「目の下のふくらみ取り」のダウンタイムはどのくらい?腫れと内出血はいつ引くのか

目の下のふくらみ取り(下眼瞼脱脂術)を検討しているけれど、術後の腫れや内出血がどのくらい続くのか不安に感じていませんか。仕事や予定を調整するためにも、ダウンタイムの目安を事前に把握しておきたいところでしょう。
目の下のふくらみ取りのダウンタイムはおよそ1〜2週間です。腫れのピークは術後2〜3日目で、内出血は1〜2週間程度で目立たなくなります。
この記事では、術後の経過を時系列で丁寧に解説し、腫れや内出血を早く引かせるための具体的なケア方法までお伝えします。
目の下のふくらみ取りのダウンタイムは1〜2週間が目安になる
目の下のふくらみ取りにおけるダウンタイムは、多くの場合1〜2週間で日常生活に支障がなくなる程度まで回復します。
ただし、完全に組織が落ち着くまでには3か月ほどかかる場合もあるため、焦らず経過を見守ることが大切です。
そもそも「ダウンタイム」とは何を指すのか
ダウンタイムとは、施術を受けてから通常の生活に戻れるまでの回復期間を意味します。目の下のふくらみ取りの場合、腫れ・内出血・むくみなどの術後症状が出ている期間がこれにあたります。
個人差はありますが、デスクワークであれば3〜5日後から復帰できるケースが多いでしょう。人前に出るお仕事の方は、念のため1〜2週間の余裕を持ってスケジュールを組むと安心です。
経結膜アプローチなら皮膚の傷が残らない
目の下のふくらみ取りでは、まぶたの裏側(結膜側)から脂肪を除去する「経結膜脱脂法」が主流です。皮膚表面にメスを入れないため、外から見える傷跡が残りません。
皮膚を切開する方法に比べて、経結膜法は腫れや内出血が軽度に抑えられる傾向にあります。そのためダウンタイムも比較的短く済むのが特長といえるでしょう。
ダウンタイムの目安一覧
| 時期 | 状態 | 日常生活 |
|---|---|---|
| 術後1〜3日 | 腫れ・内出血のピーク | 安静推奨 |
| 術後4〜7日 | 腫れが徐々に軽減 | デスクワーク復帰可 |
| 術後2週間 | 内出血がほぼ消失 | 通常生活に復帰 |
| 術後1〜3か月 | むくみが完全に消失 | 最終仕上がり確認 |
年齢や体質による個人差も大きい
同じ施術を受けても、20代の方と60代の方ではダウンタイムに差が生じます。年齢を重ねるほど組織の回復に時間がかかる傾向があり、内出血も長引きやすくなります。
血液をサラサラにする薬を服用している方や、もともと出血しやすい体質の方は、内出血が広範囲に及ぶこともあるため、事前に担当医へ相談しておきましょう。
術後の腫れはいつピークを迎えていつ引くのか
目の下のふくらみ取りの術後、腫れは48〜72時間後にピークを迎え、そこから徐々に引いていきます。1週間で大部分が落ち着き、残りの軽いむくみは1〜3か月かけて完全に消失するのが一般的な経過です。
術後1〜3日目が腫れのピークになる
施術直後はそれほど腫れを感じないことが多いのですが、翌日から翌々日にかけて腫れが強くなります。目の下がぷっくりと膨らんだような状態になるため、外出を控える方がほとんどです。
このピーク時の腫れは正常な反応であり、組織が回復しようとしている証拠でもあります。過度に心配する必要はありませんが、極端に腫れが強い場合は担当医に連絡してください。
1週間後には腫れの7〜8割が引いている
術後4日目あたりから腫れは目に見えて軽くなっていきます。1週間が経過する頃には、メイクで十分カバーできる程度まで落ち着くケースが大半でしょう。
ただし、朝起きたときにむくみを感じやすい時期でもあります。就寝時に頭を少し高くして寝ると、むくみの軽減に効果的です。
完全に腫れが消えるまでの期間を焦らない
見た目の腫れは2週間前後でほとんど分からなくなりますが、触ったときの硬さや微細なむくみは1〜3か月続く場合もあります。仕上がりを判断するのは、少なくとも3か月後まで待つことをおすすめします。
この時期はまだ組織がなじんでいる途中です。「まだ腫れている気がする」と不安になる方も少なくありませんが、時間の経過とともに自然な仕上がりへと変化していきます。
| 経過日数 | 腫れの程度 |
|---|---|
| 当日 | 軽度〜中程度 |
| 1〜3日目 | ピーク(中程度〜強め) |
| 4〜7日目 | 徐々に軽減 |
| 2週間 | ほぼ目立たない |
| 1〜3か月 | 完全消失 |
目の下のふくらみ取り後の内出血はいつ消えるのか
