よく聞いてください。「疲れ顔」「たるみ」の原因は皮膚じゃないかもしれません。
朝、鏡を見ると「疲れて見える」…原因は皮膚だけじゃない?
たるみの正体は“骨の縮み”で、解決の鍵はヒアルロン酸
「しっかり寝たはずなのに、朝鏡を見ると疲れて見える」
「夕方になるとさらにひどく見える」
こうした悩みは、女性だけでなく男性にも増えています。
では、この“疲れて見える顔”は、いったい何が原因なのでしょうか。
朝、鏡を見ると疲れて見える。どこが問題?
最近、こんな相談が増えています。
「寝ているのに、朝鏡を見ると疲れて見えるんです」
「夕方に出かけようとして鏡を見ると、もっとひどい」
どこが気になりますか?と伺うと、頬のあたり、目の下〜中顔面あたりが「ホラーっぽい感じ」と表現される方もいます。
たるみ=皮膚の問題…と思いがち。でも本当は「骨」も関係します
多くの方が、
「皮膚がたるんできた」
「顔のお肉が下がってきた」
と感じます。
もちろん皮膚の老化も関係しますが、実はそれだけではありません。
忘れがちなのが “骨”の変化 です。
骨は年齢とともに縮みます。
「おばあちゃんって、顔が小さくないですか?」
昔はもう少し大きかったのに、骨が縮んで小さくなっていく。
こうした変化が、見た目の“疲れ感”につながることがあります。

なぜ骨は縮むの?止められないの?
骨の変化は、年齢とともに進みます。
医学的に言うと、骨を作る力よりも、骨が減っていくスピードが上回ってしまう状態が進行していくため、どうしても縮みやすくなります。
これは残念ながら、基本的に「完全には止められない」変化です。
分かりやすい例:テントの“ポール”が短くなると布がたるむ
イメージしやすい例があります。
テントを想像してください。
布をピンと張るには、ポール(支柱)が必要です。
ポールが長い状態と、短い状態。
どちらがたるみますか?
当然、ポールが短い方が布はたるみやすいですよね。
顔も同じです。
どれだけ皮膚の表面をケアしても、土台(骨)が痩せてしまうと、皮膚はピンと張りにくくなり、重力で下へ落ちやすくなります。

高いクリームでも改善しにくい理由
「高いクリームを塗っているのに、なかなか良くならない」
こう感じる方もいます。
それは、皮膚表面だけを一生懸命ケアしても、土台の変化(骨の縮み)が進むと、根本的な支えが足りないからです。
骨の痩せは、早い方だと 20代後半から少しずつ始まるとも言われます。
骨の縮みは直せない。でも“補強”する方法が1つだけある
「骨の縮みは直せないんですか?」
そう感じたときに大切なのは、“土台を補強する”発想です。
そして、骨の縮みに対して 1つだけ有効な方法があります。
それが ヒアルロン酸注入 です。

ヒアルロン酸=パンパンになる?整形顔になる?それは使い方次第
ヒアルロン酸に対して、
「怖い」
「パンパンの整形顔になりそう」
というイメージを持つ方は多いと思います。
ただし、それは 使い方を間違えた場合に起こりやすいことです。
ポイントは、減った土台を “元の位置に戻す” という考え方。
足りなくなった支えの部分に適切に補充すると、皮膚の落ち方が変わり、結果として「疲れて見える印象」が改善しやすくなります。

例えば「口元のポニョ」も、土台を戻すと上がることがある
口元のもたつき(いわゆる「口元ポニョ」)に悩む方は多いですが、土台側(頬骨〜中顔面の支え)が痩せてくると、皮膚が下に落ちやすくなります。
そこで、頬骨付近など“支えるべき場所”にヒアルロン酸を適切に入れると、皮膚が引き上がったように見えることがあります。
つまり、これは「盛る」ではなく、支えを戻す=修理に近いイメージです。
痛みはどれくらい?実際は「チクっとする程度」
痛みについて不安な方も多いですが、実際は「注射でチクっとする程度」と感じる方が多い印象です。
希望があれば表面麻酔もできますし、注入量によって刺す回数が増えると痛みが重なりやすいため、その場合は麻酔を検討することもあります。
また、施術時に しっかり冷やすことで痛みは軽減しやすくなります。
冷却を丁寧に行うかどうかは、クリニックの方針として差が出やすいポイントでもあります。
どのくらい持つ?「骨の上に乗せる」目的なら1〜2年が目安
「すぐ溶けてなくなるのでは?」
「お金が続くか心配」
という声もあります。
持続は製剤や部位によって変わりますが、骨の上に乗せて支える目的で使うヒアルロン酸は、流れにくい“しっかりした硬さ”のものを選ぶことが多く、目安としては 1年程度、長いと 2年ほど持つ場合もあります。
一方、目元など柔らかさが必要な場所に使うタイプは、あえて柔らかい製剤を選ぶこともあり、その場合は持続が短くなることがあります。

「整形っぽくなる人」はなぜそうなる?
整形っぽく見える原因として多いのは、
- 入れすぎている
- 目的が「支えを戻す」ではなく「膨らませる」方向になっている
- 深さが適切でなく、浅い層に入っている(結果として不自然に見える)
といったケースです。
同じヒアルロン酸でも、「膨らませる注入」と「膨らませない注入」は設計が異なります。
最終的には、医師の設計思想(美学)も影響しやすい治療だからこそ、仕上がりの方向性を相談しながら進めることが大切です。

まとめ:疲れて見える原因は「骨の痩せ」。ヒアルロン酸は“修理”として考える
朝、鏡を見たときの疲れ感。
それは皮膚だけでなく、骨が痩せて土台が弱くなることも大きな要因になり得ます。
骨の縮みそのものを止めるのは難しい一方で、
土台を補う方法として ヒアルロン酸注入は非常に有効な選択肢になります。
「整形」ではなく「元に戻す(修理)」という発想で、
1〜2年に1回のメンテナンスとして取り入れると、続けやすい治療計画を立てやすくなります。
