頬のもたつきを解消!原因とスッキリフェイスラインを作る方法

頬のもたつきを解消!原因とスッキリフェイスラインを作る方法

気になる頬のもたつき。フェイスラインがぼやけて見えるだけで、実年齢よりも老けた印象を与えてしまうことがあります。

頬のもたつきは、コラーゲンの減少や表情筋の衰え、脂肪の下垂など複数の要因が重なって起こるものです。しかし、原因を正しく把握すれば、セルフケアから専門的な治療まで適切な対策を選べます。

この記事では、頬のもたつきが生じる原因を医学的な視点からわかりやすく解説し、スッキリとしたフェイスラインを取り戻すための具体的な方法をお伝えします。

目次

頬のもたつきはなぜ起きる?加齢と顔の構造変化が引き起こす3つの原因

頬のもたつきが生じる大きな原因は、肌の弾力低下・脂肪組織の変化・表情筋の衰えの3つです。これらが複合的に作用し、フェイスラインのぼやけやたるみとなって現れます。

コラーゲンとエラスチンの減少が肌のハリを奪う

肌の真皮層にはコラーゲン(肌に弾力を与えるたんぱく質)とエラスチン(肌のしなやかさを保つ線維)が網目状に張り巡らされています。20代後半から、これらの産生量は年に約1%ずつ低下していくといわれています。

コラーゲンが減ると肌を内側から支える力が弱まり、頬の皮膚が重力に逆らえなくなります。エラスチンの劣化も加わり、一度伸びた肌が元に戻りにくくなることで、もたつきが目立つようになるのです。

顔の脂肪は「区画」ごとに変化する

顔の皮下脂肪は一枚の層ではなく、複数の区画(コンパートメント)に分かれています。加齢にともない、頬の深い脂肪区画がやせて支えを失い、浅い層の脂肪が下方へずれ落ちることが研究で示されています。

この脂肪の移動と体積変化によって、頬のふくらみが下がり、フェイスラインが崩れて見えます。体重の増減が大きい方では、この変化がさらに顕著になりやすい傾向があります。

頬のもたつきを引き起こす主な原因

原因変化の内容影響
コラーゲン・エラスチンの減少真皮の弾力線維が劣化肌のハリと弾力が低下
脂肪区画の下垂深部脂肪の萎縮と浅部脂肪の下方移動頬のボリュームが下がる
表情筋の衰え筋肉の薄化・筋力低下皮膚を支える力が弱まる
骨の吸収上顎骨・頬骨の骨量減少骨格の土台が縮小する

表情筋の衰えが頬を支えきれなくする

頬を持ち上げる大頬骨筋や口輪筋といった表情筋は、年齢とともに薄くなり筋力が低下します。筋肉が皮膚と脂肪をしっかり支えられなくなると、頬の位置が下がり、ほうれい線やマリオネットラインが深くなります。

日常的に表情をあまり動かさない方は、この筋力低下が早い段階から進行しやすいでしょう。デスクワーク中心の生活を送る方は特に意識して表情を動かす習慣を持つことが大切です。

骨格の変化が「土台」のゆるみをもたらす

あまり知られていませんが、顔の骨も加齢とともに少しずつ萎縮します。上顎骨や眼窩(がんか:目の周りの骨)が後退することで、その上に乗っている軟部組織が余り、たるみとして表面に現れます。

骨の変化はセルフケアで止めるのが難しいため、早い段階から肌や筋肉へのアプローチを続けて、頬のもたつきの進行をできるだけ緩やかにする意識が求められます。

あなたの頬はどのレベル?頬のもたつきセルフチェック法

頬のもたつきは自分では気づきにくいことが多いですが、簡単なセルフチェックで現在の状態を確認できます。客観的に把握することが、適切なケアを始める第一歩になります。

鏡を使った「正面・斜め45度チェック」を試してみよう

まず、明るい場所で正面から鏡を見てください。次に、顔を左右それぞれ45度の角度で確認します。正面では目立たなくても、斜めから見ると頬のラインがゆるんでいるのがわかるときがあります。