内出血は通常1〜2週間で消失します。最初は赤紫色だった内出血が黄色く変化し、やがて肌色に戻っていくのが典型的な経過です。
内出血の色の変化で回復の進み具合が分かる
術後すぐの内出血は暗い赤紫色をしています。これは皮下に漏れ出た血液中のヘモグロビンの色です。3〜5日経つと紫から青っぽい色に変わり、さらに数日後には黄色味を帯びてきます。
黄色に変化した段階は、体が内出血を吸収している証拠です。そこからさらに数日で肌色へと戻っていくため、色の変化を観察すると回復の目安を把握できます。
コンシーラーで内出血をカバーするコツ
術後1週間ほど経過すれば、メイクが許可されるのが一般的です。黄色味を帯びた内出血にはラベンダー系の下地、青紫色にはオレンジ系のコンシーラーが効果的でしょう。
| 内出血の色 | 推奨カバー色 | 時期の目安 |
|---|---|---|
| 赤紫〜青紫 | オレンジ系コンシーラー | 術後1〜5日 |
| 青〜黄色 | ラベンダー系下地 | 術後5〜10日 |
| 薄い黄色 | 通常のファンデーション | 術後10日〜 |
内出血が長引くケースにはどんな原因があるのか
2週間を超えても内出血が残っている場合、いくつかの原因が考えられます。血液をサラサラにする薬の服用、飲酒の再開が早すぎた、激しい運動をしてしまったなどが代表的な要因です。
また、喫煙は血流を悪化させ、内出血の吸収を遅らせる可能性があります。術前後の禁煙は回復を早めるために非常に大切です。
腫れや内出血を早く引かせるための術後ケア
適切な術後ケアを行うと、腫れや内出血の期間を短縮できます。冷却・頭の高さの確保・安静の3つが回復を早めるための基本です。
術後48時間の冷却が回復速度を左右する
術後2日間はこまめな冷却が効果的です。清潔なタオルで包んだ保冷剤を、1回15分程度、1日に4〜5回目元にあてましょう。直接氷を肌に押し当てると凍傷のリスクがあるため避けてください。
冷やすと血管が収縮し、腫れや内出血の拡大を抑えられます。ただし3日目以降は温罨法(おんあんぽう)に切り替えると、血行が促進されて内出血の吸収が早まるとされています。
頭を高くして寝ることでむくみを軽減できる
就寝時に枕を2〜3個重ねるか、リクライニングチェアを使って頭の位置を心臓より高くしましょう。重力の作用で目元に水分がたまりにくくなり、朝のむくみが軽減されます。
この姿勢を少なくとも術後3〜5日間は維持してください。うつ伏せ寝は目元への圧迫と血液の集中を招くため厳禁です。
術後に避けるべき行動を守れば回復は早まる
激しい運動、飲酒、長時間の入浴、喫煙は少なくとも術後1〜2週間は控えましょう。血圧が上がると出血や腫れが悪化する原因になります。
軽いウォーキング程度であれば術後3〜4日目から再開できるケースが多いですが、汗をかくほどの運動は医師の許可が出るまで待ってください。
食事や水分摂取にも気を配ると回復が違う
塩分の過剰摂取はむくみを長引かせる原因になります。術後1〜2週間は薄味の食事を心がけ、水分は適度に補給しましょう。
ビタミンCやたんぱく質を多く含む食品は組織の修復を助けてくれます。果物や鶏むね肉、卵などをバランスよく取り入れるのがおすすめです。
| 行動 | 再開の目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| デスクワーク | 3〜5日後 | 画面の見すぎに注意 |
| メイク | 1週間後 | 施術部位を強くこすらない |
| 軽い運動 | 1週間後 | 医師の許可を確認 |
| 飲酒 | 2週間後 | 少量から再開 |
| 激しい運動 | 3〜4週間後 | 血圧上昇に注意 |
ダウンタイム中に「これは普通?」と不安になりやすい症状
術後に現れる症状の多くは正常な回復過程の一部です。ただし、中には早めに受診すべきサインもあるため、正常な経過と異常を見分ける知識を持っておくと安心でしょう。
目の下の硬さやしこりは時間とともに柔らかくなる
術後2〜4週間頃に、目の下を触ると硬く感じる場合があります。これは脂肪を除去した部位で組織が修復されている過程で生じるもので、通常は2〜3か月で自然に柔らかくなっていきます。
気になるからといって指で強く押したりマッサージしたりするのは避けてください。組織の回復を妨げるだけでなく、感染のリスクも高まるかもしれません。
左右差が気になっても3か月は経過を見守る
左右の腫れや内出血の引き方には差が出るのが普通です。片方だけ腫れが強く見える、内出血の消え方が左右で違うといった状態は珍しくありません。
- 左右で腫れの引く速度が異なる
