クマ取りの次の日、やるべきこと・やってはいけないこと|ダウンタイム初日の過ごし方

クマ取りの次の日、やるべきこと・やってはいけないこと|ダウンタイム初日の過ごし方

クマ取り施術を受けた翌日は、回復の土台をつくる大切な1日です。腫れや内出血を最小限に抑えるには、初日の過ごし方がその後の仕上がりを大きく左右します。

冷やし方、寝る姿勢、洗顔やメイクの可否、食事の工夫など、やるべきことと絶対に避けたいNG行動を一つずつ丁寧に解説していきます。

目次

クマ取りの次の日に腫れや内出血が出るのは正常な経過です

クマ取り施術の翌日に目の下が腫れたり、紫色のあざが出たりするのはごく自然な反応です。手術によって組織が刺激を受けると、体は修復のために血流を増やし、その結果として腫れ(浮腫)や内出血が生じます。

クマ取り翌日の腫れのピークと落ち着くまでの目安

術後の腫れは、施術当日から翌日にかけてじわじわと進行します。多くの場合、術後24時間から72時間のあいだに腫れがもっとも強くなるでしょう。

個人差はありますが、1週間から2週間ほどで目立つ腫れはかなり落ち着いてきます。完全に落ち着くまでには1か月から3か月ほどかかることもあるため、焦らず経過を見守る気持ちが大切です。

クマ取り後の内出血はどの程度まで心配しなくてよい?

目の周りが青紫ややや黄色っぽく変色するのは、術中に小さな血管が傷ついたことによるものです。通常であれば7日から10日ほどで色が薄くなり、自然に吸収されていきます。

ただし、急激にまぶたが膨らんできたり、視力が急に低下した場合は、まれに起こる眼窩内出血の可能性があります。異変を感じたら迷わず担当医に連絡してください。

クマ取り翌日の腫れ・内出血 経過の目安

時期腫れ内出血
翌日やや強い青紫色が出始める
3日目ピーク付近色が濃くなることも
1週間後徐々に引く黄色へ変化
2週間後ほぼ落ち着くほとんど消失

腫れ方には個人差があるので他人と比べすぎない

体質や施術内容、脂肪の除去量によって腫れの程度は大きく異なります。同じ施術を受けた人のSNS写真と比べて落ち込む必要はありません。

年齢が高い方や血管がもろい方は、内出血がやや広範囲に出やすい傾向があります。担当医から説明された範囲内であれば、安心して経過観察を続けましょう。

クマ取り翌日にまず取り組むべき冷却とアイシングの正しいやり方

クマ取り翌日のケアでもっとも重要なのは、目の周りを適切に冷やすことです。正しいアイシングは腫れと内出血の悪化を防ぎ、回復スピードに直結します。

冷やすときの温度と時間を守らないと逆効果になる

保冷剤をそのまま肌に当てると、凍傷のリスクが高まります。清潔なガーゼやタオルで包んでから、目の周りに軽く当てるようにしてください。

1回15分から20分冷やしたら10分ほど休むというサイクルを繰り返すのが効果的です。冷やしすぎると血流が極端に低下して、かえって回復を妨げるので注意しましょう。

クマ取り後の冷却に使ってよいものと避けるべきもの

氷水で絞った清潔なガーゼや、やわらかい保冷ジェルパックが適しています。ただし重さのある氷嚢やハードタイプのアイスパックは、傷口やまぶたの組織に圧力がかかるため避けてください。

冷凍庫から出したばかりのジェルパックは冷たすぎるため、少し室温に戻してから使うと安心です。

冷やす頻度は翌日から48時間まで集中的に行う

術後24時間から48時間は、起きているあいだできるだけこまめにアイシングを続けてください。食事中や就寝時は外して構いません。

48時間を過ぎたら冷却の頻度を減らし、担当医の指示に従いましょう。3日目以降は温罨法(おんあんぽう)に切り替えるよう指導されることもあります。

アイテム使用可否注意点
ガーゼ+氷水推奨15〜20分ごとに交換
ソフトジェルパック推奨タオルで包む
重い氷嚢避ける圧迫リスクあり
冷却スプレー避ける刺激が強すぎる