口角からあごにかけてのラインが直線的でなく、ゆるやかにカーブしている場合は、もたつきが始まっているサインです。写真に撮って比較するとより客観的に判断できるでしょう。

「うつむきテスト」で重力による変化を確認する

顔をやや下に向けたとき、頬の肉がだらりと垂れ下がる感覚があれば、皮膚や脂肪の弾力が低下しています。若い肌であれば、うつむいてもほとんど形が変わりません。

入浴後など肌がやわらかくなっているタイミングで試すと、より正確に変化を確認しやすくなります。頬のもたつきが気になる方は、月に1回ほど同じ条件でチェックしてみてください。

左右差があるときは生活習慣を疑ってみる

片側だけもたつきが強い場合、寝るときの向きや頬杖のクセが関係している可能性があります。いつも同じ側で咀嚼(そしゃく:食べ物を噛むこと)する習慣も、左右の筋肉バランスを崩す原因になります。

生活習慣の偏りに気づいたら、意識的に反対側も使うようにするだけで、進行を緩やかにできるかもしれません。

頬のもたつきレベルの目安

レベル見た目の特徴対策の方向性
軽度斜め45度で見るとわずかにラインが崩れるセルフケアで十分
中度ほうれい線が深くなり正面でも気になるセルフケア+専門ケア検討
重度フェイスラインが大きくぼやける医療機関への相談を推奨

頬のもたつきを加速させてしまう5つのNG習慣

日々の何気ない習慣が、頬のもたつきを悪化させる原因になっています。たるみのケアを頑張っていても、これらの習慣を改めなければ効果は半減してしまうでしょう。

紫外線を浴びる時間が長いと「光老化」が進む

紫外線はコラーゲンやエラスチンを分解する酵素(MMP:マトリックスメタロプロテアーゼ)の産生を促進します。日焼け止めを塗らずに外出する習慣がある方は、肌の弾力が通常より早く失われていきます。

光老化と呼ばれるこの現象は、加齢による変化以上に肌へのダメージが大きく、頬のもたつきを一気に進行させる要因となります。季節を問わず紫外線対策を続けることが、予防の基本です。

糖質の摂りすぎが肌の「糖化」を招く

食事で糖質を過剰に摂取すると、体内のたんぱく質と糖が結びつく「糖化」という反応が起こります。糖化によってコラーゲンが硬くなり、肌のしなやかさが損なわれることが報告されています。

  • 甘いジュースや菓子パンの習慣的な摂取
  • 白米・白パンなど精製された炭水化物の過剰摂取
  • 夜遅い時間帯の食事や間食

糖化を防ぐには、食物繊維を先に食べる「ベジファースト」や、血糖値の急上昇を抑える食べ方を意識するとよいでしょう。

猫背やスマホ首が顔のたるみを引き起こす

長時間うつむいた姿勢を続けると、首から顔にかけての筋膜が引っ張られ、重力の影響で頬の組織が下がりやすくなります。いわゆる「スマホ首」は、首のシワだけでなく頬のもたつきにも直結するのです。

デスクワーク中はモニターの高さを目線に合わせ、スマートフォンを使うときも顔の正面に持ち上げるよう心がけましょう。

喫煙と過度な飲酒は肌の老化を加速させる

タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、肌への酸素と栄養の供給を低下させます。喫煙者の肌は非喫煙者に比べてコラーゲンの分解が早く進むことが複数の研究で確認されています。

アルコールの過剰摂取も体内の水分バランスを崩し、肌の乾燥やむくみの原因になります。むくみが繰り返されると皮膚が伸び、頬のもたつきが定着しやすくなるため注意が必要です。

