した骨のボリュームを、ヒアルロン酸で補います。
建物の土台である「基礎」を補強するイメージです。土台がしっかりすることで、その上にある脂肪や皮膚が安定し、たるみや溝が根本から改善されます。
なぜ骨格(骨膜上)に注入するのか
骨膜上という深い層に注入することには、多くの利点があります。まず、この層には太い血管や神経が少なく、比較的安全に注入が行えます。
また、骨膜上は組織が硬く、注入したヒアルロン酸が移動しにくい(流れにくい)ため、意図した場所にしっかりとどまり、土台としての役割を長く果たします。
さらに、皮膚表面から離れた位置への注入であるため、凹凸やチンダル現象といったリスクを大幅に低減できます。
骨格注入の目的とメリット
骨格注入の最大の目的は、失われた骨格のボリュームを回復させ、顔全体の構造的なサポートを再構築することです。
このアプローチによって、たるみがリフトアップされ、自然な形で若々しい印象を取り戻すことができます。
- 自然なリフトアップ効果
- 凹凸やチンダル現象のリスクが低い
- 効果の持続性が高い
- 少ない注入量で効果的な改善
土台がしっかりするため、浅い層への注入のように大量のヒアルロン酸を必要としません。最小限の注入量で顔全体のバランスを整えることができるため、非常に自然な仕上がりが期待できます。
従来の注入法との違い
骨格注入と従来の注入法は、その目的とアプローチが根本的に異なります。
従来の注入法が「溝を埋める」という対症療法的な側面が強いのに対し、骨格注入は「土台を建て直す」という原因療法的なアプローチです。
アプローチの比較
| 項目 | 従来の注入法(浅層) | 骨格注入(深層) |
|---|---|---|
| 注入層 | 皮膚直下や脂肪層 | 骨膜上(深い層) |
| 目的 | 溝やシワを埋める | 土台(骨)の補強・再構築 |
| 仕上がり | 不自然になりやすいリスク | 自然なリフトアップ |
骨格注入で使用するヒアルロン酸の種類
骨格注入を成功させるためには、注入技術だけでなく、使用するヒアルロン酸製剤の選択も非常に重要です。土台(骨)の代わりとして機能させるためには、通常の皮膚のシワに用いるものとは異なる特性が求められます。
通常のヒアルロン酸との違い
ヒアルロン酸製剤には、シワの改善に使われる柔らかいものから、鼻や顎の形成に使われる硬いものまで、様々な種類があります。
従来の目の下治療では、皮膚になじみやすい比較的柔らかい製剤が選ばれることが多かったです。
しかし、骨格注入では、骨の代わりとして組織をしっかりと支える必要があるため、柔らかい製剤は適していません。
骨格注入に適したヒアルロン酸の特性
骨格注入には、注入後に変形したり流れたりせず、その場でしっかりと組織を持ち上げる力(リフティング力)がある製剤が必要です。
具体的には、以下の特性を持つヒアルロン酸が選ばれます。
求められる製剤の特性
| 特性 | 説明 | なぜ必要か |
|---|---|---|
| 高い弾性(硬さ) | 外から力が加わっても形を保つ力 | 骨のように土台として支えるため |
| 高い凝集性 | 製剤がバラバラにならずにまとまる力 | 注入後に拡散・移動するのを防ぐため |
| 低い吸水性 | 周辺の水分を吸って膨らむ性質が低い | 注入後に予期せず膨らむのを防ぐため |
安全で持続性の高い製剤の選び方
これらの特性を持つヒアルロン酸製剤は、高度な架橋技術(ヒアルロン酸の分子同士をつなぎ合わせる技術)によって製造されています。
硬さがありながらも、体内で安全に分解・吸収される必要があります。
信頼できるメーカーの、厚生労働省やFDA(アメリカ食品医薬品局)など、各国の規制当局から承認を受けている製剤を選ぶことが安全性の確保につながります。
製剤ごとの特徴比較
骨格注入に適した製剤はいくつか存在し、それぞれに硬さや持続期間が異なります。医師は、患者様の骨格の萎縮度合い、皮膚の厚み、目指す仕上がりに応じて、最適な製剤を選択します。
例えば、土台をしっかり作りたい場合は硬めの製剤を、少しボリュームを足したい場合は中程度の硬さの製剤を、といった使い分けを行います。
骨格注入の治療の流れとダウンタイム
骨格注入は、深い層へアプローチする治療法ですが、手術とは異なり、注射で行うため、比較的負担の少ない治療です。
しかし、安全かつ満足のいく結果を得るためには、治療前後の流れを理解しておくことが大切です。
カウンセリングの重要性
治療の成功はカウンセリングから始まります。まず、医師が患者様の目の下の状態(たるみの程度、脂肪の突出、骨格の萎縮度)を詳細に診察します。
鏡を見ながら、どこがどのように気になるのか、どのような仕上がりを希望するのかを具体的に共有します。
この時、骨格注入が適しているか、他の治療法(手術など)の方が良いかも含めて、率直に話し合うことが重要です。治療法、リスク、費用について十分に納得した上で治療に進みます。
施術当日の流れ
当日は、まず洗顔をしてメイクや皮脂を落とします。その後、治療部位の写真を撮影し、最終的なデザイン(注入箇所や量)を医師と確認します。
痛みや不安を和らげるために、表面麻酔のクリームを塗布し、時間を置きます。麻酔が効いたら、消毒を行い、いよいよ注入を開始します。骨格注入では、先端の丸い「鈍針(カニューレ)」を使用することが多いです。