クマ取りダウンタイム初日の正しい寝方と頭の高さで腫れを抑える

就寝時の姿勢は、翌朝の腫れ具合を大きく左右します。頭を高くして仰向けで眠ることが、腫れの軽減にもっとも効果的です。

枕を高くして寝ると翌朝の腫れがぐっと軽くなる

頭の位置を心臓より15cmから20cm高く保つと、目元への血液や水分の滞留を防げます。枕を2〜3個重ねるか、リクライニングチェアで上体を起こして休むのが理想的です。

うっかりフラットな姿勢で眠ってしまうと、翌朝に腫れが一気に悪化する可能性があるため、就寝前にしっかり枕のセッティングを確認しておきましょう。

うつ伏せ寝・横向き寝が危険な理由

うつ伏せ寝は目元に直接圧力がかかり、傷口に負担をかけるため絶対に避けてください。横向き寝も、下になった側の目元に血液がたまりやすく、左右差のある腫れにつながりかねません。

  • 仰向けで頭を高くする
  • リクライニングチェアの活用
  • 横向き寝・うつ伏せ寝は厳禁

夜中に目が覚めたときも姿勢を意識する

寝返りで枕がずれていたら、起き上がって整え直すことをおすすめします。無意識に横向きになっていたとしても、気づいた段階で仰向けに戻れば問題ありません。

術後しばらくは寝つきが悪くなる方もいますが、無理に寝ようとせず、リクライニングの姿勢で体を休めるだけでも十分回復に役立ちます。

寝るときの室温や湿度にも気を配る

乾燥した部屋で寝ると目の表面が乾きやすく、術後の不快感が増すときがあります。加湿器を使うか、濡れタオルを部屋に干すなどして適度な湿度を保ってください。

室温はやや涼しめ(22〜24度前後)のほうが腫れが引きやすいといわれています。暑すぎる部屋は血管を拡張させて腫れを助長するため、エアコンで温度を調整しましょう。

クマ取りの次の日に絶対やってはいけないNG行動5選

せっかくの施術効果を台無しにしないために、翌日に避けるべき行動を知っておくことは回復を早める大きなポイントです。

激しい運動や重いものを持ち上げる行為は出血のもと

ランニングや筋トレなど心拍数が上がる運動は、血圧を上昇させて出血や腫れを悪化させます。買い物袋を持つ程度は問題ありませんが、本格的な運動は術後2週間ほど控えるのが一般的です。

通勤で長い階段を上り下りする場合も、息が上がるようなら無理をしないでください。

長時間の入浴やサウナは血行を促進しすぎる

熱いお風呂に長く浸かると血管が拡張し、腫れや内出血を助長します。翌日は首から下のシャワーで短時間にすませ、湯船は1週間ほど控えるのが安全です。

サウナや岩盤浴も同様に避けてください。汗をかくこと自体は悪くありませんが、体温が大きく上昇する環境は術後の目元にとって負担になります。

飲酒と喫煙はクマ取り後の回復を遅らせる

アルコールは血管を拡張させるため、術後1週間は飲酒を控えることを推奨します。たとえビール1杯でも、翌朝の腫れに影響する場合があるでしょう。

喫煙は末梢の血流を悪化させ、傷の治りを遅くします。禁煙が難しい方も、少なくとも術後数日間は本数を大幅に減らすよう心がけてください。

目をこする・触る・メイクで傷口に刺激を与えない

術後は目元のかゆみや違和感が出やすいですが、無意識に目をこすると傷口が開いたり、細菌感染のリスクが高まります。目元のメイクも、担当医から許可が出るまで控えてください。

コンタクトレンズの装用も術後2週間ほどは避け、メガネで過ごすのが安心です。

NG行動避ける理由再開の目安
激しい運動血圧上昇による出血2週間後
長時間入浴血管拡張で腫れ悪化1週間後
飲酒血管拡張・脱水1週間後
目元メイク感染・刺激リスク7〜10日後
喫煙血流低下で治癒遅延可能な限り禁煙

