【茶クマ治療】費用と期間で選ぶあなたに合ったプランは?セルフケアからレーザーまで

茶クマ治療の予算と通院日を整理するカレンダーと塗り薬

茶クマの治療は、月々に払える金額と通院できる頻度から候補を絞ると選びやすくなります。自宅で続けるケアや塗り薬・内服は通院が少なく、ピーリングやレーザーは施術費に加えて、通う時間と回復の日数も見込む必要があります。

化粧品を買い足し続けているなら、購入費だけでなく、いつ変化を見直すかも決めておきましょう。茶色みを目的とした治療は自費診療が中心で料金は医療機関によって違うため、自分に合う候補は診察で確かめます。

この記事では、セルフケアから処方薬、ピーリング、レーザーまでの費用と期間を比べ、予算と生活に合うプランの組み方を解説します。

目次

茶クマ治療は月々の予算と通える頻度で選ぶ

通院を抑えたい場合は自宅で続けるケアや処方薬、定期的に時間を確保できる場合は施術が候補になります。費用の高低と、治療の向き不向きは別の判断軸です。

6つの選択肢を同じ単位で比べる

比較の基準は、購入・施術の単位と、効果を評価するまでに必要な費用です。処方薬は1本または1か月分、施術は1回分の価格なので、そのまま大小を比べると支出を見誤ります。

次の金額は自費診療の目安で、診察料は別にかかる場合があります。回数や期間は終了までの保証ではなく、計画を相談するための参考です。

ケミカルピーリングは、薬剤を皮膚の表面に塗り、古い角質の除去を促す処置です。レーザーやIPLという光治療は、治療対象の皮膚に光を照射する処置で、目の下への適応は施術ごとに判断されます。

選択肢と費用の幅期間・回数の目安通院と生活への影響
セルフケア/使用品によって変動日常的に継続。改善を保証する共通の期間は未確立通院は不要。施術後の回復期間は伴わない
市販の美白化粧品/価格・容量で変動製品の表示に従う。評価時期を決めて使用通院は不要。刺激が出た場合は使用を中止
処方の塗り薬/ハイドロキノン1本約0.16万〜0.33万円使用期間・再診間隔は医療機関によって違う処方と経過の診察。赤みなどの持続期間は処方内容による
内服/トラネキサム酸1か月分約0.12万〜0.22万円肝斑研究では16週間の例。茶クマの期間は個別に設定処方と経過の診察。皮膚を処置する回復期間は伴わない
ピーリング/顔全体1回約0.43万〜1.27万円3週間隔・12週間の研究例。回数は計画による施術ごとに通院。皮むけなどの日数は薬剤や肌の反応による
レーザー・光治療/顔全体1回約0.83万〜3.3万円5回・1〜2週間隔の研究例。実際の計画は機器や適応による施術と経過の診察。赤みなどの日数は照射条件による

セルフケアの費用は使う保湿剤や日焼け止めによって変わるため、月額は人によって大きく違います。表の顔全体の料金を目の下に当てはめる前に、料金設定と施術の対象範囲を医療機関で確かめます。

家で続ける方法にも見直す日を設ける

セルフケアや市販品を選ぶ場合も、開始日と最初の評価日を決めておくと、買い足しだけが続く状況を避けやすくなります。茶クマ全般に共通する評価日数は定まっていないため、化粧品の表示にある使い方と期間を目安にします。

評価時期の記載がなく予算だけが増えている場合は、皮膚科・美容皮膚科で、使った成分と使用期間を示して相談しましょう。

色の診断が予算の使い道を決める

茶クマかどうか、肝斑という顔の色素斑や、血管が透ける青クマ、くぼみによる影クマが重なっていないかは、医師の診察で確かめられます。見た目が似ていても治療する対象が違うため、費用は自分に合う候補の中で比べます。

茶クマの塗り薬は再診までの期間で予算を組む

塗り薬を使う場合は、最初から長期間の総額を決めず、処方された量と次の再診日を基準に予算を組みます。何か月続けるか、どの時点で休むかは、薬の内容と皮膚の反応によって変わるためです。

1本の値段と月額費用を区別する

ハイドロキノンは色素の産生を抑える塗り薬で、4〜5%・5g程度の1本が約0.16万〜0.33万円です。皮膚の入れ替わりを促すトレチノインは、5〜15gの1本で約0.22万〜0.66万円が目安になります。

同じ1本でも塗る範囲や指示された回数が異なれば、使い切るまでの期間も変わります。費用を左右するのは、容量と実際の使用量。複数の薬を処方された場合は、それぞれの購入費に診察料を加えて見積もります。

再診日には色の変化と使えた日数を振り返る

効き目を評価するときは、茶色みの変化に加えて、指示どおりに使えた期間も振り返ります。何か月で評価するかは医療機関によって違うため、処方時に再診日と、それまでに記録する項目を決めます。

