男の「目の下のたるみ」はどこで治療すべき?クリニック選びの3つの掟とおすすめ治療

男の「目の下のたるみ」はどこで治療すべき?クリニック選びの3つの掟とおすすめ治療

気になる目の下のたるみ。男性は女性よりも皮膚が厚い分、たるみが目立ちやすく「疲れた顔」「老けた印象」を周囲に与えがちです。

放置すれば悪化する一方のこの悩みを解決するには、治療法だけでなく「どのクリニックを選ぶか」が仕上がりを大きく左右します。

目の下のクマやたるみを診察してきた経験をもとに、男性が後悔しないクリニック選びの掟と、おすすめの治療法を丁寧に解説します。

目次

男性の目の下にたるみができると一気に老けて見える

目の下のたるみは、男性の第一印象を大きく左右します。実年齢より5歳から10歳ほど老けて見えるケースも珍しくありません。

目の下のたるみが男性のビジネスシーンに与える影響

営業や面接の場で「お疲れですか?」と聞かれた経験はないでしょうか。目の下のたるみは、周囲から見ると疲労感や不健康さの象徴に映ります。

特にビジネスの場面では清潔感が評価基準のひとつです。たるみやクマが目立つだけで、自信のなさや体調不良を連想させてしまうかもしれません。

男性と女性で目の下のたるみの見え方はどう違うのか

男性の皮膚は女性と比べて約20%厚いとされています。一見たるみにくそうですが、眼窩脂肪(がんかしぼう=目の周りを支えるクッションのような脂肪)が突出すると、厚い皮膚ごと前方に押し出されるため凹凸が目立ちやすくなります。

さらに男性はメイクで隠すという選択肢を持たない方が多く、たるみがそのまま外見に影響するのも大きな特徴です。

比較項目男性女性
皮膚の厚さ厚め薄め
脂肪突出時の印象凹凸が目立つクマとして現れやすい
メイクでのカバー難しい比較的容易

「疲れた顔」を放置するとたるみはさらに進行する

目の下のたるみは加齢とともに確実に進行します。20代ではうっすらとしたクマ程度でも、30代後半から40代にかけて眼窩脂肪の突出が顕著になり、50代以降は皮膚のたるみも加わって二重、三重の影が生まれます。

早い段階で治療方針を相談しておくと、軽い治療で済むことが多いでしょう。

目の下のたるみが男性に多い原因は加齢だけではない

「加齢だから仕方ない」と思われがちですが、男性特有の生活習慣や骨格が目の下のたるみを悪化させる要因になっています。

眼窩脂肪の突出と靱帯の緩みが根本原因になる

目の下のたるみの正体は、眼窩脂肪が前方に飛び出す「脂肪ヘルニア」です。加齢に伴い、脂肪を支える眼窩隔膜(がんかかくまく=脂肪を包む薄い膜)が弱くなると、脂肪が皮膚側に押し出されてふくらみを作ります。

同時に涙袋靱帯(ティアトラフリガメント)と呼ばれる組織が緩むことで、目の下に深い溝が刻まれます。ふくらみと溝のコントラストが、たるみを一層目立たせる原因です。

男性のライフスタイルがたるみを加速させる

長時間のPC作業やスマートフォンの使用は眼精疲労を引き起こし、目の周りの血行不良につながります。そこに睡眠不足や飲酒習慣が加われば、むくみが慢性化して目の下の皮膚を伸ばしてしまいます。

