炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)のダウンタイムは何日?ほくろ・イボ除去後の経過と注意点
ドクター美佐栄炭酸ガスレーザー(CO2レーザー)でほくろやイボを除去したあとは、患部が新しい皮膚に置き換わるまで7〜10日程度が一つの目安です。この間は薬や保護テープで傷を保護します。その後も赤みはすぐに消えるとは限らず、1〜2か月程度続くことがあります。大切なのは、傷を早く乾かしたり、かさぶたを無理に取ったりすることではなく、指示された方法で保護しながら摩擦と紫外線を避けることです。
炭酸ガスレーザーのダウンタイムは7〜10日が目安
炭酸ガスレーザーは、皮膚に含まれる水分へ反応するレーザーを使い、ほくろやイボ、稗粒腫、汗管腫、盛り上がったシミなどの組織を蒸散させる治療です。治療した部分は一時的に浅い傷のような状態になるため、皮膚が再生するまで保護が必要です。
施術直後は赤みや軽い出血、ヒリつきが出ることがあります。その後、皮膚の再生が進み、7〜10日ほどで新しい皮膚へ置き換わっていきます。ただし、表面が閉じれば治療跡がすぐ肌色になるわけではありません。新しい皮膚は赤みを帯びやすく、1〜2か月程度は治療部位がピンク色〜赤色に見える場合があります。
ほくろやイボの大きさ、深さ、部位、削る深さによって経過には個人差があります。

施術後1週間は薬とテープで保護する
ミサクリニックでは、ほくろやイボを除去した部分を約1週間、薬や保護テープで保護します。テープを貼ったまま洗顔や入浴ができ、スキンケアやメイクもテープの上から可能です。
テープが途中で剥がれた場合は、患部を清潔にしてから貼り替えます。反対に、まだしっかり貼り付いているテープを何度も剥がして傷を確認する必要はありません。
治療後の傷は「乾かしてかさぶたを作れば早く治る」と考えず、医師から指示された方法で保護することが重要です。
メイクはできる?
患部へ直接ファンデーションなどを塗るのではなく、保護テープの上からメイクします。治療部位以外のメイクは通常通り可能です。
洗顔・入浴はできる?
洗顔や入浴はテープを貼ったまま行えます。ただし、施術当日は長時間の入浴を控えてください。患部をタオルやクレンジングで強くこすらないことも大切です。

当日は飲酒・激しい運動・長時間の入浴を控える
施術当日は、長時間の入浴、激しい運動、飲酒を控えます。血流が大きく増える行動は、赤みや腫れ、出血などを強める可能性があるためです。
翌日以降は傷の状態を確認しながら通常の生活へ戻していきますが、治療部位への摩擦は引き続き避けます。
特別な美容液を増やしたり、患部をマッサージしたりして治癒を早めようとする必要はありません。まずは傷を保護し、余計な刺激を加えないことを優先します。
テープを外したあとは紫外線対策が重要
新しくできた皮膚は、治療前の皮膚より刺激を受けやすい状態です。摩擦や紫外線が加わると、炎症後色素沈着が目立つことがあります。
テープによる保護が終了したあとは、肌状態に合わせて日焼け止めを使用し、長時間屋外で過ごす場合は帽子や日傘も組み合わせます。
赤みが残っているからといって、その部分をスクラブやピーリングで早く整えようとするのは避けてください。赤みが続く期間は個人差が大きいため、時間をかけて落ち着く経過を見ます。
日常の紫外線対策には、ミサクリニック監修のDo skinも使用できます。ただし、傷が閉じる前に使用できる化粧品は状態によって異なるため、施術直後は医師の指示を優先してください。
傷跡や色素沈着は残る?
炭酸ガスレーザーには、凹み、再発、出血、色素沈着、瘢痕化、火傷などのリスクがあります。
特に深いほくろでは、「1回で完全に取り切ること」だけを優先して深く削ると、凹みや傷跡が目立つ可能性があります。反対に浅く治療すれば、色素や組織が残って再発することもあります。
そのため、傷跡をできるだけ目立たせずに治療するには、病変の深さを見ながら削る量を調整することが重要です。深いほくろでは、1回で無理に取り切らず、経過を見て再治療することもあります。実際にミサクリニックの症例でも、根が深いほくろに複数回治療したケースがあります。
炭酸ガスレーザーの仕組みや適応については、ほくろ除去におすすめなのは?炭酸ガスレーザーの仕組みや効果で詳しく解説しています。
すべてのほくろを炭酸ガスレーザーで取るわけではない
見た目がほくろに見えても、必ずしも良性のほくろとは限りません。
短期間で急に大きくなった、形がいびつになった、色が不均一、出血するなど、診断が必要な病変では、美容目的のレーザー除去を先に行わないことがあります。
また、深く大きなほくろでは炭酸ガスレーザーより外科的切除が適する場合もあります。イボ・ホクロのお悩みでも、ほくろはできた時期や場所などを確認し、悪性の疑いがないか診断したうえで治療を選んでいます。