  • 開始時/薬の名前、塗る範囲、指示された頻度
  • 使用中/実際に塗った日と、赤み・ヒリつきが出た時期
  • 再診時/開始前との色の差、休んだ日数、残っている薬の量

刺激が続いて使用を休んでいた場合は、経過した月数ではなく、実際に塗れた日数をもとに効き目を判断します。

延長する前に継続・変更・休薬の予定を聞く

再診では、医師が色の変化と皮膚の状態をみて、同じ薬を続けるか、変えるか、しばらく休むかを判断します。

薬を追加購入する前に、次は何を目標に何日分使うのか、再評価までに必要な費用と合わせて確認しましょう。

内服は終了後の観察まで予定に入れる

飲み薬の計画には、服用期間と中止後の経過観察の両方が含まれます。トラネキサム酸の研究期間は参考にとどめ、茶クマに用いる期間は診察で個別に決めます。

16週間は肝斑研究で使われた一区切り

トラネキサム酸は、色素沈着の治療で飲み薬として使われる薬の1つです。目の周りの茶色みすべてが対象になるわけではなく、診察で適応を判断して処方されます。

顔の肝斑がある132人を対象に、トラネキサム酸の異なる2用量を比べた試験では、88人が治療を完了し、16週間服用して4週間隔で経過を追い、24週・28週にも再燃を確認しています1)。これは目の周りに限った茶クマの試験ではなく、日本人の茶クマに対する標準期間を示したものでもありません。

毎月の薬代に診察料を加える

トラネキサム酸は1か月分で約0.12万〜0.22万円、ビタミンCの内服は1か月分で約0.11万〜0.43万円が費用の目安です。併用するかどうかは医師の処方によるため、処方内容が決まってから薬代を合計します。

残薬で延長せず次の評価日を決める

効果の評価前に量を増やしたり、中止後に残った薬を再開したりすると、予定した条件で経過を比べにくくなります。内服の向き不向きには病歴や併用薬も関わるため、期間は自己判断で延ばさず、処方された日数に沿って飲みます。

再診では、服用中に変わった点と体調の変化を示し、終了後に色が戻ったときの受診時期も聞いておきましょう。

ピーリングは施術間隔と回復時間を確保する

ピーリングの予定は、施術を受ける日だけでなく、次回までに皮膚の反応をみる期間も含めて組みます。次の施術日は、予約の空きよりも肌の回復に合わせて決めます。

3週間隔・12週間で評価した研究例

インドの単一施設で、体質性の目の周りの色素沈着がある90人を各30人の3群に分けた比較試験では、グリコール酸・乳酸・フェルラ酸という異なる薬剤を用い、3週間隔で12週間の経過を評価しています2)。

対象の肌質や使った薬剤が異なるため、この結果から日本人の茶クマにも同じ期間が必要だとは言えません。

光を使う施術との通い方の違い

ピーリングとレーザー・IPLを比べるときは、総回数に加えて、何週間おきに予定を空けるかも判断材料にします。ダウンタイムとは、赤みや皮むけなどで、見た目や普段の生活に影響が出る期間です。

方法回数・間隔・評価期間ダウンタイムの確認点
ピーリング複数回、3週間隔・12週間で評価した例赤み・皮むけなど。続く日数は薬剤や濃度で変わり、医療機関によって違う
レーザー特定の機器で5回、1〜2週間隔の例。経過の診察も必要赤み・腫れなど。日数や保護の要否は照射条件で変わり、医療機関によって違う
IPL5回、1〜2週間隔の例。効果を評価する時期は計画による赤みなど。メイク再開や日数は照射範囲・反応で変わり、医療機関によって違う

この表は研究で用いられた日程の例です。実際に受ける処置の回復日数を聞いてから、仕事や外出の日程を決めましょう。

施術料だけでなく休む余裕も見積もる

顔全体のピーリングは1回約0.43万〜1.27万円が目安ですが、目の周りが施術範囲に含まれるかはメニューごとに異なります。安い全顔メニューを選んでも、目の下が対象外なら希望する治療にはつながりません。

申し込み前には、対象部位と施術後の生活上の制限、延期時の扱いをまとめて確認しましょう。

レーザー・IPLは回数と通院時間が負担を左右する

まとまった施術費を用意できても、指定された間隔で通えなければ計画を組み直します。レーザー・IPLは、1回の価格と予定回数、再診に使う時間を合わせて選びます。

施術例の5回は試験上の設定

71人の目の周りを対象に、特定のレーザー、RFという高周波を使う機器、IPLを比較した試験では、それぞれ5回、1〜2週間隔で施術しています3)。この回数は試験の設定であり、茶色みが5回で消えるという意味ではありません。