NG習慣肌への影響
紫外線の無防備な曝露コラーゲン分解酵素が増加し弾力を失う
糖質の過剰摂取糖化によりコラーゲンが硬化する
猫背・スマホ首重力と筋膜の牽引で組織が下方に移動する
喫煙血流低下とコラーゲン分解の促進
過度な飲酒脱水・むくみの繰り返しで皮膚が伸びる

表情筋トレーニングとマッサージで頬のもたつきをセルフケアする

頬のもたつきに対するセルフケアとして、表情筋トレーニングやフェイスマッサージが注目されています。正しい方法で継続すれば、頬のふっくら感やフェイスラインの引き締まりを実感できる方も少なくありません。

「頬ふくらましエクササイズ」で大頬骨筋を鍛える

口を閉じた状態で頬をめいっぱい膨らませ、5秒間キープします。次に、空気を左右の頬に交互に移動させるように動かしましょう。これを1セット10回、朝晩の歯磨き後など習慣化しやすいタイミングで行うのがおすすめです。

頬の筋肉を内側から押し広げると、大頬骨筋や口輪筋に適度な負荷がかかります。筋肉のボリュームが増すと、頬が内側から持ち上がり、もたつきの改善につながります。

「あいうえお体操」で表情筋を全体的に活性化する

「あ・い・う・え・お」の口の形を、それぞれ5秒ずつ大げさに作る体操です。口を大きく開ける「あ」では頬の筋肉が伸び、横に引く「い」では頬が引き上がります。

この体操は表情筋全体をバランスよく動かせるため、頬のもたつきだけでなく口元やあごのラインにも効果が期待できるでしょう。声を出しながら行うと、より筋肉を意識しやすくなります。

リンパマッサージで老廃物とむくみを流す

頬のもたつきの一因であるむくみには、リンパの流れを促すマッサージが有効です。耳の下から鎖骨に向かって、やさしく撫でるように指を滑らせます。

力を入れすぎると皮膚を引っ張って逆効果になるため、クリームやオイルを使って摩擦を減らしましょう。

研究では、2週間の継続的なフェイスマッサージにより、頬の脂肪層が薄くなり、筋膜が引き上がる方向に変化したという報告もあります。毎日のスキンケアのついでに取り入れると長続きしやすくなります。

セルフケアで気をつけたい「やりすぎ」のリスク

表情筋トレーニングやマッサージは正しく行えば有益ですが、過度な力や頻度は逆にシワや皮膚の伸びを招きます。肌を強くこする、引っ張るような手技は避けてください。

また、即効性を求めて無理なトレーニングを続けると、筋肉痛だけでなく皮膚への負担も蓄積します。1日15〜30分程度を目安に、心地よいと感じる強さで行うのが長く続けるコツです。

セルフケア方法期待できる効果注意点
頬ふくらまし大頬骨筋の筋力アップ空気を入れすぎない
あいうえお体操表情筋全体の活性化首に力が入らないよう注意
リンパマッサージむくみ解消・血行促進強くこすらない
フェイスヨガ筋肉のリラクゼーション1日30分以内を目安にする

頬のもたつきに対応する美容医療にはどんな種類がある?

セルフケアだけでは改善が難しい場合、美容医療を検討する方も増えています。頬のもたつきに対しては、注入治療・エネルギーデバイス・外科的施術など、さまざまなアプローチがあります。

ヒアルロン酸注入でボリュームを補う方法

頬の深部脂肪が減少してボリュームを失った部位に、ヒアルロン酸を注入して補う治療法です。頬の高い位置にボリュームを足すことで、フェイスラインが引き締まって見える効果を狙います。

施術時間は15〜30分程度で、ダウンタイムも比較的短い点が特徴です。ただし、効果の持続期間は製剤の種類によって異なり、定期的な追加注入が必要になるのが一般的です。

HIFU(ハイフ)や高周波で皮膚を引き締める

HIFU(高密度焦点式超音波)は、皮膚の深い層やSMAS(表在性筋膜)に熱エネルギーを届けてコラーゲンの再生を促す施術です。頬のもたつきに対しては、皮膚を内側から引き締めてリフトアップする効果が期待されています。