喫煙もコラーゲンの分解を促進する大きな要因です。男性は女性よりスキンケア習慣が少ない傾向があり、紫外線対策の不足も皮膚の弾力低下を早めるでしょう。

遺伝的な骨格と脂肪量も見逃せない

目の下のたるみは遺伝的要因にも左右されます。頬骨が低い骨格の場合、眼窩下縁(目の下の骨の出っ張り)が浅いため脂肪が飛び出しやすくなります。

家族に目の下のたるみが目立つ方がいる場合、20代から予兆が見え始めることも少なくありません。

原因カテゴリー具体的な要因影響度
加齢眼窩隔膜の弛緩・靱帯の緩み
生活習慣睡眠不足・飲酒・喫煙中〜大
遺伝・骨格頬骨の高さ・脂肪量

男の目の下のたるみ治療で失敗しないクリニック選び3つの掟

治療そのものの良し悪しだけでなく、クリニックの選び方が仕上がりに直結します。以下の3つの掟を守ることで、男性が後悔しない治療を受けられるでしょう。

掟その1「目の下の治療実績が豊富な医師を指名せよ」

目の下のたるみ治療は、まぶた周辺の繊細な解剖学的知識を必要とします。美容外科全般ではなく、眼瞼下垂やクマ取りを専門的に手がけている医師を選ぶことが大切です。

症例数の多さはもちろんのこと、男性の症例をどれだけ経験しているかも確認しましょう。男性と女性では理想的な仕上がりのゴールが異なるため、男性特有の骨格や皮膚質を熟知した医師に任せるべきです。

掟その2「カウンセリングで治療リスクを正直に説明してくれるか見極めよ」

良いクリニックは、メリットだけでなくデメリットやリスクも明確に伝えてくれます。「絶対に失敗しません」と断言する医師よりも、起こりうる合併症や限界を正直に説明してくれる医師のほうが信頼できるでしょう。

カウンセリング時に質問を遮られたり、その場で契約を急かされたりする場合は注意が必要です。

チェック項目良いクリニック避けたいクリニック
リスク説明合併症も含め丁寧に説明メリットしか言わない
カウンセリング時間30分以上で質問も歓迎5分程度で契約を急ぐ
施術の選択肢複数の方法を提示一つの方法だけ推す

掟その3「アフターケア体制と保証内容を事前に確認せよ」

目の下の治療は、術後の経過観察がとても大切です。腫れや内出血の経過を定期的に診てもらえるか、万が一の修正対応があるかを確認しておきましょう。

男性は仕事のスケジュール上、通院回数を最小限にしたいと考える方も多いですが、アフターケアを疎かにすると仕上がりに差が出ます。術後のフォロー体制が整ったクリニックを選んでください。

男性の目の下のたるみにおすすめの治療法を徹底比較

治療法は大きく分けて「手術」と「注入治療」の2種類があります。たるみの程度や希望するダウンタイムに応じて、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

経結膜脱脂術は男性の目の下のたるみに根本的にアプローチできる

経結膜脱脂術(けいけつまくだっしじゅつ)は、下まぶたの裏側(結膜側)から切開し、突出した眼窩脂肪を除去する手術法です。皮膚の表面に傷が残らないため、周囲にバレにくいという利点があります。

男性の場合、皮膚が厚い分だけ脂肪の突出が目立ちやすいため、脂肪を適量取り除くことで劇的な改善が見込めるでしょう。ただし、取りすぎると目の下がくぼんで逆に老けた印象になるリスクがあるため、医師の技術が問われる施術です。

脂肪注入やハムラ法は凹みが強い男性に向いている

目の下のたるみと同時に頬のくぼみが気になる場合は、脱脂だけでは不十分なことがあります。そのようなケースでは、除去した脂肪を移動させて凹み部分を埋める「ハムラ法(脂肪再配置術)」が有効です。

脂肪再配置は、目の下と頬の境目をなめらかに整えるため、より若々しいラインを実現できます。手術時間は脱脂単独と比べてやや長くなりますが、仕上がりの自然さでは大きなメリットがあるでしょう。

ヒアルロン酸注入は手軽だが効果の持続期間に限界がある

メスを使わない治療として人気が高いのが、ヒアルロン酸注入です。目の下の溝(ティアトラフ)にヒアルロン酸を注入することで、凹凸をなめらかにし、影を目立たなくさせます。

施術時間は15分から30分程度で、ダウンタイムもほぼありません。ただし効果は永久ではなく、半年から1年程度で体内に吸収されるため、定期的なメンテナンスが必要になります。

  • 経結膜脱脂術:根本的な脂肪除去が可能で傷跡が見えにくい
  • ハムラ法:脂肪再配置で凹凸を同時に改善する
  • ヒアルロン酸注入:手軽だが定期的な再注入が前提になる