- 片方だけ内出血が長引く
- むくみ方に左右差がある
- 仕上がりが非対称に見える
これらはいずれも3か月経過するうちにほとんどの場合改善します。焦って追加の処置を希望するのではなく、定期的な検診で担当医に経過を確認してもらいましょう。
すぐに受診すべき危険なサインとは
急激に腫れが増す、視力に異常を感じる、強い痛みが続く場合は、まれではありますが術後出血などの合併症が疑われます。このような症状が出たときは時間を置かず、すぐに施術を受けたクリニックへ連絡してください。
発熱や患部からの異常な分泌物も注意が必要なサインです。感染症の兆候である可能性があるため、自己判断で様子を見ることは避けましょう。
目の下のふくらみ取り前に確認しておきたいダウンタイム対策
事前にダウンタイム対策を整えておくと、術後の回復がスムーズになります。施術日から逆算して準備を進めると、不安なく当日を迎えられるはずです。
仕事やイベントとの兼ね合いでスケジュールを組む
大切な予定がある場合は、少なくとも2〜3週間前までに施術を済ませておくのが安心です。内出血がほぼ消え、メイクで十分カバーできる状態になるまでには約2週間かかります。
連休や長期休暇を利用して施術を受ける方も少なくありません。特にゴールデンウィークや年末年始は予約が集中しやすいため、早めの相談をおすすめします。
術前に服用を中止すべき薬やサプリメントがある
血液をサラサラにする作用のある薬やサプリメントは、内出血のリスクを高めます。アスピリン、イブプロフェン、ビタミンE、魚油(フィッシュオイル)、イチョウ葉エキスなどが代表的です。
通常、施術の1〜2週間前から服用を中止するよう指示されます。ただし、処方薬を自己判断で中止するのは危険なため、必ず処方元の医師と担当の美容外科医の両方に相談してから対応しましょう。
自宅でのリカバリー環境を事前に整えておく
術後は安静が求められるため、帰宅後すぐに休める環境を準備しておくと快適に過ごせます。保冷剤の用意、枕の追加、数日分の食事の作り置きなどが特に役立ちます。
目元を冷やすための清潔なタオルやガーゼ、処方された目薬や軟膏を手の届く場所に置いておくのも忘れずに。必要なものが揃っていれば、無理に動き回らずに済むため回復に集中できるでしょう。
- 保冷剤と清潔なタオルを複数用意する
- 枕を余分に準備して頭を高くして寝られるようにする
- 数日分の食事を作り置きしておく
- 処方薬や目薬を枕元に揃えておく
- サングラスやマスクで外出時の目元をカバーできるようにする
目の下のクマ取りでダウンタイムが短い施術法はあるのか
施術法の選択によってダウンタイムの長さは変わります。とくに経結膜アプローチは皮膚を切開しないため、回復が早い傾向にあります。
経結膜脱脂法は切らない施術で回復が早い
経結膜脱脂法は、下まぶたの裏側の粘膜を小さく切開し、余分な眼窩脂肪を取り除く方法です。皮膚にメスを入れないため抜糸の必要がなく、傷の治りも早いのが大きな利点でしょう。
腫れや内出血も経皮切開法と比べて軽度に抑えられ、ダウンタイムは1〜2週間程度で済むことが多いです。目の下のふくらみが主な悩みで、皮膚のたるみが少ない方に適しています。
| 施術法 | ダウンタイム目安 | 傷跡 |
|---|---|---|
| 経結膜脱脂法 | 1〜2週間 | 外から見えない |
| 経皮切開法 | 2〜3週間 | 睫毛の下に細い線 |
| 脱脂+脂肪注入 | 2〜3週間 | 方法による |
脂肪の除去だけでなく再配置を行う方法もある
目の下のふくらみと同時に、目の下のくぼみ(ティアトラフ)が目立つ場合は、脂肪を単純に除去するのではなく、くぼみ部分へ移動させる「脂肪再配置術」が選択されることもあります。
この方法はくぼみと膨らみの両方を一度に改善できるため、自然な仕上がりが期待できます。ただし手術範囲がやや広くなるため、ダウンタイムは純粋な脱脂のみの場合より数日長引く可能性があるでしょう。
担当医とのカウンセリングで自分に合った方法を選ぶ
どの施術法が適しているかは、目の下の脂肪の量、皮膚のたるみ具合、涙袋の状態、顔全体のバランスなど複数の要素で判断されます。ダウンタイムの短さだけで選ぶのではなく、仕上がりの質を重視することが後悔しないための鍵です。
カウンセリングでは遠慮なく疑問や不安を伝えましょう。術後の経過写真を見せてもらったり、ダウンタイム中の過ごし方について具体的なアドバイスを受けたりすると、より安心して施術に臨めます。
よくある質問
- 目の下のふくらみ取りの施術当日はどのような流れになりますか?