  • HIFU(ハイフ):皮膚深層に超音波を照射して引き締める
  • 高周波(RF)治療:真皮にエネルギーを加えコラーゲン産生を促す
  • 糸リフト:医療用の吸収糸を挿入して物理的に引き上げる

フェイスリフト手術による外科的アプローチ

たるみの程度が大きい場合には、余った皮膚を切除して筋膜ごと引き上げるフェイスリフト手術が選択肢に入ります。効果の持続性はほかの方法と比べて長いとされていますが、ダウンタイムや費用の負担も大きくなります。

どの治療を選ぶかは、もたつきの程度・年齢・ライフスタイル・予算などを総合的に考慮する必要があります。まずは信頼できる医療機関でカウンセリングを受けて、自分に合った方法を医師と一緒に検討しましょう。

治療を受ける前に確認しておくべきこと

美容医療にはリスクや副作用がつきものです。施術前に「期待できる効果」と「起こりうるリスク」の両方を担当医からしっかり説明を受けてください。

複数の医療機関を比較することも大切です。料金だけでなく、医師の専門性や施設の実績をもとに判断しましょう。厚生労働省が定める医療広告ガイドラインに沿った説明を行っている医療機関であれば、信頼性の一つの目安となります。

頬のたるみ予防に欠かせないスキンケアと食事のポイント

毎日のスキンケアと食事は、頬のもたつきの進行を緩やかにするための土台です。外側からの保湿と内側からの栄養補給を両立させると、肌のハリを長く維持できます。

保湿とUVケアを「年間通して」続ける

乾燥した肌はバリア機能が低下し、外部刺激によるダメージを受けやすくなります。ヒアルロン酸やセラミドを含む保湿剤で肌の水分量を維持しながら、日焼け止めを毎日塗る習慣を身につけましょう。

冬場や曇りの日でも紫外線は地上に届いています。UVケアは夏だけのものと思わず、通年で続けることが頬のもたつき予防に直結します。

レチノール配合の化粧品でコラーゲン産生をサポートする

レチノール(ビタミンA誘導体)はコラーゲンの合成を促し、肌のターンオーバーを正常化する作用が確認されています。市販の化粧品にも配合されており、夜のスキンケアに取り入れやすい成分です。

ただし、レチノールは肌が敏感な方には刺激となる場合があります。初めて使うときは低濃度のものから試し、赤みやかゆみが出た場合は使用を中断して医師に相談してください。

たんぱく質とビタミンCを意識した食事を心がける

コラーゲンの材料はたんぱく質であり、合成にはビタミンCが必要です。鶏むね肉・魚・大豆製品などの良質なたんぱく質と、キウイ・パプリカ・ブロッコリーなどビタミンCが豊富な食品を、毎日の食事に取り入れましょう。

極端な食事制限によるダイエットは、肌のハリを維持するための栄養素まで不足させてしまいます。頬のもたつきが気になる方こそ、バランスのよい食事を意識することが大切です。

栄養素期待される働き含まれる食品の例
たんぱく質コラーゲンの原料鶏むね肉、魚、大豆
ビタミンCコラーゲン合成の補助キウイ、パプリカ
ビタミンA肌のターンオーバー促進レバー、にんじん
亜鉛細胞の新生をサポート牡蠣、牛肉

二度と頬のもたつきを悪化させない!紫外線・姿勢・睡眠の予防習慣

頬のもたつきを改善しても、予防を怠れば再び進行してしまいます。紫外線対策・姿勢の見直し・睡眠の質の改善という3つの軸で、毎日の生活習慣を整えましょう。

日焼け止めは「塗り直し」まで徹底する

朝に一度塗っただけでは、日中の汗や皮脂で日焼け止めの効果は低下していきます。2〜3時間おきを目安に塗り直すと、紫外線によるコラーゲン破壊を防ぎ、頬のもたつきの進行を抑えられます。