クマ取り翌日の洗顔・スキンケア・シャワーで気をつけるべきこと

術後翌日から洗顔やシャワーが可能かどうかはクリニックによって異なりますが、基本的なルールを押さえておけば安心して過ごせます。

洗顔は目元を避ければ翌日から可能なことが多い

多くのクリニックでは、目元以外の部分であれば翌日からやさしく洗顔してよいと案内しています。ぬるま湯で手のひらを使い、泡を転がすように洗ってください。

シャワーも同様に、首から下であれば問題ないケースが大半です。ただし、お湯の温度はぬるめに設定し、浴室内で長時間過ごさないよう意識しましょう。

目元の傷口にはワセリンや処方された軟膏を塗る

担当医から処方された抗菌軟膏やワセリンを、指示された回数だけ傷口に薄く塗ってください。傷口を乾燥させすぎると、かさぶたが厚くなって治りが遅くなる場合があります。

  • 処方された軟膏を1日2〜3回薄く塗布
  • 綿棒を使うと清潔に塗りやすい
  • 市販のスキンケア化粧品は傷口に直接つけない

スキンケアで目元に触れないようにするコツ

化粧水や乳液をつけるときは、目の周りを大きく避けてコットンではなく手のひらで押さえるようにしましょう。目元を避けて保湿するだけでも肌全体のバリア機能は守られます。

拭き取りタイプのクレンジングは繊維が傷口に触れるリスクがあるため、しばらくは使わないのが無難です。

紫外線は傷あとの色素沈着を招くので外出時はサングラスを

術後の肌は紫外線に対して非常に敏感になっています。外出が必要な場合は、UVカット効果のあるサングラスを必ずかけてください。帽子を併用するとさらに安心です。

日焼け止めクリームは傷口に直接塗れないため、物理的な遮光(サングラスや帽子)で対策するのがこの時期は正解といえます。

クマ取り後の食事と水分補給で回復力を高める方法

食事の内容と水分の摂り方を工夫すると、体の修復力を後押しし、腫れや内出血の改善を早められます。

タンパク質とビタミンCを意識して摂ると傷の治りが早まる

傷の修復にはタンパク質が欠かせません。鶏むね肉、卵、豆腐、魚など消化のよい高タンパク食品を積極的に取り入れてください。

ビタミンCはコラーゲンの生成を助け、組織の回復を促進します。柑橘類、キウイ、ブロッコリー、パプリカなどを毎食に加えると効果的です。

塩分の摂りすぎはむくみを悪化させる

カップ麺やスナック菓子など塩分の多い食品は、体内に水分をため込みやすくし、目元のむくみを長引かせてしまいます。術後しばらくは薄味の食事を心がけましょう。

外食をする場合も、醤油やドレッシングの量を減らすだけで塩分をコントロールできます。

カフェインの摂りすぎは脱水につながるので控えめに

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインには利尿作用があり、体内の水分を減らしてしまいます。普段から1日3杯以上飲んでいる方は、術後は1〜2杯に減らすとよいでしょう。

代わりに常温の水や麦茶、経口補水液などでこまめに水分を補給してください。体が十分に潤っていると、血液の循環がスムーズになり老廃物の排出も助けられます。

食品カテゴリおすすめ控えたいもの
タンパク質鶏肉・卵・豆腐加工肉(ベーコン等)
ビタミン柑橘類・緑黄色野菜糖分の多いジュース
水分水・麦茶アルコール・多量のカフェイン

クマ取り翌日に「これって大丈夫?」と不安になったらすぐ確認してほしいこと

術後翌日は少しの変化にも敏感になりがちですが、正常な経過と異常なサインの違いを知っておけば、落ち着いて対処できます。

すぐにクリニックへ連絡すべき危険なサイン

以下のような症状が現れた場合は、自己判断で様子を見るのではなく、すみやかに担当医やクリニックに連絡してください。急激にまぶたが張ってきて眼球を圧迫するような痛みがある場合や、片目だけ急に見えにくくなった場合は、眼窩内出血の可能性がゼロではありません。

発熱(38度以上)を伴う目元の強い赤みや膿のような分泌物は、感染を疑うサインです。いずれも早期に対応すれば重篤化を防げるため、遠慮せず連絡しましょう。

症状考えられる原因対応
急激な腫れ・痛み眼窩内出血の疑い至急連絡
視力の急な低下眼球圧迫の可能性至急連絡
発熱+膿感染の疑い早めに受診
軽い違和感・かゆみ正常な治癒反応経過観察