この器具を使うことで、血管や神経を傷つけるリスクを減らし、内出血を最小限に抑えます。注入自体にかかる時間は、15分から30分程度です。
ダウンタイムの目安
注射による治療のため、ダウンタイムは比較的短いのが特徴です。しかし、個人差や注入部位によって、以下のような症状が出ることがあります。
ダウンタイムの一般的な経過
| 症状 | 主な期間 | 対処法 |
|---|---|---|
| 腫れ・むくみ | 2〜3日(長くても1週間程度) | 冷やす、安静にする |
| 内出血 | 1〜2週間程度(メイクで隠せる) | コンシーラーなどでカバー |
| 痛み・違和感 | 数日〜1週間程度 | 処方された痛み止めを使用 |
アフターケアと日常生活の注意点
施術当日は、激しい運動、長時間の入浴、飲酒は避けてください。血行が良くなりすぎると、腫れや内出血が悪化する可能性があります。
洗顔やメイクは当日から可能な場合が多いですが、注入部位を強くこすったり、マッサージしたりするのは避ける必要があります。医師の指示に従い、正しくアフターケアを行ってください。
- 当日の激しい運動・飲酒・長風呂は控える
- 注入部位を強くマッサージしない
- 処方された薬があれば指示通り使用する
骨格注入のリスクと費用
骨格注入は多くのメリットがある治療法ですが、医療行為である以上、リスクはゼロではありません。また、費用も治療を受ける上で重要な判断材料です。
事前にこれらを正確に把握しておくことが、後悔しない治療につながります。
考えられるリスクと副作用
骨格注入は、従来の浅い層への注入に比べて、凹凸やチンダル現象のリスクは低いですが、注射に伴う一般的なリスクは存在します。
主なリスクと対処法
| リスク・副作用 | 主な症状 | 発生頻度 |
|---|---|---|
| 内出血・腫れ | 注入部位が青紫色になったり、腫れたりする。 | 比較的高い(個人差あり) |
| 痛み・違和感 | 注入時や注入後に鈍い痛みや圧迫感を感じる。 | 時々ある |
| 感染 | 注入部位が赤く腫れ、熱感や痛みが続く。 | 稀 |
これらの症状は、ほとんどが一時的なもので、時間の経過とともに軽快します。
しかし、万が一、強い痛みや視界の変化など、異常を感じた場合は、すぐに治療を受けたクリニックに連絡してください。
リスクを最小限にするために
リスクを最小限に抑えるために最も重要なのは、医師の技術と経験です。骨格注入は、顔の解剖学(骨格、筋肉、血管、神経の走行)を深く理解している医師でなければ安全に行えません。
クリニックの実績や、医師の症例経験、カウンセリングでの説明の丁寧さなどを確認し、信頼できる医師を選びましょう。
費用の相場と内訳
骨格注入の費用は、使用するヒアルロン酸製剤の種類と量によって決まります。自由診療のため、クリニックによって設定金額は異なります。
目の下のたるみ改善(骨格注入)の場合、一般的には10万円から30万円程度が相場となることが多いですが、これはあくまで目安です。
カウンセリングの際に、自分の状態だとどれくらいの量が必要で、総額がいくらになるのか、追加費用(麻酔代、針代など)は発生しないか、見積もりを明確に提示してもらうことが大切です。
クリニック選びで失敗しないために
費用だけでクリニックを選ぶのは危険です。
安価なクリニックが必ずしも悪いわけではありませんが、なぜその価格で提供できるのか(例えば、経験の浅い医師が担当する、安価な製剤を使用するなど)を考える必要もあります。
骨格注入という専門的な技術を要する治療であることを理解し、安全性と技術力を最優先にクリニックを選定することをお勧めします。
Q&A
- 骨格注入は痛いですか?
-
注入前に表面麻酔のクリームを使用します。また、注入に使用するヒアルロン酸製剤自体に麻酔薬が含まれていることが多いため、痛みは最小限に抑えられます。
骨膜上に注入する際は、少し押されるような感覚や鈍い痛みを感じることがありますが、我慢できないほどの強い痛みではありません。
- 注入後、いつから効果を実感できますか?
-
ヒアルロン酸は注入直後から物理的にボリュームを補うため、効果は施術直後から実感できます。
ただし、直後は麻酔や注入による腫れが若干あるため、完全な仕上がりは1〜2週間ほど経って、腫れが引き、ヒアルロン酸が組織になじんでからとなります。
- 効果はどのくらい持続しますか?
-
使用する製剤の種類や注入量、個人の体質によって異なりますが、骨格注入で使用する硬いヒアルロン酸は、吸収が遅い傾向があります。
一般的には1年半から2年程度、効果の持続が期待できます。ただし、加齢は進行するため、メンテナンスとして定期的に状態をチェックすることが望ましいです。
- 他のクマ治療(脱脂など)と併用できますか?
-
併用可能です。特に、眼窩脂肪の突出(ふくらみ)が著しい場合は、まず脱脂手術(目の下のふくらみ取り)で余分な脂肪を取り除き、その上で土台の痩せている部分に骨格注入でヒアルロン酸を補うと、非常に滑らかで理想的な仕上がりになることが多いです。
医師が状態を拝見し、最適な治療の順番や組み合わせを提案します。
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