スプレータイプやパウダータイプの日焼け止めを携帯すれば、メイクの上からでも手軽に塗り直せます。日傘や帽子との併用も効果的です。

紫外線対策ポイント
日焼け止めの塗り直し2〜3時間ごとに重ね塗りする
物理的遮光日傘・帽子・サングラスを活用する
室内でもUVケア窓ガラスを透過するUVAに注意する

デスクワーク中の姿勢を30分ごとにリセットする

同じ姿勢を長時間続けると、首や肩の血流が悪くなり、顔全体のむくみやたるみにつながります。30分に一度は背筋を伸ばし、軽く首を回すストレッチを挟みましょう。

パソコンの画面は目線と同じか少し下の高さに調整し、あごが前に突き出す姿勢を防いでください。座っているときだけでなく、スマートフォンを使うときにも姿勢を意識する習慣が、頬のもたつきの予防につながります。

質のよい睡眠がコラーゲンの修復を助ける

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌の細胞分裂やコラーゲンの産生を促します。睡眠時間が短い方や眠りの質が低い方は、この修復作業が十分に行われず、肌のハリが回復しにくくなります。

就寝前のスマートフォン使用を控え、部屋を暗くするなど睡眠環境を整えることが、結果的に頬のもたつき対策にもなるのです。7時間前後の睡眠を目安に生活リズムを調整してみてください。

毎日の小さな積み重ねが未来のフェイスラインを決める

紫外線対策・姿勢・睡眠といった生活習慣の改善は、すぐに劇的な変化を実感しにくいかもしれません。しかし、5年後、10年後のフェイスラインに差をつけるのは、こうした日々の積み重ねです。

頬のもたつきが気になり始めたこのタイミングこそ、予防習慣を身につける絶好の機会といえるでしょう。無理のない範囲で取り入れて、スッキリとしたフェイスラインを維持していきましょう。

頬のたるみに戻る

部位別たるみ治療ガイドTOP

よくある質問

頬のもたつきは何歳くらいから目立ち始めますか?

個人差はありますが、頬のもたつきは30代後半から40代前半にかけて感じ始める方が多いです。この時期はコラーゲンやエラスチンの減少が加速し、頬の脂肪を支える力が弱まり始めます。

ただし、紫外線の浴び方や生活習慣によっては、20代後半から変化が表れる場合もあります。早い段階から保湿やUVケアを続けていれば、もたつきの出現を遅らせることが期待できるでしょう。

頬のもたつきは表情筋トレーニングだけで改善できますか?

表情筋トレーニングには、頬の筋肉のボリュームを増やしてフェイスラインを引き締める効果が期待できます。2018年に発表された臨床試験では、20週間の表情筋エクササイズにより頬のふっくら感が向上したと報告されています。

ただし、トレーニングの効果には限界があり、骨や脂肪の大きな変化に対しては十分とはいえません。セルフケアで思うような効果が得られない場合は、美容医療の併用を視野に入れるのも一つの選択肢です。

頬のもたつきにヒアルロン酸注入はどのくらい効果が持続しますか?

ヒアルロン酸注入による効果の持続期間は、使用する製剤の種類や注入部位、個人の代謝によって異なります。一般的には6か月から18か月程度とされており、定期的なメンテナンスが必要になるケースが多いです。

効果を長持ちさせるためには、施術後のスキンケアや生活習慣の見直しも大切です。担当の医師と相談しながら、無理のないペースで通院計画を立てるとよいでしょう。

頬のもたつきとほうれい線には関係がありますか?

頬のもたつきとほうれい線は密接な関係にあります。頬の脂肪や皮膚が下方へ移動すると、鼻の脇から口元にかけてのほうれい線が深くなるためです。

研究でも、頬上部のたるみがほうれい線の形成に関与していることが示されています。頬のもたつきを改善するケアを行うと、同時にほうれい線の軽減にもつながりやすいでしょう。

頬のもたつきは男性にも起こりますか?