目の下のたるみ治療のダウンタイムと費用は男性こそ気になる

ダウンタイムの長さと費用の目安は、治療法を決めるうえで避けて通れない問題です。仕事への影響を最小限に抑えたい男性にとって、事前に把握しておくべき情報をまとめました。

経結膜脱脂術のダウンタイムは意外と短い

経結膜脱脂術の場合、強い腫れや内出血が出るのは術後3日から5日程度です。1週間ほどでメガネやサングラスを使えばほぼ目立たなくなり、2週間で自然な状態に落ち着くケースが多いでしょう。

デスクワーク中心の方であれば、金曜日に手術を受けて月曜日から出社するプランが人気です。

ヒアルロン酸注入なら翌日からほぼ通常どおりの生活ができる

ヒアルロン酸注入のダウンタイムは非常に短く、注入直後から軽い腫れはあるものの、翌日にはほぼ通常の外見に戻ります。内出血が出た場合でも、コンシーラーで隠せる程度です。

営業職や接客業など、長期間の休みが取りにくい男性には魅力的な選択肢といえるかもしれません。

治療法ダウンタイム目安費用相場(税込)
経結膜脱脂術約1〜2週間20万〜50万円前後
ハムラ法約2〜3週間30万〜60万円前後
ヒアルロン酸注入1〜3日5万〜15万円前後

費用だけでクリニックを選ぶと失敗するリスクが高まる

目の下のたるみ治療は、価格だけで比較するべきではありません。相場より極端に安い場合、使用する薬剤の品質や医師の経験値に不安が残ります。

複数のクリニックでカウンセリングを受け、費用の内訳(麻酔代・アフターケア費用を含むか)を比較することをおすすめします。

目の下のたるみ治療で後悔しないために男性が注意すべきこと

治療を受ける前に知っておくべき注意点を把握しておけば、術後の「こんなはずじゃなかった」を防げます。

手術前に必ず確認したい既往歴と服用中の薬

血液をサラサラにする薬(抗凝固薬)を服用している場合、術中・術後の出血リスクが高まります。高血圧や糖尿病の持病がある方も、事前に医師へ申告することが必要です。

持病がある方でも治療を受けられるケースは多いですが、事前の情報共有があるかないかで安全性が大きく変わります。

「やりすぎ」を防ぐために自然な仕上がりのゴールを共有する

男性の目元治療では、女性的な華やかさではなく「自然に若返ったように見える」仕上がりが理想です。脂肪を取りすぎるとくぼみが出て、かえって不自然な印象になります。

カウンセリング時にシミュレーション画像などを使い、医師と仕上がりのイメージを共有しておきましょう。言葉だけのやりとりでは認識のズレが生じやすいため、視覚的な確認が大切です。