-
施術当日はまず洗顔とカウンセリングを行い、施術部位のマーキングを済ませます。局所麻酔を施したあと、30分〜1時間程度で施術が完了します。
施術後は15〜30分ほど安静にしてから帰宅できます。当日は車の運転を避け、付き添いの方と一緒に来院されるのが望ましいでしょう。帰宅後はすぐに冷却を開始してください。
- 目の下のふくらみ取りの術後にコンタクトレンズはいつから使えますか?
-
一般的には術後1〜2週間でコンタクトレンズの装用が許可されます。ただし、経結膜法の場合はまぶたの裏側に切開部位があるため、粘膜が十分に治癒するまでは装用を避けるべきです。
再開する際はまず短時間の装用から始め、違和感や痛みがあればすぐに外してください。装用再開の時期は個人差があるため、必ず担当医の指示に従いましょう。
- 目の下のふくらみ取りの術後に痛みはどのくらい続きますか?
-
術後の痛みは比較的軽度で、鈍い違和感や圧迫感と表現される方がほとんどです。市販の鎮痛剤(アセトアミノフェン系)で十分にコントロールできるレベルでしょう。
強い痛みを感じることは通常ありません。もし術後に激しい痛みが生じた場合は、術後出血などの合併症の可能性があるため、速やかにクリニックへ連絡してください。
- 目の下のふくらみ取りで除去した脂肪は再び膨らんでくることがありますか?
-
一度除去した眼窩脂肪が再び増殖して膨らむことは基本的にありません。そのため、目の下のふくらみ取りは長期間にわたって効果が持続する施術といえます。
ただし、加齢に伴う皮膚のたるみや眼窩周囲の組織変化によって、数年後に再びふくらみが目立つように見える可能性はゼロではないでしょう。定期的なメンテナンスについても担当医と相談しておくと安心です。
- 目の下のふくらみ取りは両目同時に受けたほうがよいですか?
-
基本的には両目同時に施術を受けることが推奨されます。左右のバランスを均一に整えやすく、ダウンタイムも1回で済むためトータルの負担が軽減されるからです。
片目ずつ受ける場合、先に施術した側と後から施術した側で回復の段階が異なり、一時的にアンバランスな印象になるときがあります。特別な事情がない限りは、両目同時の施術がおすすめです。
参考文献
Wong, C. H., & Mendelson, B. (2017). Extended transconjunctival lower eyelid blepharoplasty with release of the tear trough ligament and fat redistribution. Plastic and Reconstructive Surgery, 140(2), 273–282. https://doi.org/10.1097/PRS.0000000000003561
Rohrich, R. J., Ghavami, A., & Mojallal, A. (2011). The five-step lower blepharoplasty: Blending the eyelid-cheek junction. Plastic and Reconstructive Surgery, 128(3), 775–783. https://doi.org/10.1097/PRS.0b013e3182121618
Yoo, D. B., Peng, G. L., & Massry, G. G. (2013). Transconjunctival lower blepharoplasty with fat repositioning: A retrospective comparison of transposing fat to the subperiosteal vs supraperiosteal planes. JAMA Facial Plastic Surgery, 15(3), 176–181. https://doi.org/10.1001/jamafacial.2013.749
Gimenez, A. R., Rohrich, R., & Borab, Z. (2025). Safety and complications in lower eyelid blepharoplasty: A systematic review. Plastic and Reconstructive Surgery Global Open, 13(9), e6502. https://doi.org/10.1097/GOX.0000000000006502
Chen, J., Zhang, T., Zhu, X., & Huang, W. (2021). Fat repositioning with a combination of internal fixation and external fixation in transconjunctival lower blepharoplasty. Aesthetic Surgery Journal, 41(8), 893–902. https://doi.org/10.1093/asj/sjab059
Mohadjer, Y., & Holds, J. B. (2006). Cosmetic lower eyelid blepharoplasty with fat repositioning via intra-SOOF dissection: Surgical technique and initial outcomes. Ophthalmic Plastic and Reconstructive Surgery, 22(6), 409–413. https://doi.org/10.1097/01.iop.0000240795.44872.2b
Trussler, A. P., & Rohrich, R. J. (2008). MOC-PSSM CME article: Blepharoplasty. Plastic and Reconstructive Surgery, 121(1 Suppl), 1–10. https://doi.org/10.1097/01.prs.0000294667.93660.8b
ダウンタイムの症状・経過に戻る