頬のもたつきは女性だけでなく男性にも起こります。男性は女性に比べて皮膚が厚いため目立ちにくい傾向がありますが、加齢によるコラーゲン減少や骨の吸収は性別を問わず進行します。

特に、髭剃りによる肌への慢性的な刺激や、スキンケア習慣がない方は、肌のバリア機能が低下しやすく、たるみが進みやすいといえます。男性も保湿と紫外線対策を日常に取り入れることが大切です。

参考文献

Ezure, T., Hosoi, J., Amano, S., & Tsuchiya, T. (2009). Sagging of the cheek is related to skin elasticity, fat mass and mimetic muscle function. Skin Research and Technology, 15(3), 299–305. https://doi.org/10.1111/j.1600-0846.2009.00364.x

Rohrich, R. J., & Pessa, J. E. (2007). The fat compartments of the face: Anatomy and clinical implications for cosmetic surgery. Plastic and Reconstructive Surgery, 119(7), 2219–2227. https://doi.org/10.1097/01.prs.0000265403.66886.54

Farkas, J. P., Pessa, J. E., Hubbard, B., & Rohrich, R. J. (2013). The science and theory behind facial aging. Plastic and Reconstructive Surgery Global Open, 1(1), e8. https://doi.org/10.1097/GOX.0b013e31828ed1da

Gierloff, M., Stöhring, C., Buder, T., Gassling, V., Açil, Y., & Wiltfang, J. (2012). Aging changes of the midfacial fat compartments: A computed tomographic study. Plastic and Reconstructive Surgery, 129(1), 263–273. https://doi.org/10.1097/PRS.0b013e3182362b96

Alam, M., Walter, A. J., Geisler, A., Roongpisuthipong, W., Sikorski, G., Tung, R., & Poon, E. (2018). Association of facial exercise with the appearance of aging. JAMA Dermatology, 154(3), 365–367. https://doi.org/10.1001/jamadermatol.2017.5142

Okuda, I., Takeda, M., Taira, M., Kobayashi, T., Inomata, K., & Yoshioka, N. (2022). Objective analysis of the effectiveness of facial massage using breakthrough computed tomographic technology: A preliminary pilot study. Skin Research and Technology, 28(3), 472–479. https://doi.org/10.1111/srt.13152

Lambros, V. (2007). Observations on periorbital and midface aging. Plastic and Reconstructive Surgery, 120(5), 1367–1376. https://doi.org/10.1097/01.prs.0000279897.96534.9a

Van Borsel, J., De Vos, M. C., Bastiaansen, K., Welvaert, J., & Lambert, J. (2014). The effectiveness of facial exercises for facial rejuvenation: A systematic review. Aesthetic Surgery Journal, 34(1), 22–27. https://doi.org/10.1177/1090820X13514583

Hwang, U. J., Kwon, O. Y., Jung, S. H., Ahn, S. H., & Gwak, G. T. (2018). Effect of a facial muscle exercise device on facial rejuvenation. Aesthetic Surgery Journal, 38(5), 463–476. https://doi.org/10.1093/asj/sjx238

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Dr.寺井美佐栄のアバター Dr.寺井美佐栄 ミサクリニック 六本木本院 院長

日本抗加齢医学会認定専門医。日本美容皮膚科学会、日本レーザー医学会、日本産業衛生学会専門医。
複数の大手美容皮膚科で10年以上の院長経験を経て、2022年9月にMiSA Clinic(ミサクリニック)を開業。YouTube等でも発信してきた、メスを使わずに”ナチュラルなキレイ”を引き出す技術には定評があり、ありがたいことに「SNSを見ました!」という方や、紹介・口コミ経由でたくさんのご相談を頂いてきました。皆様と共に、MiSA Clinicスタッフ一同、共に年を重ね、末永くお付き合いできる関係を目指して参ります。

資格
アラガン社ボトックスビスタ認定医
アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

目次