ミサクリニックではこう考えます|取り切ることより、傷跡まで考えて削る
院長寺井美佐栄が炭酸ガスレーザー治療で重視しているのは、ほくろやイボをただ深く削ることではありません。
皮膚の盛り上がりや根の深さを確認し、周囲の正常な皮膚へのダメージをできるだけ抑えながら必要な部分を治療します。深いほくろを1回ですべて取り切ろうとすれば、それだけ凹みや瘢痕のリスクも考える必要があります。
一方で、見た目がシミだと思っていても、実際には脂漏性角化症などの盛り上がった病変で、シミ治療とは異なる方法が適することもあります。
施術名を先に決めるのではなく、まず何ができているのかを診断し、病変の種類・深さ・部位から治療法を決めることが大切です。
動画で見る|炭酸ガスレーザー後のダウンタイム
炭酸ガスレーザーのダウンタイムに関するよくある質問
保護テープは何日貼りますか?
約1週間が目安です。洗顔や入浴はテープを貼ったまま行い、剥がれた場合は患部を清潔にして貼り替えます。赤みはいつ消えますか?
傷自体は7〜10日ほどで新しい皮膚へ置き換わりますが、赤みは1〜2か月程度続くことがあります。部位や治療の深さによって個人差があります。かさぶたは剥がしてもいいですか?
自分で剥がしたり患部を強くこすったりしないでください。傷跡や色素沈着を防ぐためにも、自然な治癒を待ちます。
1回でほくろは完全に取れますか?
浅いものは1回で目立たなくなることがありますが、根が深いほくろは再発や複数回治療が必要になる場合があります。無理に深く削ることが適切とは限りません。
まとめ|7〜10日の傷のケアと、その後の赤みまで考える
炭酸ガスレーザーによるほくろ・イボ除去では、約1週間は薬やテープで患部を保護し、7〜10日ほどで新しい皮膚へ置き換わるのが目安です。その後も赤みは1〜2か月程度続くことがあります。
施術直後だけではなく、テープを外したあとの摩擦・紫外線対策まで含めてダウンタイムと考えることが大切です。
また、深いほくろを1回で無理に取り切ることが、必ずしもきれいな仕上がりにつながるわけではありません。病変の種類と深さを診断し、傷跡や再発まで考えて治療方法を選びます。
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この記事を書いた人

略歴
- 2004年産業医科大学医学部卒業
- 2004年労働者健康福祉機構 東京労災病院
- 2006年東京女子医科大学付属女性生涯健康センター
- 2013年都内美容クリニック
- 2014年上記クリニック院長就任
- 2019年都内美容クリニック院長
- 2022年MiSA Clinic六本木本院開設
所属学会
- 日本抗加齢医学会認定専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 日本レーザー医学会
- 日本産業衛生学会専門医
資格
- アラガン社ボトックスビスタ認定医
- アラガン社ヒアルロン酸注入認定医

略歴
- 2004年産業医科大学医学部卒業
- 2004年労働者健康福祉機構 東京労災病院
- 2006年東京女子医科大学付属女性生涯健康センター
- 2013年都内美容クリニック
- 2014年上記クリニック院長就任
- 2019年都内美容クリニック院長
- 2022年MiSA Clinic六本木本院開設
所属学会
- 日本抗加齢医学会認定専門医
- 日本美容皮膚科学会
- 日本レーザー医学会
- 日本産業衛生学会専門医
資格
- アラガン社ボトックスビスタ認定医
- アラガン社ヒアルロン酸注入認定医
