ハイフ治療の危険性が問題に|消費者庁が警告を発表
今回は、ハイフ(HIFU)治療の危険性と合併症リスクについて解説します。
消費者庁から、過去8年間で135件のハイフによる健康被害が報告されたというニュースが発表されました。
年間にすると、約20件近いトラブルが起きている計算になります。

報告された内容には、
- 神経障害
- 顔に後遺症が残ったケース
- 火傷
など、決して軽視できない合併症が含まれていました。
ハイフは非常に効果の高いたるみ治療である一方、
正しい知識と技術がなければ危険な医療行為になり得るという現実を、
施術者側も受ける側も理解する必要があります。
ハイフ事故が起きた原因① 施術者の知識・技術不足

ハイフ治療では、顔の部位ごとに
- 照射の深さ
- 出力
- 打ってはいけないエリア
を正確に判断する必要があります。
人間の顔には、感覚神経と運動神経が複雑に走っていますが、
神経の位置や深さは部位ごとに異なります。
そのため、
- 浅く打つべき部位
- 深く打つ部位
- 絶対に照射してはいけない部位
を理解していない状態で施術すると、
神経に熱が加わり、神経障害を引き起こすリスクが高まります。
こうした解剖学的知識を十分に学ばず、
安易に施術が行われているケースが問題とされています。

ハイフ事故が起きた原因② 医療レベルの機器をエステで使用
本来、高出力の医療用ハイフ機器は医療機関で使用すべきものです。
しかし今回の報告では、
エステサロンで医療レベルのハイフ機器が使用されていた可能性が指摘されました。
効果が高い機器ほど、
- 神経障害
- 火傷
といったリスクも高くなります。
「安くて効果があるから」という理由で選んだ結果、
取り返しのつかない後遺症につながるケースがあることを
消費者側も知っておく必要があります。
ハイフ事故が起きた原因③ 法規制の不十分さ

ハイフ治療が危険な理由のひとつに、
明確な法規制が整っていない現状があります。
たとえば、アートメイクは現在、
- 医療機関のみ施術可能
- 使用できる薬剤も厳格に規制
されています。

しかしハイフに関しては、
エステでどこまでの機器を使用してよいのか明確な規制がありません。
その結果、
- 知識や技術が不十分な施術者
- リスクを理解していないまま施術
といった危険な状況が生まれています。
安いハイフには理由がある|価格だけで選ばないで
「なぜそのハイフ治療は安いのか?」
この視点は非常に重要です。
価格が安い背景には、
- 医療資格が不要
- 解剖学的研修がない
- 技術指導や管理体制が不十分
といった理由が隠れていることがあります。
安さだけで選んでしまうと、
安全性や効果を犠牲にしてしまう可能性があります。

クリニックならどこでも安全?それも違います
「クリニックなら安心」と思われがちですが、
実はクリニックごと・施術者ごとにレベル差があります。
同じハイフ機器を使っていても、
- 打ち方
- 出力設定
- ショット数
- 顔立ちに合わせた調整
によって、効果も安全性も大きく変わります。
流れ作業のような照射では、
十分な効果が得られないこともあります。
安全で効果的なハイフ治療を受けるために
ハイフ治療を検討する際は、
- 解剖学的知識を持つ医療従事者が施術しているか
- 一人ひとりの骨格や脂肪量に合わせた照射をしているか
- リスクや合併症について十分な説明があるか
これらを必ず確認してください。
一見高く感じる治療でも、
長期的に見れば安全性と満足度の高い選択になることが多いです。
まとめ|ハイフは「知って選ぶ」ことが何より大切
ハイフは、正しく使えば非常に優れたたるみ治療です。
しかし一方で、知識・技術・環境が揃わなければ危険な治療にもなります。
価格だけで選ばず、
安全性・効果・施術者の経験を重視して、
後悔のない治療選択をしていただければと思います。
綺麗になるのを怖がらないで。
ドクターみさえ