術後の過ごし方で仕上がりに差がつく

手術後1週間は飲酒と激しい運動を控えてください。アルコールは血管を拡張させ、腫れや内出血を悪化させます。入浴も長湯は避け、シャワー程度にとどめるのが無難です。

睡眠時は枕を高くして頭を心臓より上に保つと、むくみの軽減に効果があるでしょう。

  • 抗凝固薬やサプリメントの服用は必ず医師に報告する
  • 仕上がりイメージは画像を使って医師と合わせる
  • 術後1週間の飲酒・激しい運動は控える

目の下のたるみを悪化させない男のセルフケア習慣

治療だけに頼るのではなく、日常のケアでたるみの進行を遅らせることも十分に可能です。忙しい男性でも取り入れやすい方法を紹介します。

紫外線対策とアイクリームの併用で皮膚の弾力を守る

紫外線は真皮層のコラーゲンを破壊し、皮膚のハリを奪う大きな原因です。日焼け止めを毎朝塗る習慣を持つだけでも、目の下の皮膚の老化速度は変わります。

加えてレチノールやペプチド配合のアイクリームを使用すると、コラーゲンの産生を促してくれます。洗顔後の清潔な肌にやさしく塗りましょう。

ケア項目推奨頻度期待できる効果
日焼け止め毎朝コラーゲン破壊の防止
アイクリーム朝晩2回ハリと弾力の維持
目元マッサージ週3〜5回血行促進・むくみ緩和

質の高い睡眠がむくみと血行不良を改善する

睡眠不足は目の下のクマやたるみの悪化に直結します。6時間以上の睡眠を確保するだけでなく、就寝前のスマートフォン使用を控えて睡眠の質を高めることが大切です。

横向きやうつ伏せで寝ると、顔に圧力がかかり目の下のむくみが出やすくなります。仰向けで寝る習慣を意識してみてください。

禁煙と食事の見直しで内側からたるみにアプローチする

喫煙は皮膚の血流を悪化させ、コラーゲンの分解を促進します。禁煙するだけで目の周りの血色が改善し、たるみの進行を遅らせることが期待できるでしょう。

食事面では、ビタミンCやたんぱく質を意識的に摂取してください。コラーゲンの合成にはビタミンCが欠かせず、良質なたんぱく質は皮膚の修復を助けてくれます。

よくある質問

男性の目の下のたるみ治療は何歳くらいから受ける方が多いですか?

目の下のたるみ治療を受ける男性は、30代後半から50代前半にかけて多い傾向があります。30代後半になると眼窩脂肪の突出が目立ち始め、ビジネスシーンでの印象を気にして相談に訪れる方が増えます。

一方、20代でも遺伝的にたるみが出やすい方は早めに治療を始めるケースがあり、年齢よりも症状の程度で判断するのが望ましいでしょう。

目の下のたるみ治療の経結膜脱脂術で傷跡は残りますか?

経結膜脱脂術はまぶたの裏側(結膜面)から切開を行うため、皮膚の表面に傷跡が残ることはありません。術後に外見上の傷が目立つ心配はほとんどないでしょう。

ただし術後1週間程度は腫れや内出血が出る可能性があるため、メガネやサングラスで目元を隠す準備をしておくと安心です。

目の下のたるみへのヒアルロン酸注入は男性でも自然に仕上がりますか?

男性の皮膚は女性より厚いため、適切な量と深さで注入すればむしろ自然な仕上がりを得やすいといえます。過剰に入れると「チンダル現象」と呼ばれる青白い透け感が出る場合があるため、経験豊富な医師に施術を任せることが大切です。

初回は控えめに注入し、2週間後の経過を見ながら追加するアプローチが安全でしょう。

目の下のたるみ治療後に再発することはありますか?

経結膜脱脂術やハムラ法で除去・再配置した脂肪が元の位置に戻ることは基本的にありません。ただし加齢に伴い周囲の組織が変化するため、数年後に別の部位にたるみやくぼみが現れるケースはあり得ます。

ヒアルロン酸注入の場合は体内に吸収されるため、効果の維持には定期的な再注入が必要です。

目の下のたるみ治療のクリニック選びで男性が特に重視すべき点は何ですか?

男性が特に重視すべきなのは、男性の症例経験が豊富な医師が在籍しているかどうかです。男性と女性では骨格や理想の仕上がりが異なるため、女性中心の症例しかないクリニックでは期待どおりの結果にならない可能性があります。

加えてプライバシーへの配慮も大切です。完全個室のカウンセリングルームや、他の患者と顔を合わせにくい動線が確保されているクリニックだと、男性でも通いやすいでしょう。

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この記事を書いた人

Dr.寺井美佐栄のアバター Dr.寺井美佐栄 ミサクリニック 六本木本院 院長

日本抗加齢医学会認定専門医。日本美容皮膚科学会、日本レーザー医学会、日本産業衛生学会専門医。
複数の大手美容皮膚科で10年以上の院長経験を経て、2022年9月にMiSA Clinic(ミサクリニック)を開業。YouTube等でも発信してきた、メスを使わずに”ナチュラルなキレイ”を引き出す技術には定評があり、ありがたいことに「SNSを見ました!」という方や、紹介・口コミ経由でたくさんのご相談を頂いてきました。皆様と共に、MiSA Clinicスタッフ一同、共に年を重ね、末永くお付き合いできる関係を目指して参ります。

資格
アラガン社ボトックスビスタ認定医
アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

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