研究の実施国や肌質が違うため、試験の日程はそのまま自分の通院期間に置き換えられず、実際の回数は診察で決まります。レーザー治療の研究には小規模な試験も含まれるので、機器名だけでは結果を予測できません。

顔全体の価格と目の下の見積もりを分ける

弱い出力で照射するレーザートーニング・ピコトーニングは、顔全体1回で約0.83万〜1.87万円、IPLは約1万〜3.3万円が目安です。料金は機器や照射範囲によって変わり、この価格帯ですべてのレーザーを受けられるわけではありません。

一方、目の下だけでも顔全体より安いとは限らないため、範囲と施術方法が決まってから見積もりを出してもらいましょう。追加照射の料金が別に設定されている場合は、コース料金に含む回数と分けて予算へ入れます。

予算と時間に合う候補を絞る

無理なく続けられる計画は、使える金額と通院できる頻度が重なる範囲にあります。

予算と使える時間組みやすい候補先に決める項目
月々の支出を抑え、通院も少なくしたい自宅のケアを基本に、必要に応じて処方薬評価日までの購入費と再診日
施術費を確保でき、定期的に通える適応のあるピーリング、レーザー・IPL予定回数、施術間隔、回復に充てる時間
まとまった予算はあるが、通える日が限られる通院日程に合わせた処方・施術の計画受けられる日と、延期時の扱い

たとえば、平日に休めない人が自宅で休日のカレンダーを見て、次回の指定間隔では受診できないと気づいたら、契約前に通える日を診察で伝えます。費用に余裕があっても、照射間隔は日程の都合で詰めず、医師が示した間隔に合わせて計画しましょう。

茶クマが薄くなった後も維持の費用を残す

色が気になりにくくなった後も、日常のケアや必要な再診に使う予算を残すと、無理なく経過を追えます。施術を同じ頻度でずっと続けるかは、維持のケアとは分けて決めます。

維持する期間は色の変化に応じて決める

維持の期間や再診間隔には、茶クマ全般に共通する終了日がありません。薄くなった色の変化を観察しながら、薬を続ける範囲や次の受診時期を個別に決めます。

継続費用が心配で、治療を始めるのをためらう気持ちもあるでしょう。最初から施術を続ける前提にせず、治療を終えた後に必要なケアと診察の費用まで見通せると、予算を決めやすくなります。

続けるケアと処方薬の予定を分ける

維持中は、日常で続ける対策と、診察に基づいて期間を決める薬を区別します。

  • 日常のケア/紫外線対策と、目の周りの摩擦を減らす習慣
  • 処方薬/決められた使用期間、休薬予定、再診日
  • 経過の記録/同じ時間帯・照明・顔の角度で撮った写真

かゆみや赤みが続く場合は、色の比較よりも皮膚の状態を優先し、使用中の製品や薬を示して受診してください。

追加治療の前に変化の経過を伝える

再び濃く見えた場合は、いつから変わったか、治療終了後に何を使っていたかを整理すると、追加費用をかける対象が明確になります。

肝斑の維持治療では、再燃を抑えるために光から肌を守る対策が重視されています。レーザー・光治療で色素沈着が悪化するリスクもあるため、濃くなったと感じた直後に同じ施術を追加する予定を入れず、経過を診察で評価してから次の計画を決めます。

総額は施術・薬・診察・維持に分けて見積もる

支払総額は、施術の回数分に薬代と診察料を加え、維持に必要な費用まで見通して決めます。茶色みの美容目的の治療は、公的保険が使えない自費診療が中心で、料金は医療機関によって違います。

単価から終了までの費用を組み立てる

見積もりは、1回あたりの単価だけでなく、どこまでを含む金額かで比べます。必要なのは、評価日までの合計と、その後に追加する場合の費用。終了時期が未定なら、まず次の評価までに使う上限額を決めると管理しやすくなります。

費用の項目1回・1単位の確認総額への入れ方
施術対象部位と1回の料金予定回数を掛け、追加分は分けて記載
塗り薬・内服1本の容量、処方日数評価日までに必要な本数・期間で計算
診察初診・再診の料金、施術日に含むか施術と別日の受診も含める
維持継続するケア用品と再診の予定治療中の費用と分け、毎月の予算へ

診察料と予定外の受診も予算に含める

初診料は約0.2万〜0.55万円、再診料は無料〜約0.33万円が目安です。施術と同じ日なら診察料がかからない設定もあり、回数だけで診察料を計算すると実際の支払額とずれる場合があります。

また、予定外の受診にかかる診察料や処置費の扱いも、契約前の確認点です。交通費や通院にかかる時間も見込んで、予算に余裕を残しておきます。

契約前に終了と延長の条件をそろえる

回数コースを選ぶ場合は、途中で終了したときの扱いと、使える期限が総額の判断に関わります。通えない期間がある人は、値引き率よりも予約間隔と有効期限が生活に合うかを先に比べます。

診察で治療候補が決まったら、評価日までの合計、追加治療の単価、維持費を同じ見積もりにまとめてもらいましょう。

よくある質問

予算が少ない場合、茶クマ治療は塗り薬から始められますか?