軽いかゆみや引きつれ感は回復のサインと考えてよい

傷が治る過程で、目元に軽いかゆみやつっぱり感が出ることは珍しくありません。かゆくても絶対にこすらず、どうしても気になるときは冷やしたガーゼを軽く当てて鎮めてください。

引きつれ感は組織が修復されている証拠ですから、数日で軽くなっていくはずです。1週間以上たっても引きつれが強くなる場合は、念のため担当医に確認してみましょう。

術後の目の乾燥やかすみ目は一時的なことが多い

クマ取り施術のあとはまぶたの動きが一時的に制限され、涙の分布が変わるため、目が乾きやすくなったり視界がかすんだりする場合があります。処方された点眼薬や人工涙液をこまめに使えば、多くは1〜3か月で回復するでしょう。

もともとドライアイの傾向がある方は、術前に担当医にその旨を伝えておくと、術後のケア計画に反映してもらえます。

よくある質問

クマ取り施術の翌日に仕事へ行っても問題ありませんか?

デスクワーク中心のお仕事であれば、翌日から復帰される方もいらっしゃいます。ただし目元の腫れや内出血は周囲から見てわかる程度に出ている場合が多いため、気になる方はサングラスやメガネで目元を隠す工夫をすると安心です。

接客業や体を動かすお仕事の場合は、2〜3日ほどお休みを取ることをおすすめします。無理をして出勤すると、血圧が上がって腫れが長引いてしまうことがあるためです。

クマ取り施術の翌日にコンタクトレンズを使ってもよいですか?

術後すぐのコンタクトレンズ装用は控えてください。まぶたが腫れている状態でレンズを入れると、角膜を傷つけたり、目元の傷口に菌が入るリスクが高まります。

一般的には術後2週間ほど経ってから再開の許可が出ることが多いですが、経過には個人差があるため、必ず担当医の指示に従うようにしましょう。それまでの期間はメガネで過ごしてください。

クマ取り施術の翌日に処方された痛み止めはどのタイミングで飲めばよいですか?

痛み止めは「痛みが出てから飲む」よりも、痛みが強くなる前に早めに服用するほうが効果的です。クリニックから指示されたスケジュールどおりに服用してください。

ロキソプロフェンやアセトアミノフェンが処方されることが多いですが、自己判断で市販の鎮痛剤を追加するのは避けましょう。アスピリンなど血液をサラサラにする成分が含まれている薬は出血リスクを高めるため、事前に担当医に確認することが大切です。

クマ取り施術を受けた翌日にスマートフォンやパソコンを長時間使っても大丈夫ですか?

短時間であれば問題ありませんが、画面を凝視し続けるとまばたきの回数が減り、目が乾燥しやすくなります。術後は涙の分布が不安定になっているため、目の負担を軽くする工夫が求められます。

30分に1回は画面から目を離して休憩を取り、処方された人工涙液を適宜さすようにしてください。画面の明るさを下げたり、ブルーライトカットのメガネを使うのも有効です。

クマ取り施術から翌日以降、腫れを早く引かせるために自分でできることはありますか?

まず、頭を高くした姿勢で休むこと、そしてこまめなアイシングを48時間続けることが基本です。塩分を控えめにした食事と十分な水分補給も、むくみの軽減に役立ちます。

室内で軽く歩く程度の活動は血液循環を促し、回復にプラスに働くでしょう。ただし、汗をかくほどの運動やうつ伏せの姿勢は避けてください。焦らず体を休めながら、担当医の指示どおりのケアを続けることが、結果的にいちばんの近道になります。

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この記事を書いた人

Dr.寺井美佐栄のアバター Dr.寺井美佐栄 ミサクリニック 六本木本院 院長

日本抗加齢医学会認定専門医。日本美容皮膚科学会、日本レーザー医学会、日本産業衛生学会専門医。
複数の大手美容皮膚科で10年以上の院長経験を経て、2022年9月にMiSA Clinic(ミサクリニック)を開業。YouTube等でも発信してきた、メスを使わずに”ナチュラルなキレイ”を引き出す技術には定評があり、ありがたいことに「SNSを見ました!」という方や、紹介・口コミ経由でたくさんのご相談を頂いてきました。皆様と共に、MiSA Clinicスタッフ一同、共に年を重ね、末永くお付き合いできる関係を目指して参ります。

資格
アラガン社ボトックスビスタ認定医
アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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