診察で塗り薬の適応があれば、薬代と再診料を見積もって始められます。1本の価格が低くても、必要な本数や併用薬によって支出は変わります。

初診時に月々の予算を伝えると、次の評価日まで続けられる処方について相談できます。

内服を始めたら16週間は必ず飲み続けますか?

16週間は肝斑の研究で設定された期間で、実際には処方時に決められた日数に従います。効き目が分からない段階でも、自分で期間を延ばすより、再診で服用できた日数と色の変化を伝えるほうが次の判断につながります。

服用中に体調の変化が出た場合は、予定の評価日を待たず処方元へ連絡してください。

レーザーのコース料金だけで予算を決めてよいですか?

コースに含まれる項目を確認し、別料金の薬や診察も加えて予算を決めます。目の下が照射範囲に含まれるか、経過をみる診察にも料金がかかるかが確認点です。

途中で休む可能性がある場合は、有効期限と中途終了の扱いも契約前に確認しましょう。

通院を減らすために施術の間隔を短くできますか?

施術の間隔は皮膚の回復や反応に合わせて決まるため、自己判断で短縮せず、通える日を診察で伝えて調整します。回数をまとめて受ける前提ではなく、必要な間隔をあけて通える計画で契約します。

References

1) Chowdhary, B., Mahajan, V. K., Mehta, K. S., Chauhan, P. S., Sharma, V., Sharma, A., Vashist, S., & Kumar, P. (2021). Therapeutic efficacy and safety of oral tranexamic acid 250 mg once a day versus 500 mg twice a day: a comparative study. Archives of Dermatological Research, 313(2), 109-117. https://doi.org/10.1007/s00403-020-02078-x

2) Dayal, S., Sangal, B., & Sahu, P. (2020). Ferulic acid 12% peel: An innovative peel for constitutional type of periorbital melanosis-Comparing clinical efficacy and safety with 20% glycolic peel and 15% lactic peel. Journal of Cosmetic Dermatology, 19(9), 2342-2348. https://doi.org/10.1111/jocd.13292

3) Kołodziejczak, A., & Rotsztejn, H. (2022). Efficacy of fractional laser, radiofrequency and IPL rejuvenation of periorbital region. Lasers in Medical Science, 37(2), 895-903. https://doi.org/10.1007/s10103-021-03329-7

Michelle, L., Pouldar Foulad, D., Ekelem, C., Saedi, N., & Mesinkovska, N. A. (2021). Treatments of Periorbital Hyperpigmentation: A Systematic Review. Dermatologic Surgery : Official Publication for American Society for Dermatologic Surgery [et Al.], 47(1), 70-74. https://doi.org/10.1097/DSS.0000000000002484

Roohaninasab, M., Sadeghzadeh-Bazargan, A., & Goodarzi, A. (2021). Effects of laser therapy on periorbital hyperpigmentation: a systematic review on current studies. Lasers in Medical Science, 36(9), 1781-1789. https://doi.org/10.1007/s10103-020-03241-6

Suggs, A. K., Hamill, S. S., & Friedman, P. M. (2018). Melasma: update on management. Seminars in Cutaneous Medicine and Surgery, 37(4), 217-225. https://doi.org/10.12788/j.sder.2018.049

Li, J. Y., Geddes, E. R., Robinson, D. M., & Friedman, P. M. (2016). A review of melasma treatment focusing on laser and light devices. Seminars in Cutaneous Medicine and Surgery, 35(4), 223-232. https://doi.org/10.12788/j.sder.2016.060

茶クマ・色素沈着に戻る

クマの種類から探すTOP

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Dr.寺井美佐栄のアバター Dr.寺井美佐栄 ミサクリニック 六本木本院 院長

日本抗加齢医学会認定専門医。日本美容皮膚科学会、日本レーザー医学会、日本産業衛生学会専門医。
複数の大手美容皮膚科で10年以上の院長経験を経て、2022年9月にMiSA Clinic(ミサクリニック)を開業。YouTube等でも発信してきた、メスを使わずに”ナチュラルなキレイ”を引き出す技術には定評があり、ありがたいことに「SNSを見ました!」という方や、紹介・口コミ経由でたくさんのご相談を頂いてきました。皆様と共に、MiSA Clinicスタッフ一同、共に年を重ね、末永くお付き合いできる関係を目指して参ります。

資格
アラガン社ボトックスビスタ認定医
アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

目次